馬籠・妻籠 旧中山道峠越え

2005/12/02 - 2005/12/02

けんいちの1人旅です。

旧中山道の宿場町である馬籠（まごめ）から県境の峠を越えて妻籠（つまご）まで歩いてみました。江戸時代にタイムスリップしたような風情ある街並みを昔の人が歩いた峠道で結びます。

エリア 中津川(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

急遽休みが取れたので、古い街並みが残る馬籠・妻籠に行ってみることにしました。東海道新幹線で名古屋駅に向かい、中央線に乗り換えて岐阜県の中津川駅に辿り着きました。

中津川駅 駅

駅から路線バスに揺られること30分、馬籠宿に到着です。この4月に越県合併を行い、長野県から岐阜県になった場所です。

馬籠宿 名所・史跡

江戸時代に整備された宿場町の雰囲気をそのまま残しているようです。

石畳の道が800ｍも続き、旅館やお土産屋が並んでいます。

水車が回っています。

12月の平日ということで観光客はほとんどいませんでした。

/

ひととおり歩いて街並みを見て廻ったあと、次の妻籠宿へ向かうバス停を探したところ、なんと12月からはバスが運休になると書いてありました（T-T）どうしよう～・・・

どうしようか悩みながらも、馬籠名物という「栗ふく」というお菓子を食べてみます。その栗ふくを焼いていたお店のおばちゃんに「妻籠に行くバスが無くて困っていて・・・」と話すと、「歩いて旧中山道の馬籠峠を越えていったらどう？お兄さんなら2時間くらいで着くと思うよ」と教えてくれました。

ということで江戸時代の人が歩いた同じ道を行くことにしました。全く予定にありませんでしたが、これはこれで良い経験ではないでしょうか。

最初は舗装された道でしたが、次第に山道になっていきます。

気温は2度程度です。他に歩いている人などいません。遭難したりしませんよね(^-^;

山越えの道を登ります。途中馬籠峠宿を通ります。干し柿が美味しそうです。

/

上りの道を歩くこと40分ほどで、岐阜県と長野県の県境に到着です。ここが馬籠峠です。

ここからは長野県です。峠を越えましたのであとは下るだけです。

馬籠峠 自然・景勝地

本格的な山の中の道になりました。落ち葉を踏みしめながら歩きます。

途中滝が見られました。

女滝

ほぼ山越えが終わると大妻籠に入ります。

大妻籠 名所・史跡

久しぶりに人に出会いましたが、相手は地元の人らしく、こんな時期に峠を越えて歩いているのが不思議だったのか、こちらを怪しげにじろ～っと見られてしまいました(^^;

柿が美味しそうに実ってます。

馬籠宿から2時間弱で妻籠宿に到着です。無事峠越えをすることができました。

馬籠と同様に江戸時代に整備された中山道42番目の宿場町です。

/

寒くなってきたなぁと思っていたら、雪がチラチラ舞い始めました。

妻籠宿 名所・史跡

街並みを見ながら歩いていると、囲炉裏があるお店を発見です。

おやきをいただきます。

ここはお蕎麦が美味しいところですので、蕎麦屋さんに入り手打ちそばをいただきました(^-^)

吉村屋

寒い中の山歩きですっかり体が冷えてしまいました。そこでタクシーの運転手さんのおまかせで南木曽温泉に連れてきてもらいました。

南木曽温泉そば道場 木曽路館 名所・史跡

景色の良い露天風呂で1時間ほど温まりました。

さあ帰ります。南木曽駅から中央線を北上します。

南木曽駅 駅

塩尻駅まで各駅停車でゆっくり向かいます。

塩尻駅 駅

塩尻からはスーパーあずさ号に乗って新宿駅に向かいます。暖かい車内で眠り込んでしまい、気づいたときにはネオン輝く都会に戻ってきていました。

日帰りするには少し無理がある行程ではありましたが、古い街並みを見て、県を越えての山歩きで充実した旅になりました。いつまでも俗化しないで残って欲しいですね(^-^)

新宿駅 駅