おばちゃんたちと行くスロベニア・クロアチア　1. リュブリャナ編

2016/11/24 - 2016/12/02

今年は身内の不幸もあり海外はどこにも行けないままでしたが、一回位は旅行に行きたいなとスロベニアとクロアチアに行くことにしました。
個人では初めて行く国を効率的に回れないし、費用もツアー代金以上にかかるだろうと年末年始休み前に出発する安いツアーを探して申し込みました。
添乗員同行・13回の食事および観光付きで、一人部屋追加代金も安い。
当然安いのには理由があって、冬のオフシーズンであること、またヨーロッパ到着と出発が同じ空港からなので、長距離バス移動（5時間と6時間40分の2回）があります。
スロベニア、クロアチア旅行のベストシーズンは6月から9月で、冬は寒く、日は短かく、曇天続きで雨天の日も多いとあります。
観光施設やレストラン等が営業していないことも多いらしいです。
写真映えはしないかもしれませんが、初めて訪問する東欧だし、街の雰囲気だけでも感じられたらいいかなと気楽な気分で出発したのですが・・・・。

【日程】
11/24(木)　午　後　
　自宅出発、自家用車で成田空港近くのホテルに1泊
11/25(金)　
　14：00　AZ785便で成田からローマへ　[飛行時間12時間50分]
　19：00　ローマ着　
　21：25　AZ1363便でローマ発トリエステへ
　22：35　トリエステ着
　　　　　バスでトリエステからリュブリャナへ[約2時間]
　24：35　リュブリャナのＭホテルに到着

11/26(土)　
　 9：00　リュブリャナ市内観光
　10：30　リュブリャナからザクレブへ[2時間30分]
　13：00　ザグレブ着
　14：00　ザグレブ市内観光
　16：00　ザグレブからプリトヴィッツェへ[3時間]
　19：00　プリトヴィッツェのホテルイエゼロ着

11/27(日)　
　 9：00　プリトヴィッツェ湖群国立公園観光
　13：00　プリトヴィッツェからドブロヴニクへ[7時間]
　　　　　 20：00　ドブロヴニクのホテルコンパス着

11/28(月)　
　 9：00　ドブロヴニク市内観光
　 11：00　自由行動[3時間30分]
　 14：30　ドブロヴニクからスプリットへ[5時間]
　 19：30　スプリットのホテルダルミナ着

11/29(火)　
　 8：30　スプリット市内観光
　 10：00　スプリットからトロギールへ[40分]
　 10：45　トロギール観光
　 13：15　トロギールからオパティアへ[6時間40分]
　 20：00　オパティアのホテルブリストル着

11/30(水)　
　 8：00　オパティアからポストイナへ[1時間30分]
　 10：00　ポストイナ鍾乳洞観光
　 11：30　ポストイナからブレッドへ[1時間30分]
　 14：00　ブレッド湖観光
　 16：00　ブレッドからリュブリャナへ[1時間]
　 17：00　リュブリャナのホテルパーク着

12/1(木)　
　　 7：00　リュブリャナからトリエステへ[2時間]
　　11：15　AZ1358便でトリエステからローマへ[1時間5分]
　 12：20　ローマ着
　　15：00　AZ784便でローマから東京へ[12時間15分]

12/2(金)　
　 11：15　成田空港着


『 1.リュブリャナ編』は自宅出発からプリトヴィツェのホテル到着まで。
リュブリャナはツアー最終日に戻ってきて夜の観光をしますので、こちらは昼間の観光編です。

エリア リュブリャナ(スロベニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

11/24（木）成田に前泊する為、車で出発しましたが、この日は静岡県東部や関東甲信で雪。
東京都心で11月に初雪が降るのは54年ぶりで積雪の確認は1875年の統計開始以降始めてとのこと。
初っぱなから波乱の旅行を予感させます。
一般道で箱根を越えるのは無理そうなので、仕方なく東名高速を使って成田へと向かいました。

いつもの通り東京湾アクアラインを渡ります。

海ほたるで休憩。
海水温より気温が大幅に低い為、「けあらし」が見られました。

風も強く寒い。
この日は成田空港近くのホテルに一泊です。

11/25（金）　集合時間の１１:４０分より一時間ぐらい早く成田空港に到着。
このツアー、参加者はたったの８名。
全員一人参加、しかも私以外の７名は全員おばちゃんという驚愕の構成。
オーストリア旅行の際に、おばちゃん３人にプラターの観覧車へ連れて行けだの、○○を教えろだのと言われて閉口した記憶が甦ります。
添乗員もおばちゃんで、8人のおばちゃんに男１人という四面楚歌、孤立無援の状況で海外へと旅立つこととなりました。
まあ、今更どうにもならないので、修行の旅と覚悟を決めて出発しました。

航空外会社は往復共アリタリア・イタリア航空。
ローマ経由でトリエステ空港まで乗り継ぎ時間も入れると約１６時間もかかります。
アリタリア航空の口コミを見ると、機材古い、サービス悪い、機内食不味いと散々で、出発遅れやロストバゲッジも多いとあります。
まさに修行の旅にはぴったりの航空会社(笑)。

期待？に反し、定刻通り離陸。
いつも通りの窓側で、隣が空席だったのはラッキーでした。

富士山が見えていましたが、機体が古く（ボーイング777）窓の汚れと劣化が酷いので綺麗に写りませんでした。

離陸してすぐにスナック菓子と飲み物（赤ワイン選択）が出ました。

夕食。
世界一まずいイタ飯と口コミで書かれていたイタリアンを食べてみたかったのですが「Finish」とのことで、和食に。イタリアンは帰りの便に期待しよう。
飲み物は見たことのない銘柄のビール。
機内食としてはこんなもんだろうという内容でした。

日も暮れて就寝タイム。
機内では周りの人が気になって眠れません。

モニター画面が壊れていました。
ＣＡに、壊れて使えないと伝えましたが「あら、そう。ごめんなさい」で終わり。
電源も切れないので、明るさを最小にして下に向けるがまぶしい。
口コミで見ていたとおりで、やっと修行の旅らしくなってきました(笑)。
夜食におにぎりとお茶が出ました。

眠れないし、モニターも使えないので、時々窓から外の景色を眺めます。
ほとんど真っ暗ですが、星を見たり街の明かりを見たりして時間をつぶしました。

シンプルな朝食。
パンがもう少しおいしいと良かったのですが。

ローマの空港に予定通り到着。
スロベニアはシェンゲン協定加盟国なので、ここで入国手続き。

改装したばかりなのか、空港内は綺麗でした。

1時間30分ほど空港内をうろうろした後、トリエステ行きの飛行機に搭乗。

イタリアの地方都市トリエステに向け離陸。
こちらも定刻通り。
どうしたんだろう？アリタリア航空らしくない(笑)。

予定通りトリエステ空港に到着。
ロストバゲッジも無く、モニターが壊れていた以外はいたって普通でした。
いい意味で期待？を裏切られました。

乗ってきたエアバス３２０。

バスに乗りイタリアのトリエステからスロベニアのリュブリャナへと向かいます[約2時間]。

途中で雨が降り出しました。

リュブリャナのＭホテルに到着。
市街中心部からは少し離れていますが、深夜到着して寝るだけなので問題なしです。
成田を発ってから既に２０時間位経過しています。

ツインの部屋で綺麗でした。

バスタブがあり、お湯の出も良く快適に過ごせました。
スロベニアは水道水が飲めるのがありがたいです。
日本の水道水より美味しいかも。
午前２時ころ就寝。

朝、６時起床。
今日は、出発が９時と遅いので、近くのチボリ公園まで朝の散歩に出かけました。
朝７時でもまだ暗い。

古い教会？

カフェ。

外壁にいろいろ描かれている家。
装飾なのか落書きなのか。

こちらもカフェのようです。

チボリ公園内にある国立現代史博物館。

広いチボリ公園。

チボリ城。リュブリャナ市内の観光場所の写真パネルが並んでいました。

ユニオンビールという地ビール会社。

壁にハプスブルク家の双頭の鷲、国旗も掲げられていました。
大使館？

ロシア教会かな。

朝から営業しているパン屋。

美味しそうなパンが並びます。
スロベニアの通貨はユーロなので便利。

ホテル近くにスーパーがありましたが、開店準備中でした。

ホテルに戻り朝食。

生野菜や果物が無く、野菜が焼きトマトしか無かったのが残念。。

ツアー参加者が８名しかいないので、バスではなくこのバンで移動です。
最終日までずっとこのバンでの移動でした。

車窓から見えたスロベニア最高裁判所。

車を降りて、市街中心部へと向かいます。

プレシェルノヴ広場のウルバンツ邸。
今はデパート。

プレシェルノヴ広場。
リュブリャナの中心部にある広場。

広場にはスロベニアで最も有名な詩人フランツ・プレシェーレンの像。

フランシスコ会教会。
教会の前には男女の裸のマネキンと受精を表す？イルミネーション。
こんな場所で性教育？大らかな国民性なのでしょうか。

リュブリャニツァ川にかかる三本橋。
かつての木造の橋が1842年に石の橋に架け替えられ、さらにスロベニアの建築家プレチェニクが歩行者用の橋を付け足して1932年に完成。
中央の車道と両脇の歩道が一体となっています。

三本橋から見るリュブリャナ城。

ガイドのマテさん。
おばちゃんたちに「マテさん、ちょっと待て」などといじられていました。
感じの良いガイドさんでした。

肉屋の橋から見る三本橋。

中央市場前の肉屋の橋。

橋の上のブロンズ像。

肉屋の橋には鍵がぎっしりと付けられていました。
オーストリアのザルツブルクでも見られましたがカップルの間で流行っているようです。

川沿いのカフェやレストラン。

三本橋から300ｍ東にある龍の橋。

橋の四隅にはユーリ・ザニノヴィッチがデザインした龍の銅像が立ち、街のシンボル的な存在になっています。

正面から見るとユーモラスに見えますが、横から見ると迫力があります。

中央青果市場前を通りかかります。

美味しそうな柑橘類が売られていました。
果物の種類は豊富で日本より安いようでした。

カラフルな店先。

ミルクの自動販売機。

聖ニコラス大聖堂へと向かいます。

様々な格好のおばちゃんたち。
ちょっと市内観光するだけなのに、なぜこんなに荷物が多いんだろう？

大聖堂の扉の前で説明するガイドのマテさん。
扉の彫刻はローマ法王ヨハネ・パウロ２世が大聖堂を訪問したことを記念してスロベニアの彫刻家ミルサド・ベギッチが制作したもの。

聖ニコラス大聖堂はキリスト教のスロヴェニア布教後１２５０年を記念して建てられました。
大聖堂内に入りましたが、添乗員に写真撮影禁止と言われてこの時は撮影出来ませんでした。
フラッシュ禁止のマークしかなかったのですが、オートモードでフラッシュ焚くおばちゃん対策で禁止にしたのかもしれません。

大聖堂の外壁。

同じく大聖堂の壁面の装飾。

続いて旧市庁舎を観光。

レトロな時計塔のある旧市庁舎とオベリスク。

旧市庁舎も入場します。

旧市庁舎の中庭。
クリスマスツリーが飾ってありました。

リュブリャナの昔の地図。

壁にハプスブルク家の象徴である双頭の鷲。

アーチの模様が綺麗。
奥にはナルシスの噴水が見えます。

市庁舎を出て、三本橋方向にに戻ります。
途中、多くのお面のある通路を通りました。

三本橋に戻り、ここで市内観光は終了。
その後３０分の自由散策。

残念ながら、３０分ではリュブリャナ城に登って観光するのは無理そうです。
城に上るケーブルカーは１０時からの営業で、まだ動いていません。

三本橋から大聖堂へ行って先ほど撮れなかった内部の写真を撮ることにしました。

途中で見たソーセージ屋の看板。

再び、聖ニコラス大聖堂へ。

スロヴェニアの歴史が描かれた大聖堂入口の扉。

大聖堂に入場。
真剣に祈りをささげる人もいて厳粛な雰囲気。
マナーモードで静かに撮影。
実際はすごく暗いので明るく補正。

大聖堂内部はバロック調の豪華な造り。

天井画とパイプオルガン。

ヨーロッパでよく見かけるストリートミュージシャン。
聖ニコラス大聖堂の緑のドームと2つの塔がみえています。

先ほどは通り過ぎただけだった青果市場を見て回ります。

カラフルな果物が並ぶ市場内。

市場内はおじさん、おばさんが多く、やっと見つけたスロベニア美人。
若い女性との久しぶりの会話（笑）。

クリスマスマーケットの屋台は準備中。
夜だけの営業かな。

こちらでもクリスマスマーケットの準備中。

土産物店のショーウインドー。

再びバンに乗り、リュブリャナからクロアチアのザグレブへ向かいます。

冬のヨーロッパらしいどんよりとした曇り空。

車内の様子。左側２列、右側１列で左側は荷物の多いおばちゃんたちが独占。
私は荷物を膝に抱えて縮こまるように右側の一人席にすわる。
狭い車内でお化粧やら、持ち込んだ食べ物やら、その他のにおいが充満。
これまで乗り物酔いなどしたことはないのですが、なにやら少し気持ち悪い。

途中の高速道のパーキングでトイレ休憩。

右の大型バスはトリエステ発ザグレブへ行き。
こういう豪華バスでゆったり移動するツアーを想定していたのですが。
窓の位置が高いので車窓から見える景色も違っていたでしょう。

国境を越え、スロヴェニアからクロアチアへと入国。
ここで、パスポートにスタンプが押されましたが、隣のおばちゃんはスタンプがかすれていて薄いと文句を言っていました。

ザグレブ市内へと入ります。
起亜のprideという名前の5ドアハッチバック。
昔マツダが生産していたフェステバの兄弟車で懐かしい。

ザグレブ郊外の団地。
ここから先はザグレブ観光として旅行記２へと続きます。