2016/11/18 - 2016/11/18
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mas98765さん
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グランドキャニオンのビレッジに行きます。その後、かつてのルート66の宿場町セリグマンに立ち寄ってラスベガスに帰ります。
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13時30分、グランドキャニオンのビレッジにやって来ました。ここで14時30分まで1時間の自由時間です(この写真は後で撮影したものです)。
※周辺の地図
https://www.google.co.jp/maps/@36.0539713,-112.1394761,15.47z -
案内板があります。グランドキャニオンはカラフルな岩の層が、20億年もの歳月の間の環境の変化を示している、といったことが書かれています。「Vishunu Basement Rocks」「Grand Canyon Supergroup Rocks」「Paleozoic Rocks」の3つにグループ分けされるようです。
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ここからの景色です。
案内板によると、手前の岩山や向こう側の部分は「Paleozoic Rocks」で、真ん中の左右に大きく開いた穴のところが「Grand Canyon Supergroup Rocks」で、その穴のところの手前の部分がよく見ると崖になっていて「Vishunu Basement Rocks」が現れているようです。 -
その右側です。
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ビレッジのところには、鉄道の駅があります。本数が少なく、高くて時間もかかるのですが、アメリカ人の間では、列車で来るのも人気だそうです。階段で丘を下りて、13時37分、グランドキャニオン駅まで行ってみました。
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列車が止まっています。
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駅舎と線路。右手は行き止まりで、左手に列車が止まっていました。
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斜めから見た駅舎
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駅舎の説明が書かれています。かつては鉄道の開通によってグランドキャニオンに多くの人がやって来ました。高速道路の開通とともに乗客が減って一旦廃止になたようですが、最近になって新しく駅舎が作られ、鉄道が再開されたようです。
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13時39分、再び階段を上って戻ります。ここに見えているのは、エルトバー(El Tovar)というホテルで、歴代大統領が宿泊している老舗ホテルです。
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13時40分、入口までやって来ました。
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入ってみます。
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ホテルを入ったところの様子。中は暗いです。
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鹿の仲間の頭が
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あちこちにあります。
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入って右の暖炉
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入口方向を眺めたところ
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ここにも鹿がいます。
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13時45分、先ほどの場所に戻り、グランドキャニオンに向かって右側の遊歩道を歩いていきました。グーグルフォトが自動的にパノラマ写真を作ってくれました。下の部分なのであまりいい風景ではありませんが、各写真の位置を把握するのに役立ちました。
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ここから見た風景。一番左側
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その右
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その右
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その下
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右
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その右
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13時47分、浸食のリズムについての案内板がありました。向こう側に山のように突き出た3つの部分について説明しています。一番左の「Shiva Temple」は以前、ノースリムから突き出た半島のような部分でしたが、その後の浸食により、3kmも離れて島のようになりました。これは将来、真ん中の「Isis Temple」のように先が小さくなり、やがて一番右の「Cheops Pyramid」のように小さくなるでしょう、とのことです。
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3つの部分を一枚の写真の中にまとめてみました。
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少しワイドにして見たところ。
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その右側
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13時50分、遊歩道(Rim Trail)の案内板がありました。グランドキャニオンの崖に沿って、各展望ポイントをつなぐ遊歩道が整備されています。
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ほぼ同じところに、このような案内板がありました。ここからヤバパイポイントにかけて「Trail of TIme」というのが整備されています。グランドキャニオンの歴史を感じる仕掛けになっています。
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ちなみにこの辺りからの風景。
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ヤバパイポイント方向に遊歩道を歩いていきます。
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13時52分、案内板がありました。グランドキャニオンで一番古い岩は「Elves Chasm Gneiss」というそうです(Gneissは片麻岩という意味で、ナイスと発音します)。
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このあたりからの風景
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更に遊歩道を歩きます。遊歩道沿いには、岩石のサンプルが古い順に並んでいます。
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Rama schist(17億5500万年前に出来たもの)
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Brahma schist(17億7500万年前に出来たもの)
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Vishunu schist(17億4500万年前に出来たもの)
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13時55分、案内板がありました。グランドキャニオンの一番底のあたりには「Vishunu rocks」があります。17億5000万年から16億6000万年前に形成されました。もともと火山島が並んでいたところが圧縮され、ぶつかって結合して誕生したようです。
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「Vishnu basement rocks」を探してみよう、という案内図が傍らにありました。
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絵と比べてみると、何となくわかります。
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13時57分に通過した岩
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このあたりからの風景
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13時59分の風景
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14時ちょうどの風景
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14時ちょうどの岩
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遊歩道を更に進みます。
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14時03分、このような案内板がありました。「Grand Canyon Supergroup」という層は、まず12億年前位前から、張力により出来た亀裂に堆積物が溜まって出来たもので、その上に別の層が堆積するにつれて7億4千万年前までに傾き、その後、浸食によって表面が平らになって地表に現れたもののようです。
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このあたりにあった11億7千万年前の「Grand Canyon Supergroup Shinumo sandstone」と
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「Supergroup Stromatolite」
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「Hakatai Shale」を見つけよう、という案内板があります。Shaleはシェールガスのシェールで頁岩のことですね。
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同じような構図で眺めます。
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写真の雰囲気を変えてみると、よりくっきりします。
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2つの崖の帯があり、上の崖は先ほどサンプルの岩の写真を撮った「「Shinumo Sandstone」で11億7千万年前の層で、下の崖は11億9千万年前の「Bass Limestone」で、その間に見えるエリアが11億8千万年前の「Hakatai Shale」ですね。
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崖の部分の拡大
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これは遊歩道のすぐ近くの新しい崖。
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14時06分、このような案内板がありました。17億2千万年前、Vishunu Mountainsの下でグランドキャニオンの基礎となる層が形成されましたが、その後の浸食によって削られ、5億年前に海となったことで再び堆積が始まりました。このため、およそ12億年分の層が、まるで本から章がまるごと抜け落ちるようになくなっています。このように上下の層の年代にギャップが生じているところを、地質学的に不整合(unconformities)といいます。
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「不整合を探そう」という小さな案内板があります。
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実際に眺めてみると
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この部分ですね。中央の岩山の手前の崖の部分は黒っぽい「Vishunu basement rocks」(17億年前のもの)ですが、その上に白っぽい層があり、「Tapeats Sandstone」(5億2500万年前以降のもの)です。
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14時08分、ビレッジとヤバパイポイントの中間地点(実際はヤバパイ寄りですが)に到着。行けるところまで行こうと決心。
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このあたりからの眺め
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このあたりのサンプル岩
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先を急ぎます。
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14時09分
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14時11分
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14時12分、このような案内板がありました。堆積岩を調べると、6億3千万年前に生物が爆発的に現れたことがわかります。
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この案内板を見ると、ヤバパイポイントまで、4分の3近くのところまで歩いてきました。
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「Bright Angel Shaleを探そう」という小さな案内板があります。
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実際に眺めてみると、
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このあたりの泥っぽいところのことですね。
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先の方の岩に人がいます。でも、現在14時13分。14時30分までに車に戻らなければなりませんから、もう限界です。泣く泣く大急ぎで戻ります。
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先ほどの中間地点まで戻ったところで14時18分。一生懸命歩いても以外に時間がかかります。
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14時20分、遠くの崖の写真を撮ります。
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14時21分、崖のところに人が立っていたので、再び写真を撮っておきます。
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崖の下の写真も撮ります。おっと、こんなことをしている場合ではないではないか。何をしているんだ。途中まで歩いていましたが、走りだしました。
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14時29分、時間ぎりぎりで、息をきらしながら、最初に車を降りた、エルトバー・ホテルの前まで何とか戻ってきました。正面左に止まっている車かと思って歩いて行ったら、西洋人の人たちが乗っていて別の車でした。わたしたちの車は、右手にちゃんと止まっていました。乗りこんで14時30分に出発。
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鹿がたくさんいました。
この後、ルート66の宿場町としてかつて栄えたセリグマンに寄ってラスベガスに帰ります。グランドキャニオンから180号線、64号線を南下し、インターステート40号に入って西に向かいました。
※この経路をカバーする地図
https://www.google.co.jp/maps/@35.5632629,-112.3509084,9.76z -
15時54分、セリグマンの近くに来たところで、前方に煙が。
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車なのか草地なのか、燃えていました。
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16時05分、66号線に入ってすぐのところにあるセリグマンに到着。16時30分までの25分間、ここで自由時間。
※周辺の地図
https://www.google.co.jp/maps/@35.321095,-112.8930968,13z -
ここの床屋さんが有名らしいです。
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外見
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左側
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前に止まっているトラック
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通りの様子
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隣の方のバーガー屋
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その手前にとまっている車
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その右側
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奥に止まっている車
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暇なので戻ります。床屋さんとバーガー屋さんの間にも、このような食べ物屋さんがあります。
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再び床屋さんの前のあたりの車
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床屋さんの中
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今は、いろいろなルート66グッズを売っています。
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再び外に出て、バーガー屋さんの手前を右に曲がると鉄道があって、
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貨物列車が通りすぎました。
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再び前の道路の様子
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ホテル
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再び道路
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家を牽引している車があります。
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再び床屋さんの前に来て、歩道に描かれたルート66のマーク。当時のアメリカのルート66関連の歴史に興味がある人にはいい場所でしょうが、興味がない人には暇ですね。
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そこへ16時27分、1台の消防車がサイレンを鳴らして通りすぎました。先ほどの火事の現場に向かうのでしょうか(駆けつけるのがちょっと遅い気もしますが)。のどかな町にとっては一大イベントです。
16時30分に出発。66号線を通っていたのでは遅くなってしまいますのでインターステート40に戻って西に進み、キングマンから93号線に入ってラスベガスに戻ります。
※この経路をカバーする地図
https://www.google.co.jp/maps/@35.7154873,-113.7238691,9.05z -
17時30分、キングマンのガソリンスタンドで10分間の給油休憩。
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最後の休憩タイムです。
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ガソリンスタンドを出発してすぐの17時40分、ネバダ州に入りました。時計を再び、太平洋標準時(日本との時差-17時間)に戻します(実際は手元が暗いので後で戻しました)。携帯の時計は自動で切り替わります。18時頃、前方にラスベガスの明かりが見えてきました。ラスベガスでは、各自の集合ホテルに順番に送ってもらえます。出かけた時もそうでしたが、わたしの泊まっていたルクソールが最初です。18時20分、予定通りルクソールに無事到着。ガイドさんも参加者の皆さんも、お世話になりました。
この旅行記の索引はこちら
http://www2.hp-ez.com/hp/travelmasa/page21
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