2016/11/21 - 2016/11/21
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ペコちゃんさん
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昨年秋からネットで話題を呼び、人気に拍車がかかった千葉県君津市にある「濃溝の滝」はアクアラインで行くと、都心から1時間ほどというアクセスの良さで人気に拍車がかかり、リピーターも多いそうです。
一度は行ってみたいと思い、日帰りバスツアーに参加しました。
ツアーのタイトルは『絶景4景巡り! 濃溝の滝と養老渓谷 東京ドイツ村イルミネーション』・・・もう一つの絶景は「海ほたる」ということでした。
紅葉のこの時期、土日は混雑すると思い、平日の川越発にしたのですが、何と川越発だけでも7台のバス・・・横浜などのツアー客を入れると、〇○ツーリズムだけで七百名という過熱ぶり!
この人気には恐れ入りましたが、それだけ行ってみる価値がある話題の秘境、ということでしょう。
写真は、柔らかな光が差し込んで神秘的な「亀岩の洞窟」と「濃溝の滝」。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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バスは、9時40分に川越を出発。
関越・川越ICから外環を走っていると、美女木JCTの手前で ” ここは埼玉県が、2020東京五輪のボート・カヌー会場として提案した彩湖です ” と添乗員さんが説明。
彩湖は荒川の水位調節のために作られた人口の湖で、戸田ボートコースの目と鼻の先というロケーションですが、不採用になり埼玉県民としてはガッカリです。 -
渋滞する朝の首都高を抜けて、1997年に開通した東京湾アクアラインへ。
川崎~海ほたる迄の9.6kmが東京湾アクアトンネル、木更津側の4.4km区間がアクアブリッジと呼ばれる橋です。
東京湾アクアトンネルは、山手トンネル・関越トンネル・飛騨トンネルに次ぐ日本第4位の長さで、羽田空港に近いせいか、トンネル入口は飛行機の尾翼の形をしています。 -
「海ほたる」はトンネルと橋梁を繋ぐ人工島のパーキングエリアで、幅が100m、長さが650mの5階建てです。
1~3階は駐車場、4階がショッピングフロア、5階はレストランフロア。 -
エレベータで5階へ・・・アクアブリッジの先には、木更津の街が。
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これは、5階から見た4階の「幸せの鐘」。
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5階の展望デッキには、様々な形のオブジェがあり、記念写真にピッタリ。
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こちらは川崎側・・・曇り空のため、川崎人工島にある「風の塔」も霞んでいます。
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5階にある、子ども達にも人気の「くまさんのカステラ」の店・・・くまさんもクリスマスモード。
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4階もクリスマスモード。
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これも可愛い。
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無料の足湯・・・眼下の大海原を眺めながら、ホッと一息したいところです。
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東京湾アクアラインの通行料金は、森田県知事のおかげで、ETC普通車が800円、バス・トラックが2,200円。
駐車台数は、1階の大型用が93台、小型用は414台で川崎側からは3階、木更津側からは2階を利用します。
バスに戻ったら、添乗員さんが4階の人気店「ぽるとがるCafe」のメロンパンを皆さんにプレゼント。 -
君津インターチェンジを下りて直ぐの所にある「房総 四季の蔵」に立ち寄り。
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今年6月にオープンした温泉があります。
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地下150mから汲み上げた冷鉱泉の成分を含んだ天然水を使った「足湯」。
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土産処「旬彩」は、千葉県産の旬の農産物や海産物、お土産などを販売しています。
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添乗員さんお薦めのハムカツや大判コロッケを食べてみました・・・味は、マアマアかな。
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雰囲気のある、カフェ&ダイニング「Bloom Cafe」。
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バスの中で配られた「四季の蔵」のお寿司で昼食・・・美味しかったですよ。
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バスは、千葉の山間を走り、13時過ぎに房総半島のほぼ中央、鴨川市との市境に近い君津市の清水渓流公園に到着・・・ここに「濃溝の滝」があります。
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標高約300mの緩やかな山地にある清水渓流広場は、平成12年に造られた片倉ダムの上流、笹川の渓流沿いにある自然公園・・・濃溝の滝はここの南端にあります。
清水渓流広場は、内部を周遊する遊歩道が整備されていて、駐車場のある入口から一周すると約15分。 -
「濃溝の滝」の紹介記事(産経新聞:平成28年1月22日)。
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紅葉の時期なので、駐車場は満杯・・・バスはお客さんを降ろして、別の場所で待機します。
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駐車場に面したお土産屋と、奥の建物は「濃溝温泉 千寿の湯」・・・天然温泉の千寿の湯は源泉かけ流し。
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トイレは、ご覧の通り長蛇の列。
ここから滝までは、451歩。 -
あと400歩。
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東屋が見えてきました。
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この鐘は、平成23年に君津商工会議所会頭が寄贈したもので、君津市長が 幸運の鐘」と命名しました。
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幸運の鐘の所から川に下っていきます。
もう目の前に亀岩洞窟と濃溝の滝が・・・亀岩洞窟ということで、手すりの上に亀の置物も! -
階段から滝が少し見えてきました。
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木々と苔に覆われた緑の壁に、ぽっかりと空いた洞窟・・・それを抜ける清流が、段々の岩を流れ落ちています。
” まるでスタジオジブリの世界 ” として広まった風景です。 -
” 自然の神秘! ” と言いたいところですが、洞窟は約350年前の江戸時代前期に川廻しのために掘られたもの・・・川廻しとは、蛇行している河川の上流・下流の近接する所をトンネルや切り通しでつなぎ、それによって干上がった土地や河床を農地に利用するというもので、江戸期に盛んに行なわれていました。
洞窟の高さは15mほどで、洞窟を流れる滝に亀に似た岩があることが平成17年に確認され、「亀岩の洞窟」と名付けられました。 -
洞窟の前後は高低差があって、それが洞窟内で小さな滝となり、「濃溝の滝」と呼ばれるようになりました。
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柔らかな光が滝に差し込んで、本当に神秘的・・・
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特に観光客に人気なのは、洞窟の穴から朝日が差し込み、このようにハートの形に見える光景ですが、いつでも見れるわけではありません。
ハートが現れる時期は、3月と9月の早朝から午前中の時間帯で、太陽の角度の関係で、洞窟に光が差し込むとハートが出来るそうです。
特に、彼岸を過ぎた頃の午前6:30~7:30が一番見えやすいようで、この時季に、もう一度来てみたくなりました。(写真はHPより) -
あまり広くない写真スポットは、大勢の人が順番待ち。
河原の岩盤は滑りやすいので、要、注意。 -
清水渓流公園を周遊する遊歩道の東側は、川底のように低い位置にあり、木道が整備されています。
この遊歩道は、江戸時代に川廻しを行う前は、笹川の旧流路だった場所の一部。 -
紅葉もかなり見頃を迎えています。
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そして何と、初夏にはホタルが飛び交うそうです・・・それだけこの場所の水や環境は澄んで綺麗なんですね。
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紅葉を見ながら、再び駐車場へ。
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駐車場から下を覗くと、笹川が流れています。
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11月下旬には、辺り一面が真っ赤になるのでしょう。
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濃溝の滝を楽しんだ後は、ここから40分ほどバスに乗り、大多喜町にある紅葉名所の「養老渓谷」に向かいます。
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養老川上流の養老渓谷は、ハイキングのメッカ・・・数あるコースの中でも、栗又の滝への4キロのコースが紅葉狩りハイクに最適だとか。
でも、私達は日帰りバスツアーなので、中瀬遊歩道からの紅葉鑑賞です。 -
養老渓谷温泉街の駐車場にバスを止め、「二階建てトンネル」を通って遊歩道に向かいます。
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「二階建てトンネル」こと共栄・向山トンネル・・・もともとは素掘りで掘られたトンネルでしたが、その先で接続する道路との利便性をよくするため、昭和45年に掘り直しが行われ、道路を深く掘削して元の出口の先に新たな下の出口を造りました。
二階建てトンネルの全長は110mで、東側からの92mが向山トンネル、西側の出口までの23mが共栄トンネル・・・2つの名をもつ非常に珍しいトンネルです。 -
右上にある大きな穴は防空壕で、トンネル内に複数あります・・・戦時中はトンネルが今の様に2階建てではなかった為、防空壕も旧トンネルの高さに応じて作られています。
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トンネルの途中で、突如、頭上に現れるポッカリ空いた天井・・・ここが当初の出口でした。
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トンネルを出ると、養老川。
共栄橋を渡り、遊歩道に下って行きます。 -
養老渓谷には、モミジ・カエデ・ウルシ・ナラなど紅葉する樹木が沢山あります。
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色づき始めるのは11月中旬頃から。
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11月下旬に見頃を迎え、12月上旬頃まで紅葉を楽しめます。
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養老川を渡り、振り返ってみると、橋を渡るのも順番待ち。
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中瀬遊歩道随一の景観スポット「弘文洞跡」・・・壬申の乱で敗れた39代・弘文天皇(648年~672年)の正妃・十市姫(とおちのひめ)が祀られた筒森神社が近くにあることから「弘文洞」と呼ばれていました。
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ここは約140前に耕地開拓のため、蕪來川の川廻しで作られた隊道跡で、以前は隧道の上部がつながって道が通っていました・・・隊道は昭和54年に崩壊しましたが、現在の姿となった今も、独特の風景を作り出しています。
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養老川の川底は、千枚田のような独特の形をした岩盤になっています。
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2つ目の橋を渡り、紅葉を楽しみながら進みます。
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11月下旬から12月上旬には、17時頃から21時半までライトアップされ、幻想的な世界が広がります。
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ライトアップの場所は、ここ中瀬遊歩道の他、粟又の滝と老川十字路。
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3つ目の渡り橋。
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中瀬遊歩道の先にある赤い橋は「観音橋」。
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観音橋は養老川にかかる2連の太鼓橋・・・ここを渡って出世観音に行きます。
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石段を登って出世観音へ。
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出世観音(立國寺)は、1180年に源頼朝が小田原での石橋山の戦いで敗れた際、船で安房の国・養老まで逃れてきて、この場所で再起を誓い、持参した観音像を奉り必勝祈願をしたことに因むものです。
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その後、頼朝は下総から関東に打って出て天下を平定したので、ここに奉られている観音様を出世観音と命名したのだそうです。
観音様の前で手を合わせ、心を清め、願い事を唱えると、開運招福・厄除祈願・商売繁盛・安全祈願・心願成就など様々なご利益があるとか。 -
立國寺の本殿。
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境内はイチョウの落ち葉で黄金色に。
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ツアーの最後は、2001年に開園した袖ヶ浦市にあるテーマパーク「東京ドイツ村」・・・広大な敷地には、ゆったり遊べる芝生広場や家族で遊べる遊戯施設があります。
11~3月は、壮大な「冬のイルミネーション」が人気。 -
イルミネーションに輝くマルクトプラッツから入場。
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今年のイルミネーションのテーマは「大冒険」・・・ハウステンボスの1,300万球には及びませんが、約250万個のLEDや電球が光の世界を演出しています。
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東京ドイツ村は「足利フラワーパーク」「江の島 湘南の宝石」と共に、冬の関東三大イルミネーションに認定されています。
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突然、シャボン玉が次々に舞い上がります・・・いくつか突っついて割ってみました(笑)。
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シャボン玉の演出が、とても幻想的!
この後も何分かおきに、音楽と共に煙が入ったシャボン玉が舞い上がっていました。 -
光のトンネルをくぐって、時計回りに園内を一周します。
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カラフルな配色。
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光の海。
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小さなおうちが並んでいて、子供達が中に入っていました。
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目がチカチカします。
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これは落ち着いた優雅なイルミネーション。
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キノコが可愛い。
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フラミンゴや白鳥もいます。
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途中には、ドイツ村にも拘らずラーメン屋台村が・・・寒い夜にはこれが一番?
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全長70mにも及ぶ虹のトンネル・・・ファンタスティックな世界です。
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光の川が目を引きます。
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広い園内を一望できる観覧車。
ハウステンボスやなばなの里のイルミネーションを見たことのある私達には、多少物足りなさを感じましたが、美しい光の競演が楽しめました。 -
帰りに、再び海ほたるに立ち寄り・・・昼間と違い、クリスマスモードの照明が綺麗。
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帆を模したオブジェも美しくライトアップされています。
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暗い海の中に、高速道路の人工的な灯りが輝く様子は、映画のワンシーンのよう。
これまで千葉の旅行といえば、南房総や外房総が中心でしたが、内房総や中房総にも見どころが沢山あり、秋の千葉を楽しめた一日でした。
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