イタリア。スイス。フランスの旅４ リオマッジョレの落日

2014/06/07 - 2014/06/08

ジェノバから海岸沿いにチンクエテッレへ。そのうちのリオマッジョレで一泊、すばらしい地中海の夕陽をみました。

イタリア、スイス、フランスの列車旅です。

エリア チンクエ・テッレ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ジェノバ駅を出発。やがて右手にリグリア海が見えてきました。

ジェノバ ブリニョーレ駅 駅

チンクエテッレとは「5つの土地」。モンテロッソからリオ・マッジョーレまでの5つの村々の総称とのこと。世界遺産です。

４つの村を通過し、リオマジョーレ駅に到着。約２時間の普通列車でした。

リオマッジョーレ駅 駅

駅は狭い狭い谷の中で、前後はトンネルになってしまいます。

村の中心はこの方向と、トンネルの入り口を指しています。

このトンエルを抜けると、・・

駅のある隣の谷に村の中心があり、両側には家並みがせっまってきます。

エージェントにより滞在するコテージの鍵と所在地の載った地図を受け取り、坂を上っていきました。

きつい坂を上る尾根に出て、やや平らなところに教会がありました。

サン ジョヴァンニ バッティスタ教会 寺院・教会

谷の奥にズーと村が伸びています。

急峻な中腹までも建物が建っています。

そして海はこんな感じで真っ青。

コテージの入り口です。

少し降りるとコテージがありました。

鍵を開け中にはいると屋根裏のような広い部屋でした。

窓からはリグニア、地中海がよく見えます。

急峻な山はブドウ畑。

良い眺めだ。

見ていて飽きません。

村を歩きます。海岸は地層、岩石の観察に最適。

「愛の小道」は、世界遺産チンクエテッレのRiomaggiore- Manarola間をつなぐ海岸動でしたが、落石危険のため閉鎖中でした。非常に残念。私にとっては、地質の観察道でしたのに。

愛の小道 散歩・街歩き

「ジェノヴァの地質学者グループ6人は、250日間、モニターで監視をして調べ上げた結果、愛の小道のかなり上方部に問題があるのだと指摘をした。
13ヘクタールにも及ぶこの丘は、少しずつ少しずつ、崩れ始めていて、3～4ｍほどの石組が見つかったものの、完全に崩壊し、植物や木などで覆われてしまっている酷い状況で、農民たちが、辿りついていたこの場所には、今は最早ロープをつたって辿り着くしかない程である」
というこだそうです。それでも行きたかったなー。

どこでもそうですが、錠ばかり。

それでは海岸縁のレストランでビールでも飲んでゆっくりするか。

揚げ物が旨かった。

チンクエテッレの街並みはこんな感じでしょう。

中生代の砂岩層です。

地層が直立しています。日本と同じように付加体堆積物なのでしょう。

奇岩といいますが、直立か逆転した地層です。

下の地層は水平、その上位の地層からめくり上がって直になっています。

海岸線はリアス式で急峻な山地が直接海に没しています。

部屋からワインを飲みながら、夕刻の海を眺めています。

次第に陽は山の端にかかり、海の色山の色が少しずつ変わります。

陽は海に没したようです。すばらしい落日です。

烏カーで夜が明け、陽は山を照らし始めました。

山の峰峰にも陽が当たり始めました。

駅へと下る道すがら、コテージを見上げると、ずいぶんと高低差があるものですね。

再び名残惜しい小道の前で一枚。

下を見れば垂直の岩壁。

しかし、落石が無くとも高所恐怖症には危ない道だったのかも知れません。

これからピサに向け乗車します。

面白いリオマジョッレでした。