2016/10/14 - 2016/10/16
115位(同エリア452件中)
naoさん
JR秋の乗り放題パスを使って広島と岡山を訪れました。
旅の行程
10月14日 山陽道 神辺宿、鞆の浦
10月15日 備中高梁、備前福岡
10月16日 津山、美作勝山
広島県福山市の南の端に、小さな港町、鞆があります。
かつて鞆ノ浦と呼ばれたこの港町は、大阪と下関を結ぶ瀬戸内海の中心地点に位置し、古くから風光明媚な潮待や風待の良港として知られていました。
また、「鞆を制する者は、瀬戸内海を制す」と言われたように、戦略的な要衝でもあった鞆ノ浦は、室町時代後半に中国地方を制覇した毛利氏もその戦略性を重要視し、鞆城を築きます。
関ヶ原の戦いの後、安芸、備後の領主として福山に入部した福島正則による、三重の天守閣を有する鞆城の再築や、正則の改易後に福山城主となった水野勝成による鞆町奉行所の設置など、城下町的な色合いを濃くしていました。
しかし、北前船の西廻り航路の整備以後は次第に港町としての性格が強まり、北前船など諸国の回船や、参勤交代の西国大名、オランダ使節、琉球使節なども寄港するようになった鞆ノ浦は、瀬戸内海の要港として商業的に著しく発展することになります。
港に沿って広がる町並みには、鞆の浦の代名詞ともいえる常夜灯をはじめ、今も白壁の土蔵や黒漆喰塗に虫籠窓や格子などをしつらえた町家が軒を連ね、風情ある光景が続いています。
平成27年1月に放送が始まったTBSテレビ日曜劇場のドラマ「流星ワゴン」は、ここ鞆の浦が西島秀俊さん演じる主人公の故郷という設定でロケが行われ、鞆の浦の美しい風景も名脇役として、物語の進行に一役かっています。
なお、常態化していた周辺地域の交通渋滞を解消するため、広島県が鞆の浦の埋め立て・架橋計画を提案したことをきっかけに、地元を二分する大議論が巻き起こっていましたが、2012年に広島県が架橋計画撤回の意向を表明したのを受け、平成28年2月、広島高裁において反対派住民らが訴えを取り下げたことで訴訟が終結、広島県は正式に架橋計画を断念し、埋め立ての免許交付申請の取り下げを決定しました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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瀬戸内海に面した小さな港町、鞆ノ浦にやって来ました。
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文政7年(1824年)に、かつての大可島に造られた波止場です。
元々、東側の大可島、西側の明神岬、南側の玉津島に囲まれ、潮待や風待の天然の良港だった鞆ノ浦ですが、大可島を陸続きにしたことによる港への土砂の堆積や、台風時の漁船の防御のため、江戸時代に幾度となく波止場が造営されました。 -
波止場から見た鞆港です。
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船を係留する船繋石。
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この石段は文化8年(1811年)に造られた「浜の大雁木」で、常夜燈とともに鞆の浦の代表的な景観の一つになっています。
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「雁木」とは、潮の干満に関らず船を接岸して荷揚げ作業ができる石階段のことです。
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「雁木」に設けられた船繋石。
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では、港はこれ位にして、町歩きを始めます。
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1階の下屋を本瓦葺にした町家。
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和風建物の一部に洋風のしつらえを無理矢理食い込ませるように改修された町家。
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こちらは「龍馬談判の町家」と呼ばれる「魚屋萬蔵宅」です。
「魚屋萬蔵宅」は、慶応3年(1867年)、坂本龍馬率いる海援隊の「いろは丸」と、紀州藩の「明光丸」が瀬戸内海で衝突し、鞆の浦へ曳航される途中に「いろは丸」が沈没した「いろは丸事件」により、龍馬と紀州藩の談判の場として使われたそうです。
この事件をきっかけに、龍馬と海援隊の名が世間に知れ渡ることになります。 -
「龍馬談判の町家」横の脇道へ入ると、この猫ちゃんが待っていてくれました。
私に向ける目線は精悍そのもので、野性の一端を垣間見た気がしました。
猫って、かわいいだけじゃないんですね・・・。 -
階段に沿って上る町並み。
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風情ある町家が軒を連ねる町並み。
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外格子が効果的に配されています。
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格子が特徴の町家。
いろんな手法の格子がしつらえられています。 -
「龍馬談判の町家」の前の広い通りに戻ろうとすると、かわいい猫ちゃんとすれ違いました。
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車の下から、物憂げな目で私を見つめるかわいい猫ちゃん。
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脇道を引き返して、「龍馬談判の町家」へ戻って来ました。
現在、「龍馬談判の町家」は江戸時代の町家のたたずまいを活かした旅館を営んでおられます。 -
「鞆の津の商家」と呼ばれる町家の手前にある脇道も面白そうなので入ってみます。
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この脇道には石畳が延びています。
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浅黄色と呼ぶにしては、少し濃いめの黄色が使われている町家。
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軒先が触れ合わんばかりの町並みの先には、「福禅寺」があります。
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「福禅寺」は、平安時代の天歴年間(947年~957年)に天台宗の「観音堂」として建立されたもので、後の寛永15年(1638年)に真言宗大覚寺の末寺に指定された際、「観音堂」から「福禅寺」に寺号が改められたんだそうです。
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本堂に続く「対潮楼」は、座敷からの眺めが素晴らしく、鞆の浦第一の景勝地として昔から愛され続けています。
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本堂の前の手水鉢。
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では、今来た脇道を戻ります。
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「鞆の津の商家」と呼ばれる町家です。
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「鞆の津の商家」は江戸時代末期に建てられたもので、通り庭に面して、店の間、中の間、奥の間が一列に並ぶ間取りは、典型的な鞆の町家の様式を留めているといわれています。
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江戸時代以来、鞆の浦で作られている「保命酒」は、十三種類の漢方薬、麹米、もち米、焼酎を漬け込んだ薬味酒(和製リキュール)で、「瀬戸内の養命酒」とも呼ばれる鞆の浦の名産品です。
約350年前の万治2年(1659年)にまでさかのぼる「保命酒」の起源は、大阪で漢方医をしていた中村吉兵衞によって生み出されたもので、現在鞆の浦には、その伝統を受け継いで「保命酒」の醸造、販売を行っている酒蔵が4軒あります。 -
こちらはその内の一軒、「入江豊三郎本店」さんのお店です。
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妻面に杉板を張った土蔵。
杉板は化粧のために張られたようで、杉板の内側には漆喰塗の壁が隠れています。 -
こちらは、江戸時代から問屋を商い、明治時代には保命酒屋として財を成した森田商店さんです。
現在は、江戸時代の屋号をそのまま使って鯛味噌の専門店を営んでおられます。 -
こちらは「入江豊三郎本店」の本家です。
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こちらは、「いろは丸事件」の際の龍馬の宿舎に充てられた「桝屋清右衛門宅」です。
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当時、すでに幕府から命を狙われていた龍馬は、「才谷梅太郎」という偽名で「桝屋清右衛門宅」に投宿していたそうです。
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カラフルでモダンなファブリックを使った暖簾。
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海を隔てた向かいにある弁天島に鎮座する弁財天福寿堂です。
では、町並みへ戻ります。 -
こちらは昭和13年(1938年)に建てられた元鞆信用金庫本店で、現在は「しまなみ銀行鞆支店」として使われています。
ちなみに、この建物はドラマ「流星ワゴン」の中で「福山銀行」として登場しています。 -
瓜型の虫籠窓の下に、亀甲状のナマコ壁のように見せかけた白漆喰の装飾を施している町家。
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こちらは先ほどの鯛味噌の専門店、森田商店さんです。
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県道47号線の町並みです。
不謹慎ではありますが、広島県が交通渋滞解消のため鞆の浦の埋め立てや架橋を計画するのもやむを得ないのでは、と思わせられるほど、この狭い道路を頻繁に車が行き交っていました。 -
ガラス戸にお向かいの格子を写す町家。
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こちらは、江戸時代の船宿を再生した「平野屋資料館」です。
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資料館には、かつての建物に使われていた吊燈籠や・・・
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庵看板が復元されています。
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また、館内には当時使用していた調度品や道具類が展示されています。
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こちらは、1階がお土産物と軽食の茶屋、また、2階でカフェを営むお店です。
いかにも鞆の浦といった店名から判るように、江戸時代に手漕ぎ船の櫓を造っていた町家を再生したものだそうです。 -
造り酒屋の前掛けを暖簾にアレンジした酒屋さん。
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玄関開口部の両脇を支える柱の、何と太いこと!
大黒柱に使ってもおかしくないような太さです。 -
この辺りにはベンガラ塗の町家が続いています。
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板戸にポスターが沢山張られたこの町家は空家のようです。
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こちらは創業300年を超える舩具用品専門店さん。
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こちらは「松右衛門帆」と呼ばれる帆布を使ったバッグを中心に、いろんな雑貨を扱うお店です。
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江戸時代の船の帆は、薄い木綿布を数枚重ねた破れやすいものが主流でしたが、播磨国の工楽松右衛門が、播州産の太い木綿糸を使って高品質でより耐久性の高い「松右衛門帆」を開発しました。
軽くて耐久性にすぐれた「松右衛門帆」はすぐに評判となり、瞬く間に全国に普及し、当時の海運業を下支えすることになりました。 -
こちらは港にあがった新鮮な魚を使った料理屋さん。
珍しい店名は、日本三大火祭りのひとつである、沼名前神社の「お手火神事」にちなんだものだそうです。 -
虫籠窓のある町家。
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県道47号線の東側の町並みです。
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風情あふれる町家の前で県道47号線を外れて・・・
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この脇道を進むと、鞆の浦の代名詞ともいえる常夜燈に通じています。
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油問屋を営んでいた町家を活用したカフェは、ガラス板に手書きしたような行燈でお客さんを迎えています。
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こちらは、築後150年を経た町家を改装した和風カフェです。
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入口に掛けられた藍染絣の暖簾に、そこはかとした懐かしさを感じます。
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路地から眺めた、思いがけない瞬間。
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土蔵を改装した店舗横の路地から見た・・・
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和風カフェ。
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和風カフェから先の、常夜燈へ向かう町並みです。
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和風カフェの斜め向かいにあるのは、鞆の浦で「保命酒」を作っている4軒の酒蔵の一つ、「鞆酒造」さんのお店です。
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ナマコ壁を身にまとった土蔵の先には・・・
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太田家住宅の格式高い玄関があります。
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瀬戸内海を代表する豪商の佇まいを今に伝える太田家住宅は、元々は万治2年(1659年)に「保命酒」を生み出した中村吉兵衞の流れを汲む「旧保命酒屋」の建物だったもので、明治時代に入って、廻船業を営んでいた太田家に継承されたんだそうです。
この主屋とともに、保命酒蔵がほぼ完全な形で保存されており、当時の造り酒屋の構えを知るうえで貴重なものだと言われています。
ちなみに、先ほどの「鞆酒造」さんのお店は太田家住宅の一部を改装したものです。 -
太田家住宅を過ぎると「パッ」と視界が開け、常夜燈がお出ましです。
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常夜燈は後ほどじっくり楽しむとして・・・
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町歩きを続けます。
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郵便ポストのある波止場。
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こちらは「大蔵」と呼ばれる江戸時代の土蔵を利用して、鞆の沖に沈んでいる「いろは丸」の足跡をたどるために作られた「いろは丸展示館」です。
1階には、船体調査の際に引き上げられた物品や、沈没状況を再現したジオラマなどが展示され、また、2階には「才谷梅太郎」という偽名で「桝屋清右衛門宅」に投宿していた時の「龍馬の隠れ部屋」がそっくり再現されています。 -
太田家住宅まで引き返して、西側の町並みを歩きます。
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鞆交番横の路地に入ると、常夜燈が塀越しにちょこんと頭を出しています。
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西側から見た常夜燈。
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町並みの先に、「保命酒」の工場が見えてきました。
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こちらは、先ほどお店を見かけた「鞆酒造」さんです。
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「鞆酒造」さんの前の路地を入ると、常夜燈と青鷺のツーショットに出会いました。
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見えていた「保命酒」の工場は「岡本亀太郎本店」のようです。
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その工場と「鞆酒造」さんとの間の脇道を入ると・・・
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「岡本亀太郎本店」のお店がありました。
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「岡本亀太郎本店」の重厚な店構え。
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この入口は、明治初めの火災で焼失した建物を復旧するため、かつての福山城の長屋門を譲り受けて移築したものだそうで、威風堂々、貫禄十分です。
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町家を使ったスペインバル。
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見事なベンガラ格子の町家。
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2階の窓枠を銅板で覆った町家。
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では、西側の町並みはこれくらいにして、ここで引き返します。
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太田家住宅まで戻って来ました。
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ほぼ完全な形で保存されている太田家住宅の保命酒蔵の路地へ入ってみます。
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ナマコ壁のアクセントになっている「四つ目小憎」!
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太田家住宅の保命酒蔵には、趣き一杯の船板塀が使われています。
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水の上を航行している間に腐った船板は・・・
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人間の手で作るのは不可能な、趣きのある景色をいとも簡単に生み出します。
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この虫食いがもたらす景色は、「神が作りたもうた」としか言いようがない造形美を見せています。
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太田家住宅の保命酒蔵群を北に抜けると・・・
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県道47号線に出ます。
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この石垣は、鞆城三の丸に使われていたもので、この建物の工事の際に発掘され、ここに移設したものだそうです。
では、再び常夜燈へ向かいます。 -
県道47号線から、またまた太田家住宅の保命酒蔵のある辺りまで戻って来ました。
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この保命酒蔵にも船板塀が使われています。
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金具の錆が付着した船板塀が、味わいのある景色を見せています。
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船板塀が腐って使えない部分は最低限切り欠いて、違う板をはめ込んでいます。
これを修繕した大工さんは何の意図もなく仕事をこなしただけなんでしょうが、無作為の中からこんなに見事な景色が生まれました。 -
このお店の前に来て、ここは広島県だったことを思い出しました。
「広島カープ、25年ぶりの優勝おめでとうございま~す!」 -
こちらは太田家住宅の別邸、「朝宗亭」です。
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郵便ポスト越しに見る鞆ノ浦は・・・
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そろそろ夕焼けを迎えようとしています。
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日が暮れてきたんで巣へ帰るんでしょうか、常夜燈をかすめて飛ぶ海鳥。
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海面に映る雲も薄っすら色づき始めました。
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たなびいていた秋の雲が、ゆっくりと紅味を増してきました。
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さて、この素晴らしい光景に後ろ髪を引かれながら、今宵の宿へ向かいます。
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こちらの和風カフェも店じまいしてしまいました。
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鞆の浦はいつ来ても違った感動を呼び起こしてくれます。
では、また!
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