飛騨古川から越中東街道で富山へ

2016/11/09 - 2016/11/10

飛騨古川と富山に行く機会がありました。
飛騨古川は『君の名は』のロケ地で有名になったようですが、映画の内容が分かっていません。
急に寒くなった時期と重なり素晴らしい紅葉の景色を見ることができました。

岐阜～（東海北陸道）～飛騨清美～（飛騨卯の花街道）～飛騨古川～（国道41号線：越中東街道）～富山（泊）
富山～（東海北陸道）～岐阜

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

東海北陸自動車道を北上するとひるがの高原SA付近からは雪が降り始めました。
途中の電光掲示板では荘川から飛騨清見までチェーン装着と出ていますが、ノーマルタイヤのチェーンなし。
周りの車はスタッドレスの車もちらほら。
チェーン規制が出ないか心配です。

飛騨清見まで無事普通タイヤで通過できました。
古川までは、で降りて紅葉に雪が積もっています。

飛騨卯の花街道を通って飛騨古川に向かいますが、距離は少々遠回りでも、高山まわりの高山清見道路＋R41と時間的に変わらないとのことです。
どおうりで車は少ないはずです。
おかげで雪がうっすらと積もったきれいな紅葉を楽しめました。

道の傍らに、これから色づくカエデに雪が積もり思わず車を止めてパシャリ

道の駅と思っていたら違いました。
平日で人が入らないためお店はしまっています。

長ーいトンネルを通過し、峠を下ったころに見えてきたのはこの景色です。
山の上は雪で白くが積もり、麓は紅葉が色付き綺麗です。

飛騨古川に到着。
古川では蕎麦を食べようと、蕎麦屋さんを調べると3件あるようです。
今回　福全寺蕎麦　にしました。

8寸蕎麦を頼み、さあいただきます。

蕎麦の食べ方とありますので、１つづつ食してみます。

まずは何もつけずに蕎麦の香りを楽しむ。
でも舌が鈍感なのかあまり感じません。

次に　塩だけつけて
おかみさん曰く、これにはまる人もいますよ。　と
でも甘み？　あまり感じない、痩せた舌ですね。

ある塩は2種類ありました。
紅岩塩は
黒岩塩はいい臭いがします。なんかなとおもたらそう！硫黄の臭い
こちらの方が私は好きですが、癖になる程までは行きませんでした。

3つ目ワサビ。
ワサビが好きなので美味しいですが、まあまあかな。


4っつ目。汁に付けて、ネギ入れて、ワサビ入れて。
旨い！

私はやはり甘辛い蕎麦汁が一番いい。

最後のお酒をかけてはさすがにできません。

隣ののぼりにある飛騨牛コロッケを食べようっとしましたが、土日のみで残念ながら今日は食べられません。

ザル蕎麦1枚ではお腹が・・・と思っていましたが、以外に満足。

周りは　飛騨の匠文化館　になりますので、周りをぶらぶらします。目に入るのは大きなイチョウの木。きれいな黄色になっています。

福全寺跡の大イチョウは樹齢700年とのこと。

イチョウの黄色、柳の緑、ドウダンの赤　
いい構図を　と撮っていると道を通過した軽トラックが停まり、おじさんが降りてきました。

おじさんのお話が始まりました。
いろいろ教えていただきましたが、叔父さんは1,000年前京都からこの地にやってきた公家の子孫で、この銀杏の木よりも古い。

おじさんが話しの最後にくれた大根。

野菜高騰の折、ありがたく頂きました。

見たことのある風景。数年前家族で通った堀です。

この堀の中の鯉ももうすぐ引越しします。
見られて良かった。

Googleのストリートヴューでこの場所を確認した写真は紅葉で、そんな景色は見られないかもしれないと思いましたが、その写真より綺麗な紅葉の時期に来ることが出来ました。

古川の太鼓が収められた蔵も昔来ましたね。

その後この太鼓を鳴らしているのは、ガイドを依頼した外国人でした。
ならしても良かったんだ。

古川を後に、国道41号線を富山に向かいます。
紅葉の後ろにはうっすらと雪をかぶった山がきれいに見えます。

このへんは山が黄色に変わっています。

その黄色の山がこのあたりではうっすらと雪景色。

流葉スキー場近くの峠では一面雪です。

クリスマスツリーみたい。

休憩のために、神岡の街中にある道の駅　宙（スカイ）ドーム　によります。

ここはスーパーカミオカンデがあり、ノーベル賞受賞者のサインも加わっていました。

著名人のコメントとサインが展示されています。

お店の一角には光電子増倍管のレプリカが並んだコーナーもあります。

2年前登山の帰りに寄った時迷った地酒を見ていると・・・

伝統、復刻　の文字にに魅せられて残り2本だけおいてあること。
大吟醸の10倍以上の「リンゴ」や「洋なし」のような優雅な香りが特長的です。

1本を買いました。

神岡をあとに富山に向かいます。

R41沿いには左右の窓にはきれいな風景がどんどん現れます。
白いガレ石を流れる青い澄んだ神通川に、錦の紅葉、山の頂には雪景色。

曇って、下手な腕前では残せなかった写真よりずっと綺麗でした。

神通川沿いにどんどん北上すると深い谷が気になり、駐車できるスペースに車を停め覗き込むと、左右の山の紅葉の谷底に赤い鉄橋とその鉄橋の底の部分は青　
　
これまたいい風景。

その先には青く澄んだ川に山一面の紅葉と山上部は白い雪。
曇っているのが残念です。
晴れたら綺麗なのでしょうが、強い太陽の日に当たるとこの木の上に積もった雪はすぐ落下し、この白さは見られないので、曇っていても目には鮮やかな光景です。

しばらく進むとまた道端に大きな色鮮やかな木が。

陽が暮れはじめ、平野に降りてくると雪景色は消え、紅葉も青みが戻ってきます。
宿に急ぎましょう。

翌朝、魚津のホテルの部屋からからは、雪の積もった立山方面の山々が見えます。
曇っていはいましたが、富山方面からの雪景色の山は初めてです。
素晴らしい。

滑川市付近からの剣岳は、その稜線がすごくでこぼこしています。

立山と砺波平野の防風林を見ていると、また夏来たいと思います。

仕事が終わりましたのでこれから岐阜に戻ります。
こちらも暖かいのでしょう、刈り終わった稲がらまた穂が出て黄色く色ずく田んぼと真っすぐな農免道路に立山連峰。

高速に乗るとだんだん天気が良く青空が見えてきました。
流杉パーキングでは立山までの距離が離れつつありますがいい風景です。

ガイドがあるということは、高速道路からはここが一番眺めがいい場所なのでしょう。

こうみていると、遠いけど次は立山から剣岳の縦走だ　と誓います。

次の高岡PAではかなり遠くなり、城端PAでは立山が見えなくなりました。
その後五箇山ICから飛騨清見ICまでトンネルが続きますが、時折トンネルを出ると左右に黄色く色ずく山が気になって仕方がない。
車を止められる場所がないのでしっかり目に焼き付けてきました。

唯一飛騨白川PAで見られる白川郷です。

上からを見下ろすことができますが、ここは高速を降りて白川郷を久しぶりに訪ねてみたい。

ひるがの高原SAまでくると、遠く白山連峰が白いだけで、近くの山は植林で緑、合間を縫う広葉樹はぽつりぽつりの色づきです。
雲も多くなってきたのでドンより感の暗い感じしかしません。

黄色が目に付く今年の紅葉。
雪が降る不運の道中でしたが、も素晴らしい景色を見せてくれた幸運になりました。