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<br />僕の2年8ヶ月連続の世界一周の最後は、韓国釜山から下関への「釜関フェリー」だった。<br /> 本当は中国からの船で日本へ戻ってくるつもりだった。<br /><br />が、香港から鉄道で入った広州で、あまりの人の多さとがさつさに疲れてしまった。<br /> 広州駅前には大勢の人が寝てたし、両替では必ずインチキやるしね。<br /><br />それで、香港から広州へ行ったが、また広州からとっとと船で香港へ逃げ戻った。<br /> 船で日本へ戻るためには、韓国がいいだろうと思いつき、香港から韓国へと飛ぶ。<br /><br />この時期は、日本人が韓国旅行するためにはビザが必要だった。<br />だから僕は、香港で韓国のビザを取る(その帰りに『いまを生きる(Dead Poets Society)』」を見たのを覚えている)。<br /><br />オーストラリアから東南アジアへ入り、香港を旅して、僕の世界一周旅行の最後は、韓国だ。<br /> 1987年9月から1990年5月までの、2年8か月の世界一周旅行が終わる。<br /><br />とすれば、日本へ帰国するにも、飛行機で戻ってはつまらない。<br />ここは、どうしても、釜山から下関のフェリーで帰国したいわけだね。<br /><br />というわけで、僕は香港から、韓国のソウルへ飛んで、釜山から出国する計画。<br />ソウルへ入って感じたことは、とにかく東南アジアに比べて、物価が高い!<br /><br />1990年5月のウォンの価値は、1ドルが700ウォンのレート。<br /> 1ドルをわかりやすく140円とすれば、1ウォンは0.2円。<br /><br />つまり、ウォンの数字を5で割れば、円となる。<br /> 千ウォンは200円ってことね。<br /><br />ホテルも全体的に高いので、何軒も当たって「INN DEAWON」で、オーストラリア以来久しぶりにドミトリー(3500W/700円)に泊まる。<br /> 翌日、あちこち歩いて韓国風旅館「YONG ILL旅館」(8000W/1600円)のシングルに落ち着いた。<br /><br />明洞を歩くと、、とたんに怪しいおじさんが、「日本の方ですか?」と、日本語で話しかけてくる。<br /> 「韓国のデパートガールはお給料が安いのでアルバイトしてますが、どうですか」<br /><br />話がすぐにそっちへ向かう。<br />もちろん僕は、「いいです」と断る。<br /><br />「ちょっと会うだけでいいです。イヤだったら断ってかまわないし」としつこくて離れない。<br />おじさんを振り切るために、ついうっかり、入りたくもないレストランに飛び込んでしまう。<br /><br />ソウルの交差点はどこも大きな地下道になっていて、階段で昇り降りするのがとても疲れる。<br />これは、防空壕としても使えるようになっているようだが、確かに町を歩くだけで、身体は鍛えられるだろうね。<br /><br />町に見えるのはハングル文字だけなので、全く理解できない。<br /> 頭が痛くなってきたので英語で治そうと、洋画を見ることを考え、観光案内所で映画館の場所を教えてもらう。<br /><br />たまたま見たその映画が「Return from the River Kwai(1989)」だ。<br />勝手に、あの名作「The Bridge on the River Kwai」の続編?という扱いになっているらしい。<br /><br />この映画はひどかった。<br /><br />映画自体の作りもなってなかったが、内容は完全な反日映画だ。<br />ところがここは韓国、客は大入り満員。<br /><br />日本軍が負けるシーンでは、大拍手と大歓声、笑い声が湧き上がる。<br /> 僕はここで、韓国人の反日意識の本性を見たね(笑)。<br /><br />帰りに食堂でキムチチゲ(これしかハングルが読めない)と焼酎を頼んだら、お勘定が変に高い。<br />が、疲れていたので言いなりに払う。<br /><br />翌日、梨秦院(イテウォン)に行く。<br />ここで、そのころ有名だった李朴(REEBOK)の靴を買おうと思ったのだ。<br /><br />「REEBOKは、韓国の李さんと朴さんが作ったからREEBOK(李朴)になった」という話がある。<br />これは、どうやらウソらしいね。<br /><br />しかし、靴を見せてもらって、買うと決めたものを包装して持ってくると、中身がすりかえられていた。<br />もちろんキャンセル!<br /><br />別の靴を勧められるが、不信感を持ったので、とっとと店を出る。<br />そのあと、明洞へ戻って、ちゃんとした靴屋へ入ったが、値段は、ちっとも安くない。<br /><br />帰りにバスに乗ると、バスの運転手が前に割り込んできたタクシーの運転手とケンカを始める。<br /> 客は驚きも騒ぎもせずに、勝手にバスを降りて、次のバスへ乗る…。<br /><br />夜、ホテルのそばの食堂で焼酎を飲むと、今日も焼酎の料金がイヤに高かった。<br />あとでわかったことだが、2日連続、違った店で焼酎の料金を吹っかけられていたんだよ(涙)。<br /><br />というわけで、ソウルにはすっかり幻滅した。<br /> 次に、世界旅行者は高速バスで慶州へと向かいました。<br /><br />しかし、その慶州ではまた更なる悲劇が、世界旅行者を待っているのだった…。<br /><br />【旅行哲学】韓国は日本人バックパッカーの行くところではない。<br /><br /><br /><br /><br /> <br /><br /><br /><br /><br />

韓国では、反日意識が強くて、日本人とわかるとぼったくられる@ソウル(漢城、京城)/大韓民国

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1987/09/07 - 1990/05/05

15069位(同エリア25784件中)

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みどくつ

みどくつさん


僕の2年8ヶ月連続の世界一周の最後は、韓国釜山から下関への「釜関フェリー」だった。
本当は中国からの船で日本へ戻ってくるつもりだった。

が、香港から鉄道で入った広州で、あまりの人の多さとがさつさに疲れてしまった。
広州駅前には大勢の人が寝てたし、両替では必ずインチキやるしね。

それで、香港から広州へ行ったが、また広州からとっとと船で香港へ逃げ戻った。
船で日本へ戻るためには、韓国がいいだろうと思いつき、香港から韓国へと飛ぶ。

この時期は、日本人が韓国旅行するためにはビザが必要だった。
だから僕は、香港で韓国のビザを取る(その帰りに『いまを生きる(Dead Poets Society)』」を見たのを覚えている)。

オーストラリアから東南アジアへ入り、香港を旅して、僕の世界一周旅行の最後は、韓国だ。
1987年9月から1990年5月までの、2年8か月の世界一周旅行が終わる。

とすれば、日本へ帰国するにも、飛行機で戻ってはつまらない。
ここは、どうしても、釜山から下関のフェリーで帰国したいわけだね。

というわけで、僕は香港から、韓国のソウルへ飛んで、釜山から出国する計画。
ソウルへ入って感じたことは、とにかく東南アジアに比べて、物価が高い!

1990年5月のウォンの価値は、1ドルが700ウォンのレート。
1ドルをわかりやすく140円とすれば、1ウォンは0.2円。

つまり、ウォンの数字を5で割れば、円となる。
千ウォンは200円ってことね。

ホテルも全体的に高いので、何軒も当たって「INN DEAWON」で、オーストラリア以来久しぶりにドミトリー(3500W/700円)に泊まる。
翌日、あちこち歩いて韓国風旅館「YONG ILL旅館」(8000W/1600円)のシングルに落ち着いた。

明洞を歩くと、、とたんに怪しいおじさんが、「日本の方ですか?」と、日本語で話しかけてくる。
「韓国のデパートガールはお給料が安いのでアルバイトしてますが、どうですか」

話がすぐにそっちへ向かう。
もちろん僕は、「いいです」と断る。

「ちょっと会うだけでいいです。イヤだったら断ってかまわないし」としつこくて離れない。
おじさんを振り切るために、ついうっかり、入りたくもないレストランに飛び込んでしまう。

ソウルの交差点はどこも大きな地下道になっていて、階段で昇り降りするのがとても疲れる。
これは、防空壕としても使えるようになっているようだが、確かに町を歩くだけで、身体は鍛えられるだろうね。

町に見えるのはハングル文字だけなので、全く理解できない。
頭が痛くなってきたので英語で治そうと、洋画を見ることを考え、観光案内所で映画館の場所を教えてもらう。

たまたま見たその映画が「Return from the River Kwai(1989)」だ。
勝手に、あの名作「The Bridge on the River Kwai」の続編?という扱いになっているらしい。

この映画はひどかった。

映画自体の作りもなってなかったが、内容は完全な反日映画だ。
ところがここは韓国、客は大入り満員。

日本軍が負けるシーンでは、大拍手と大歓声、笑い声が湧き上がる。
僕はここで、韓国人の反日意識の本性を見たね(笑)。

帰りに食堂でキムチチゲ(これしかハングルが読めない)と焼酎を頼んだら、お勘定が変に高い。
が、疲れていたので言いなりに払う。

翌日、梨秦院(イテウォン)に行く。
ここで、そのころ有名だった李朴(REEBOK)の靴を買おうと思ったのだ。

「REEBOKは、韓国の李さんと朴さんが作ったからREEBOK(李朴)になった」という話がある。
これは、どうやらウソらしいね。

しかし、靴を見せてもらって、買うと決めたものを包装して持ってくると、中身がすりかえられていた。
もちろんキャンセル!

別の靴を勧められるが、不信感を持ったので、とっとと店を出る。
そのあと、明洞へ戻って、ちゃんとした靴屋へ入ったが、値段は、ちっとも安くない。

帰りにバスに乗ると、バスの運転手が前に割り込んできたタクシーの運転手とケンカを始める。
客は驚きも騒ぎもせずに、勝手にバスを降りて、次のバスへ乗る…。

夜、ホテルのそばの食堂で焼酎を飲むと、今日も焼酎の料金がイヤに高かった。
あとでわかったことだが、2日連続、違った店で焼酎の料金を吹っかけられていたんだよ(涙)。

というわけで、ソウルにはすっかり幻滅した。
次に、世界旅行者は高速バスで慶州へと向かいました。

しかし、その慶州ではまた更なる悲劇が、世界旅行者を待っているのだった…。

【旅行哲学】韓国は日本人バックパッカーの行くところではない。









旅行の満足度
1.0

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この旅行記へのコメント (1)

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  • チャミさん 2016/11/06 13:57:27
    まさに同感!
    私も韓国人でありながらすごく共感しています。今でもそういう雰囲気ですから。
    もう恥ずかしいったらありゃしないです。

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