レッサーパンダの赤ちゃんに会いたくて、日帰りできる仙台で１泊・八木山動物公園１日半（４）草食動物・小動物さまざまさ＆夕方と朝のアフリカ圏：遊び上手なニホンザル＆外にいるアフリカゾウたちにやっと会えた@

2016/10/09 - 2016/10/10

2012年１月２日に一眼レフデビューし、その月にレッサーパンダの魅力にはまって以来、動物園通いが多くなりました。
八木山動物公園は、私がこれまで訪れた動物園の中では中規模の動物園で、これまでも、レッサーパンダにたっぷり時間をかけた上で、他の動物たちを見て回っても、朝から晩まで１日かければ十分でした。
でも今回は、公開されたばかりのレッサーパンダの赤ちゃんを見るチャンスを増やすために、１日半訪れることにしました。
いくらレッサーパンダに時間をかけると言っても、時間を持てあましてしまうかな……と気がかりでなかったわけではありません。

でも、最近の私の撮影散策のペースがどんどんのんびりになってきているせいもありますが、フタを開けてみたら、特に時間を持てあますことなく、いろんな動物たちの見学を楽しみ、逆に時間の関係でスルーした動物もいたくらいでした。

それに、じっくり時間をかけて見学することで、面白い場面が見られたりして、その動物に対して愛着が増してきます。
レッサーパンダ以外の動物たちがどのくらい見学できるかは、動物園の規模や個体数だけでなく、むしろ私自身の見学のタイミングで左右されます。
やはり、寝てしまっていたり、見づらいところに隠れていたりしたら、見学は一瞬で終わってしまいます。
室内展示のときは、ガラス展示はともかく、檻の向こうにいて写真が撮りづらい場合は、見学はするけれど写真に固執しない分、時間は短くなりますし、写真も減るか、撮っても旅行記にアップするようなものではなく、お蔵入りにしておくことになったりします。
なので、訪れるのが何度目かで、園内のことがだいたい把握できており、しかも時間に余裕があるときは、他の動物たちものんびり見学できるチャンスです。他園ではそれができなくなるわけですから。

そんなわけで、今回の八木山動物公園のレッサーパンダ以外の動物たちの旅行記は２本に分けました。
八木山動物公園では、これまでなかなか、アフリカ園の動物たちが屋外にいるときに見学しに行けなかったのを残念に思っていました。
なので今回は２日目の朝一番、いつもなら真っ先にレッサーパンダ展示場に向かうところですが、レッサーパンダ展示場から遠い西門から入園し、外のいるアフリカ園の動物たちから見学しました。
もっとも、外にいたからって、期待したほど写真が撮りやすかったわけではなかったのですが（苦笑）、コンクリートの檻よりは、まだ自然な環境の中の動物たちの姿をとらえることができました。

＜10月の三日連休を利用して仙台１泊して１日半かけた八木山動物園行きの旅行記のシリーズ構成＞
□（１）アクセス・グルメ・宿泊・おみやげ編：駅弁朝食から漁師料理のグルメ夕食＆週末祝日値段でも泊まったホテルビスタ仙台
□（２）レッサーパンダ特集：シュララちゃんやすらかに～ティエンくんとクルミちゃんとスモモちゃんと赤ちゃんに癒されて
□（３）可愛い猛獣とは虫類館：鼻ひくひくホッキョクグマ＆ツキノワグマのまだ子供のツバサくんに夢中@
■（４）草食動物・小動物さまざまさ＆夕方と朝のアフリカ園：遊び上手なニホンザル＆外にいるアフリカゾウたちにやっと会えた@

八木山動物公園の公式サイト
http://www.city.sendai.jp/kensetsu/yagiyama/

＜タイムメモ＞
【2016年10月９日（日）】
05:55頃　家を出る
06:40　大宮駅に到着
06:58　大宮駅発の新幹線はやぶさ１号新函館北斗行きに乗車
08:04　仙台駅に到着
08:45　地下鉄東西線・八木山動物公園駅に到着
（新幹線の駅のトイレが混んでいたため）
08:55　動物公園の東門へ向かう
09:00　八木山動物公園に開園と同時に入園
09:05-09:20　ラマ・ラクダ・サイ
09:20-10:00　レッサーパンダ（ティエン）
（09:30から赤ちゃん見学のための列に並びながら）
10:00-11:00　レッサーパンダのクルミちゃんと赤ちゃん限定公開
（４回並んで５分ずつ）
11:00-11:10　ランチ小休憩
11:10-12:10　レッサーパンダ（スモモ）
（ティエンは昼寝）
12:10-12:25　ランチ小休憩
12:30-12:45　ホッキョクグマ（カイ・ポーラ）
12:45-12:50　アライグマ
12:50-13:00頃　ツキノワグマ（ハヤテ）
13:00頃-13:40　ツキノワグマ（子グマのツバサ）
13:40-13:50　スマトラトラ
（13:45までバユ、そのあとクンデのはず）
13:50-13:55　ライオン（熟睡中）
13:55-14:05　ひと休み
14:05-15:00　レッサーパンダ（ティエン・スモモ）
（14:15からのリンゴタイムは予告無しに中止）
15:00-15:10　アイスクリーム休憩
15:10-15:15　ライオン（今度は起きていた）
15:25-15:45　アフリカ園
15:45-16:00　ひと休み
16:00-16:25　は虫類館
16:45　動物公園を東門から出る（閉園16:45）
（落とし物を捜しに戻ったため）
18:25　地下鉄東西線・宮城野通駅へ
18:30　ホテルビスタ仙台にチェックイン

【2016年10月10日（体育の日）】
06:30　起床
07:10-07:40　ホテルのバイキング朝食
08:20　ホテルビスタ仙台をチェックアウト
08:55　動物公園前に到着
09:05　八木山動物公園に西門から入園（開園09:00）
（年パス所持者も切符売り場に並ぶため）
09:05-09:25　アフリカ園
09:30-10:00　レッサーパンダ（ティエン）
（09:35から赤ちゃん見学のための列に並びながら）
10:00-11:20　レッサーパンダのクルミちゃんと赤ちゃん限定公開
（２回並んだ後、外から見学／母子が帰らず公開時間延期）
11:20-11:35　レッサーパンダ（スモモ）
11:35　動物公園を東門から出る
12:15　JR仙台駅（新幹線口）に到着
12:15-12:20　仙台みやげの買い物
12:30　仙台駅発の新幹線はやぶさに乗車
13:38　大宮駅到着
14:50頃　帰宅

＜これまでの八木山動物公園のレッサーパンダ以外のいろいろな動物たちの写真がある旅行記＞
４回目：2016年５月７日
「ゴールデンウィーク直後の週末のレッサーパンダ動物園2016＜東北新幹線で行く仙台・八木山動物園＞（４）水中でいちゃいちゃホッキョクグマのカイくんとポーラちゃん＆スマトラトラのアイナちゃん・バユ母さん・クンデくん～魅惑の猛獣類から猛禽類・爬虫類館までくまなく回れた動物いろいろ」
http://4travel.jp/travelogue/11130627
３回目：2015年１月11日
「東北新幹線に乗って１年半ぶりの仙台の八木山動物園のレッサーパンダ詣（４）ニホンザルに焼き芋をあげよう！＆大きくなったスマトラトラの子供たち＆遊び上手なホッキョクグマ＆おねだりショーのツキノワグマ他」
http://4travel.jp/travelogue/10971765
２回目：2013年９月14日
「東北新幹線に乗って２度目の仙台・八木山動物公園～レンズの不調に泣きながら（2）スマトラトラのバユ母さんと子供たち」
http://4travel.jp/travelogue/10813413/
「東北新幹線に乗って２度目の仙台・八木山動物公園～レンズの不調に泣きながら（5）その他の動物たちと園内の花～人に興味津々な（！？）ホッキョクグマのカイくんから、ワニとカメが同居するは虫類館まで」
http://4travel.jp/travelogue/10814195
１回目：2013年３月17日
「東北新幹線に乗って仙台の八木山動物園へレッサーパンダ詣（3）レッサーパンダと小動物編：八木山の新しい仲間ティエンくん、クルミちゃん、リクくん～プレーリードッグと子猿とアライグマ」
http://4travel.jp/travelogue/10758671/
「東北新幹線に乗って仙台の八木山動物園へレッサーパンダ詣（4）フタコブラクダにツキノワグマ、ホッキョクグマやおやつタイムのカバなど大型動物もいっぱい！」
http://4travel.jp/travelogue/10758673/

※これまでの動物旅行記の目次を作成済。随時更新中。
「動物／動物園と水族館の旅行記～レッサーパンダ大好き～　目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070

エリア 仙台(宮城)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

東門から入ると、広場の奥にはフンボルトペンギンのプールあり

朝一番で飼育員さんがペンギンたちを出勤させているところでした。
今までこはスルーしていましたが、柵のそばで外を見ている子が妙に可愛く見えたので、ちょっと寄りました。

柵のすぐそばで外の様子をじっと見ていたペンギンちゃん

こちらの子はちょうど今、出勤してきたところ

八木山動物公園のラマっ子たち

東門からレッサーパンダ展示場に向かう前に、たいてい通りかかります。
個体紹介は４頭分ありますが、３頭しか見当たりませんでした。
個体紹介をよく見たら、アビディくんは休園日のみ出ているとありました。

朝ごはん中のラマの女の子たち

このメンバーは、黒ラマのユカリさん、アンナ・ママとルミちゃんということになります。

アンナ・ママとルミちゃん、どっちかな

純白なので、ルミちゃんかな

ツンデレだという、１番年上のユカリさん

ラマの隣にいるのはタコブラクダ

「笑う」という意味のラフちゃんです。

ふさふさなラフちゃんの正面顔を捉えた@

ラフちゃんも朝ごはん中

草を食べる口元が可愛い@

そのお隣さんは、平べったい口のシロサイのシンシアさん

レッサーパンダ展示場に急ぐには、シンシアさんの展示場のところまでは行かないのですが、久しぶりなのでまた道を間違えました。
でも、ついでですが、シンシアさんに会えたから良しとしましょう。

朝のシンシアおばあちゃん

シロサイが生息するのはアフリカのサバンナですが、シンシアさんがいるのは、アフリカ園ではないです。

バックヤードとの出入口のそばでまったりしていたシンシアおばあちゃんの全身

草を食べかけのまま、こっちを見たオオカンガルー

オオガルーってみんなおっさんっぽい顔をしていると思っていたけれど、この子はなかなか可愛い顔してこっちを見てくれました。
個体紹介の写真は分かりにくかったのですが、目元からして、目がパッチリなアユちゃんかしら。

神経質そうな顔して朝ごはん中だったペア

５頭いる八木山動物公園のオオカンガルーの紹介

オオカンカルー展示場は２面に分けられていました。
カンガルーのハッチって、テレビで紹介されて有名になった覚えがありますが、この子は2014年生まれなので、それとは違うハッチでしょうね。

レッサーパンダ展示場の向かいにあるサル山展示場

大きな観覧車があります。

鎖ばしごの上でまったりと

かしこまった座り方が可愛い子ザルちゃん

穏やかにたたずむ母子サル

これがごはんの取り合いだと、サルは母子でもたいてい容赦ないです（笑）。
でもこの２頭、ひょっとしたら母子でなく、単なる先輩後輩かもしれません。

赤ちゃんザルのグルーミングするところをまねる子ザル

観覧車はサルたちの格好の遊び場

中心のところにいて、回る観覧車の動きにタイミングを合わせ

こうやって回して遊べることを知っている@

サルはほんとに賢くて、遊び方が上手@

八木山動物公園にいるアライグマの紹介

今回、檻越しですが、写真がなんとか撮れたのは、しずちゃんです。
他の子たちはよく動いていましたから……。

しずちゃん、しずかに、じーっ

八木山動物公園でイノシシをしっかり見たことはなかったかも

ゲンイチロウくん、お休み中

一頭しか見当たりませんでした。
先輩のタロくんは、いまはどこにいるのかな。

今回はタヌキ一家のみなさんに会えるかしら

前回と同じ場所で見つけられたのは、きっとハナ母さん

ちょうどあくびをしているところをとらえることができました。

すぐそばにはお父さんがいるかしら？

子供たちはまた見つけることができませんでした。

木の葉が食べたくて、ほとんど垂直になっていたヤギさん

常連さんいわく、あのヤギさんはボス格のようです。

西門に近いアフリカ園にて

15時25分頃にアフリカ園に行きましたが、アフリカゾウたちの方は、またしてもすでに屋内でした。

ゆったり歩いていたこの子は

バックヤード前のエリアで単独展示

さっきの子は首の模様でユウキくんと分かる

ユウキくんのお嫁さんのサクラちゃんの個体紹介

ユウキくんとサクラちゃんは首の模様がかなり違うので、見分けがつきやすいです。

サクラちゃんは屋外でゆったり

シマウマたちと同居展示

あごの方にもきれいな模様が入ったシマウマ

八木山動物公園にいるシマウマはグレビーシマウマです。
グレビーシマウマの特徴は、おなかが白いことだそうです。

シマウマのおしりの模様もステキ@

サクラちゃんとシマウマたちの進行方向が一致する

枝の山（？）を一緒に一周してきた@

見分けがつかなかったシマウマの個体紹介～一番若いヒデミちゃん

見分けがつかなかったシマウマの個体紹介～両手に花のケイくん

見分けがつかなかったシマウマの個体紹介～ヒデミちゃんのお姉ちゃんのベルちゃん

姉妹のベルちゃんとヒデミちゃんは当然同じ動物園出身ですが、同じときに一緒に八木山動物園に移動になったのかしら。

アフリカ園にいるベニイロフラミンゴ

アフリカ園のフラミンゴは、チリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴ、ヨーロッパフラミンゴの
種類いますが、この中でアフリカにも生息するのはヨーロッパフラミンゴだけです。

３種類のみなさん、おそろいかしら

チリーフラミンゴはもっと真っ白なようなので、ここにいらっしゃるのはベニイロフラミンゴとヨーロッパフラミンゴだけかも。

夕方なのでカバさんはすでに室内へ

この子は誰かというと……。

イケメンのベロくん！

隣では、水に半分ぷかーっと浮かんでいた可愛いカバさん

よく見ると同居中

それにしてもカバさんってほんとにデカイ！

同居中のカバさんの個体紹介

カポちゃんとヒタチちゃんで、女史同士でした。

鼻を水面に出して息継ぎする姿が妙に可愛い

そして沈む

隣のサイの寝室はおしっこ対策でビニールが（苦笑）

ここにいたのは、クロサイのアースくんでした。

アースくんのお嫁さんとして今年2016年６月に広島安佐動物公園からやって来たユキちゃんの紹介

しかし、しっかりした檻の中にいるサイたちは、いずれにしても写真が撮りづらかったです。
なので、今度はぜひサイたちが外に出ている時間帯に見に来たいと思いました。
今度とは、つまり明日になります。

世界に生息する５種類のサイ～クロサイ

無知な私は、サイはクロサイとシロサイしかいないのかと思っていたときがありました。

世界に生息する５種類のサイ～シロサイ

シロサイは口が平べったいです。
それでWideと言いたかったところ、Whiteと聞き間違えて、シロサイとなったとの説があります。

世界に生息する５種類のサイ～インドサイ

インドサイの方が、ものすごく鎧のような体をしているのかな。
多摩動物公園のサイがそうだったと記憶していたので、ググッてみたら、ビンゴでした。

世界に生息する５種類のサイ～ジャワサイ

これは動物園でも見たことがないかもしれません。

世界に生息する５種類のサイ～スマトラサイ

全身が毛で覆われたサイなど、ますます見たことがありません。
動物園にもきっとあまりいないでしょう。

翌日10月10日は、朝一番にアフリカ園を回る

カバさ～～ん！
残念ながらおしりだけ（苦笑）。

もう１頭のカバさんも水面上から見えたのは一部のみ（苦笑）

それでも屋内の檻の中にいるところよりは、写真としては、まだ雰囲気が良く撮れました。

アフリカ園のサイ展示場

無機質な檻よりは自然な雰囲気です。

外にいたのは広島安佐動物公園出身のユキちゃん

エリアが広いので、のんびり歩いているようでいて、意外に速い

ユキちゃんのおしりとシマウマのツーショット

シマウマたちとはエリアが分かれています。

朝の光の下のユキちゃん

朝ごはん中のサクラちゃん

本日も広いエリアにいるのはサクラちゃんのようです。
それとも１日のうちで交代することがあるのかな。

キリンとシマウマがいる美しいアフリカ園の景色

やっと見られた、アフリカ園のお外アフリカゾウ

もうちょっと後ろの人工物が入らないアングルで撮れたらよかったのですが、まあ仕方がありません。

キリンとゾウとシマウマがいる美しいアフリカ園の景色

ゾウたちと、キリンとシマウマたちとは、行き来できませんが、こうしてなんとか一緒に眺めることはできます。

水辺に映ったシルエットと共に

初めて会うアフリカゾウの男の子のベンくんの紹介

ベンは、夕方、バックヤードに入ってしまうと、寝室が奥なので、見学できなかったです。

朝ごはん中のベンくん

ベンくんが１人で過ごすエリア

ゾウのオスは基本的には単独で過ごします。

口元に草がたっぷりあるアップ@

これまでいつも屋内の檻の中でしか見られなかった八木山動物公園のアフリカゾウたちの紹介

これは屋内観覧場にあった個体紹介です。
ベンくんの他に、ベンくんと同い年のリリーちゃんと、２頭のお母さん的な存在のメアリーさんがいます。

お外をのんびり歩き回っていたアフリカゾウの女の子

メアリーさんとリリーちゃんのどちらであるか、見分けがつきませんでした。

アフリカゾウの女の子たちの、かろうじてツーショット

のっしのっしと歩く

足元は一部コンクリートなのかな。

ベンくんと挨拶する、メアリーさんとリリーちゃん

ってなかんじの図になりました。
こちらから見ると、ベンくんがいるところの岩場はかっこいいです。

アフリカゾウの女の子たちもマイペース

最後に、ひっくり返って寝ていたラマのユカリさん

１日半訪れた八木山動物公園の旅行記おわり。

※レッサーパンダ特集は準備中で、他の動物たちの旅行記を先に完成させました。