晴れおじさん旬を食べる　その３

2016/10/10 - 2016/10/10

ＢＳの民放では、毎日、様々なサプリメントのプロモーションが流れ、「３０分以内に電話された方に限り、○○円の特別価格でご提供します。」のお決まりの文句に釣られて購入した経験は、多くの方がお持ちでしょう。
どうも、農産物や水産物も、旬の一定期間内に食べた方に限り、栄養価を超えた不思議なパワーがチャージされるように思えてなりません。
体力の衰えを感じ始めた還暦の晴れおじさんが、旬の食べ物を求めて東奔西走した体験を御紹介していきます。

エリア 川西・高畠(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

10月10日、３連休最後の日。朝刊に「マツタケ今年も豊作」の見出し。
今日はやっと晴れたことだし、帰省していた娘を駅に見送りがてら、高畠町まで旬を求めて出掛けることにします。

「道の駅たかはた」で秋の収穫祭を開催中と知ったので車で向かいましたが、到着したら駐車場に入る長い車列が出来ています。
そこで、向かいの安久津八幡神社（あくつはちまんじんじゃ）の駐車場に車を停め、先にお参りすることにします。

参道の鳥居のある所に来たら、玉こんにゃくの幟が。

案内所に歓迎の表示があります。

地元のおばさんが、ぎこちない手つきで玉こんにゃくを串に刺して渡してくれました。1本100円。標準的な値段です。

｢どうぞ、どうぞ｣と誘われて案内所の中に入ったら、お茶のサービスの他に、おばさん方が自宅で作って持ち寄った旬の料理のオモテナシがありました。
まずこれは、アケビの皮の肉詰め。

特産の薄皮丸なすの漬物。

栗の渋皮煮。
これら３つを、妻、娘と一緒に一個ずついただきました。このほか、食用菊のお浸しなどが並んでいました。

｢これは、旨い｣、｢美味しいー｣とべた褒めして謝意を示して、参道に進みました。
少し歩いたところで、肝心な神社の説明を聞き忘れたことに気付きました。

拝殿は茅葺屋根で重厚な趣があります。この奥にある本殿は、屋根の補修工事中でした。

妻は、御神木に手を着けて、パワーを貰っています。

石畳にも風情があります。
さて、ここまでに、思いの外、時間がかかってしまいました。娘が高畠駅から乗ろうと思っていた新幹線の発車時刻を過ぎてしまいました。
次の新幹線は高畠駅に停まらないので、米沢駅まで娘を送ることにします。

米沢駅から引き返してきたら、道の駅の駐車場に少し空きがあって、車を駐めることが出来ました。

あったぁー。立派な地場産松茸。

さっき採って来たばかりという松茸の脇には前日採ったものがあって、千円値下がりしています。
それでも、高い、高い。

ラップしてあって香りが判らないという客のクレームに対応して、松茸を売っていたおじいさんがラップを少しはがして、香りを嗅がしてくれました。
妻に続いて、晴れおじさんもクンクン。
おー、正しく松茸の香り。何だか贅沢したような気分になります。

いゃあ、それにしても、ご立派でいらっしゃる。晴れおじさんは、コンプレックスを抱いてしまいます。

直売スペースには、ほかに、大粒葡萄や、

ワセのりんごが並べてありました。

道の駅での買物が終わってから、一ケ所、前から気になっていた所に立ち寄りました。

石切場の跡ですが、1、2年前にテレビで映像を見て、いつか行って見たいと思っていました。

入口の近くに七福神の石像。ここまでは、まだ日本。

でも、中に入ると、まるでタイのアユタヤ遺跡のよう。

さらに、穴を潜ると、

切り立った石の壁がインディージョーンズの映画のようなエキゾチックな雰囲気を漂わせています。

同上

同上

同上

暫し、外国にいるような気分を味わいました。

駐車場に戻ったら、宮城ナンバーの乗用車が入って来て、インド人（たぶん）の親子連れが降りてきました。
石切場の中まで入れば、きっと｢インド人もビックリ｣でしょう。

さて、帰宅してから、道の駅で買ったものをテーブルに並べて見ました。
残念ながら、松茸は無し。香りだけ楽しんで終わりになりました。
やはり、アジア好きの晴れおじさんには、外国産がお似合いのようです。

完