2016/09/17 - 2016/09/23
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そらとぶねこさん
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大好きなイタリア。
渡伊5回目となる今回は、イタリアの比較的小さな町を巡ることにしました。
巡った町は、アッシジ、フォリーニョ、フィリーネヴァルダルノ(アグリツーリズモ)、ラヴェンナ、ボローニャ。
日本で調べる限り、情報が少ない町もあるので、旅行記を残します。
父と夫はお留守番の、母と妹との家族旅行。妹はイタリア在住経験あり、私はイタリア語の猛勉強中。
今回の個人旅行で持って行って良かったものの一つがWifiルーター。ホテルはWifiが飛んでいましたが、全て電車移動だったため、車内で乗り換え情報などを検索する際に役立ちました。
Trenitalia社からViaggia Trenoというウェブアプリがリリースされており、それが意外と(?)役立ちました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回は、初めてアリタリアではなくJALを使用しました。成田空港→ヘルシンキ→ローマ。
アリタリアに比べて、JALの快適なこと!!
ヘルシンキの乗り換えもスムーズで、ヘルシンキ→ローマ便も空席がちらほらあり、快適な空の旅でした。
でも、長い…。イタリアは遥か遠く。東京を朝10時半発の飛行機で、ローマにはクタクタになって同日18時45分着。 -
ローマ・フィウミチーノ空港からは、レオナルドエクスプレスでテルミニ駅へ。
フィウミチーノには大きく「Treno」の表示が出ており、自動券売機もわかりやすいです(荷物受取にもありますし、外に出たところにもあります)。
以前は鉄道ホーム近くのタバッキでもチケットを買えましたが、今回はタバッキは閉まっていました(夜7時頃)。そして、日時指定の切符しか買えなくなった?とかいう車内放送をしていて驚き。
今回と、今年のGWの旅行でも感じたのですが、全日程で電車の遅れがほぼなく、非常にスムーズに電車が動きました。
また、ミラノ中央駅とテルミニ駅ではホームにゲートが設けており、切符を持った人しか入れない構造になっていて、以前見られたような荷物持ちで小銭を稼ぐ人が一掃されていました。
Trenitalia、がんばってる!
とにもかくにも、30分ほどでテルミニ駅へ。 -
ローマでのホテルは駅近のUNAホテル。空港のバールで軽いパニーニの夕食を買って帰りました。
ホテルは、なんとスイートルームに格上げになっていました!ベッドルーム2部屋+リビングという感じ。アメニティもこまごまと色々なものが揃っていました(歯磨きやスリッパもあり)。
綺麗で、日本人観光客に人気なのも納得。
到着初日はすぐに寝たいだろうと予測し、日本から水をペットボトルで2本持って行ったのですが、UNAホテルではミニバーが飲み放題でした。
今回、ローマはこの一泊のみだったのですが、連泊したいくらい良い部屋でした。 -
翌日はイタリアの守護聖人、聖フランチェスコ所縁の地、アッシジへ向かいます。
アンコーナ行のICでまずはローマからフォリーニョへ。
フォリーニョはスポレートやアッシジと非常に近く、中部イタリアを巡るには便利な地です。古くは天正遣欧少年使節も訪れたとか。当初、ローマからアッシジの直行電車を使う予定だったのですが、朝が早い列車しかなかったため、フォリーニョ乗り換えを検討しました。加えて、フォリーニョという街を今回で見なかったらもう一生見る機会がないかもしれない、と思い、フォリーニョ乗り換えの電車を選びました。
列車内、IC一等車、トイレあり。イタリアの列車でトイレがなかったのは、ボローニャからラヴェンナまでのRegionaleのみでした。 -
ローマからフォリーニョは、90分ほどで到着。次のフォリーニョからアッシジまでの電車は2時間後。フォリーニョの駅から、ガラガラとスーツケースをひきずりながら10分ほど歩くと町中に入ります。
ちょうどお昼時で、ここで昼食をとる予定だったので、誰もいない寂しい町だったらどうしよう…と思っていたのですが、予想を覆す賑やかさ!!
ちょうど、クインターナという馬術競技の後夜祭?だったようで、町中に人があふれ、大通りには地区ごとの旗がひらめき、風船屋さんも出ていて、とても賑やかでした。
アジア人が珍しいのか、人懐っこいのか、大通りを歩いているだけですごい沢山の人に話しかけられました。
通りで会ったクインターナ事務局のおじさんは、帰りがけに車で駅まで追いかけてきてクインターナのパンフレット(分厚い)を人数分渡してくれるという親切(?)さ。 -
こちらはフォリーニョのドゥオモ。このドゥオモはファサードが2つあります。
-
反対側の広場に面したファサード。ドゥオモの中には「フォリーニョの聖母」というラファエロの絵が飾ってあります。本物はヴァチカンにあり、3年前に見学しました。
この広場のカフェAntico caffe della piazzaでランチ。
バールと食事で席が分かれているらしく(外の席に座ったので、その区分けがよくわからなかったです)、食事席ではコーヒーなどの提供はなし。お水、ビールとサンドイッチを頼みました。トイレはバールのほうにあります。クレジット可。
フォリーニョの街は中世の面影を残す素敵な街で、もっと滞在していたかったけれど、あっという間に2時間。駅へ戻って、アッシジへ向かいます。 -
13時3分発、フィレンツェSMN駅行のRegionaleに乗ります。
クインターナ事務局のオジサマが駅まで車で追いかけてきて、最高の笑顔で「チャオ!次はどこに行くの?アッシジなら1番線だよ!」と教えてくれて去っていきました(事務局は暇なのか!?)。 -
フォリーニョから2駅15分ほどでアッシジ到着。
ここから、バス(Linea C)で山の上にあるアッシジまで向かいます。
チケットは駅のなかのバールで購入可。
この日、アッシジで大きな宗教イベントがあったらしく、バスC線は超満員。自分とスーツケースをようやく押し込み、乗り込みました。
(このイベントはイタリアのテレビでも連日報道されていて、ローマ法王もいらしたとか。お会いしたかったです…。ただ、警備がものものしく、テロや混乱がなくて本当によかった!)
アッシジ駅には綺麗めのトイレがあります。バスで中心街まではすぐですが、心配なら入っていくといいかも。 -
ホテルに荷物を置き、ひと段落してから、再度C線で駅まで戻り、フランチェスコ達がその拠点を置いたポルツィウンコラを見学しようと外に出たところで大雨。
仕方なくすぐに捕まえられたタクシーを利用して、サンタマリアデリアンジェリ教会まで向かいました。10分、10ユーロほど。
ガラガラどっかーん!と雷の鳴る中下車し、走って屋根のあるところへ向かいます。
調べきれていなかったのですが、昼休みを取るらしく、午後は14時半から。他のイタリア人観光客に混ざって待機。荷物検査があるので、警官(軍?)の方も一緒です。イタリア人のおばちゃま、警官に「どこの出身なの?」「今日はお天気が生憎ね」など話しかけまくるため、非常に賑やか(笑)。
10分ほど待機したところで、14時半ちょうどに手荷物検査が再開され、入場。
その間に、雨は降り止み、太陽が顔を出しました。"il sole !!"と言っておばちゃまにニッコリされ、こちらまでホッと笑顔。こんな天気が一日中続いたら、観光できませんので…。
教会脇にトイレの標識あり。また、時間になると続々と教会の脇から人がやってきました。みなさんカフェで待機しているようです。 -
ポルツィウンコラ。非常に小さいですが、熱心に祈る信者の方で満員でした。茶色の服をまとった修道士の方がいらっしゃり、ここでもイタリアおばちゃま達が修道士を今度は質問攻めにしていました。
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ポルツィウンコラを見学後、再びバスでサンダミアーノの近くまで向かいます。
乗るバスを間違えたのか(?)本来降りたい場所には止まらず、アッシジ東側の駐車場に止まってしまいましたが、そこからテクテクと15分ほど歩きます。私達は車用の道を通ってしまって、道が曲がりくねっていたので、少し危なかったです。
道すがらには、フランチェスコの銅像も。美しい風景に溶け込んでいます。 -
聖キアラが拠点をおいたサンダミアーノ修道院。
非常に質素で素晴らしい修道院でした。
イタリアを訪れ、教会を見学する度に、宗教の力というものを感じて圧倒され、打ちのめされるのですが、
アッシジの教会は神の力を誇示するためではなく、あくまで神にひたすら祈り、そして祈る人々を包み込む優しさのある教会、といった感じ。 -
サンダミアーノの中庭。
教会では祈りの声が響いていました。 -
行きは車道を歩いてしまったのですが、本来歩くべき道はこちらだった模様。綺麗な歩道が整備されています。糸杉の生える美しい道です。
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サンダミアーノからアッシジへの道。
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アッシジへの道は、東側駐車場に繋がっていました。
エスカレーターで上まで登り、街中に入ります。
東西に細長いアッシジ、東側から西に向けて観光していきました。
サンタキアラ聖堂手前の道から西側を望む。 -
聖キアラ聖堂。見晴しのよいところに立つ、ピンク色の美しい聖堂です。
近くにアッシジ刺繍のお店があり、可愛さに思わず購入。
沢山かわいらしいお店がありました。 -
ミネルヴァ神殿。中に教会が入っています。
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こんな素敵な街並みが続きます。
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聖ルフィーノ大聖堂。街のドゥオモです。
ブラザーサンシスタームーンのロケ現場でもあるそうです。
ここから、ロカ・マッジョーレに向かいます。
再び怪しい天気に…。 -
ロカ・マッジョーレまではこのような階段を登って行きます。
犬を連れた方が登っていますね。また雨が降ってきました。 -
階段の上りに疲れて、ふと振り返ると…
虹!しかも二重の虹。
写真では見づらくなっていますが、かなりはっきりと見えました。
本当は夕日が見たかったのですが、雨で残念だなと思っていたところでした。ロカ・マッジョーレまで登ってよかった〜。 -
アッシジの街並み。
街並みを堪能した後、再び雨が強くなってきたため、聖フランチェスコ聖堂は見学せず翌日に回し、一旦夕食までホテルへ戻りました。
13時にアッシジの駅について、およそ5時間程度の観光時間でした。 -
待ちに待った夕食。19時から予約したのは、Buca di san francescoというお店。日本からメール予約(イタリア語で連絡しました)できました。
あいにく、大雨だったこともあり、日曜日の夜ですがお店は比較的空いていました。 -
前菜盛り合わせ、パスタ2種類(キノコのパスタとカラスミのパスタ)、プロセッコ1本を3人で食べます。
女3人なので、あまり沢山は食べられず、だいたい、前菜とパスタ2種類を3人で分けるという方法で頼みましたが、今回の旅では全てのお店の方は(一応)嫌な顔をせずに対応していただきました。
このキノコのパスタ、絶品でした!!カメリエーレも親切で素敵。ごちそうさまでした。 -
はい、別腹のティラミス。私を元気にして!という名前通りの、元気の出るドルチェです。
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