2016/04/29 - 2016/05/02
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ノーーウォリーズさん
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エジプト最後の数日間はカイロとアレキサンドリアで過ごしました。これらの街はエジプトの南部と異なり女性もスカーフなしの洋服の人が多くナイトライフも楽しめるとあって、同じ国とは思えない位違います。カイロの街ができたのは他よりずっと後のイスラム来訪の頃で、一番古くてもAD6世紀頃のもの。他のエジプトの遺跡に比べたら近代建築とも言えそうです。大都会でテロの危険がないとは言えませんが、一見すると平和的で警察などもあまり見かけません。最初は不安もありましたが、フレンドリーな現地人のお陰で日が経つにつれリラックスした街歩きを楽しめました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
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タリール広場 Midan Tahrir です。2011年にはアラブの春が起きたときは、ここがデモの中心地でテレビで頻繁に映った場所です。今では何もなかった様に平和的です。警官もいません。
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地下鉄に乗ってコプト教の中心地に行きます。他の都市のコプト教の教会はかなり巨大でモスクと共に市内で一番大きな建物だったのですが、カイロの教会はこじんまりとしています。
コプト博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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教会の内部、壁の模様がイスラム風です。
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それでもこれを見ればキリスト教の教会だということが判ります(イスラム教は偶像禁止から、モスクにはこういった絵はありません)。他にも幾つか小さい教会はあります。他の町の教会には熱心な教徒を多く見かけたのですが、ここにいるのは専ら観光客、ちょっと残念です。
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続いてシタデル Citadelへタクシーで向かいます。カイロ最大のイスラム教モスクの Mohammed Aliモスクです。タクシーを降りてここまで来るのに暑い中坂道を登りますので、涼しい時間帯に来ればよかった。
シタデル 史跡・遺跡
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モスクの中にも入ることができ、そこには巨大なシャンデリアが。
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隣にはAn-Nasir Mohammedというモスクが。頭が1重の丸い形でイランにあるモスクを連想しました。
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シタデルはカイロで一番高い場所に位置しますので、町が一望できます。反対側には20km離れたギザのピラミッドも薄っすら見えました。次は写真のモスクに向かいます。
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写真では近そうに見えますが、実はこの方向に出口はなく、反対側から大回りする必要があります。20分は歩いたでしょうか。これは、Sultan Hassanモスク側から、シタデルを見たところ。
スルタン・ハッサン・モスク 寺院・教会
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モスクにはどこにもご覧の様な巨大な中庭があります。こちらは観光客も現地人も少なくゆったりしています。
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丁度お祈りの時間です。コーランを読み上げています。この声が町中に響きわたっているあの大音量の正体です。
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次に西方面に歩くこと15分、Ibn Tulunモスクです。面積ではここがカイロ最大との事ですが、巨大なモスクの中に本当に人がいない。貸切り状態でした。カイロのモスク、教会はどこも信者がいなせん。皆大都会での日常生活に忙しいのでしょうか?
ガーマ・アフマド・イブン・トゥールーン 寺院・教会
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ナイル川です。この巨大さはルクソールの時と同じですが、都会の汚れた川の雰囲気で少し残念です。でも夕日は雰囲気あります。向こうに見えるのはカイロタワー。
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日が暮れてからは、ハンハリーリKhan al Khalili にあるアルゴーリ Al Ghouriでエジプシャンダンスショーを見ます。週3回の開催、19:30の開始ですが前の方で見たければ1時間ほど前に到着したほうが良いです。幸いなことに前から5列目に座れました。以前は無料みたいでしたが今は入場料30ポンドが必要です。
スルタン・ゴーリーのマドラサ 建造物
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スフィダンスの始まり。中央で廻っているのは名物おじさん。
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場は徐々に盛り上がっていき、次々とダンサーが現れ、何重に重ねたスカートをフラフープの様に自在に廻しています。
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そして最後はご覧の様にスカートをとってぐるぐる廻しフィナーレ。今日1日で何回転したのでしょうか。結構面白かったです。
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ハンハリーリはまだまだ夜は早いです。暗めの通りには人がいっぱい。
ハン・ハリーリ・バザール 市場
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モスクはライトアップされて幻想的です。
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フセイン広場 Midan al Hussein には祈りに行く人、買い物の人、食事に来た人で溢れかえっています。
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ハンハリーリには意外とレストランがありません。フセイン広場はどこも満席でしたし、ようやく見つけた庶民的な定食屋で鳩を食べてみます(45ポンド)。イスラム圏では結構ポピュラーです。味はチキンに似ているかな、中身は殆ど詰め物のライスで肉は殆どありませんでした。
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カイロ最終日はエジプト博物館へ。入場料100ポンドで他に写真を撮るなら50ポンド追加。私は50ポンド払わなかったので写真は撮りませんでしたが、50ポンド払わなくても取れそうな様子。しかしこの時は、ツタンカーメンのマスクのみは写真禁止でした。ここには写真を撮らないよう見張りがいます。
エジプト考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ピラミッドも含めて3日間のカイロ観光も終了。鉄道でアレキサンドリアへ向かいます。直通電車で約2時間の快適な旅。外国人を見るとWelcome to Egyptと声をかけてくれ、現地人も何か困ったことがないか尋ねてくれるなど、エジプト人はとても親切です。
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アレキサンドリア Alexandria駅を出てすぐの場所にあるローマ時代の遺跡。都会のど真ん中にひっそりと存在しています。地味ですが、イスラム支配前のローマ時代の遺跡がエジプトに残っていること自体が凄いことです。これ以外のローマ時代の遺跡は海に沈んだりと殆ど現存していません。
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海沿いのメイン通りに着きました。ヨーロッパを思い起こされる雰囲気です。エジプトは色々な歴史の積み重ねで、それぞれの街が違う国かと言うほど雰囲気が違って面白いです。
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地中海に沈む夕日。
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ここにはヨーロッパ風のカフェ文化もあります。しかし、やはりエジプトでは水タバコを吹かすエジプトカフェの方が人気で、あまり人はいませんでしたが。カフェに座り海風に当たります。ここでエジプトに来て初めて涼しいと感じました。灼熱のルクソールから、涼しいアレキサンドリアまでエジプトはやはり広いのです。
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アレキサンドリアの夜景。絵になりますね。ずっと見ていても飽きません。
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翌朝は早起きして海岸線を散歩します。海岸線の終着点でたどり着いたのがご覧のフォート。2000年以上前にローマ帝国がここに辿りついたときはどんな感じだったのでしょうか。他にも小さなミュージアムに行ったりして午前中を過ごします。
カーイトゥーベイの要塞 史跡・遺跡
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昼ごろにブルグアルアラブ空港 Burg al Arabからエジプトを出てヨルダンのアンマンへ向かいます。この空港、つい1ヶ月前にここを出発した飛行機がハイジャックされた事件が起きたばかり、、これを反省してセキュリティを強化されていたのでしょうか?普通のセキュリティチェックという感じ。エジプトは外からは危ないと思われていますが、エジプト自体にその自覚は薄い様で、警備は薄め。何もなければ平和的にみえます、そう何もなければ。
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