奈良市旅行記(ブログ) 一覧に戻る
初恋のときめきを覚えていますか?<br /><br />巻8-1500 (坂上郎女 − さかのうえのいらつめ)<br /><br />夏の野の<br />繁みに咲ける<br />姫百合の<br />知らえぬ恋は<br />苦しきものを<br /><br />技巧に走らず、素直に溢れんばかりの思いを表現している。恋心を姫百合に譬えたところなどは、洒落ていて、少女がちょっと背伸びをし、薄化粧をしたかのように感じる。驚くことに、これは郎女老年の頃の歌だといわれている。年老いて、なおこの歌を詠む感性を持ち続ける!そこに人間の”業”を感じるのは、私一人だけだろうか?<br /><br />坂上郎女(さかのうえのいらつめ)は、大伴旅人の異母妹で、家持からみれば叔母にあたる。13歳頃に穂積(ほづみ)皇子に嫁ぐが、霊亀元年(715)に死別。穂積(ほづみ)皇子の死後は,藤原麻呂に愛された。のち異母兄である大伴宿奈麻呂(すくなまろ)と結婚。そして、宿奈麻呂の死後、旅人を追って大宰府に下向した。帰京後は佐保邸に留まり、一家の刀自として、大伴氏を支えた。恐らく家持の母代りになっていたとも推測される。亡くなったのは、西暦750年頃。<br /><br />歌のうまさと華麗な恋愛遍歴から、美貌の持ち主だと確信していたが、身分の高い貴族の娘なら、2〜3回の結婚は当時普通に行われていたとのことで、私の美貌説は脆くも崩れた。しかし、私の坂上郎女に対する気持ちは変わらない。大好きな歌人の一人である。<br /><br />今回歩いた道程は、スタートを東大寺・転害門とし、1972年に奈良市が定めた「歴史の道」を選び、ゴールを平城宮跡に近い「法華寺」とした。具体的には、東大寺・転害門〜般若寺〜奈良豆比古神社〜法蓮佐保山〜興福院〜不退寺〜法華寺となる。恐らく坂上郎女も行き来したであろう道である。<br /><br />&quot;Welcome to Nara&quot;の地図を片手に、正午頃から歩き出し、5時5分前に法華寺に着いた。

万葉ロマン 坂上郎女

46いいね!

2016/09/25 - 2016/09/25

640位(同エリア5391件中)

2

56

k.s

k.sさん

初恋のときめきを覚えていますか?

巻8-1500 (坂上郎女 − さかのうえのいらつめ)

夏の野の
繁みに咲ける
姫百合の
知らえぬ恋は
苦しきものを

技巧に走らず、素直に溢れんばかりの思いを表現している。恋心を姫百合に譬えたところなどは、洒落ていて、少女がちょっと背伸びをし、薄化粧をしたかのように感じる。驚くことに、これは郎女老年の頃の歌だといわれている。年老いて、なおこの歌を詠む感性を持ち続ける!そこに人間の”業”を感じるのは、私一人だけだろうか?

坂上郎女(さかのうえのいらつめ)は、大伴旅人の異母妹で、家持からみれば叔母にあたる。13歳頃に穂積(ほづみ)皇子に嫁ぐが、霊亀元年(715)に死別。穂積(ほづみ)皇子の死後は,藤原麻呂に愛された。のち異母兄である大伴宿奈麻呂(すくなまろ)と結婚。そして、宿奈麻呂の死後、旅人を追って大宰府に下向した。帰京後は佐保邸に留まり、一家の刀自として、大伴氏を支えた。恐らく家持の母代りになっていたとも推測される。亡くなったのは、西暦750年頃。

歌のうまさと華麗な恋愛遍歴から、美貌の持ち主だと確信していたが、身分の高い貴族の娘なら、2〜3回の結婚は当時普通に行われていたとのことで、私の美貌説は脆くも崩れた。しかし、私の坂上郎女に対する気持ちは変わらない。大好きな歌人の一人である。

今回歩いた道程は、スタートを東大寺・転害門とし、1972年に奈良市が定めた「歴史の道」を選び、ゴールを平城宮跡に近い「法華寺」とした。具体的には、東大寺・転害門〜般若寺〜奈良豆比古神社〜法蓮佐保山〜興福院〜不退寺〜法華寺となる。恐らく坂上郎女も行き来したであろう道である。

"Welcome to Nara"の地図を片手に、正午頃から歩き出し、5時5分前に法華寺に着いた。

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
交通手段
私鉄 徒歩

PR

  • 東向商店街<br /><br />いつもながら、食い意地が張っております。まずは、腹ごしらえと、東向商店街入口の「風神」を訪ねたのですが、30分待ちです。<br /><br />30分待ちは厳しいので、別な店をと思案すると、イタリア料理店の「PIANO」を思いつきました。東向商店街のはずれにありますが、風神からは、歩いて2〜3分です。

    東向商店街

    いつもながら、食い意地が張っております。まずは、腹ごしらえと、東向商店街入口の「風神」を訪ねたのですが、30分待ちです。

    30分待ちは厳しいので、別な店をと思案すると、イタリア料理店の「PIANO」を思いつきました。東向商店街のはずれにありますが、風神からは、歩いて2〜3分です。

  • 東向商店街

    東向商店街

  • イタリア料理店 PIANO

    イタリア料理店 PIANO

    トラットリア・ピアノ グルメ・レストラン

  • イタリア料理店 PIANO<br /><br />今回はパスタを選びましたが、全てのパスタ単品に前菜が付くとのことで、出されたのが写真のものです。<br /><br />高級店でよくする、料理の説明をしていただきましたが、料理の説明を聞いてもないのにされるのは、あまり好きではありません。<br /><br />

    イタリア料理店 PIANO

    今回はパスタを選びましたが、全てのパスタ単品に前菜が付くとのことで、出されたのが写真のものです。

    高級店でよくする、料理の説明をしていただきましたが、料理の説明を聞いてもないのにされるのは、あまり好きではありません。

  • イタリア料理店 PIANO<br /><br />選んだパスタは、定番のトマト味のものです。

    イタリア料理店 PIANO

    選んだパスタは、定番のトマト味のものです。

  • イタリア料理店 PIANO<br /><br />食後のコーヒーセットも奮発をして付けました。今回はテラミスが付き、アイスコーヒーを選びました。<br /><br />パスタ 1380円、コーヒーセット 500円、計1880円です。<br /><br />食べ終わったあと、しまった!と思わず声を出しそうになりました。この店の自慢は、パスタではなく、ピザだったのです。パンチの効いたピザを食べ逃しました。

    イタリア料理店 PIANO

    食後のコーヒーセットも奮発をして付けました。今回はテラミスが付き、アイスコーヒーを選びました。

    パスタ 1380円、コーヒーセット 500円、計1880円です。

    食べ終わったあと、しまった!と思わず声を出しそうになりました。この店の自慢は、パスタではなく、ピザだったのです。パンチの効いたピザを食べ逃しました。

  • 東大寺 転害門<br /><br />機嫌を直して、転害門からスタートです。<br /><br />スタートを何故「転害門」に決めたかというと、坂上郎女がどこに住んでいたのか、はっきりしたことは分からないが、当時の高級住宅地に住んでいたことは間違いない。愛称の「坂上郎女」は、”坂の上の邸宅に住んでいるお嬢さん”という意味であるからだ。<br /><br />当時の大宮人の住宅は、今でいえば東の奈良坂と西の関西本線との間の丘陵地帯にあった。南北でいえば、佐保路の北方に起伏している低い山が佐保山だが、その南山麓一帯とのこと。<br /><br />転害門は佐保路の東の外れ、北上すれば、奈良坂にでる位置にある。<br /><br />

    東大寺 転害門

    機嫌を直して、転害門からスタートです。

    スタートを何故「転害門」に決めたかというと、坂上郎女がどこに住んでいたのか、はっきりしたことは分からないが、当時の高級住宅地に住んでいたことは間違いない。愛称の「坂上郎女」は、”坂の上の邸宅に住んでいるお嬢さん”という意味であるからだ。

    当時の大宮人の住宅は、今でいえば東の奈良坂と西の関西本線との間の丘陵地帯にあった。南北でいえば、佐保路の北方に起伏している低い山が佐保山だが、その南山麓一帯とのこと。

    転害門は佐保路の東の外れ、北上すれば、奈良坂にでる位置にある。

    東大寺 寺・神社・教会

  • 東大寺 転害門<br /><br />門の下を潜ることはできないが、門の横を通れるようになっていて、写真に写っている東側の道にでることができる。

    東大寺 転害門

    門の下を潜ることはできないが、門の横を通れるようになっていて、写真に写っている東側の道にでることができる。

  • 東大寺 転害門付近<br /><br />最初のT字路だが、北の方向に歩きだした。例によって、人の流れは南。(東大寺の大仏殿へお参りするようである)

    東大寺 転害門付近

    最初のT字路だが、北の方向に歩きだした。例によって、人の流れは南。(東大寺の大仏殿へお参りするようである)

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />「歴史の道」の道標。

    東大寺 転害門〜般若寺

    「歴史の道」の道標。

  • 東大寺 転害門〜般若寺

    東大寺 転害門〜般若寺

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />廃屋を見つけた。人が住まなくなって何年経つのだろうか?

    東大寺 転害門〜般若寺

    廃屋を見つけた。人が住まなくなって何年経つのだろうか?

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />石で作られた「歴史の道」の道標もあります。

    東大寺 転害門〜般若寺

    石で作られた「歴史の道」の道標もあります。

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />信号機のある交差点にでますが、右に行けば柳生、左に行けば般若寺の交差点にでます。

    東大寺 転害門〜般若寺

    信号機のある交差点にでますが、右に行けば柳生、左に行けば般若寺の交差点にでます。

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />般若寺に向かっています。<br /><br />正面に木々がこんもりと繁った低い山がありますが、般若寺はその中にあります。

    東大寺 転害門〜般若寺

    般若寺に向かっています。

    正面に木々がこんもりと繁った低い山がありますが、般若寺はその中にあります。

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />左手に東大寺・大仏殿が見えます。

    東大寺 転害門〜般若寺

    左手に東大寺・大仏殿が見えます。

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />興福寺の五重塔もその姿を一部覗かせています。

    東大寺 転害門〜般若寺

    興福寺の五重塔もその姿を一部覗かせています。

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />般若寺の交差点。

    東大寺 転害門〜般若寺

    般若寺の交差点。

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />交差点の角にコンビ二があったので、お茶を買いました。9月も終わろうとしているのに、暑くて堪りません。気温は30度を超えています。

    東大寺 転害門〜般若寺

    交差点の角にコンビ二があったので、お茶を買いました。9月も終わろうとしているのに、暑くて堪りません。気温は30度を超えています。

  • 東大寺 転害門〜般若寺<br /><br />道路を渡り、家の手前の坂道を上ります。

    東大寺 転害門〜般若寺

    道路を渡り、家の手前の坂道を上ります。

  • 東大寺 転害門〜般若寺

    東大寺 転害門〜般若寺

  • 般若寺楼門<br /><br />般若寺は、今が盛りのコスモスの”花の寺”としても有名なのですが、今回は先を急ぎます。<br /><br />

    般若寺楼門

    般若寺は、今が盛りのコスモスの”花の寺”としても有名なのですが、今回は先を急ぎます。

    般若寺 寺・神社・教会

  • 般若寺〜奈良豆比古神社

    般若寺〜奈良豆比古神社

  • 奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)<br /><br />能楽の源流である「猿楽」がこの神社で発達したとのこと。初めて訪れるので、お参りをさせていただきます。

    奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)

    能楽の源流である「猿楽」がこの神社で発達したとのこと。初めて訪れるので、お参りをさせていただきます。

    奈良豆比古神社 寺・神社・教会

  • 奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)<br /><br />本殿前に「翁舞」が奉じられる舞台が設けられており、その周りを社務所や寄合所が取り囲む、不思議な作りになっています。<br /><br />「翁舞」は、国指定重要無形民俗文化財で、毎年10月8日の「秋祭宵宮」の夜に篝火の中で舞われるとのこと。

    奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)

    本殿前に「翁舞」が奉じられる舞台が設けられており、その周りを社務所や寄合所が取り囲む、不思議な作りになっています。

    「翁舞」は、国指定重要無形民俗文化財で、毎年10月8日の「秋祭宵宮」の夜に篝火の中で舞われるとのこと。

  • 奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)<br /><br />本殿は、一間社の春日造が三殿並んでいる。ご祭神は、施基親王(志貴皇子)、平城津彦神(ならつひこのかみ)、春日王。中央に産土の神・平城津彦神、向かって右側に志貴皇子、左側に春日王(志貴皇子の子)が祀られている。<br />

    奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)

    本殿は、一間社の春日造が三殿並んでいる。ご祭神は、施基親王(志貴皇子)、平城津彦神(ならつひこのかみ)、春日王。中央に産土の神・平城津彦神、向かって右側に志貴皇子、左側に春日王(志貴皇子の子)が祀られている。

  • 奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)

    奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />奈良豆比古神社から法蓮佐保山へ行くのに、手間取った。道標を頼りにして歩いているのに、それらしき道標がないのである。<br /><br />地元の人に道を尋ねると、この道標がある道を選べばよいことが分かった。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    奈良豆比古神社から法蓮佐保山へ行くのに、手間取った。道標を頼りにして歩いているのに、それらしき道標がないのである。

    地元の人に道を尋ねると、この道標がある道を選べばよいことが分かった。

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />途中にあった道標。<br /><br />途中でも道標があるのは有難いが、曲がり角には必ず設置して欲しいものだ。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    途中にあった道標。

    途中でも道標があるのは有難いが、曲がり角には必ず設置して欲しいものだ。

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />さてまた困りました。どちらを行けばよいのでしょうか?<br /><br />佐保山の南山麓の方に行きたいので、上り坂の道を選びました。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    さてまた困りました。どちらを行けばよいのでしょうか?

    佐保山の南山麓の方に行きたいので、上り坂の道を選びました。

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />手前に奈保町の街並みが見え、遠方のは高の原の住宅地。右の木々が繁り、こんもりとした山の中に元明天皇陵がある。元明天皇陵に隠れて見えないが、その山の向こう側は木津(京都)だ。<br /><br />ここから見ると、なんと京都の近いことだろう!<br /><br />

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    手前に奈保町の街並みが見え、遠方のは高の原の住宅地。右の木々が繁り、こんもりとした山の中に元明天皇陵がある。元明天皇陵に隠れて見えないが、その山の向こう側は木津(京都)だ。

    ここから見ると、なんと京都の近いことだろう!

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />黒髪橋。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    黒髪橋。

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />黒髪橋。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    黒髪橋。

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />黒髪橋の上から見下ろした風景。下を走る道路まではかなりの高さがあります!

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    黒髪橋の上から見下ろした風景。下を走る道路まではかなりの高さがあります!

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />黒髪橋から南を望む。写真中央に鴻池グランドの一部がちらっと見えているのですが、分かりますか?

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    黒髪橋から南を望む。写真中央に鴻池グランドの一部がちらっと見えているのですが、分かりますか?

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />黒髪山 音楽ホール。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    黒髪山 音楽ホール。

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />既にここが「法蓮佐保山」であるとのこと。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    既にここが「法蓮佐保山」であるとのこと。

  • 奈良豆比古神社〜法蓮佐保山<br /><br />黒髪山神社。奈良豆比古神社の末社。

    奈良豆比古神社〜法蓮佐保山

    黒髪山神社。奈良豆比古神社の末社。

  • 法蓮佐保山<br /><br />旧奈良ドリームランドを見下ろせる道を南に下っていますが、写真正面は、恐らく青山住宅だと思います。

    法蓮佐保山

    旧奈良ドリームランドを見下ろせる道を南に下っていますが、写真正面は、恐らく青山住宅だと思います。

  • 法蓮佐保山<br /><br />やっと下り坂になりました。この道を真っ直ぐ下れば、佐保路に出ます。<br /><br />今回歩いた道では、雰囲気がそれっぽく、坂上郎女はこのあたりに住んでいたのでは?と思うのですが...。但し、学者が特定できない、というのですから、まあ、雰囲気だけを味わってください。

    法蓮佐保山

    やっと下り坂になりました。この道を真っ直ぐ下れば、佐保路に出ます。

    今回歩いた道では、雰囲気がそれっぽく、坂上郎女はこのあたりに住んでいたのでは?と思うのですが...。但し、学者が特定できない、というのですから、まあ、雰囲気だけを味わってください。

  • 法蓮佐保山<br /><br />奈良市街が一望できます。<br /><br />

    法蓮佐保山

    奈良市街が一望できます。

  • 法蓮佐保山

    法蓮佐保山

  • 法蓮佐保山

    法蓮佐保山

  • 法蓮佐保山<br /><br />坂上郎女の歌をもう1首紹介します。<br /><br />巻4-527<br /><br />来むと言ふも<br />来ぬ時あるを<br />来じと言ふを<br />来むとは待たじ<br />来じと言ふものを<br /><br />早口言葉のようですが、意味は3〜4回繰り返して詠ってみると、自然と理解できると思います。不実な愛人をなじっていますが、相手は藤原麻呂です。詠われたのが、恋愛進行中か、それとも破局した後か。それによって味わい方も多少違ってくると思います。仮に、恋愛進行中だったら、怖いですね〜。

    法蓮佐保山

    坂上郎女の歌をもう1首紹介します。

    巻4-527

    来むと言ふも
    来ぬ時あるを
    来じと言ふを
    来むとは待たじ
    来じと言ふものを

    早口言葉のようですが、意味は3〜4回繰り返して詠ってみると、自然と理解できると思います。不実な愛人をなじっていますが、相手は藤原麻呂です。詠われたのが、恋愛進行中か、それとも破局した後か。それによって味わい方も多少違ってくると思います。仮に、恋愛進行中だったら、怖いですね〜。

  • 興福院 (こんぶいん)<br /><br />佐保路の尼寺。拝観には予約が必要。

    興福院 (こんぶいん)

    佐保路の尼寺。拝観には予約が必要。

    興福院 寺・神社・教会

  • 興福院〜不退寺<br /><br />多少のくねりはありますが、佐保路と平行な道を歩いてゆきます。

    興福院〜不退寺

    多少のくねりはありますが、佐保路と平行な道を歩いてゆきます。

  • 興福院〜不退寺

    興福院〜不退寺

  • 興福院〜不退寺

    興福院〜不退寺

  • 興福院〜不退寺

    興福院〜不退寺

  • 興福院〜不退寺

    興福院〜不退寺

  • 興福院〜不退寺<br /><br />不退寺はもう少しです!

    興福院〜不退寺

    不退寺はもう少しです!

  • 興福院〜不退寺

    興福院〜不退寺

  • 興福院〜不退寺<br /><br />この箇所を北に向かうと不退寺で、南を選ぶと関西本線の踏み切りを渡り、佐保路にでます。<br /><br />カメラの調子が悪くなっているし、もう少しなので、先を急ぎます。<br />

    興福院〜不退寺

    この箇所を北に向かうと不退寺で、南を選ぶと関西本線の踏み切りを渡り、佐保路にでます。

    カメラの調子が悪くなっているし、もう少しなので、先を急ぎます。

  • 興福院〜不退寺<br /><br />不退寺近くの関西本線の踏み切り。<br /><br />

    興福院〜不退寺

    不退寺近くの関西本線の踏み切り。

  • 法華寺<br /><br />到着したのが、5時5分前で、拝観は5時までです。いくらなんでも5分で拝観できないので、拝観は次回にします。<br /><br />今回は大宮人がかつて歩いたであろう道を歩いてみましたが、奈良もけっこう起伏に富んだ土地だな、と認識を新たにしました。

    法華寺

    到着したのが、5時5分前で、拝観は5時までです。いくらなんでも5分で拝観できないので、拝観は次回にします。

    今回は大宮人がかつて歩いたであろう道を歩いてみましたが、奈良もけっこう起伏に富んだ土地だな、と認識を新たにしました。

    法華寺 寺・神社・教会

この旅行記のタグ

関連タグ

46いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • ryujiさん 2016/10/02 12:00:19
    小生の永遠の恋人!
     k.sさん、こんにちは。

     見たよ、みたよ、ミタヨ、坂上郎女の旅行記。

     旅行記坂上郎女のプロローグ、興味深く拝読しました。この和歌(うた)って彼女の晩年の作でしたか。 ずっと少女の坂上郎女を和歌に重ね合わせて思いきたのですよ。小生の最も大好きな和歌の1つです、ちょっとイメージが損なわれたなぁ〜。 でもいい〜んです、小生がこの年になってもこの思い(片恋)はよ〜く解ります。(思春期に味わったほろ苦い体験)

     k.sさん、坂上郎女を旅行記に取り上げて頂きありがとう。これは大変生意気な発言です、小生嬉しさが余りのことでお許しを。 貴方と思いを同じとしたと言う事でご理解して頂ければ幸いです。
                                                 ryuji

    k.s

    k.sさん からの返信 2016/10/02 16:29:32
    RE: 小生の永遠の恋人!
    ryujiさんへ

    お久し振りです。お元気そうでなによりです。

    ryujiさんも坂上郎女の熱烈なファンであることを知り、私も嬉しいです。

    私も坂上郎女は、歌がうまく、別嬪さんであると確信していた時期があるのですが、そうでもないよ、と否定的な文章を読んだときは、ショックでした。

    しかし、”姫百合”の歌は、輝いています。この1首をもって、全面的に坂上郎女を支持する。それ程素晴らしい歌だと思います。

    「万葉ロマン」で挫けそうになった時に、メールをいただきます。その度に励まされ、ここまで続けることができました。有難うございます。今後も見守っていただけたら、幸いです。

    k.sより



    >  k.sさん、こんにちは。
    >
    >  見たよ、みたよ、ミタヨ、坂上郎女の旅行記。
    >
    >  旅行記坂上郎女のプロローグ、興味深く拝読しました。この和歌(うた)って彼女の晩年の作でしたか。 ずっと少女の坂上郎女を和歌に重ね合わせて思いきたのですよ。小生の最も大好きな和歌の1つです、ちょっとイメージが損なわれたなぁ〜。 でもいい〜んです、小生がこの年になってもこの思い(片恋)はよ〜く解ります。(思春期に味わったほろ苦い体験)
    >
    >  k.sさん、坂上郎女を旅行記に取り上げて頂きありがとう。これは大変生意気な発言です、小生嬉しさが余りのことでお許しを。 貴方と思いを同じとしたと言う事でご理解して頂ければ幸いです。
    >                                              ryuji

k.sさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP