2016/07/16 - 2016/07/16
16位(同エリア40件中)
ロク69さん
7月16日はリンダーヒュッテからトレントホルン往復のハイキングだ。ここでは山頂からの素晴らしい眺望と下山の様子を記載したい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは東のレッチェンタール方向を眺める。レッチェンタール自体は手前の黒い山で隠れているが、右に大きなビーチホルン(Bietschhorn、3934m)が目に入る。ついで左へはレッチェンタラー・ブライトホルン(L ö t s c h e n t a l e r B r e i t h o r n 、3785m)、さらにアレッチホルン(Aletschhorn、4193m)、鞍部の左奥はフィンスターアールホルン(Finseraarhorn、4274m)、続いて左のランタ−ブルナー・ブライトホルン(Lauterbruner Breithorn、3780m)、ユングフラウ(Jungfrau、4158m)と豪華な山並みが続いている。手前のクライネス・トレントホルン(Kleines Torrenthorn、2996m)を経て、レシュティロートホルン(Rstir2969m)othorn、と続いている。
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レッチェンタールの王者ビーチホルンの拡大。一際高くそびえる秀峰はこの谷の主峰らしい風格と威厳がある。右の小さなピークはウィラーホルン(Wilerhorn、337m)、ビーチホルンの左奥の白い頭の山はネストホルン(Nesthorn、3822m)、ついで左がレッチェンタールのブライトホルンと見えている。
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ビーチホルンだけのズームアップ。北側から眺めると端正な三角形の形を見せるこの山は、こちら側からはもっこりとしたエネルギーの大きい山容を見せる。左下の小さな丘陵の手前に小さくビーチホルン・ヒュッテが見えている。
参考:ビーチホルン・ヒュッテへ登った記録
http://4travel.jp/travelogue/10931201
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その左側、レッチェンタールの最奥部のレッチェンリュケ方向はリュッケの奥にフィンスターアールホルンが高い。さらに左はアヌングラートを経て、白いグロスホルン、ラウターブルナーのブライトホルンと続いている。
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そのブライトホルンの左にはユングフラウが見える。
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つぎは南東方向、サースタールの向こうにワイスミース、ラッギンホルン、フレッチホルンが並んでいる。距離があるので少し霞んでいるが雲ひとつない青空の中で認識できる。
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その右のミシャベル山群と右端のモンテローザの遠望。数多くの4000m超の山々をまとめて捉えるとても豪華な眺めである。
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モンテローザとリスカムの拡大。周囲の山を睥睨する高峰の威厳と雄大さが感じられる。
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その右はワイスホルンと手前に重なるビスホルン、後者も堂々の4000m峰、右の尖峰はチナールロートホルンだ。
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チナールロートホルンの右は白い頭のヴェーレンクッペ(Wellenkuppe、3903m)とオバーガーベルホルンを従えるマッターホルンが見えている。
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さらに右はダン・ブランシュと重なるグラン・コルニエ、左端はポアント・ド・チナール(Pointe de Zinal、3789m)だ。
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ついでダン・ド・ベルトール、ド・ラ・ツァの針峰、ジェネヴォア、ペロックの山群、右端のプティ・コロン(Petit Mont Collon、3556m)とアローラ方面の山山が見えている。
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次はエギュイーユ・ルージュ・ダローラの針峰、手前に重なるベック・ド・ボソンが見える。左の高峰はラ・ルイネット(La Ruinette、3875m)と思われる。
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その右はグラン・コンバンの拡大。4000m超のピークが集結するこの山塊はスケールがとても大きく大きな戦艦を思わせる風貌に圧倒される。
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さらにモンブラン方向のズームアップ。ここまで見える今日の天候に大きな感謝をしよう。
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参考:昨年(2015年)9月にリンダーヒュッテからレシュティパスを越えてレッチェンタールへ歩いたときの写真(グランジョラスとモンブランの遠望)。今回と同様に快晴の天気で季節が秋のせいか、遠望でも少しはくっきりと見えている気がする。
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西方向は孤高のレ・ディアブルレがそびえる。右の小さなピークはオルデホルン(Oldehorn、3123m)だ。
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ついで近いヴィルドホルン(Wildhorn、3248m)も氷河を伴って横たわる。
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さらに近くのヴィルドシュトルーベル(Wildstrubel、3244m)とシュテークホルンの眺め。ゲンミ峠越しにみるこれらの山は近づきたいものだ。
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頂上の周辺は何箇所も切れ落ちた隙間があり、動き回るのにも大きな注意を要する。
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視線を眼下に落とすとエメラルドグリーンの池が見える。ヴィッセゼー(Wysse see、2380m)だ。昨秋歩いたレシュティパス越えのルートにある湖だ。
参考:2015年9月の記録
http://4travel.jp/travelogue/11093821 -
その拡大。昨秋はもっと水量が少なかったような気がする。約650m下方の池を眺めていることになる。
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さらに昨秋歩いたルートを大きく見てみる。右上のシャーフベルクを巻いて歩くコースが白い糸のように続いている。
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参考:昨秋9月のヴィッセゼーから見上げたトレントホルン。湖の水量はとてもすくないのが分かる。
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南東方向はワイスミースの3山。その左はラウトホルン(Rauthorn、3269m)の山並みだろうか。
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レッチェンタールの深部の拡大。右奥は大きなアレッチホルン、手前に重なるシンホルン(Schinhorn、3797m)、ついで左にザッテルホルン(Sattelhorn、3745m)、レッチェンリュッケの奥はフィンスターアールホルンがとても大きい。
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リンダーホルンの拡大。iPhoneでの撮影、ズームしなければそこそこの画質で撮れる。
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同じくアルテルスとバルムホルンの拡大。
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山頂の十字架とミシャベルの山々とモンテローザ。
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さらにアローラの南西方向。モンブラン・ド・シェイロン、ルージュ・ダローラ、重なるベック・ド・ボソンと遠望できる。
頂上で昼食を取ることにする、持参のおにぎり、サンドウィッチとタクアンだ。 -
約40分を掛けて眺望と昼食を楽しんで下山開始とする。空はまだまだ快晴が続いている。降りの積雪上から眺めたワイスホルン、マッターホルンなどの眺望。ふわふわした柔らかい雪原と上部の険しい山々の対比がとても美しい。
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滑りやすいザレ場を過ぎてたっぷりの雪原を降る。斜度がないのでアイゼンも不要で問題なく歩ける。前方の眺めが美しい。
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雪原から眺める南東方向。ミシャベル、モンテローザからマッタ^ホルン、ダン・ブランシュまで素晴らしく豪華な景観を楽しめる。
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同じく南西から西方向。アローラ方面からグラン・コンバン、グランジョラス、モンブランまでのパノラマがすごい。
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かなり降ってロープウェイの駅も見えてきた。
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このあたりは標識もなくルートが分かりにくいところだった。
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出発点近くから眺める山々。モンブラン・ド・シェイロン、ベック・ド・ボソン、ルージュ・ダローラが美しく見える。
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駅舎間近の地点からの眺め。今日は朝から今までずっと快晴続きでこれらの眺望が見えていてとても幸運だった。
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出発点のリンダーヒュッテには12:30に帰着、下り始めてから1時間3分だった。駅の上にあるレストランで休憩する。オープンな造りで開放感がありがたい。
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白ワイン(ファンダン)とビールで乾杯、今夏最後のスイスハイキングの無事を感謝する。
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外のテラスもあるが今日は暑そうな気がする。このレストランのお値段はとっても高いと思った。
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ロープウェイでロイカーバドまで下る。
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ロープウェイから見たロイカーバドの様子。いろんな建物、施設がたくさんあって賑やかな場所だと思った。
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ロープウェイ駅からバス停までの途中にあったホテル「Wlliserhof」。こうしたホテルは沢山あるようだ。
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バス・ターミナルまで歩いてきたが、バスの時間まで少しあるので近くのレストランで休憩をする。
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スープと白ワインを楽しむ。ホテル付属のテラス・レストランで多くの人たちが歓談していた。
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帰路は朝と違って最短コースだった。ロイクからガンペル・シュテッグ(Ganpel-Steg)、バスに乗り換えてゴッペンシュタイン(Goppenstein)、ここから列車でカンデルシュテークまで帰った。ゴッペンシュタインで見た大小のホッケンホルンの眺め。今日は本当に素晴らしい天気の一日だった。
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遠征した割には早く帰ることができ、明日の帰国日の準備も余裕を持ってできた。夕食は、アンチョビのパスタ、サラダ、アスパラのスープ、赤ワイン、」ビールだった。
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本日歩いたルート図。リンダーヒュッテからはリフト沿いに真っ直ぐ登り、2688m地点で右へコースが曲がる。後は雪原とザレた斜面の登りだった。ピーク近くには積雪は点在する程度であった。切り立った頂上はその隙間から下方が覗き見えて、少し怖かった。
本日の全行動時間は3時間30分、うち休憩40分、実動2時間50分、登り640m、降り640mだった。ロープウェイ係員の情報で、積雪の心配をしながらの登行だったがさほどの影響もなく、無事往復できたことを喜んでいる。また天気が最高に素晴らしく、多くの山々の眺望を楽しめたことはとても幸運だったと思う。
これで今夏のスイスハイキングは終了、アンデルマット、カンデルシュテークの合計17泊の滞在は楽しいハイキングの旅だったと思っている。 -
7/17(日)、チューリヒ空港へ向かう朝のカンデルシュテーク。ブリュムリスアルプ連峰も美しく見えている。
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アパート前にある教会。
列車に乗ると、検札の車掌がきて「シュピースからトゥーンまで不通になっているので、シュピースで代行バスに乗り換えるように」との指示があった。初めてのことなので心配しながら、シュピースで降りると駅前にたくさんのバスが停まっていてどのバスなのか分からない。駅員に聞いてバスに乗ると出発は20分後だという。トゥーンに着いてしかるべき列車を探すと予定より30分遅れの列車があるという。なんとか事なきを得て、空港には予定を45分程度遅れて到着することができた。
余裕を持って出てきたので大事に至らずに済んだ。スイス鉄道は日本と同様にダイヤは正確だが、まれにこんなこともあるのだと認識した。 -
飛行機は大きな遅れもなく香港に到着した。関空までは4時間足らず、あと少しで帰国となるようだ。機内では早くも来年のプランを夢想し始めている。
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