2016/08/21 - 2016/08/26
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kenshoさん
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マイレージを使い、航空機で西安2泊、北京3泊で遺跡・街歩きの旅をしてきました。中国語を学習しており、会話練習のためにも現地ツアー等は使わず、原則、公共交通機関を使って回りました。個人旅行をする方々の参考になれば幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今回の旅行の都市間移動は、全てANAのマイレージを使って航空機で移動しました。成田10:10発→杭州12:50着はANA便、杭州15:30発→西安17:55着の中国国内線は中国国際航空の便を使いました。(中国国際航空もスターアライアンス加盟なので、ANAマイルで乗れます)
杭州蕭山国際空港 (HGH) 空港
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西安咸陽国際空港には鉄道・地下鉄が乗り入れていないため、西安中心部へは、バスかタクシーで移動するしかありません。東大街にあるホテルの近くに停車するバス路線を前もって調べていたのですが、調べ方が悪かったのか、その路線は存在せず。
バス発券カウンターに聞いて、西安維景国際大酒店(グランドメトロパークホテル)行きのバスに乗車。代金25元、約1時間の乗車でメトロパークホテルに到着。
途中、車窓から西安の街の雰囲気を感じますが、北京や上海に比べて「地方都市だな」といった感じでした。
維景国際大酒店から徒歩でホテルに向かい、20時頃チェックイン。西安咸陽国際空港 (XIY) 空港
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ホテルは東大街にある皇城豪門酒店(グランドノーブルホテル)。
http://www.gnhotel.com/xian_index.php?Locale=en-us
朝食を付けましたが、それなりに美味しかったです。
宿泊者は欧米人が多い。鐘楼や回族街まで徒歩で行けますし、隣に中国銀行もあって両替も便利。唯一、近隣にコンビニがないのが難点か。
総合的にはコスパの良いホテルと考えます。
チェックイン後に部屋に荷物を置き、徒歩で回族街に出かけました。グランド ノーブル ホテル 西安 (西安皇城豪門酒店) ホテル
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回族街に向かう途中にあり、街の中心の象徴である鐘楼。ライトアップされキレいですね。“西安に来たな”と実感します。
鐘楼 建造物
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夏休み時期の日曜夜だからか、回族街は大混雑でした。目に付いた店に入って、陝西料理の名物の一つであるbiangbiang面を食べました。
値段は35元。まさに観光地価格で高い。でも今日は良いか。
味は「大したことないな…」といった感じ。
香菜(パクチー)が効いており、羊肉の独特の風味もあります。
私は大丈夫ですが、苦手な人も多いかも…。
一日目はこれで終了。コンビニでビールを買ってホテルに戻りました。 -
二日目のメインイベントは兵馬俑。朝8:30にホテルを出ます。
欧米人が多いホテルのためか、ホテル前にはチャーター獲得狙いのタクシーや白タクがいて、「你去那儿?兵馬俑?」(どこに行くの?兵馬俑かい?)と運転手達がしつこいですが、無視してタクシーを拾い、鉄道の西安駅へ。
西安駅前のバスターミナルで、兵馬俑に往復7元で行ける公共バス「游5(306)路」を探します。
バス停がたくさんあるのに、ある一つのバス停のみに100メートルくらいの長い列があり、「あのバス停じゃなきゃ良いな」と思いながら観光インフォメーションに尋ねると「あれです。並んでください」とのこと。ありゃりゃ。
でも、バスが次から次へと来るので、15分強の待ち時間で乗れました。なお、この間、私営のバスが「早く乗れるよ。兵馬俑に行くよ」と勧誘してきますが、このバスは片道30元で、途中お土産屋によるという噂もあります。ご注意を。
切符はバスの中で買います。運転手に加え乗務員が一人いて、彼女が車内を仕切って、切符を売って回ります。なおこの7元の切符は、帰りも使いますので、捨てないように。西安駅 駅
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バスの車窓から外を見ると、道端に白桃を売る屋台がたくさん出ています。
ちょうど旬なんでしょうね。おいしいのかな? -
バスで1時間くらい走って兵馬俑バス停に到着。そこから10分くらい歩くと「始皇帝兵馬俑博物館」に到着します。
入場券売り場の前で、日本語を話すガイドさんが「ガイドはいかがですか?」と日本語で売り込んできます。私は頼まなかったのですが、どうやら博物館公認のガイドさんのようです。
博物館の中に入ってみると中国人でもガイドと共に観覧する方が多いです。内部は非常に広く見所も多いので、「ガイドを頼み、説明を聞いても良かったな」とちょっと後悔しています。秦始皇帝陵博物院 (兵馬俑) 史跡・遺跡
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兵馬俑、とても迫力があります。見る価値ありです。始皇帝、どれだけ権力があったのでしょう。。。
夏休み時期で、博物館はものすごく人が多い。加えてこの時期の西安は最高気温40℃。春や秋に休暇を取れる人は、わざわざ夏に来ないように。(笑)
感動をより高めるためには、1号館→2号館→3号館と、番号通りの順番で回ることをオススメします。
一通り見学したあと、行きと同じ公共バス「游5(306)路」の復路便で帰ります。車内では乗務員が切符を売りに回ってきますが、往路便で買った切符を見せれば大丈夫です。 -
西安駅に戻りホテルで少し休憩してから、次は城壁に向かいます。
西門が一番大きな門のようですが、観光ポイントは南門である「永寧門」とのことで、この門にやってきました。
永寧門は、地下鉄「永寧門駅」の真上なので地下鉄が便利です。永寧門 (南門) 建造物
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城壁の上は良い雰囲気です。
ここも「西安に来たな」と感じられる場所の一つです。
城壁は1周10数キロ、レンタサイクルで2時間ほどで回れ、本当は挑戦したかったのですが、兵馬俑に行った疲れもありやめました。
少し暗くなってから来たほうが、夜景も見れて良いかもしれません。 -
城壁のあとは、永寧門の近隣にあるお土産スポット「書院門通り」を散策し、お土産を購入。
そのあと、書院門通りにあるレストラン「醉長安」で夕食を。
写真の豚足料理「大?怎肘子」など陝西料理を味わいました。酔長安 中華
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翌日午前は、まず玄奘三蔵で有名な大雁塔へ。
工事中で足場が組んであったのが残念。サラッと見学。
その後、見応えがあるという「陝西歴史博物館」に向かいました。
この博物館は「無料参観券を受け取って入場」というシステムですが、午前10時頃に着くと、物凄い数の人が並んでおり、「これを待っていては午後の飛行機に遅れる」と判断し、見学を断念しました。
その後、西安土産を買い、「西安発15:30→北京着17:25」の便に乗るため、12:45頃、維景国際大酒店の空港バス乗り場に着くと、「12:30に出発したばかり。次の便は13:30」とのこと。
空港のチェックインカウンターの混雑も勘案すると、13:30発のバスでは不安のためタクシーを利用。空港まで約150元。
空港に着くと、カウンターはやはり混雑しており、タクシー使用で正解でした。
バスの6倍の乗車賃だったけど・・・。
ここまでが西安への滞在。、滞在中、日本人らしき人を一人も見かけませんでした。暑い時期で旅行者が少ないのかもしれませんが、欧米人が多数いるなか「日本人、本当に少ないなあ」と思ってました。
中国内陸部は日本人にとって、まだまだマイナーな様です。大雁塔 建造物
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北京首都空港には地下鉄が乗り入れており、空港駅で地下鉄プリペイドカードを購入したあと、地下鉄を乗り継いでホテルに向かいました。
北京のホテルは、地下鉄2号線「崇文門駅」から徒歩30秒の「ノボテルシンチャオ」です。宿泊者は半分が外国人、半分が中国人といった感じでした。
部屋は普通。朝食も「まあまあ」でしょうか。NHKの衛星放送も視聴できました。宿泊した部屋が2階で眺望が良くなかったのが残念。
旅行3日目、北京1泊目は、ホテル近くの饅頭屋さんなどで買った小吃を晩御飯として食べて終了。明日の慕田峪長城に備えます。ベイジン シンチャオ ホテル ホテル
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北京の観光では、この公共交通カード「一?柑通カード」が欠かせません。
地下鉄でもバスでも使えます。そしてバスは代金が半額近くになります。
空港や地下鉄各駅で購入できます(デポジットが20元必要)。
今回も空港で早速買って使い始めました。
日本への帰国時に返却手続きしデポジットを払い戻してもらいますが、この返却手続きができる駅が少ないのでご注意を。
(空港駅では可能です) -
北京二日目、北京付近に何ヵ所かある万里の長城の観光スポットの一つ「慕田峪長城」に路線バスで向かいます。
私の北京訪問は二度目。前回訪問した万里の長城は、最も有名でアクセスも良い八達嶺長城。しかしアクセスが良い分「人が多くて芋洗い状態」で、ゆっくり見れませんでした。
そこで、今回は「人が少なく、ゆっくり見れる長城」ということで、慕田峪長城に行ってみることとしました。
ガイドブック「地球の歩き方」には、「公共交通機関で行くのは困難。車をチャーターするのが良い」とありますが、中国語会話の力試しも兼ねて、バスで行くことに挑戦してみました。
1台目のバスは、地下鉄「東直門」駅直結のバスターミナルから「916快」のバスに乗り、一時間ほど走って「懐柔北大街」のバス停で下車。2台目は、その反対車線にある同名の逆方向のバス停から「H23洞台」行きバスに乗り換えます。
写真は2台目の「H23洞台」行きのバスです。 -
途中、白タクの勧誘や、降車するバス亭「慕田峪環島」が分かりにくく、オバサン車掌にしつこく聞いた…など色々ドラマがありましたが、何とか到着しました。
最初の「長城文化展示センター」の窓口にて、(1)入場券、(2)連絡バス乗車券、(3)ロープウェイ乗車券、を買います。
なおロープウェイの他に、リフト乗車、スライダー(下り)乗車や、徒歩での登山・下山も選べます。 -
(1)入場券、(2)連絡バス乗車券、(3)ロープウェイ乗車券、の3点セットです。
入場券の裏はハガキになっており、友達への絵葉書として使いました。 -
幕天峪長城に登ると、夏休み中にもかかわらず写真のとおり観光客が多くなく、ゆっくり長城の景色を楽しめました。
また、ロープウェイの頂上駅には売店もトイレもしっかり整備されています。観光客は車をチャーターして来ているのか、小グループの欧米人の団体が多いです。
アクセスは確かに良くない(といっても金山嶺長城とか、司馬台長城ほどではない)ですが、ここは穴場スポットです。オススメします。
3時間くらい滞在したあと、同じ経路を逆に辿って北京市内に戻りました。
なお、バス利用により交通費は往復で20元もかかっていません。
チャーターだったら500元くらい取られるようですから、時間のある旅行者にとって、バスによる訪問は、かなりお得ですね。
また、懐柔北大街では、たくさんの白タクがしつこく勧誘してきますが、料金は誰もが「一人10元」と言ってました(乗合形式です)。
洞台行きのバスは30分に一本くらいしか来ず、混んでいるので、割り切って白タクを使うのも一手かもしれません。(自己責任でご判断を)
午後3時くらいにホテルに戻って一休みした後、南鑼鼓巷に行って買い物。
北京2日目はこんな感じで終了。慕田峪長城 城・宮殿
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4日目は、午前に天安門や前門等を歩いた後、午後に北京市の外れにあるれ、「抗日戦争記念館」を目指しました。
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アクセスは不便です。地下鉄で大瓦窯駅まで行って地上に出ると、街はずれなのでタクシーがいない。
地図を見て「そんなに遠くないかな」と歩いてみると、結局30分強かかりました。
いかにも街はずれといった感じの庶民的な街中を歩いていくので、「本当にこの道で良いのか」と不安になりましたが、しばらく歩くと、ちゃんとありました。
日中戦争のキッカケとなった盧溝橋事件(1937.7.7)で有名な「盧溝橋」の近隣に近く建てられた記念館です。
建物・設備・展示など全て立派です。今回の旅行で訪問した施設のなかで、最も設備が整った展示施設でした。
サイトは下記アドレスです。アドレスに盧溝橋事件発生の年号1937が含まれています。
日本語ページもあります。
http://www.1937china.com/
入館は無料ですが身分証明書(外国人はパスポート)の提示が必要です。中国人民抗日戦争記念館 博物館・美術館・ギャラリー
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中に入ると、結構な数の人が観覧しています。
ほぼ全員が中国人で、外国人らしき人は全く見当たりません(当然か)。
展示の前で記念撮影している人も多いです。
子供も多いです。
「中国では、子供の時からこのように“抗日教育”を受けるのだなあ」と知りました。 -
「日本人による虐殺」「日本への強制連行、強制労働」などの展示も当然あります。
虐殺の展示においては、死体が写った刺激的な写真も多く、「日本が中国人に対し、いかに酷いことをしたのか」を紹介する内容となっています。
日本人が見ると複雑な気持ちにと
なりますが、展示の良し悪しについて、特にコメントする気はありません。 -
展示の最後の方に「留言簿」という展示に関する感想等を残すノートが2冊配置されていました。
記載を見ると、子供から大人までが様々な言葉を残しています。
「もっと勉強して、国の強大化に貢献したい」、「日本の蛮行は歴史に記憶しておく必要がある」といった記載や、「打倒、小日本」という明らかに日本人を非難する記載まで、様々な記載がありました。
自分は「非難する記載が大多数」と思っていましたが、そういったものは2,3件しかなく、「予想外に少ない。中国の方々は『過去は過去』と冷静に考えているのかな」などと感じました。 -
北京3日目、旅行最後の夕食は「北京ダック」を食べました。
お店は老舗の「全聚徳」。今回は大きな店舗の和平門店に行きました。
木曜夜でしたが、混んでました。
店のサイトはこちら。
http://quanjude.com.cn/firstPage/loginQjd.do
番号札をもらい、待合スペースで約30分待ったところで、
機械の音声に呼び出されて、席に着きました。
ところで「機械の呼出音声」は中国語のみです。
私は中国語を少し理解できるので、呼出に気づきましたが、
欧米人の方々は全く分かっていない様子。
「老舗で外国人客も多い」ことを考えると、
店側ももう少し配慮しても良いのでは、と思いました。
しかし、日本が外国人客を受け入れる際も、同じ様なものなのかもしれません。全聚徳 (和平門店) 中華
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メニューには「北京ダック一羽」としか記載がないのですが、「自分には多いので、少ないのはあるか?」と聞くと、「半羽で半額というのがあります」とのこと。それを注文。
本場の北京ダック、美味しかったです。
旅行5日目、北京3日目はこれで終了。 -
旅行最終日の6日目。
帰国の便は14:20で、ホテルを11:00に出れば十分間に合うので、午前、骨董品の市場である「潘家園」に地下鉄で行ってみる。
ヒスイなどの石、彫刻などの美術品、本物か偽物か、高級品かガラクタか、全くわからない宝石、骨董品などが露店形式で並べられています。
「値札は全くなし」で、価格は完全に「交渉しだい」ようです。
一通り見て、何も買わずに退場します。
この後、空港に移動、帰国の途に着きました。藩家園旧貨市場 市場
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<旅の感想>
○ 私はこれまで、上海や北京など中国を数度訪問しておりますが、今回初めて内陸部を訪れました。
○ 内陸部の西安は人口約800万人で大都市ですが、北京や上海に比べて「地方都市で若干田舎くさい(失礼。笑)」という感想を持ちました。しかし、都会で洗練された北京に比べ、街全体が「相当パワフル」で、内陸部の地方都市はこれから「まだまだ成長しそうだ」と実感しました。
○ 中国経済については「不況。不振企業の淘汰が進まず世界経済を揺るがしかねない」などの報道が多いですが、市井の人たちを見る限り「一般市民の生活水準は上昇はまだまだ続いている」と感じました。その一般市民が10億人以上いる中国、秘めたパワーは底知れないものがあります。
○ 市民が使う携帯電話は99%スマホでした。スマホ使用率は日本より絶対に高いです。また以前に比べ、化粧をする女性が大幅に増え、ファッションセンスも洗練度合いが確実に高まっています。
○ 以前、中国の地下鉄に乗ろうとすれば「並ばない、横入りは当たり前、乗る人も降りる人も同時でグチャグチャ」でした。
しかし、今回は至る所に「降りる人が先、乗る人が後…」というステッカー多数貼られていました。また、朝と夜の通勤ラッシュ時には、それを指導する人達(高齢者のバイト?)も駅のホームにいました。礼節の徹底などソフト面である意識改革にも取り組んでいるようです。
でも、ルールを守る人はまだまだ多くないようです。(笑)
○ 今回の旅行でも「中国は何だかんだ言って、まだまだ伸びるな」と感じて帰ってきました。伸びたら伸びたで、また中国の面白さが増えそうなので、引き続き中国語学習と"中国ウォッチ"を続けたいと考えます!
<終了>
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この旅行で行ったホテル
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ベイジン シンチャオ ホテル
3.82
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