スラウェシ島　タナ・トラジャの旅（４）～トンコナン集落　ケテ・ケス～

2016/08/14 - 2016/08/14

タナ・トラジャの二日目はランテパオの北部を巡りますが、まずは昨日時間がなくてスルーしたケテ・ケスの集落からスタートです。ケテ・ケスはタナ・トラジャで最も有名なトンコナンの集落で、２０棟ほどのトンコナン(住居)とアラン(穀倉)が整然と建ち並んでいて、とても絵になる場所です。その裏山には吊り棺桶を納める墓所もあり、このケテ・ケスを見るだけでタナ・トラジャの伝統文化を堪能できます。

8/11(木)　関空→ジャカルタ→マカッサル
8/12(金)　マカッサル→ランテパオ
8/13(土)　タナ・トラジャ　ランブ・ソロ(葬式儀礼)→タンパガロ→カンビラ
8/14(日)　タナ・トラジャ　ケテ・ケス→ボリ→バトゥトゥモンガ
　　　　　　ランテパオ→マカッサル(夜行バス)
8/15(月)　マカッサル→ジャカルタ→(機内)
8/16(火)　関空

エリア スラウェシ島(インドネシア)

ウイスマ・イラマの宿からの朝陽。教会の鐘の音が近くの教会から響いていましたが、モスクからのアザーンは聞こえて来ませんでした。

７時頃にウイスマ・イラマの近くにある市場に出かけました。

ランテパオの市場。早朝から賑わっています。

野菜売り場。

本場トラジャ・コーヒーの売り場で、挽きたての粉を購入しました。一袋100,000ルピア。

ニワトリが山と詰まれています。

市場の風景。

ココナッツ売りの商売シーン。

バナナを３輪タクシーのペチャに載せて運んでいました。

ウィスマ・イラマの裏の小道を散歩します。

裏の小道の教会。中からオルガンの音色が聞こえてきます。

通り沿いの教会。この日は日曜日なので、早朝からミサが行われていて、中は信者で満員でした。

ランテパオの住宅街。

宿に戻り、朝食をいただきました。煮出したトラジャコーヒーがやかんで出された時は、麦茶のようで笑ってしまいました。

ウィスマ・イラマの外観。８時にガイドのジョニーに迎えに来てもらい、まずは昨日行けなかったケテ・ケスに向かいます。

ランテパオの街中のトラジャ様式で建てられた銀行。

街の中心部にある教会。裏山の頂上には十字架が建てられています。

ランテパオから３０分ほどでケテ・ケスに到着。

ケテ・ケスは２０棟ほどのトンコナンが建てられたタナ・トラジャで最も有名なトンコナン集落です。田園風景の向こうに建ち並ぶトンコナン群が絵になります。

ケテ・ケスのトンコナン。

舗装された道でなく、田んぼの畦道を通って少し迂回して向かいました。

トンコナン群から少し離れた場所に建てられたアラン(穀倉)。こちらの屋根はトタン葺きです。

ランブ・ソロ(葬送儀礼)が行われる際に立てられる巨石。

ケテ・ケスのトンコナン群に足を踏み入れます。

ケテ・ケスのトンコナン群。左側が住居として使用されるトンコナンで、右側が穀倉用のアランです。

ケテ・ケスのトンコナンとアラン。これぞタナ・トラジャを代表する風景で、写真に映えるフォトジェニックな場所です。

トンコナンは北向きに建てられていますが、トラジャ族では北が神聖な方角とされているためです。

トンコナンの対面には、穀倉用のアランが建ち並んでいます。

トンコナンの高くせり上がった屋根を支える棟持柱。

ケテ・ケスのトンコナン。

トンコナンの壁面に飾られた水牛の角。

壁面に陳列された下あごの骨。

竹を半分に割ったものを幾重にも積み重ねて葺きあげています。

トンコナンの竹屋根。

アランの妻壁の美しい装飾。

アランの入口に架けられた竹梯子。

ケテ・ケスのアラン。

トンコナンの一部を改築した土産物屋をのぞきました。このお店で売られている木彫りは他と比べると丁寧に作られていてとても美しかったので、縦長の木彫りのペアとおぼんを購入しました。

三角壁の装飾も欲しかったのですが、手が届きませんでした。

ケテ・ケスのトンコナン群の裏山には岩窟墓があり、その手前にはトラジャのお墓が建ち並んでいます。

トラジャ様式のお墓。

水牛の図柄を施したお墓の扉。

椅子に座った等身大のお婆さんのタウタウ人形がガラスケースに入れられていました。遺影の写真そつくりに作られています。

お墓の中段のテラスに並ぶ夫婦のタウタウ人形。

生前の姿をそのまま模して作られています。

ケテ・ケスの裏山の岩窟墓。

岩窟墓の木棺。

吊り棺桶。

洞窟の中にはタウタウ人形が納められていました。

吊り棺桶。

ケテ・ケスの岩窟墓。

階段の脇に人骨がそのまま置かれていました。

水牛を形どった棺桶。

断崖に吊り下げられた棺桶。

吊り棺桶。頭蓋骨がむき出しで置かれています。

断崖と吊り棺桶。

ケテ・ケスを後にし、北部のトラジャに向かいます。