2015/10/16 - 2015/10/17
487位(同エリア2152件中)
クッキーさん
今回の女子会は姫路で行われることになりました。
折角(瀬戸内)海を渡って行くのだからと、女子会の前に京都辺りを散策し、姫路ではお城の他にどこか訪れるべきところが手近にないかと調べていたら、夫の知人から書写山を勧められました。
トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」のロケ地にもなった所だそうです。清水寺と同じような 見上げるばかりの懸造(舞台造)があるのだとか。これは行ってみなくては。
この日の午前中は宇治を歩き、電車一本で午後は姫路・・・地続きっていいですねえ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
JR姫路駅に着いてすぐホテルに向かい荷物を預けて再び駅へ。
J駅の中央口の改札を出て北側・姫路城方面へ。書写山行きのバス停をなかなか見つけられずにウロウロ。
正面やや左手に神姫バスのバスターミナルがあります。ここでバスとロープウェイの割引セット券を販売しているということを知っていたのに・・・
人に訊ねてバスターミナルの入口をようやく見つけて入ろうとした ちょうどその時に書写山行きのバスが入ってきました。乗り損ねると20分待たなければいけないので、割引セット券はあきらめて、バスに乗りました。
バス停を降りたすぐそこがロープーウェイ乗り場です。
ロープウェイきっぷは往復900円で乗車時間は4分。割高感があります。 -
ロープウェイ山上駅から少し歩いたところに拝観受付(志納所)があります。ここで拝観料500円を納めます。
-
ウォーキングマップとロープーウェイのチケット。
志納金500円支払うことで摩尼殿までバスで連れて行ってもらえるのですが、歩いても15分位とのこと。
ハイキング気分でスタートします。 -
最初の分岐点にあるのが慈悲の鐘。この鐘の右のルートが仁王門に通じるルート。左ルートはバスルートのようです。
-
東坂(近畿自然歩道)を上ります。「西国三十三観音道」ともいうそうです。
参道というより、全くの山道です。 -
参道の脇には、西国三十三所のご本尊を模した銅像が並んでいます。
足腰の弱い方以外は楽に上がれるって云ってなかったっけ・・・
甘くみていたせいか、けっこうハードな山道。
山道は クネクネしていて先が見通せないので 遠く感じます。 -
途中、播磨灘が見渡せるスポットもありました。
-
西国三十三所のご本尊を模した銅像はこんな感じ。
-
15分ほど歩いてようやく仁王門に到着です。
仁王像は江戸初期のものとのことですが、もう息が上がってしまっていて、じっくり拝見する気も起きず 素通りです。 -
壽量院(じゅろういん)?
大きなお寺に付き物の塔頭の一つでしょうかね。 -
十妙院。
円教寺塔頭の一つです。 -
ようやく参道っぽくなりましたよ。
この辺りで 道行く女性に「疲れますね」と声をかけたところ、同意はしてくれたものの、なんとその方は山の麓から上がってこられらのだとか・・・
同年輩に見えたのに なんという違いでしょう。 -
ようやく湯屋橋に到着です。
橋の手前には こんなに大きな岩石があります。「護法石(別名:弁慶のお手玉石)」。
この石の上に乙天・若天の二人の童子が降り立ち寺門を守った、という言い伝えと、弁慶さんがこの石をお手玉にした、そんな言い伝えが残されているそうです。 -
摩尼殿に到着。
山の木々の間に凜として聳えるお堂は圧巻。 -
札所観音を祀る摩尼殿は、懸造(舞台造)の見事な建物ですが、970年、性空上人自らが崖に立つ山桜に如意輪観音像を刻んだため、このようなお堂を建てた、との言い伝えが残されています。
御本尊である如意輪観音は 秘仏であるため常時見ることは出来ず、1月18日に開帳されるそうです。
1921年に火災により旧殿が焼失しており、このとき如意輪観音も焼失し、現在の摩尼殿と御本尊は1933年に造られたもの。 -
摩尼殿に至る急な石段。
一気には上がれません。 -
摩尼殿の舞台部分を下から見上げます。
懸造(舞台造)の豪快な建物です。
組木の形といい色合いといい 素晴らしいものです。 -
他の懸造のお堂よりも、前に張り出している部分が長く、お堂の周囲の回廊部分はこれだけで支えられているようです。
石垣とのコラボも素敵。 -
石段はまだ続きます。
-
摩尼殿を正面から。
重厚な美しい建物です。 -
摩尼殿。
お堂の左側が崖に面した懸造になっています。 -
摩尼殿の外陣部分の様子。
線香の煙が立ち上るこの雰囲気 とっても好き。 -
書寫山圓教寺は996年に創建された天台宗の古刹。
西の比叡山と呼ばれているそうです。
組み天井は 常時 煙に燻されているためか 渋い色合いになっています。 -
摩尼殿の舞台部分からの眺め。
門前の茶店も見えています。
この高さでは 高所恐怖症の夫なら近付けないかも。 -
摩尼殿の舞台部分。
人がいなくなった一瞬をねらって撮った一枚。
何人かの人と同じように、ゆったりと寛いで 風を感じ、風景を堪能してみたかったのですが、歩いて山を下りる訳にもいかないので、ロープーウェイの時間が気になります。 -
摩尼殿の裏側の軒下を奥へと進み、三つの堂が立ち並ぶ一角へと向かいます。
軒下の奥には また石段が待っていますよ。 -
これまた参道というより全くの山道です。
上がったり下ったりして5分程歩くと、 -
圓教寺の修行の場である一角にたどり着きます。ここは「大講堂」「食堂」「常行堂」が、コの字型に近接して並んでいる、ちょっと珍しい造りになっています。このコの字型の配置のことを「三之堂(みつのどう)」と呼ぶのだそうです。
ここが映画「ラストサムライ」の主なロケ地。
戦闘場面や村のシーンなどはニュージーランドで、街中のシーンはハリウッドのスタジオで撮影されたのだとか。 -
大講堂。
室町中期の二層式の堂々とした建築物で、圓教寺の本堂にあたります。内部は外陣・内陣に分かれていて、内陣には、釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩の「釈迦三尊像(重文)」が安置されています。 -
食堂(じきどう)。
1174年創建の、幅40mにもわたる長いお堂です。修行僧が寝食するためのものですが、現在は1階が写経道場、2階が寺宝の展示館になっています。ご本尊は、珍しい僧侶の風貌をした「僧形文殊菩薩像」だそうです。 -
常行堂。
映画は見ていませんが、この空間をじっくり味わおうと思っていたら、お寺の方が食堂の扉を閉め始めていることに気が付きました。
まだ拝観時間は終わっていないはずなのにと思いつつ、急いで行ってみると、何とか中に入れました。
やはりあの時、割引チケットを求めてバスを遅らせなくて正解でしたよ。
拝観を終えて出てきた頃に来られた方は、もう入れなかったようです。 -
食堂の2階の回廊。
中には多くの文化財の展示がありますが、もう半分以上の扉(蔀戸?)が閉められていて、薄暗い中での拝観でした。 -
食堂の2階の回廊から。
お堂に囲まれた真ん中には何もなく いっそ清々しいほどです。
これら三之堂はみな14世紀の落雷で焼失した後に再建されたもので、すべて重要文化財に指定されています。中でも食堂は500年もの間一部未完成だったものを、1963年の解体修理を機に完成させたそうです。 -
常行堂。
ひたすら阿弥陀仏と唱えながら本尊を回る「常行三昧」という修行をするための道場だそうです。ご本尊は丈六の「阿弥陀如来坐像」。 -
食堂の右脇を歩いていくと、見えてきたのは「弁慶の鏡井戸」。
-
食堂の裏側も しんと静まり返っています。
-
「奥之院」へのいざない。
「開山堂」「護法堂」「不動堂」「護法堂拝殿」などの建物があるのだそうですが、やはり気になるのはロープーウェイの最終出発時間のこと。
結局 奥の院へは行きませんでした。 -
食堂の裏側を正面から。
-
常行堂の裏側。
-
いかつい顔の鬼瓦。
-
法華堂。
-
法華堂は江戸時代の建立。
-
鐘楼。
-
14世紀前半のもの。
-
三之堂辺りに戻ってきました。
-
三之堂はすっかり暮色の中。
-
三之堂から戻る山道から摩尼殿を見下ろします。
回廊の先が崖下に突き出ている様子がよく分かります。 -
摩尼殿。
-
摩尼殿の見納め。
-
湯屋橋から続く参道。
-
湯屋橋解説。
-
湯屋橋から摩尼殿への石段が一直線に続いています。
-
十妙院をちょっとのぞいてみました。
-
十妙院は円教寺独特の塔頭形式、と云われても 全くわかりませんが。
-
円教寺会館。宿坊だそうです。
-
西国三十三所のご本尊を模した銅像の一つ。
-
2時間余りの滞在でした。
ロープーウェイには十分に間に合いました。これなら「奥之院」まで行けたようです。
4:30に下ります。 -
ロープーウェイから。
ここまでスムーズに動いてきたのに、ロープーウェイを降りてからバスを待つ時間の長いこと。
同乗していた方々は、下で待っていたバスに乗ってさっさと移動してしまいました。 -
ホテルは、ドーミーイン姫路をネット予約。
シングルルームは広くはないけれど十分。 -
洗面台。
-
夕食は デパ地下で買ったお弁当。
量も味もコスパも良しで、大満足。 -
翌朝の大浴場。
-
早朝、まだ誰も居ないときに撮ったもの。
-
朝の露天風呂は気持ちがいいです。
屋根がない構造で、風を感じながらの入浴。
贅沢な一日の始まりです。 -
水風呂もあります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
クッキーさんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
65