2016/05/03 - 2016/05/04
32位(同エリア186件中)
ショコラさん
愛媛の旅の最後の3泊目は内子の郊外にある〈オーベルジュ内子〉に泊まりました。
実は、今回の旅の目的のひとつがこのオーベルジュに泊まることでした。
期待に胸がふくらみます。
※写真は撮影順ではありません。
★オーベルジュ内子
http://www.orienthotel.jp/uchiko/
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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お宿は高台の龍王公園の敷地内にあり、駐車場も公園と共有です。
お宿に一番近いところに車を停めて車外に出たら、お宿のスタッフの女性がもうそこにいらっしゃいました。
スタッフの案内でお宿の本館へ。オーベルジュ内子 宿・ホテル
-
玄関前に吊るされている竹は照明のようです。
このオーベルジュは館内も客室も照明にこだわりが見られます。 -
フロント横に置かれていた椅子。
1点ものでしょうか。手仕事の温かみを感じます。 -
スタッフの案内で客室のヴィラへ。
客室は全5室(1棟建てのヴィラが5棟)。本館から徒歩2分ほどのところにあります。 -
本館から客室が少し離れてはいますが、緑の小路を歩くのはとても気持ちがいい。
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こちらがヴィラ。
客室はAタイプ(4室)とBタイプ(1室)があり、広さはあまり変わりませんが、レイアウトが少しちがい、バスタブがAタイプはタイル、Bタイプは檜みたいです。
わたしたちのお部屋は写真の中央奥。 -
各ヴィラには花の名前がついていて、今回泊まるのはAタイプの「萩」というヴィラ。
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ルームキーホルダーの裏には、ヴィラの名にちなんだ、萩の俳句が彫られていました。
桜の俳人、黒田杏子さんの句だそう。 -
「萩」の玄関。
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玄関を入ったところ。
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玄関から廊下がのびていて、正面にテラス、右手にバスルーム、
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左手にリビングルームがあります。
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イチオシ
こちらがリビングルーム。
窓が大きく取られた客室で、内装や照明に和紙がふんだんに使われています。
これらの和紙やガラスは、地元、五十崎のものだそう。
やわらかな光に包まれたリビングはとてもいい雰囲気です。 -
広いテラスにはデッキチェアが置かれています。
客室にテレビと時計はありません。非日常を満喫してもらいたいというのがお宿のポリシーらしい。 -
リビングの後ろのガラスを隔てた向こう側がベッドルーム。
和紙と木で設えられています。和紙から透ける光がとてもいい感じ。 -
ベッドの上には、浴衣と半纏が置かれていました。
この浴衣は生地が薄手で、フリーサイズで着にくかった。浴衣の着方や丈の調整の仕方についての丁寧な説明書きはあったけれど。
やはり、浴衣はサイズ別になっていたほうがありがたい。
館内着にもなっているので、ダイニングルーム(フレンチ)もこれでOKとのことでしたが、浴衣&半纏でフレンチというのもなぁと思って、夕食は私服にしました(夕食のとき、これを着ているゲストはいなかった)。作務衣があったらよかったな。 -
リビングとベッドルームを隔てるガラスには、和紙があしらわれています。
-
ガラスの真ん中に文字が。
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ルームキーホルダーに彫られていた句です。
“風を待ち
雨をよろこび
萩の花
杏子” -
廊下の向こうのバスルーム。
客室のお風呂は温泉ではありません。 -
バスルームから見た様子。
ガラス張りのすごい解放感。
テラスの前には木が茂っているので、外から見られる心配はありません。
2方向のガラス窓には御簾を下ろすこともできます。 -
ガラスで囲われたシャワーブース付き。
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パウダーコーナーとトイレ。
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アメニティは十分揃っています。
シャワージェル、シャンプー、コンディショナーは、バスルームに大きいサイズのものがありましたが、持ち帰り可能なキットも用意されていました。 -
緑を眺めながら解放感のあるお風呂につかるのはよさそうだけれど、本館に温泉大浴場があるので、こちらは使いませんでした。
客室は80平米近くあるので、お部屋もバスルームもゆったり。 -
テラスから見た様子。
真ん中の木は桜のようです。お宿の敷地のあちこちに桜の木があり(種類はいろいろ)、3月下旬から順番に咲いていくそうです。内子周辺にも桜の名所が点在しているので、再訪の機会があったら、そのときはぜひ桜の季節にしようと思います。 -
お部屋に用意されているウエルカムスイーツは、お宿のパティシエの特製です。
2つの小箱の蓋を開けると、おいしそうなスイーツが♪
この日のスイーツは、
・バニラサブレ
・アマンディーヌ
・もち麦のマドレーヌ
・かんきつのパウンドケーキ
・抹茶と大納言のショコラ
すぐにも食べたいところですが、実は、このオーベルジュでは14時から17時のカフェタイムに地元フルーツをつかったスイーツの無料サービスがあるのです。なので、まずはそちらを先にいただくことにしました。 -
ところが、写真を撮ったりなどしているうちに、お天気が変わり、ものすごい夕立に。15分ほど待っていると小止みになったので、客室に備えてある傘をさして本館へ。本館まで距離が少しあるので、こういうときはちょっと不便。
写真は館内図。 -
本館のレストラン横のこちらに案内されました。
本館も客室もガラスが多く使われているので、どこも採光たっぷり。 -
雨に濡れた新緑が美しい。
-
まず飲み物が運ばれてきました。
夫はカフェラテ。 -
わたしはダージリン・ティー。
そしてスイーツはというと―― -
なんと、2段トレイのスイーツ盛り合わせ~♪
ウェルカムスイーツがアフタヌーンティーなんて、こんなの初めて!!
これはすごいおもてなし。 -
上の段にはイチゴ(ラズベリーだったかも)とチョコレートのソースがかかったアイスクリーム。
-
下の段には、スコーンと、ベイクドチーズケーキと、
-
フルーツ3種の盛り合わせ。
うれしすぎる。。。
焼き菓子はパティシエがキッチンで作ったものがそのまま提供されるみたいで、なんとも贅沢。
内子は1年を通してさまざまなフルーツが実るそうで、このフルーツも瑞々しく、甘くておいしい。
全部食べたら夕食に響くと思いつつ、どれもおいしくて完食しちゃいました。 -
スイーツでおなかを満たしたあとは、温泉へ。
お宿の温泉は、日帰り入浴も受け入れていて、11時から21時までは外部の方も利用されています。
そのことは事前に知っていましたが、夕方5時前のこのときは、女湯はかなりの混み具合でした。
スタッフの方から「混雑していてすみません」と言われました。
温泉は宿泊客専用にしてもらえたらうれしいけれど、いろいろ事情もあるのでしょう。地元住民への還元ということもあるでしょうし。
宿泊客は夜21時以降や朝に利用するほうが、ゆっくり入れてよさそうです。
写真は湯上りの休憩室。 -
お風呂から上がってお部屋にもどり、小箱の焼き菓子を見ると、食べずにはいられなくなってしまいました。
夕食の時間まで2時間近くあるし、と誘惑に負けて、また食べてしまった~。
客室には、ドリップコーヒーも用意されています。 -
お部屋でお茶をして、1時間ほどベッドで休んだら、夕食の時間になりました。
で、本館のダイニングへ。
レストランの照明は和蝋燭のみ。木蝋で栄えた内子なので、そのやわらかな和蝋燭の灯りで夕食を楽しんでもらいたいということらしい。
和蝋燭は煤が出なくて、蝋も垂れず、炎も大きいので、たしかにテーブルの灯りに向いていると思います。
電気の照明に慣れている目には、最初はかなり暗く感じましたが、しばらくすると少し目も慣れてきました。
テーブルに置かれたナプキンも蝋燭の形。 -
アミューズの3品が燭台でサーブされました。
これは楽しい演出だなぁ。
アミューズが3品とボリューミーでびっくり(このあと、さらに前菜が2品続く)。 -
右の台:八幡浜港より ウチワ海老のタルタルシュー詰め
お料理の敷紙にも和紙が使われています。
魚介とシューとのコラボがおもしろい。新鮮な海老がおいしい~。シューとの食感のちがいも楽しいです。 -
左の台:愛媛 丹原産 鹿肉とくるみのテリーヌ
ジビエはちょっと苦手なのだけど、この鹿肉は臭みもなくて食べやすかった。
中央の台:フォアグラと町並みせんべいのクリスピーサンド
写真がブレブレで失敗したので、ありません。
フォアグラをせんべいではさむって、なかなかいいアイディア。 -
パン
焼き立てて、とってもおいしい。
パンを食べすぎるとお料理が入らなくなるから、控えめにしようと思うのだけど、全部食べてしまった。 -
オードブル(1皿目)*ピンボケですみません
瀬戸内産 カンパチのカルパッチョ 春大根と生ハム
シェリービネガー風味のガルム
ガルムってなんだろうと思ったら、魚醤のことなのか。
いろんな食材を合わせた贅沢なサラダ。
器が斬新! 厚さ5センチほどの切株がトレイのように仕立てられているんです。 -
オードブル(2皿目)
旬のハマグリのフラン クラムチャウダーソース
ハマグリの出汁が効いていて、もうおいしすぎ~~!! -
魚料理
宇和海産 本日の鮮魚のトミーノチーズ焼き
このお魚はなんだったかなぁ。思い出せない……。 -
肉料理
伊予牛ランプ肉の紙包みロースト
菜花のピューレと供に
ミディアムレアの焼き加減もよく、おいしいお肉。
ソースもよく合っていました。 -
デザートは4種の中からチョイス
夫もわたしも、
ブラッドオレンジのジュレとコンポート
レモンとオレンジのソルベ
にしました。
わたしの好きなものばかり~。
グラスの縁が塩で飾られています。ちょっとつけるとフルーツの甘みが増してさらにおいしい。 -
食後のコーヒー
新鮮な食材を使ったオリジナリティーのある創作料理で、食べるのが楽しく、どれもとてもおいしかったです。とくにハマグリのフランは絶品でした。
和蝋燭だけでの食事というのはおもしろい経験だったけれど、やはりちょっと暗かったな。お料理の色合いがよくわからなかったのだけが少し残念でした。 -
夜のヴィラの様子。
和紙から外にもれる灯りも素敵です。
お部屋で少し休んだあと、温泉にまた入りに行きました。
夜の利用はゲストだけなので、入っている人もひとりだけで、ゆっくり湯浴みを楽しました。 -
朝です。
爆睡している夫を置いて、わたしは朝風呂へ。
ヴィラの外にシャガが可憐な花を咲かせていました。 -
小路を下って本館へ。
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いいお天気~。緑がまぶしい。
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木の間から見えるガラス張りの建物が、昨日アフタヌーンティーをした場所。
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ヴィラのほうから本館へ入るときの入口。
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大浴場は誰もいなくて貸切でした。
脱衣室の洗面コーナー -
反対側はドライヤーが置かれたヘアセットのコーナー。
脱衣室もガラスがたくさん使われていて、外の緑がよく見えます。 -
大浴場の内湯
全面ガラス張りで明るいです。
お湯は低張性アルカリ性冷鉱泉。加温されていますが源泉100%。さらりとしたやさしいお湯。 -
露天風呂はかけ流し。
-
正面の木は桜みたいです。
桜の季節には、お風呂につかりながら花見が楽しめるそうです。
新緑のこの季節もいいけれど、桜もいいだろうなぁ。 -
露天風呂の横に置かれていた椅子。
コンクリートと木の椅子が、なんかインテリア雑誌っぽい雰囲気。 -
ヴィラに戻る途中に見た風景。
低いところに雲がたなびいていて、いい感じでした。 -
朝食の時間になったので、夫を起こし、本館のダイニングへ。
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額縁のように切り取られた窓から見える、緑いっぱいの風景。
右手は藤棚のようです。もう咲き終わってしまったみたいですが、瑞々しい緑も綺麗。 -
朝食は和食か洋食か選べます。
夫は和食に。 -
焼き魚(真鯛?)とさつま揚げ
お洒落な盛り付けだな。 -
冷奴
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温泉卵
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大きなシラス
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つくだ煮っぽいけど、今となっては何だったかわからない。
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茄子の煮びたし
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ころんとした蓋付きの土鍋にひとり分のごはんが入っています。
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わたしは洋食にしました。
お目覚めのジュース
・小松菜とバナナ
・イチゴ
・リンゴ
フレッシュで、どれもめちゃくちゃおいしい! ジューススタンドで飲むような本格的なフルーツジュースです。キッチンでミキサーにかけているのかな。
3つを飲み比べできるのもうれしい♪ -
パン
焼き立て~♪
・クロワッサン
・赤ワインとレーズンと胡桃のデニッシュ
・バターを使わないオリーブオイルのパン
・コーンパン
・びわの葉のパン
5つもあってとても食べきれないと思ったのに、あまりにおいしくて全部食べずにはいられず……で、おなかがパンパンになりました。
オリーブオイルのパンとびわの葉のパンは、爽やかな味わいでクセになりそう。 -
カボチャのポタージュ
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厚切りベーコン、フレッシュサラダ、温泉卵のラタトゥイユ
この卵料理はアイディアだな~。あるようでないですね。
今度、うちでラタトゥイユを作ったときに、少しとっておいて翌朝にこうしてみようかな。 -
ヨーグルト
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フルーツ
これは和食のほうにも同じものがつきます。
果物も野菜も本当に新鮮です。 -
カフェオーレ
朝日が注ぐダイニングで、朝食をゆったり楽しむことができました。
パンがとってもおいしいので、パン好きな方には朝食は洋食をおすすめします。
夕食も朝食も内子の食材をふんだんに使ったお料理で、オリジナリティーもあって、とてもおいしかったです。 -
食後にお宿の周辺をちょっとお散歩しました。
ダイニングにはテラス席もあるんだな。 -
大浴場の帰りに見たときは雲がたなびいていたけれど、今はすっきりと晴れ渡っています。
空気がおいしい♪ -
公園のほうにもちょっと足をのばして。
萌えるような緑。 -
緑のトンネル。
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静かな風景。
内子は本当にいいところでした。そしてこのオーベルジュも。
いつかまた訪れることができますように。
「《かんきつ王国愛媛》3泊4日春の旅(7)」につづく。。。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2017/03/25 15:17:30
- 泊まってみたいお宿なんです
- こんにちは、ショコラさん
オーベルジュ内子さん。
前からとても気になっていたんですー
内子って、どんなところなんだろう??と
少し未知なぶぶんもあって、なかなか宿泊の機会に恵まれてませんでしたが、
関西からならこのお宿を目的に一泊で行っても良いなぁって思いました。
グリーンの美しい本当に素敵なオーベルジュですね★
お食事も美味しそうだし、アフタヌーンティーも見事!!
お天気が良いといいなぁ。
ワクワクして来たわ!
やっぱりいってみないと〜(笑)
たらよろ
- ショコラさん からの返信 2017/03/25 23:18:08
- RE: 泊まってみたいお宿なんです
- たらよろさん、こんにちは。
旅行記をご覧くださってありがとうございます〜。
書き込みもしてくださってうれしいです。
このお宿、たらよろさんもチェックされていたんですね(^.^)v
わたしもいつか泊まってみたいお宿のひとつだったんです。ようやく実現できました。
非日常を味わえる素敵なオーベルジュでした。
お料理やスイーツには創作意欲を感じました。とくにスイーツとパンはすごくおいしかったです。
内子は観光にもいいし、近くに大洲や卯之町など観光スポットもあるので、宿泊以外も楽しめると思います。
グリーンシーズンのGWもよかったですが、桜の時期もとてもよさそうです。
たらよろさんも、ぜひ〜♪
ショコラ
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