2016/08/01 - 2016/08/03
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ねいちゃさん
たいへん格調高い雰囲気のタイトルで始まりました、今回の旅日記。
「万葉集」に収められている有間皇子の歌からいただきました。
有間皇子は白浜で絞首刑にあう悲運の皇子。
~磐代[いはしろ]の浜松が枝[え]を引き結び
真幸[まさき]くあらばまた還り見む~
「磐代」は今の和歌山県日高郡南部町で、
「浜松の枝を引っ張って結ぶ」というのは道中の無事を願うおまじないのようなもの。
「願いかなって無事であったなら、また帰って来てこの松を見よう」と歌っていますが
有間皇子は謀反のかどで紀の湯に連行される道中のこと、戻れないことが分かった上での歌なのです。
おいおい有間皇子の事績は語ることとして(←語るんかい?)
今回は単なる「孫旅」日記・・・
大層な悲しいタイトルとのギャップは甚だしいのですけど
敢えて私めの「照れ隠し」ということで・・・。
ほんわか~とした家族の旅行記です、よろしければご覧くださいませ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
「まだ海って見せたことないよね〜」
「今年の夏は海水浴でもいくか」・・・
などという会話の中で決まった今回の旅行。白良浜海水浴場 ビーチ
-
どうせならということで、海で泳げて、美味しいもん食べられて
そんでもって「温泉!」だよなぁ。
この条件に合致するのは、関西の昔からのリゾート「白浜」なんすわ。 -
イチオシ
小さい頃、よく親に連れてきてもらった白浜・・・何十年ぶりだろ。
日清のカップヌードルが新発売されて、ビーチで食った記憶ある。
むっちゃうまかったよなぁ。
それに「泳ぐ」ってのも、エジプトのホテルで泳いだっきり・・・。
もう10年も前の話だわ。 -
さっきから何のコメントもなく延々と登場している「孫」
・・・そう、今回は「孫旅」なのです。
初めての「砂浜」の感触になんとも微妙なお顔であります。
その場から動けず、硬直しておられますな。 -
娘夫婦に拉致られて、なかば強引に「海」へ。
不安が顔に表れてきております。 -
波の音が「ざっぷ〜ん!」
恐怖のためか、かーちゃんにぴったしくっつく坊主。 -
海藻が漂ってるし、波の音はするし。
緊張マックス! -
「ここ入るの?マジで?」てなご面相。
「お、押すなよ。絶対押すなよ。」とボケる余裕もありません。 -
ちゃっぽーん。
「初」海体験・・・・。 -
あーぁ、やっぱり泣いちゃった。(笑)
-
塩水が顔にかかるし、浮輪ってな、へんなもんに浮かばされてるし、
ぎゃん泣きしても、とーちゃんもかーちゃんも爆笑してるし、、、、
こんなトコ、二度と来るもんか! -
突如雨雲もくもくあらわれ雷が鳴ったんで、遊泳中止との放送。
初日はこれくらいにしといたろ〜と早々と旅館に戻ります。
今回は奮発して(じぃじがですけど)、露天風呂付のお部屋をご用意。
潮水につかった身体を速攻流せるのでこれはいいね〜。
すっかりご機嫌を取り戻した僕。HOTEL SHIRAHAMAKAN (白浜館) 宿・ホテル
-
さぁ、風呂も入ったし、メシだ!メシだ!
と、その前に・・・机の上をむちゃくちゃにするので、椅子に拘束具を装着中。
いつもの光景・・・。(笑) -
やっぱ温泉の料理はいいよね〜
伊勢えびのお造り、バカうまでしたっ!
食後は・・・暴れる坊主の両腕をかーちゃんの足で押さえつけての
恒例の歯磨きタイム。
一通り抵抗してみるも大人の力にはまだまだ及ばない。 -
やれやれー、解放されてTVを見てます。
-
仲居さんの後片付けが始まったので、また邪魔しないように拘束中。
-
イチオシ
手持無沙汰なのでいつものいたずら。
財布からカードや小銭をばらまいている途中。
静かにしている時はたいがい悪いことしてます、僕。 -
8月2日朝。
今日も日差しがキツイなぁ。
朝飯前に散歩へ、あぁありましたね〜。有間皇子の石碑。
有間皇子を語るのすっかり忘れておりましたわ。 -
有間皇子[ありまのみこ]
大化の改新って習ったことありますよね〜。
しかし間違って覚えている方が多いので、老婆心ながら・・・
中大兄皇子が蘇我氏を滅ぼしたことを大化の改新というのではないのです。
蘇我入鹿が中大兄皇子らに殺害される事件は「乙巳の変[いっしのへん]」といいます。
大化の改新というのは、そのクーデタから始まる政治改革の総称のこと。
大化元年より始まる改新政治が大化の改新なんですよ。 -
んで、その事件の際、天皇は皇極[こうぎょく]という女帝で、目の前で蘇我入鹿の首がすっとんだのを見たためか、弟の軽皇子に位を譲った。
その軽皇子が孝徳[こうとく]天皇になられるんです。
改新政治はこうして孝徳天皇を中心に、皇太子として中大兄皇子、内臣に中臣鎌足・・・という布陣で始まるわけなんだけど、中大兄皇子が権力集中をもくろんだためか、改新政治はギクシャクしてうまくいかない。 -
孝徳天皇は政権の中枢から次第に孤立してゆく中、小足媛[おたらしひめ]との間に生まれたのが有間皇子なんです。
中大兄皇子が孝徳天皇を見捨て、難波から飛鳥へ強引に遷都を強行。
失意のうちに、一年後孝徳天皇は崩御されたのです。
その後、姉の皇極が再び天皇に即位し斉明[さいめい]天皇になられます。
天皇という後盾を失った有間皇子、時に6歳の出来事でした。
中枢から外れたとはいえ、有間皇子は孝徳天皇のれっきとした皇子。
中大兄皇子にとっては、政治上のライバル以外何者でもありません。
改新政治のはじめより、中大兄皇子は政治上のライバルを次々と屠ってきました。
兄である古人大兄皇子[ふるひとのおおえのみこ]を謀反の罪をきせ死罪。
左大臣の蘇我倉山田石川麻呂[そがのくらやまだいしかわまろ]をも讒言により自殺に追いやっています。
有間皇子に累が及ぶのは時間の問題でした。 -
しかし、有間皇子は頭が良かった方のようで、細心の注意を怠りませんでした。
狂気にふれる病を装うのです。常に身を危険にさらされ、こうした保身までしなければならなかったことはつらかったでしょうね。
病人の振りをする以上、療養も必要だと訪れたのが、ここ白浜の湯。
当時は牟婁の湯[むろのゆ]と呼ばれた風光明媚な土地で、孫を失い悲しみにくれる斉明天皇を癒す意味で、白浜での療養をお薦めになります。優しい方です。
でもこれが仇となる、歴史の非情さを垣間見る想いがします。 -
斉明一行は中大兄皇子を引き連れて、牟婁の湯に出かけます。悲劇はその留守中に起こるのです。
留守官である蘇我馬子の孫の蘇我赤兄[あかえ]が、有間皇子の元を訪れ、天皇の失政をあげつらい謀反をそそのかしてきました。
赤兄の言を心より信じたわけではないのでしょうけど、狂人を装うことに疲れていたのかもしれません。千畳敷 自然・景勝地
-
謀議を巡らす中で不吉な前兆もあって挙兵そのものは取りやめたのですが、その夜半赤兄の軍勢が有間皇子の館を取り囲み、なすすべもなく牟婁の湯へ護送されることとなります。
赤兄は中大兄皇子のスパイで、有間皇子はまんまと嵌められたわけですが、
その護送中に詠まれた歌がタイトルにさせてもらった一首。
万葉集の中でも白眉と称される短歌二首のうちの一首なのです。 -
もう一首も有間皇子の歌。
〜家にあれば笥[け]に盛る飯[いひ]を草枕
旅にしあれば 椎の葉に盛る〜
家にいれば器に盛って神に供えるご飯を、こうした旅にあるので椎の葉に盛ってお供えすることです。 -
どちらの歌も一見、旅の道中の単なる歌のようですが、
謀反の罪で護送される身を想像すると、違った意味に見えてきます。
わが身の不運の中でも、一縷の望みを松や椎の葉に託す感情、哀れに思えてきませんか。
牟婁の湯に到着した有間皇子を待っていたのは中大兄皇子。
「なぜ謀反を企てたのか」との厳しい尋問に有間皇子はただ一言、
「天と赤兄と知らむ吾全ら知らず」と答えたといいます。
「天」は中大兄皇子を差し、赤兄はその謀に加担した人物。
今風に訳せば、「お前らが嵌めたんだろうが!俺は騙されただけだ!」となるわけですね。 -
その二日後に、有間皇子は藤白の坂(和歌山県海南市藤白)で絞首刑となり、その従者もことごとく惨殺されたり流罪となってこの政変は幕を閉じます。
有間皇子享年十九、あまりにも若すぎる死でした。
中大兄皇子が天智天皇となって盤石かと思われたその政権もまた、
皇子である大友皇子が、天智の弟大海人皇子に敗れる壬申の乱が起こります。
あれほど執拗に求めた権力も弟にとって変わられるのもまた運命。 -
イチオシ
人を呪わば穴二つ・・・悪いことをして権力を握ったとしても、歴史は代を経てその修正を必ずしてくるのですよね。
面白いものです。
天智の影が消えた頃、天武の皇后の持統や皇子の文武が、有間皇子への追善の歌を残しています。
〜藤白の み坂を越ゆと 白妙の
わが衣手は 濡れにけるかも〜
若くして命を散らした手向けの歌ですね。
歌の中の「み坂」に「み」が入っているのは、熊野への入口という重要な位置を占める藤白坂の道の神としての存在となったことを示しています。 -
有間皇子の語り、いかがでしたでしょうか。
危うく単なる孫旅で、相好崩したジィジの独り言になるところでしたが
こうしてきっちり有間皇子を語れてほっと胸をなでおろしております。(笑) -
などと言ってる間に、千畳敷観光が思い切り始まっておりますねぇ。
私の旅行記は「語れる時に語っておけ」がモットーなんで
写真とキャプションは合致しておりません。
ご了承願います。(笑) -
イチオシ
タイトル画に近い写真です。
本来の絵はもっと緑っぽいのですが、そこはそれアレンジで青味を多く。
これぞ「海」。 -
イチオシ
坊主です!
今朝は大したぐずりもなくて、ジィジのプレゼンをそれなりに楽しんでくれてるよう。 -
君の笑顔がどんだけ心のよりどころになっているか
坊主は知らないだろうな〜。
ジィジが死んだら、この旅行記見つけて、ジィジの想いを感じてくれたらいい。 -
千畳敷[せんじょうじき]
ここはその名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤。
瀬戸崎の先端から太平洋に向けて突きだしたスロープ状になった白く柔らかい岩は
第三紀層の砂岩からなる大岩盤で、打ち寄せる荒波に浸食され壮大な景観を創っています。 -
まさに圧倒的な景観ですね〜。
自然の前では人間なんてほんの砂粒のような存在だと痛感させてくれます。 -
いいなぁ〜、ココ。
-
透き通る青の世界・・・。
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こうして幾年も重ねていく世代。
私らはそろそろ引退するわけだけど、その子やその孫が引き継いでくれている。 -
確かにこの世にジィジやバァバが生きていたという記憶を
どっかで覚えていてほしいなぁ。 -
別に常に思い出してもらわなくてもいい。
ふとした時に「あぁ」と覚えてもらっていたらそれでいいから。 -
日よけに余念のないバァバ。
いくつになっても、やっぱり女性は女性なのですね〜。
おっさんがおじい化した私にはマネのできない究極の業。 -
なんちゃって、パノラマ。
今回も作ってみました。 -
レンズを広角に変えております。
お気づきになられましたか? -
広角のパノラマは角度がきつくて
合わせるのは結構難しかったわ。 -
こう、遠くに遠近法のように伸びる線が美しいですね。
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レストハウスで小休憩をとりました。
さぁてっと、次は「三段壁」にいっちゃいましょうか。茜千畳茶屋 グルメ・レストラン
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入場料一人1300円も払って、エレベーター使って、三段壁洞窟に降りてきました。
三段壁洞窟 自然・景勝地
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波の音が咆哮のようで何だか不気味な空洞です。
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垣間見る外の景色は別世界なんですけど、ここは少々おっかない。
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岸壁にホチキスのような杭が打ち込んであります。
岩盤の点検用なのかな?
でもここへ行けといわれたら、ちょっと勘弁。
落ちたら即死・・・・。 -
ど、ど、ど〜ん。
こんな場所に熊野水軍が身を潜めていたって、にわかには信じられません。
怖いですもん。 -
イチオシ
熊野水軍
熊野水軍は、紀伊半島南東部、熊野灘、枯木灘に面した地域を拠点とした水軍。
瀬戸内海の制海権を握り、平安時代末期の内乱、治承・寿永の乱で活躍した事で知られています。
しかし、寄りによってこんな所に船隠さなくても・・・怖くなかったのかな? -
坊主はすでにギャン泣きモード。
よっぽど怖かったんでしょうね、大人だってちょっとビビる空間だもの。
頭の上からは雫が垂れてくるし、波の音は地響きのようだし・・・。 -
イチオシ
恐怖モードの孫をいつまでも怖がらすわけにもいかないので、
早々に洞窟を抜けだして、見事な絶景を堪能中。三段壁 自然・景勝地
-
んまぁ、スゴイ絶景ですなぁ。
青と緑とグレーのコントラスト。 -
さて、次に訪れたのは白浜から見て三段壁の反対側にある円月島。
ホントは昼飯を食うつもりだったんですが、孫の昼寝タイムとなったんで
観光を無理やり継続しております。円月島 自然・景勝地
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なんかね、「えんげつとう」と聞くと、なぜか三国志の関羽の武器、青龍偃月刀[せいりゅうえんげつとう]を思い出してしまう私です。
情けないやら、嬉しいやらでチョット複雑。
歴史脳も極まれりって所でしょうか・・・。 -
円月島[えんげつとう]
正式には高嶋というらしいですが、この島は和歌山県西牟婁郡白浜町の臨海浦に浮かんでいます。
国の名勝に指定され、一般には円月島の通称でよばれています。
南紀白浜のシンボル的存在で、夕景の名所としても知られています。
春分・秋分の時期には、中心部の穴を通して夕日が見えるそうですよ。 -
島の大きさは南北130m、東西35m、高さ25m。
島の中央に海蝕による直径約9mほどの円月形の穴が開いていることが外見的な特徴。
近年、風波による岩の崩落が進んでいて、今は管理者の許可なく円月島に近づかないよう呼びかけているそうです。
穴が塞がれることのないように補強工事も行われているようですが、何とか後世にこの景観が残ってほしいと願ってやみません。 -
旅館に戻った早々、孫のお目覚め。
どうやら機嫌がいいみたいなので、近くのラーメン店へ。
和歌山ラーメンが賞味できるとのこと、いかねば・・・。
極細麺で、なんかそうめんのような食感でしたが、味は美味しい。
京都人は何気にラーメンにうるさい人種なんですが、ここはかなりの許容範囲。和歌山ラーメン 和ん グルメ・レストラン
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腹ごしらえもしたし、んじゃ二度目の海水浴へ行きますか。
おぉ、さすがに二日目ともなると、顔はこわばりつつも
初日とは違う余裕をみせてくれます。
もう泣き顔ではないですねぇ。白良浜 自然・景勝地
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この頃になると、波に身を任せる感覚というものを早速会得した様子。
運動神経がいいのか、適応力は半端ないですね。 -
時折笑顔もみせる余裕がでております。
これだったら、来年はもっと楽しめるかもしれませんね。
次はどこ連れてってやろうかな。
孫煩悩のジィジでございます。 -
白良浜右翼のパノラマ。
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イチオシ
決して心を許してはいない、いかつい表情の坊主。
この小さい体でストレスなんぞも飲み込んでいるんでしょうなぁ。 -
白良浜左翼のパノラマ。
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旅館に戻って、夕食のお時間。
初日と同じ料理というわけにはいきませんから、宿のご配慮で、すき焼き・・・。
真夏のすき焼きというのも、いかがなものかと思うのですけど
それはそれで、それなりに乙なもの。
いいお肉で腹いっぱいになったとさ。 -
で、今宵は福島の被災児童へのプレゼントというわけで、小花火大会が催されているそうで。
こういうの、我々老夫婦はイッチャウわけです。
娘夫婦はしんどいからパスだとか、あんたらはこれからもいっぱい色々体験できるかもしれないけれど、おいらたちはもう後がないんだわ。 -
楽しめる機会があれば、貪欲にむさぼる。これが俺たちの生き様であり、矜持でもある。
生きるってことに一瞬たりとも、気を許さない。
年寄ってこういう存在なんだと、この頃痛感しております。 -
8月3日朝。
「コケコッコー」とは鳴かないフクロウがお出迎え。
そう、ここは白浜の新名所アドベンチャーワールド・・・。
どうせ海水浴だけでは、幼児はもたないと判断して今回の旅に加えておきました。
平手正秀を彷彿させるような、気の利くジィでございます。アドベンチャーワールド テーマパーク
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まだ動物というものを、正しくは認知できてない幼児ではありますが、
TVではなく本物を見せておくというのは、後に大事になってくるだろうと勝手に判断しております。 -
脳のどっかに片鱗でも残ってくれるといいのだけど。
写真はガラス越しのレッサーパンダ君。 -
色鮮やかな鳥や目つきの厳しい鷹?鷲?
自然の作り出す造形って人智をこえていますよね〜。 -
アドベンチャーワールド
アドベンチャーワールドは、和歌山県西牟婁郡白浜町にある動物園、水族館、遊園地が一体になったテーマパーク。
「人間と動物と自然とのふれあい」をテーマに、日々新たなことに取り組み挑戦している、動物園・水族館・遊園地の3つを併せ持つ全国でも珍しいスタイルのテーマパークなんですよね。 -
園内には数々の施設があって、ココ、ジャイアントパンダの飼育展示が行われいるのが、「パンダラブ」という研究施設。
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ここでは、桜浜[おうひん]と桃浜[とうひん]という、双子の姉妹を見ることもできます。
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どっちがどっちなのかはわかりませんが、実に伸び伸びと「爆睡」してくれてます。
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こちらは雄の・・・名前なんだっけ?
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優浜[ゆうひん]かな?
それにしても、竹をバキバキ音たててかみ砕いてます。
可愛い姿をしていますけれど、やっぱり熊は熊なんですよね。 -
さて、とりあえずサファリだろ〜
ってんで、ケニア号に乗ってツアーに出かけます。
広大な敷地に放し飼いにされた動物たちの中を、列車のモチーフにした長いバスで遊覧できます。 -
シマウマのシマをぐぅるぐぅる取って・・・なんて歌がありましたね。
-
シマウマがなぜ縞々なのかって生物学界でも論争中。
自然の中のカムフラージュ説や吸血昆虫から身を守る説、遠近感を狂わす説。
色々あるんですが、実際はたまたま縞々になったことで、
生き延びられたわけで、生物側からその進化を選んだわけではないです。
だからこれは後付けの説で、
シマウマがなぜ縞々なのかを説明しているとはいいがたい。 -
きりんの網目模様も自然界のなせる技です。
シマウマがなぜ縞々なのか。
私的にはこの意見が妙にしっくりきたんですよ。
長いけど面白いから読んでみて〜。
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/nicestep2012-kondo.pdf -
生き物たちは奥が深い。
掲載した意見のキモは、アラン・チューリングという数学者の「波紋」の論理なのですが、この数学者、第二次大戦中ドイツの暗号エニグマを解読した人としても有名。
映画にもなりましたよね。
『The Imitation Game(イミテーションゲーム)』(2014年11月21日公開)
なかなか面白い映画でした。 -
百獣の王ライオンの牝。
牡たちはサファリのジープに追い立てられてますが、女たちは涼しいところでお休み中。
「何でもがっつくからよ、バカじゃないの?」ってな声が聞こえてきそう。 -
「む?なんか呼んだ?」
ヒグマ君もちと暑そう。 -
そういや、トラも縞々ですね〜。
これもチューリングの論理で説明できそうだな。
ライオンよりトラの方がうんとカッコイイと思うのは私だけかな。
ここには生物的に珍しいホワイトタイガーもおりました。
ホントに白くてすごい存在感・・・綺麗です。 -
サファリを終えてしばし休憩後、イルカショーへ。
よく訓練されているイルカたちの熱演。
時間は短かったんだけど、なかなか魅せるアトラクションです。 -
いつも以上にジャンプしてくれてます。
後半には子供たちをプール際に集めて、水をバンバンかけてくれるサービス?もあり、趣向を凝らしています。
きゃあきゃあ言いながら楽しんでる子供たち・・・。 -
もっとも、孫は動物の何たるかをまだ理解できないお年頃なので
椅子の真横で、飛び出てきたこの海獣にかなり驚き
ぎゃあぎゃあと泣き叫んでおりました。
動物をめでるという感覚はいつ頃出てくるのかな?
ちゃんとしゃべれるようになって、意思疎通ができてからかな。 -
おねいさんとイルカが遊ぶ姿を可愛いって思えるのはいつ頃になるんだろう。
もっともジィジはイルカのように、おねいさんに遊んでほしいと思ってますが。(爆) -
抱っこしてもらって、あぁいいなぁ、イルカ。
・・・じゃなくて、可愛いなぁ、イルカたち。 -
最後は圧巻のジャンプショー。
クルクル回ってどぼんどぼん。 -
こっちは輪だって潜り抜けちゃう勢いです。
-
飛んでる!!
イルカって飛ぶんだね〜。 -
ギャン泣き後、気分転換に「わんわんワールド」へ。
ここは「ふれあい広場」、犬たちに文字通り触れる施設。 -
今は死んじゃったけど、コイツがもっと小さい時にはパピヨンと同居してた。
だから犬に対しては耐性があって、大型犬にも驚いたりしません。
打って変わって満面の笑顔。 -
でも優しくなでるという配慮はまだできてなくて、やや乱暴なタッチではあります。
-
近くのおねいさんが優しくなでるのをみて、それなりに見よう見まねで触ってます。
サモエドはかなり大きい犬種だけれど、物おじしないのはエライ。 -
イチオシ
ふわっふわっの毛、喜んでますね〜。
犬はよく訓練されているんでしょう。
一日に何百何千という手に触れられても、嫌がることもなくじっとしてくれてます。 -
かなりご満悦の孫・・・色々大変だったけど、ココは大正解だったな。
-
満足しているご様子です。
-
犬なり動物という人間でない存在というのは、小さい子供の情操教育には必要不可欠だと思います。
-
イチオシ
嫌な事されると唸るし、噛むし。
大人だと赤ん坊だからと大目に見るけど、動物はそうじゃない。
動物だって生存がかかってるから、幼児だとしても容赦はしないもの。
そういうストレートな感情は、子供ながらにも伝わるものなんだな。 -
暑いから椅子の陰から出てこないダックス。
何とか出せないものかと思案中。 -
で、出てこないなら、こっちから行くって?!
おいおい、服が汚れるって。 -
あーぁ、寝そべってしまった。
それでも触れようとする心意気は立派。
ジィジは止めないよ、好きにやれ。
服は洗えば綺麗になる。 -
この瞬間を心に刻み込め!
-
「ふれあい広場」はやはり犬にストレスを与える施設なので、短時間で終了。
よくお付き合いしてくれたよ、犬に心より感謝。 -
次は鳥の餌やりの時間。
パラパラと餌をばらまくと寄ってくるので、興味津々。 -
エミューにも近づこうとするので、さすがにここは抱っこ。
奴らの嘴の硬さをまだ知らないな。
コツンといかれたら、ギャン泣きでは済まないぜ。 -
全身汗ブル・・・よく遊んだ!
-
まだまだ遊び足りないご様子だが、汗疹もできちゃうので、皮膚の弱いこの子の汗を流してやらないと・・・。
帰りに日帰り湯にでも寄ろうと大人たちは相談中。 -
頭も水被ったように、汗まみれ・・・よぉ遊んだな、坊主。
-
結局、日帰り湯に寄る前に、車乗せたらすぐ爆睡。
無理に起こしてぐずられるより、このまま京都まで戻ろう・・・。
こうして白浜の孫旅はおしまいです。
思い切り私的な旅行記でしたが、ここまでお付き合い下さった方々へ。
心より御礼申し上げます。
たま〜に、孫旅日記、掲載します。
大きくなっていく坊主を、私とともに見守ってやってくださいませ。
ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- るなさん 2016/08/19 01:03:04
- 心のよりどころ
- 兄貴、ただいま〜
今朝無事に帰還しましたよ。なんなのこの蒸し暑さは????( 一一)ぐったりだわ。軽くダウンなんて着てる街中のスウェーデンとは大違いだ。
旅行記、忘れてなかったんだ?(爆)
お題が難しくてわからんよ(;'∀')
南紀白浜って、私にも結構憧れのリゾートだったりするです。何かこうイメージが雄大で白浜ってくらいだから白砂なんだろうし海が綺麗そうって。
お孫ちゃん随分と立派な顔立ちになってきたねぇ!子供の成長はホントに早いからね。そりゃ周りの大人も年取るわけだわ。
うちも娘がそろそろ嫁入りかもしれんぞ。孫欲しい〜←きっと私にはいいおもちゃ(笑)
ホントにこの笑顔が心のよりどころなんでしょうね♪私は自分の背よりデカくなった今でも我が子の寝顔が心のよりどころですよ。
でもってしっかりねいちゃ博士の語りが入りましたなぁ〜(≧◇≦)
お題も難しけりゃ内容も難しくてアホな私は眉間にしわが寄ってしまいますよ(目尻もでしょ?って?(-"-))
そんな私はねいちゃ先生の語りより、写真に目がいってしまいましたことをお許しください。
「三段壁洞窟」そりゃお孫ちゃんはぎゃん泣きでしょうよ!大人だって怖いわ(爆)なんでジィジはこないなとこ連れてきはるん???ってきっと恨んでるよ(笑)なぁんてね!
それにしても入場料がお高いですね。
でも、私、意外にこういうところ好きです(^^♪チリのマーブルカテドラルに行きたい!!
ファミリーの幸せそうな表情に私まで癒されました!!
るな
- ねいちゃさん からの返信 2016/08/20 00:24:54
- 姐さん、ご無事で何より・・・(^^♪
- お帰りやす、スウェーデンとはまた通なところへいかれたんですね。
何が有名だと聞かれても、ねいちゃ博士でも即答できませんや。
FBでもちらちら拝見しましたけど、北欧って綺麗なんですね。
さすが姐さんのチョイスは外れがないです。
というわけで、灼熱の日本へようこそ。
やせ我慢して、姐さんもダウンなんか着て闊歩してみては?(笑)
> 旅行記、忘れてなかったんだ?(爆)
いや、殆ど忘れていました。(笑)
でも孫のおかげで思い出せたので、引き続き会津編も製作中。
会津編は白浜編の何倍も難しくなっています。
> お題が難しくてわからんよ(;'∀')
照れ隠しなんですよ。孫旅でデレデレしてるのが、レンズ越しにも伝わっちゃうので、あえて真逆で攻めてみました。
> 南紀白浜って、私にも結構憧れのリゾートだったりするです。
ホント何十年ぶりに行ったけど、ずいぶん変わっていましたね。
リゾートリゾートしてました。昔は海水浴客向けの小さな民宿とかがいっぱいあったんですけどね。
今はオシャレなホテルとかが立ち並んでましたです。
> うちも娘がそろそろ嫁入りかもしれんぞ。孫欲しい〜←きっと私にはいいおもちゃ(笑)
おっ、それはそれはおめでとうございます。
娘は結婚後も何かと母親を頼るので、姐さんも忙しくなるかもね。
海外行ってんと、孫の面倒みて〜〜と言われる日も近いか。
孫はただただ可愛がってさえいればいいんで、面白いよぉ。
やんちゃで手を焼くけど、まぁ何とでもなるし。
> でもってしっかりねいちゃ博士の語りが入りましたなぁ〜(≧◇≦)
白浜でほかの歴史上の人物っていないんですわ。
熊野水軍で語ってもよかったんだけど、余計にマニアックになってしまいますから、中大兄皇子がらみだったらまぁ知名度もあるし。
> それにしても入場料がお高いですね。
最初、あぁ一人300円ねーと思ってたら、4名様で5200円です!
って言われて、えっ?!って声出してしまいました。(笑)
> ファミリーの幸せそうな表情に私まで癒されました!!
来年は沖縄に拉致られそうな予感・・・お金貯めておかな・・・。
まぁ孫が喜んでくれたら爺は何でもいいんだが・・・。
娘夫婦はどうも孫をエサにしてタダで旅行をしようとしているようだ。(笑)
姐さんの旅行記も待ってます。
(とかいいながら、全然のぞけてないんですけど・・・たしかメキシコの途中まで見ただけ・・・ごめんね〜)
ねいちゃ
-
- ippuniさん 2016/08/17 19:56:12
- 海デビューですね!
- ねいちゃさん、こんにちは。
ちょっぴりのねいちゃさんの語りと、たっぷりのお孫さんとのほのぼのとした時間、旅行記を通じて楽しませて頂きました。
旅行記を通じて、みなさんに子供の成長を見守っていただきたいと思う気持ち、私もそんな気持ちで旅行記に娘を登場させています。もっとも、「旅行記を見ているのは日本人だけじゃない」ということを前提とし、セキュリティのため娘の顔は全面的には出せないのですが。。。その分、文字で綴っています。
親子3代でのご旅行で南紀白浜と言う選択は、本当に良い選択だなぁと思いました。海あり、動物あり、温泉あり、ですからね。こちらでは、日本のような温泉&温泉の食事は手に入らないので、気軽にふら〜っと行けるところが羨ましい限りです。
お孫さんも犬がお好きなんですね!うちの姫も動物が大好きで、動物図鑑に出ている動物の名前は全部覚えてしまいました。最近は動物園で木に登ってる猿をみると「おサルさん・木」と言ったり、ニンジンを食べるウサギを見て「ウサギさん・ニンジン」と言っています。動物の鳴き声なんかも、とても上手に真似できるようになりました。オッと!つい姫話に夢中になってしまいました。同じ年齢の子供のいる、子供の成長について語れる、いわゆる「ママ友」なるものが一人もいないので、つい。
三段壁洞窟、波の音が聞こえたりすると、ちょっと怖いかもしれませんね。水の流れも速そうですし。洞窟と言えば、先週の連休に私も家族連れで洞窟に行ってきました。ロワール地方には洞窟群があるのです。洞窟B&Bに泊まって、色んな洞窟を見てきました。姫は、へっぴり腰になりながらも、先頭を切って進んでいました(笑)
見ていると、やっぱり男の子とは、「生き方?(成長の過程?)」が違うなぁと感じました。お孫さん、逞しくて、凛々しいですね。これからの成長が楽しみですね。私も一緒に成長を見守らせていただきます。
ippuni
- ねいちゃさん からの返信 2016/08/17 21:37:43
- お恥ずかしい・・・ジィジの世迷言。
- こんにちわ、ippuniさん。
今年の夏はえらく暑いですよぉ、連日37度とか・・・。
お元気ですか?
そちらは以前に大雨が降ったりして、大変でしたね〜。
今夏は白浜の後に、福島の大内宿に行く予定を立てていたんですが
「そういえば、ippuniさんの旅行記にもあったなぁ」と
のぞかせてもらってた時に、あの豪雨のお話しを拝見したんです。
旅行記だけ読ませていただいたのですが、
かける言葉が見つからなくて・・・単なるコメントも不躾かなと思い
そのままにさせてもらってました。失礼いたしました。
> ちょっぴりのねいちゃさんの語りと、たっぷりのお孫さんとのほのぼのとした時間、旅行記を通じて楽しませて頂きました。
いつもありがとうございます。デレデレがカメラ通じてあふれ出してしまって申し訳ないです。(笑)
> 旅行記を通じて、みなさんに子供の成長を見守っていただきたいと思う気持ち、私もそんな気持ちで旅行記に娘を登場させています。
子供って実に絵になる存在で、何してても可愛らしいので、ついついカメラ向けちゃって、大きくなってほしいような、このままでいてほしいような・・・。
海外だとやっぱり安全が第一ですもんね。
日本でも個人情報なるものがネットからだだ漏れになる危険はあるのでしょうが、まぁ私の情報など構わないんだけど、一応大人たちは顔ボカシしています。
孫の顔も本当はそうすべきなんですけども、隠すのが惜しい!(笑)
FBやってますし、ippuniさんもやっておられるなら、友達になって姫のナマ顔拝見させてくださいませ。私、浩子さんの友達になってます。(笑)
> 親子3代でのご旅行で南紀白浜と言う選択は、本当に良い選択だなぁと思いました。
なかなかじっとしてない坊主なので、部屋食にしないと他のお客さんに怒られますから、それを探し出すまでが一苦労。
しかも料金はジィジ持ちという、えげつない仕打ちではありますが・・・。
まぁ坊主が喜んでくれて、娘夫婦が骨休みできる機会になったらそんでいいんだけれど。
> お孫さんも犬がお好きなんですね!
小さい頃から同居してましたから、いて当たり前の存在だったようですね。
ただ他の動物はまだ怖いみたい。やんちゃなくせに部類の怖がりなんで。(笑)
孫はまだ言葉覚えませんね、いつ頃からしゃべりだすんかな。
意味不明なことはしゃべっているんですがね。
自分の子供はどうだったか、もうすっかり忘れてしまってます。
意味ある言葉を話すと、また可愛いのでしょうなぁ。
鳴き声のマネなんて、もう頬っぺくっつけたくなるぅぅ。
> いわゆる「ママ友」なるものが一人もいないので、つい。
私でよければ、公園デビューしましょうか?
> 見ていると、やっぱり男の子とは、「生き方?(成長の過程?)」が違うなぁと感じました。
そうみたいですね、バァバも言ってました。バァバはおとなしい娘しか育てたことないので、やんちゃな坊主に手を焼いてます。
私とこは男でしたから、そのへんの扱いはまぁ慣れてます・・・。
孫もバァバよりジィジの方に懐いていますね。
って、このへんの会話って意味通じてるかな?ややこしいんですわ。(笑)
> 私も一緒に成長を見守らせていただきます。
よろしくお願いいたします。
今回の旅行記はippuniさんのために作ったようなもんですから。(笑)
またお暇な折に見てくださいね。
私もまたお邪魔させていただきます。 ねいちゃ
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