2016/07/15 - 2016/07/23
4432位(同エリア17002件中)
むう2にゃんさん
- むう2にゃんさんTOP
- 旅行記174冊
- クチコミ0件
- Q&A回答3件
- 130,293アクセス
- フォロワー14人
みなさま こんにちは。
地球温暖化のせいなのか、それとも寄る年波のせいなのかは微妙ですが、私は暑さが大の苦手です。
ここ数年、暑い季節はひたすら亀の如く頭や手足を縮めて暑さをじーっと我慢、会社への通勤と近所への買い物以外は自宅に引きこもりの日々。
そんな私が重いお尻を上げたのは、ちびちび貯めていたJALマイレージで パリ往復・特典航空券が取れたから。
タダより安いものはなし。
タダが大好きな大阪府民としては、これはもう行くしかないっ(^_-)
今回の夏休み旅行の旅程は
7/15(金) 伊丹→羽田→CDG空港着(パリ泊)
7/16(土) ヴォー・ル・ヴィコント観光、オペラ”アイーダ”(パリ泊)
7/17(日) リヨン移動 市内観光(リヨン泊)
7/18(月) ヴィエンヌ日帰り観光(リヨン泊)
7/19(火) リヨン市内観光(リヨン泊)
7/20(水) ボーヌ移動 ワイン関連見学(ボーヌ泊)
7/21(木) ボーヌ→午後ディジョン→夕方パリ(パリ泊)
7/22(金) パリ町歩き、CDG発・夜便にて帰国(機中泊)
7/23(土) (前夜)CDG→羽田→伊丹空港着
暑さに負けず直射日光にも負けず、週始めからの風邪も負けずに、海の日を挟んで 大人の夏休み〜〜〜食べる+飲む+また食べる♪〜〜〜を楽しんできました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月15日(金)
今朝の大阪は曇り。
JL106便 伊丹08:30発→羽田09:40着。羽田空港では 国内線から国際線ターミナルに循環バスで移動し出国手続きを終えて、今度はJL045便 羽田10:35発→パリCDG16:10着の予定です。
朝の待ち時間、伊丹空港の大画面TVでニュースを見ていると、ニースでのテロ事件が放送されていて、大ショック!
フランスでは 今月末で治安警戒レベルを引き下げるところまで落ち着いてきたのに、また一般市民へのテロ攻撃ですか・・・・。
今回の被害に遭われた方々のご冥福を心からお祈りいたします。 -
-
定刻通り伊丹→羽田→パリに到着ですが、ここからが長かった。
いつもはCDG空港入国審査は簡単な方で、審査待ちで長時間並ぶことはないのでが、何故か今日は大行列になっていて、ぜんぜん進まない。
もしやニースのテロ事件を受けて、いつもはスルー状態の日本人入国者にも厳しいチェックをしているのかしら?と思っていたら、単に審査ブースが2箇所しか開いてなかったのです(^_^;) -
一時間以上並んで漸く入国完了、預け入れ荷物を引き取ってAFバス乗り場に急ぐも、17:30時発のバスはちょうど出たばかりで、バス乗り場で次の18:00発を待って乗車します。
-
パリの宿泊は、定宿になりつつあるモンパルナス駅近くのアパートホテル Citadines Maine Montparnass です。
私のMyブームがアパートホテルでして、個人アパートではなく24時間フロント対応しているキッチン付きホテルで 気楽に過ごすのが性に合っているようです。
イギリスのEU離脱投票直後の円高時に、それまでの予約を一旦キャンセルして再度 返金不可条件でホテル予約を掛けたので、3泊分で11,800円も安くなりました♪
ぬふふ、浮いたお金で 美味しいものを食べるぞ〜〜〜。 -
金曜の夕方は少し道が混んでいたため、AFバスでモンパルナスまで1時間15分程度、ホテルにチェックインして まずは駅前のスーパー・モノプリで今夜の食材を調達です。
ホテルの隣にはミニマーケットがあり 夜遅くまでOPENしているので、少し割高にはなりますが 重いペットボトル等を買うのはこちらのお店がお勧めです。
ホテルに戻り、キャリーケースの荷物を整理した後 ゆっくとお風呂に入って漸く一息。
時間は早くも22時、ニースの痛ましい事件を伝えるニュースTV番組を見ていたら今度はトルコで何事か有ったみたい。
このままだと世界はどんどん悪い方向に進んでいきそう・・・・・と思いながら、果物とチーズ、ワインの軽食を済ませて一日目は終了です。 -
7月16日(土)
前夜のワインが効いたのか 06時に目覚ましが鳴るまでぐっすり、朝食を終えて今日の予定を再確認します。
3年前にシャンティイ城・コンデ美術館に行ったものの冬季クローズで敢えなく引き返した心残りがあり 今回のリベンジを計画しましたが、なんと線路補修工事のため 通常は北駅から約30分程度のアクセスが 迂回路+バスで3時間弱の乗り換え要にー((ー_ー;)
上記時刻表を日本で何度もチェックしていましたが、当日の朝に念のためSNCFサイトから確認するも、相変わらず3時間表記のままでした。
この日の夜はオペラの予定があるため、移動時間の読めないシャンティイは断念して、次回のリベンジ候補地に脳内メモします。 -
仕方ないので、こんな事も有ろうかと 念のためプランBとして用意していたヴォー・ル・ヴィコント城 Château de Vaux-le-Vicomteに 行き先変更です。
-
これまでは最寄り駅からタクシーでしか行けなかったこのお城のアクセスに、今年から駅⇔城とを結ぶシャトルバス路線が出来たのです。
http://www.vaux-le-vicomte.com/ja/traductions/%e5%ae%9f%e7%94%a8%e7%9a%84%e3%81%aa%e6%83%85%e5%a0%b1/ -
-
-
-
このヴォー・ル・ヴィコント城は、ルイ14世の財務長官(現代の財務大臣、より権力はもっと上)だったニコラ・フーケにより17世紀に建設されました。
フーケは、当時最高の芸術家と言われた、建築家ル・ヴォー、造園家ル・ノートルなど、当代一流の芸術家に築城を依頼し、莫大な私財(と国家財産も?)を投じて過去に無い壮大な城を完成させました。 -
-
-
-
-
-
1661年8月17日、フーケはこの城の落成式を祝って王侯貴族をはじめ 時の国王ルイ14世をも招いて豪華な祝宴を催しました。
自分の臣下であるフーケが築いた城があまりに豪華絢爛だったことは 若き国王ルイ14世の嫉妬と怒りを買い、落成式の数週間後にフーケは公金横領罪で逮捕されて終身刑となり 獄中で残りの人生を送り、事件の19年後に獄中で死亡しました。
ルイ14世の命によりフーケを逮捕・投獄したのが、デュマの小説「三銃士」で有名な 銃士隊長のダルタニャンです。 -
ルイ14世はその後、ヴォー・ル・ヴィコント城をモデルに、同じ芸術家を雇ってヴェルサイユ宮殿を建設し、自ら太陽王を名乗りフランス絶対王政の君主となっていきます。。
ニコラ・フーケについては、フランス観光局HPの抜粋を・・・。 -
*****
このときのことについて哲学者ヴォルテールが有名な言葉を残しています――
『 8月17日夕方6時、フーケはフランスの王だった。
そして深夜2時には、もう何者でもなかった 』
フーケの栄華を偲ばせるヴォー・ル・ヴィコント城は、王国の財務総監が情熱と野心を注ぎ込んで築き上げた壮大な建造物です。
***** -
-
-
ヴェルサイユ宮殿はルイ14世が自らの権威を国内外に示すため、豪華な上にも豪華さを追求した 謂わば「王の神格化を目的とした豪華絢爛な舞台装置」ですが、このヴォー・ル・ヴィコント城は フーケが当代最高の「美」を求めて造りあげた城のため、随所にフーケ個人の好みを窺わせています。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
美しい庭園では新婚カップルと思しき2組の男女が 撮影会をしておられました。ご結婚おめでとう〜♪
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
お城と庭園をゆっくり見学して、14時過ぎにパリ東駅に戻ります。
-
-
今日のランチはどうしようかなー、最初はモンパルナス駅周辺のクレープリーでガレットでも、と思っていたけど、途中でシェ・レオンを見つけたので、今日の遅いお昼ご飯はムール貝です。
-
こちらはトマトやハーブ、クリーム・ニンニクで蒸したプロヴァンス風ムール貝。
貝のエキスが溶け込んだスープが美味しいじょー♪
コクのあるベルギービールとは相性ばっちり、私はシェ・レオンではいつもDUVELを飲んでます。
「悪魔」という名前のこのビールはアルコール度数が高めで、ムール貝とよく合うのです(*^_^*) -
ホテルへの戻りは16時過ぎ、手洗い洗濯は面倒なので、ホテル内のランドリーで洗濯・乾燥を機械でやっちゃいます。
フロントでランドリー利用を申し込む(料金約9ユーロ)と 専用トークンを渡してくれるので、地下のランドリールームで洗濯終了時間を確認し、その間にお風呂タイムです。
洗濯&乾燥の待ち時間で お風呂+パジャマ休憩して、18時からお出かけの準備です。
今夜はパリ・オペラ座15―16シーズンの最終日、千秋楽を飾るオペラ「アイーダ」です。 -
オペラが始まる前に、劇場担当者が舞台に登場して挨拶 観客全員が起立してニースの悲劇に対して皆で1分間の黙祷を捧げました。
-
パリ・オペラ座の演出は難解な演出が多くて たま〜に???(苦笑)な舞台演出があるのですが、アイーダは元々古代エジプトが舞台、半裸の男声とビキニ&パレオ姿の女性なので それほど凝った演出はしないであろう……と思っていたら、おおう、こうきたかっ!
舞台は古代エジプトから19世紀末のイタリアとオーストリアに代えて、世紀末の黄金芸術をモチーフに黄金の宮殿、黄金の大聖堂、黄金の戦車がライトを浴びて金色の光を放ちます。
そして人々の衣装は、ローマ法王を思わせる豪華な衣装に身を包んだ大神官、晴れやかな元帥の衣装の将軍ラダメス、王女アムネリスを始めとする女性たちはみな中世スペイン貴族女性のような黒づくめのドレス姿、支配階級の彼らは過去の時代のままで、そして、前線で戦う軍服姿の兵士達だけが19世紀を生きているようです。 -
複雑な心理描写を描いたオペラを歌手たちは見事に演じきり、とても見応えのある舞台になっていました。
特にアイーダを演じた Liudmyla Monastyrskaが素晴らしくて、観客から大きな歓声を浴びていました。 -
-
こちらは23時前、終演後のバスティーユ広場です。
-
-
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
むう2にゃんさんの関連旅行記
パリ(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
60