大人の夏休み・食べまくり飲んだくれ旅行2016　その4

2016/07/15 - 2016/07/23

みなさま　こんにちは。
地球温暖化のせいなのか、それとも寄る年波のせいなのかは微妙ですが、私は暑さが大の苦手です。
ここ数年、暑い季節はひたすら亀の如く頭や手足を縮めて暑さをじーっと我慢、会社への通勤と近所への買い物以外は自宅に引きこもりの日々。

そんな私が重いお尻を上げたのは、ちびちび貯めていたJALマイレージで　パリ往復・特典航空券が取れたから。

タダより安いものはなし。
タダが大好きな大阪府民としては、これはもう行くしかないっ(^_-)

今回の夏休み旅行の旅程は

7/15（金）　　伊丹→羽田→CDG空港着（パリ泊）
7/16（土）　　ヴォー・ル・ヴィコント観光、オペラ”アイーダ”（パリ泊）
7/17（日）　　リヨン移動　市内観光（リヨン泊）
7/18（月）　　ヴィエンヌ日帰り観光（リヨン泊）
7/19（火）　　リヨン市内観光（リヨン泊）
7/20（水）　　ボーヌ移動　ワイン関連見学（ボーヌ泊）
7/21（木）　　ボーヌ→午後ディジョン→夕方パリ（パリ泊）
7/22（金）　　パリ町歩き、CDG発・夜便にて帰国（機中泊）
7/23（土）　　（前夜）CDG→羽田→伊丹空港着

暑さに負けず直射日光にも負けず、週始めからの風邪も負けずに、海の日を挟んで　大人の夏休み〜〜〜食べる＋飲む＋また食べる♪〜〜〜を楽しんできました。

エリア リヨン(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

7月19日（火）

この日も朝早くから目が覚めたので、スマホのメールチェックと　Yahoo画面で日本のニュース確認です。
ホテルのWifiを利用すれば通信料は無料だし、いやはや　便利な世の中になったものですわい。　
（しかし、フランスまで来て日本の芸能ニュースチェックってのも　我ながら･･･）

当初の予定では、リヨンから電車で１時間の距離にあるブルー修道院観光を考えていましたが、半日かかるので修道院行は止めにして、リヨン市内を歩くことにしました。

朝9時前から旧市街の北、Saint-Paul教会を始点にして町歩き、この辺りは古い建物がそのまま残る区域です。

いきなり明るくなったと思うと、Saint Jean（聖ヨハネ）大聖堂の広場が広がっていました。

大聖堂から見上げる　Notre Dame de Fourviere大聖堂も絵になります。

フランス・ゴシック様式の大聖堂はステンドグラスも軽やかな印象、美しい空間が広がっています。

この大聖堂もスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の途上にあり、巡礼のシンボルである帆立貝の目印を教会の前の道で見つけました。

ここから少し歩いてケーブルカーに乗り、Notre Dame de Fourviere大聖堂に到着です。

この大聖堂は、ロマネスクとビザンチン、時代の異なる建築様式が融合した建造物になっていますが、実は19世紀の末に建設された比較的新しい大聖堂です。
内部のモザイクはビザンチン時代を思わせる色使いで　豪華な内装になっています。

丘を少し下ると、古代ローマ劇場とガロ・ロマン博物館があります。

リヨンはローマ帝国がガリアを植民地として支配した時代の中心都市であったため、ローマ劇場も大規模なものとなっています。
ローマ植民地時代の遺跡は殆んど失われてしまいましたが、残された品々がこの博物館に展示されています。

博物館のあとはソーヌ川の橋桁にあるリバークルーズのチケット販売所で　川下りクルーズ(１時間コース、リヨンカードの提示で無料で乗船可能)　の予約を依頼します。

次は　リヨンでのみ店舗を構えるショコラティエ、ベルナシオン（Bernachon）にGO。
暑い時期なので、溶けてしまっても諦めがつくように　自分のお土産として250ｇだけ購入、ついでにランチ用のキッシュとチョコケーキを買い、一旦ホテルに戻ってエアコンの効いた部屋で　どん兵衛&キッシュの部屋ランチです。

13時前のランチ休憩のあとは、織物博物館です。リヨンカード22ユーロの元を取らねばなりませんっ　←この辺が貧乏人根性全開　(^_^;)

リヨンは古くは絹織物、近代は織物産業〜時代に応じた様々なテキスタイル生地を生産してきました。

貴婦人のドレスを飾った豪華な刺繍からタペストリー、19世紀のドレス等が色鮮やかに展示されています。

博物館からまたホテルに戻り、3時過ぎのおやつに　ベルナシオンのケーキ　Gâteau du Présidentを　紅茶と一緒に頂きます。
このケーキ、うんめぇ！　レース飾りのようなチョコフリルの飾りはお口の中でサラリと溶けるし、ガナシュの中にはドレンチェリーのキルシュ酒漬けが入っていて、見た目より甘くなく　さっぱりと頂けます。
う〜ん、リヨンでしか買えないのなら、もう一個買っておけばよかったかもー（明日の朝食用）。

デザートで脳内にも養分が行き渡ったので、お風呂と荷造りの下準備を済ませます。
明日の朝早くに出発なので、早めに準備しておかねば〜。

ソーヌ川リバークルーズの出発時間は 17:45、15分前に乗船してね、との指示がありましたが、何だかんだで5分前のギリギリに乗船、よかった間に合ったー♪

川下り船でソーヌ川沿いの景色を楽しみながら、---------直射日光が眩しいぞーーー！

外人の皆さんは気持ち良さそうに茹だっていますが、コーカソイドにとって紫外線は皮膚がんのリスク大なのを　知らないのでしょうか？(^_^;)

出発から30分後、船は中洲の小島　Barbe島で折り返します。

この古い建物は、乗船アナウンスによると何と　9世紀の修道院で、かのシャルルマーニュ大帝の命令により建設されたものだそうです。

川沿いには近世以降の建物と中世の遺構が混在している風景が並び、リヨンではよくある騙し絵も見ることが出来ます。

こちらはアヴィニヨンから川を登って航行する　クルーズ用ホテル船だそうです。

１時間の川下りを終えて、次はお楽しみの夕食です。
今夜のレストランは　日本人シェフによる１つ星　TAKAO TAKANO です。
最初　20時で予約を入れていましたが、翌朝の出発が早くなったため、開店時間直後の19:30過ぎに入店させて頂きます。

こちらのお店はコ−ス料理のみ、2種類のMenuから　MENU PARTAGE　88?を選択します。
飲物はボトル･･･ではなく残念ながら　Champagne、Condrieu（白）、Côte Rôtie（赤）を其々グラスで注文です。

前菜その1
洋風茶碗蒸し。ちょっと塩分勝ち気味の茶碗蒸しスープの上に白身魚が載っていて、混ぜ混ぜしながら頂きます。

前菜その2
海老と夏野菜のサラダ仕立て。この海老の火入れ加減が最高でした。さすが日本人シェフ！

前菜その3
鶏つくね（？）とセップ茸、小じゃが芋のソテー。このソースが美味しくて、パンに塗って食べてました。

この鶏つくね、絶対に日本では味わえない「超！贅沢な焼き鳥」です。

魚料理
鯛のような白身魚と貝の優しいスープ仕立て。お魚の皮目はパリパリで香ばしく、前から食べてみたかった　”亀の手”も添えられていました。このスープおいし〜♪

肉料理
牛ステーキの夏トリュフ載せ。このコース本来の肉料理は鳩でしたが、前日にも鳩を食べたので　55?コースのメイン料理・牛肉に変更して貰いました。
手前のオレンジ色は　ズッキーニの花です。

食後のフロマージュ、食べた後で写真を撮らなかったことに気付きましたー。

デザートは2種類。ああ幸せ〜〜〜。
でももうお腹がいっぱいで、食後のコーヒーもお腹に入りませんでした･･･(^_^.)

22時過ぎに食事を終えて、スタッフにタクシーを呼んで貰ってホテルに戻り、そのまま就寝です。