2015/12/10 - 2015/12/13
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11masaさん
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自分の10メートル先にいる、黒い中型犬から明らかな敵意を感じたため、さりげなく去ろうとしたら、
同じ距離だけ詰めてくる。
歩みを止めると、前足でブレーキをかけ止まり、こちらから向かうと
向かった距離分退いていく。
「これは簡単に逃がしてくれないな」と判断し、弱っているところは見せないよう
両手を前に構え、
ファイティングポーズを取ってみた。
見た目には勇ましいが、内心は「うわーやべえよ!咬まれたら狂犬病で死んじゃうよ!というかマイナス17度で戦って負傷して倒れて動けなくなったら凍死するじゃねえか!いや待てその分厚着しているので腕とか咬ませて体重で押し潰すべきか?そうだ武器だ!どこかにないか!というか地面が凍って取れねえよ!」などあれやこれや考えてビビり足が震える。
だが一方で、自分は日本に帰り、妻と今後も楽しく暮らし、義祖母に墓参を報告する義務がある。
絶対にここでは死なんぞ!
という反骨心が沸いたのも事実。その気持ちを察したのか、野犬は自分を一瞥し、振り返ってトコトコ去っていった。その去り際を携帯で撮影しようとしたが、シャッター音で再度向かってきても困るし、仲間が来ないうちにここを去るべきと判断し、足早に去ることにする。
野犬から去ると同時に、友人がいる「ライムホテル」に向かう。友人も日本人墓地を墓参したいということで、まず自分が場所を確認し、合流して友人を再度墓地へ連れていく手筈。直線距離ならすぐと思って、雪に覆われた霊園を突っ切ろうとしたら、雪道がどんどん細くなり、周囲は日が暮れて気温が下がって目印も見えにくくなる。迷って周囲を見渡すが、どうやらマイナス17度の霊園で迷ったらしい。
携帯を取り出し助けを呼ぼうとするが、ロシアのどこに連絡すればいいかわからない。「このままだと凍死」と意識した瞬間、寒さと焦りで呼吸が苦しくなり、「吸う」「吐く」を意識しないと呼吸できない。
「あれ?呼吸って自然に
出来るものじゃなかったか?」
と思ったところで、前方から180センチ程のロシア人男性2人がやってきた。「ズドラーストヴィチェ!エクスキューズミー!」と、ロシア語と英語を混ぜた無茶苦茶な文法で必死に呼びかけると、2人は「?」と不愛想に顔を見合わせ、無言で「ついてこい」的なジェスチャー。ついていくと、棺桶の保管所らしく建物に案内され、ドアを開けた瞬間、暖房でメガネが一気に曇る。
そこで職員がロシア語で「どうしました?」的に話しかけてきたため、改めて「ライムホテルはどこですか?」と尋ねると、日本人でも分かるようにおばちゃんがわざわざ紙に絵を書いて教えてくれた。男性2人は無言で去ろうとしたため、満面の笑顔で「スパシーバ!」と礼を言う。
もしかして俺、かなりヤバかったんじゃないのか
と思い直すが、とにかく命を救われたらしいことに感謝。
どこにでも良い人はいるのだから、会いもしないで「○○人は嫌い」など言っては絶対にいけない。行きの飛行機で一緒になったオルセデスさん、今回の男性2人、絵で教えてくれたおばちゃん職員などと会ったことで、無愛想で不親切なロシア人イメージを持ったまま一生を終えずに済むことが、本当に良かったと思う。
本文はキッチントレーダーさやたで
http://ameblo.jp/111masa111/entry-12148875014.html
- 旅行の満足度
- 4.0
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