２０１６年２０日間スイス一周２１：ベルン。

2016/06/07 - 2016/06/08

６月７日、１４日目。６月８日、１５日目。

インターラーケンからトゥーンを経てベルンに来ました。２泊します。
ベルン：ベルン州の州都で、１８４８年来スイスの首都でもあります。トゥーン湖から流れ出たアーレ川に三方を囲まれた人口１３万人、スイス第４の町。
１１９１年ツェーリンゲン候により要塞都市として開かれた歴史ある町で、１３５３年比較的早い時点でスイス連邦に加盟。
旧市街地全体が世界遺産に認定されています。

写真は有名な時計塔。

エリア ベルン(スイス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

インターラーケン～トゥーン～ベルン。

６月７日。
トゥーン発１５：０７のＳバーンでベルンへ。

ベルン駅。
首都だけあって活気がありました。

ベルン駅。

ベルン駅前。
雨が降ったようです。

ホテル・ナショナル・ベルン。
ヒルシュグラーベン通り、駅から１０分弱。
２泊、朝食付き３０４フラン。外観は立派ですが。

なんともホテル自慢の？エレベーターです。
木製の箱が吊り下げられているだけです。

鉄製の格子を手で開いて中に踏み込むと床がちょっと沈み込みます。２泊したので何回も乗りましたが乗るたびに落ちやしないかとびくびくものでした。

箱がない時うっかり中に入ろうものなら墜落してしまいます。もっとも箱が到着していないと格子は開かないとは思いますが。

カジノ広場のコンサートホールカジノ。
ホテルで市内交通使用可のベルンチケットを貰い今日は近場だけ見ようと早速トラムで出かけました。時計塔で下車。

カジノの隣の図書館。

時計塔のあるコルンハウス広場。

コルンハウス広場。

ベルンのランドマーク、時計塔。

有名な時計塔、西面マルクト通り側。

１３世紀の城門が前身。

アーチの下の壁画。

時計塔、東面。クラム通り側です。

仕掛け人形は１時間に１回動き出すそうです。

時計塔からクラム通り方面。
インド人のグループも結構見かけました。なにしろ中国に次ぐ人口大国です。もう少し経済が発展すると世界中の観光地に溢れ出すことでしょう。

国旗と州旗、市旗（多分）がずらっと掲げられています。
スイス国中、旗日でもないのに国旗をよく見かけました。国旗を立てたり過去の軍人や国王、政治家の銅像をやたらと建てて国威を鼓舞するのは西洋国家の共通のようです。
日本でもし建てるとしたら誰がよいだろう。軍人政治家は論外として、福沢諭吉、夏目漱石、野口英世くらいかな。樋口一葉も推薦します。

ツェーリンガーの泉。
市街地各所にある泉の一つ。これらの泉はベルンを特徴づけています。

ツェーリンガーの泉。

正面は逆光でした。

アインシュタインの家。

クラム通り。
シムソンの泉。

シムソン/サムソンの泉。

ライオンの口を引き裂くサムソン。

通りの両側はラウベンと呼ばれるアーケードになっています。延べ約６ｋｍありヨーロッパ最長だそうです。メインストリートの両側だけでは６キロも無いと思うので横道、路地などにも張り巡らされているのでしょう。

アインシュタインハウスの所。

コルンハウス広場に戻ると時計塔の少し北に子喰いの鬼の泉が建っています。

子喰いの鬼の泉。

恐ろしいです。

ベーレン広場です。
南に連邦議事堂のドームが見えます。

ベーレン広場の牢獄塔。
今日はここまででホテルに帰りました。

６月８日。
午前中ヘルマン・ヘッセの住んだ家とパウル・クレー・センターを見て昼過ぎバスでベーレン・グラーベン/熊公園に来ました。パウル・クレー・センターでは大雨に逢いました。そのほうは別編で。

濠の中に熊はいません。

塀の外にいました。

勿論柵で囲われています。

熊公園。

ニーデック橋。
ベルンの旧市街地が湾曲したアーレ川に突き出た一番東に架かる橋です。この橋の向こうに旧市街地が駅まで続いています。

アーレ川の橋からの眺めはなかなかのものです。
左側。

右側。ウンタートーア橋。

旧市街地と大聖堂。

遠くにキルヒェンフェルト橋。

後方バラ公園。
そこからのベルン市街地の眺めは素晴らしいそうですがそこまで登る気力はありません。

橋を市街地方向に渡るとニーデック教会があります。

簡素である、聖像がない、一見してプロテスタントの教会と分かります。

ニーデック教会の扉。

ニーデック教会。

ニーデ通り。
ベルンの旧市街地を東西に貫くメインストリートは東からニーデ通り、ゲレヒティヒカイト通り、クラム通り、マルクト通り、シュピタール通りと続きベルン駅に達します。

ゲレヒティヒカイト通り。

しいて訳せば「正義ないし公正通り」でしょうか。

ゲレヒティヒカイト通り。

ベルンの車のプレート。

後ろを振り返ればニーデ通りとニーデック教会。

通りの名の由来、ゲレヒティヒカイト・ブルンネン/正義の女神の泉が建っています。

正義と力の象徴天秤と剣を持ち目隠しをしています。
なんで目隠しをしているのでしょう。表面的なものに誤魔化されないためらしいです。

ゲレヒティヒカイト通り。

ゲレヒティヒカイト通りを南北に交差するクロイツ通りを北に曲がると市庁舎広場があります。

市庁舎広場。

市庁舎。

広場のフェンナー/旗手の泉。

フェンナーの泉。

市庁舎の横の聖ペーター・ポール教会。

主祭壇と後陣。

主祭壇。

クロイツ通りを戻りゲレヒティヒカイト通りを南に横切りベルン大聖堂にやってきました。

大聖堂とアーレ川の間にミュンスター・プラットフォームがあります。

アーレ川を眺める景勝の場所です。

キルヒェンフェルト橋。トラムが渡っています。

大聖堂。

ベルン大聖堂。

１４２１年着工、１８９３年完成。後期ゴシック様式。
塔の高さ１００ｍはスイス第１という。

大聖堂広場。

大聖堂入口。

タンパンの彫刻。

「最後の審判」の精緻な彫刻です。

左が天国、右が地獄。

真ん中が死者を裁く大天使ミヒャエル。

１４６０～１４８１年の作。
絵葉書です。

中央の柱。

正義と力の象徴天秤と剣を持つ正義の女神ユスティチア、だと思います。

聖堂内に入りました。

身廊の天井。

側廊。

後陣のステンドグラス。絵葉書。

正面入り口の最後の審判の大きな絵がありました。

ピエタ。

大聖堂の前の広場に建つモーゼの泉。

モーゼの泉。

メインストリートクラム通りに戻りました。

クラム通り。

時計塔までがクラム通りです。

シムソンの泉。
昨日はベルン到着後この辺りまで来たのでした。

アインシュタインハウス。
アインシュタインは１９０２年から３年間、新婚の時代をここで過ごし「特殊相対性理論」などを発表しました。
隣国の人の一団が群れていたので入るのは止めました。

ツェーリンガーの泉と時計塔。クラム通り。

ツェーリンガーの泉。
昨日は逆光でしたが今日はちゃんと撮れました。

クラム通り。

時計塔。

薬局・ドラッグストアー。

時計塔を潜るとコルンハウス広場です。左の建物がコルンハウス。

広場には子喰いの鬼の泉が建っています。

コルンハウスの先に市立劇場。

市立劇場。

劇場前からコルンハウス広場を振り返る。

劇場の先はアーレ川です。
アーレ川に架かる橋コルンハウス橋からの眺め。

ローライーネ橋。

コルンハウス広場に戻りマルクト通りに入るとまた一つ像がありました。

射手の泉です。

射手の泉。

向うに見える牢獄塔までがマルクト通り。

マルクト通り・パッサージュ。

マルクト通りを左にそれて連邦議事堂の前に行きました。
広場はブンデス広場といいます。

２０世紀初頭の建築で、国会の上下両院の議会がここで行われます。

ここで大雨に見舞われ銀行の建物の軒下で２０分ほど雨宿りしました。

雨が小降りになってからマルクト通りに戻りました。
牢獄塔の前に像が立っています。

アンナ・ザイラーの泉です。

アンナ・ザイラーの泉。

牢獄塔の向うはベーレン広場です。

ベーレン広場から連邦議事堂が見えます。

反対方向の突き当りに警察署があります。

ベーレン広場から駅まではシュピタール通りです。

この通りにも泉がありました。

パイプ吹きの泉です。

バグパイプでしょうか。

時間なので横丁の適当なレストランに入りました。

入った途端土砂降りの雨です。雷も響いていました。
今日は午前中のパウル・クレー・センターといい先ほどの議事堂前といい大雨に取りつかれています。

露店の店は大慌てで商品を片づけています。

今回初めてのシュパーゲル。
シュパーゲルのことはすっかり忘れていました。メニューにその名を見つけ、あっ、スイスにもシュパーゲルがあったのだ、という次第。
白だけでなくグリーンアスパラもありますね。

食事中に雨は上がりました。
ベルンの旧市街地を東の端のニーデック橋から西の端ベルン駅まで歩いてきました。駅前には聖霊教会があります。

聖霊教会。

面白い形と装飾です。

弦楽器の音が響いてきました。

コンサートがあるのでしょうか、練習中です。

隅にはお茶の準備も出来ていました。
これにて本日終わり、ホテルに戻ります。

テレビは相変わらず水害のニュース。

明日はフリブール/フライブルクとローザンヌです。