2015/12/01 - 2015/12/02
1176位(同エリア9857件中)
ottoさん
晩秋の朝、己高山の名刹・ 己高閣の宿「己高庵」に寛ぎ、のびやかな田園
風景の野道を散策したり、ゆかりの廃寺跡を訪ねたりしてゆるりと過ごしました、
午後は昔お世話になった野洲のご一家を訪問し秋の叙勲慶祝の品を届け旧交を温めました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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静かな湖北の山里に朝が来ました。
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心地よい目覚めでした。
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小ざっぱりした廊下を進んでお風呂場へ
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塀の右手が段差になっていて石庭のある風呂場入り口です。
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石庭の左が風呂場です。
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昨夜と男女が入れ替わっています。
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朝一番の温泉は清々しくて大変気分がいいです。
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洗面脱衣場もほぼ貸し切り
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さて朝食を頂きましょう!
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湯豆腐とあっさりした御菜の胃に優しい朝ご飯を頂きました。
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皆さんお寝坊のようです。右手の 出入り口の
ガラス越しに見えるのは.... -
玄関の脇に宿で提供するシイタケを栽培しています。
「鶏足寺」とあるのは昔このあたり一帯の広大な寺院の坊を束ねた
総寺の名で寺宝はここの己高閣に集められ保管されたいるのです。
実際の鶏足寺は己高山の頂上に近い所にあります。 -
ちょっと朝の散策に出かけてきます。
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来たときは気づかなかったのですが玄関正面に小屋に目が留まりました。
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「古橋製鉄遺跡」とあります。
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史跡・石器時代の遺蹟と読み取れますね。
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残る紅葉を愛でながら
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左に進みます
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緩やかな坂を下り
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真新しい表示板が設置されています
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畑の畔を歩いて左手の小山に向かいます。
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田圃を横切ってゆっくりと左手の山に向かいます。
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素朴な目標が風景に溶け込んでいていいですね
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せせらぎの音を聞きながらのんびりと歩を進めます。
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山裾に着きました。
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誰にも出会わず木立の中を歩みます。
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まだ宿から大して歩いてないようです。
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鶏足寺の標識があります。もうすぐのようです。
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気持ちのいい山道です。昔は参道だったような雰囲気です。
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昔、一帯は山岳信仰の修験場だったとか。
地元の人達の信仰心が清潔な環境を維持しているのだと感じました。 -
石段が見えてきました。
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一体何段あるのでしょう?
幅広い階段を往時は僧侶や信者たちが大勢上り下りしたのでしょう。
紅葉のころは200本の木々が一斉に紅葉するのだそうで壮観でしょうね。 -
あちらに石柱が立っていますよ。
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大寺院だったのですね。735年僧行基によって創建されたのですが
一旦荒廃した後799年最澄によって再興され威容を誇った山岳仏教の聖地。
中世には時の権力によって庇護されましたが江戸時代の終焉と共に衰退しました。 -
鶏足寺は滋賀県長浜市にある真言宗豊山派の寺院で山号を「己高山」と言います。
山岳信仰の聖地であったと聞いています。昭和8年に焼失した後廃寺となりました。
相当な広さだったと察せられます。 -
崩れかけた野ずら積の石垣が侘しいです。現在は紅葉の名所としても有名で
木ノ本からバスで10分、古橋下車15分で来れるそうです。 -
此処が滋賀県文化財指定の鶏足寺跡(飯福寺は別院の名称)というわけです。
前回湖北の観音の里を旅した折に拝観しましたが、十一面観音様や薬師如来像、
十二神立像の他多くの文化財はお宿の己高庵に隣接する己高閣や世代閣
(よしろかく)に大切に保存されているのです。 -
お帰りは左です。
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早、水辺に薄の穂が揺れています。
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お茶畑に出ました。
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少し行くともっと規模の大きい段々畑に出会いました。
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由緒ある茶畑のようです。石田三成出世のきっかけになった「三献茶」として売ら
れているとか。平安時代、最澄が薬の木として植栽を奨励したのが始まりで、
第2次大戦後は住職が古橋地区活性化のため寺領を提供したのだそうですが、
きれいな水と空気に育まれた古橋亀山のお茶は美味しいと評判なのも頷けます。 -
朝日を心地よく浴びています。
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整然と手入れされていて里人の心意気がかんじられます。
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イチオシ
山を下り畑の方に戻ってきました。
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小さな休憩所が設けられていますのでちょっと腰かけて一服しながら
あたりの野山を眺めることにしました。 -
まだ咲いていたコスモスの可憐なピンクが晩秋の青空に映えて……
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穏やかな山並みは間もなく冬になると眠りに入ります
....「山眠る」は俳句の冬の季語.... -
正面の丘の樹々に守られるかのように己高庵が建っています
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水車小屋は現役のようですね。
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イチオシ
せせらぎの音も軽やかに
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紅い実は千両か万両か?
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宿に戻ってきました。
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ロビーでコーヒーを頂き一休みしました。
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お宿に別れを惜しみつつ愛車に乗り込みます。
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散歩のときと同じ道、左手の下り坂を下り
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古橋村の出口に建つ神社のところまで来ました。
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日本人の心の故郷とも言える古橋村の自然と平安を祈念して一路琵琶湖東岸沿
いに南下しJR守山駅を右折、中村の知人宅に車を走らせました。
見渡す限りだった田んぼには家や店舗が建ち並び容易にはには辿り着けませんでし
たが仏壇に手を合わせ、じっくりと旧交を温めました。
採れたての野菜をどっさり頂き琵琶湖大橋を渡って湖西道路をひた走り、
夕刻千里へと無事に戻りました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- ポテのお散歩さん 2022/12/08 10:18:04
- 湖北
- ottoさん はじめまして。
ポテのお散歩と申します。
長浜に近いお宿を探す為に地図を見ていて、「己高庵」さんが素敵だなと感じ
旅行記を検索し、ottoさんの旅行記に辿り着きました。
すると、菅浦集落や鶏足寺・北近江の観音様など いつか行きたいと
思っていた所を詳しく案内されていて、とても参考になりました。
滋賀県以外にも素敵な所やお宿を巡られて、良い旅をされているなぁ。。。と
次々と拝見させて頂きたい旅行記ばかりでした。
こちらの旅行記を拝見し、「己高庵」さんで宿泊しながら
四季折々の湖北を巡りたいと思いました。
素適な旅行記を拝見させて頂き、ありがとうございました。
また他の旅行記にもお邪魔させて下さいね。
今後とも宜しくお願いします。
ポテのお散歩
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