ペルシャ８日間の旅（５）　イスファハン

2012/12/07 - 2012/12/14

世界の半分と呼ばれるエスファハーンのイマーム広場やペルシャ帝国の遺跡ペルセポリスを訪れるイラン８日間の団体ツアーに参加しました。とっても危険な国というイメージがあるイラン。どんな旅になるでしょうか？

詳しい内容は、こちらをご覧下さい。
　⇒http://000worldtour.web.fc2.com/043_iran_01.html

エリア イスファハン(イラン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空 マーハーン航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

ヤズドを後にして、バスでうっすらと雪の積もった山を越えエスファハンに到着しました。今回、はじめての雨が降ってきました。エスファハン最初の観光は、今年世界遺産になったマスジェデ・ジャーメ（金曜のモスク）です。

ヤズドのモスクは縦長でしたが、エスファハンのモスクは正方形です。

２本のメナーレがあるところは共通ですね。

２階建ての回廊に囲まれた中庭の中央には池があり、４面にエイヴァーンが口を開いたように建っています。メナーレがあるのは正面のエイヴァーンだけですね。

モスクの模型がありました。こんな形になっているんですね。８世紀に創建され、その後増改築を繰り返して今のようになったそうです。

回廊の中に入ってみました。真っ暗で、懐中電灯が必要ですね。

礼拝堂がありました。メッカの方角を示すミフラーブの両側には、説教壇がありました。

礼拝所へ出ました。ここだけ、明々と照明が照らされていました。赤い絨毯が敷かれていて、ここでお祈りをするんですね。

しばらく、雨のモスクを見学しました。晴れてる時に来たかったですね。

次は、ヴァーンク教会へやって来ました。アルメニアの教会です。中に入ると、トンガリ屋根の鐘楼がありました。

本殿は、ベージュのタマネギ型のドームを持つ上品な教会の建物です。

中に入ると、おとなしい外観と違って壁一面に鮮やかな宗教画が描かれていました。

旧約聖書のいろんな場面の絵が並んでいます。

ドーム屋根だけは、青色のタイル模様ですね。

シャンデリアに照らせれて、金色を多様した壁画がまぶしく輝いていました。

併設されている博物館には、レンブラントの鉛筆画がありました。出入口には、時計塔が立っていました。この後、エマーム広場のライトアップを見る予定でしたが、雨のため明日見学することになりました。楽しみです。

６日目。朝食の後、ホテルのそばにあるスィー・オ・セ橋に行ってみました。

反対側に回ってみました。ちょうど、朝日が射して橋の中央が赤く染まっていきます。今日は晴れそうです。良かった。スィー・オ・セとは、33という意味です。33のアーチが並んでいるんですね。

下の段は大きなアーチ、上の段は小さなアーチの２段になっています。

橋の上を渡ってみました。橋というより道路を歩いているみたいです。

両側のアーチは、何個かおきに壁が開いてて景色が見れるようになっていました。

開いてるとこへ出ると、左右の壁が通り抜けれるようになっていて、橋の先の方まで通路が続いていました。タイムトンネルみたいですね。この時期のイランの朝は寒いです。すっかり冷えてしまったので、ホテルに戻って暖を取ります。

そして、ついにエマーム広場へやって来ました。縦長の長方形をしたエマーム広場。中央には、池があって噴水がアーチを描いていました。

噴水に朝日が当たって、うっすらと虹が掛かっていました。素晴らしい！

左手に、アーリー・ガープー宮殿が見えます。テラスには、足場が組んであって修復中のようですね。

右手には、シェイフ・ロトゥフォッラー・モスクが見えます。ドームの複雑なタイル装飾が見事です。

そして、正面にはエマーム・モスクが見えます。思いっきり朝日が逆光で、うまく写真が撮れません。

まず、左手のアーリー・ガー・プー宮殿から入場です。

正面の入口から入って行きます。入口の両側のタイル装飾がだいぶ剥がれていますね。

階段を上がって、３階のテラスへ出ました。たくさんの柱で支えられた天井。だいぶ汚れと破損が進行してますね。

テラスからは、エマーム広場が見渡せます。右手に見えるエマーム・モスク。高い位置から見ると、また違った印象を受けます。

最上階にある音楽堂へ行ってみます。途中の部屋は、シックな装飾ですね。

音楽堂へ出ました。アーチ型が並んだ壁には、装飾的な穴がたくさん開いていて、余分な音を吸収するように設計されているそうです。

しばらく、テラスから景色を見た後、今度は池を挟んで対面にあるシェイフ・ロトフォッラー・モスクに行ってみました。

ぐるっと時計回りに池を回って、シェイフ・ロトフォッラー・モスクに到着です。このモスクは、珍しく２本のメナーレがありませんね。

正面入口のタイル装飾が見事です。青色をベースにした細かい模様が描かれています。

左右の壁にも、鮮やかなタイル装飾が施されています。

そして、入口上部にある鍾乳石造り。美しい。しばらく見とれてしまいました。

モスクの中に入ってみました。内部は、黄色と青の鮮やかなタイル装飾がびっしりとされていました。素晴らしい。

大きなドームの天井も吸い込まれるような美しさです。ちょっとピンボケ。

メッカの方角を示すミフラーブも美しい。ため息が出るような装飾です。

シェイフ・ロトフォッラー・モスクを出て、広場を囲む２階建ての回廊に沿って歩きます。回廊の1階部分は、お土産屋さんになっていて食器やお皿、装飾品などいろんな物を売っていました。

そして、いよいよ広場の中心エマーム・モスクにやって来ました。

２本のメナーレを持つエイバーンが、パックリと口を開けて待っているようです。

左右に開いた壁にも、美しいタイル装飾がびっしりしてあります。

見事なタイル装飾のエイバーン。見とれてしまいました。

鍾乳石造りを真下からじっくり眺めます。美しい。

青いタイル装飾が続く通路を通って、広場へ出ます。正面にモスクの本殿が見えてきました。この写真は、我ながら見事な１枚だ。

広場へ出ました。「ロ」の字に回廊が囲んでいて、正面に２本のメナーレを持つエイバーンが再び口を開けていました。

斜めから眺めると、エイバーンの後ろに青いドーム屋根が見えました。ここも改修中のようですね。

広場を囲む４面それぞれにエイバーンがパックリと口を開けています。

他の３面のエイバーンには、メナーレが立っていませんね。

正面の本殿に入場です。振り向くと、広場に続くエイバーンと広場側のエイバーンが45°ずれているのがわかります。そう、このモスクはメッカの方角を指すために、広場と 45°傾いて建っているのです。

本殿の中央礼拝堂へ入りました。先程のシェイフ・ロトフォッラー・モスクにも負けず劣らずの美しいタイル装飾です。

青と黄色の細かい装飾がびっしり壁を覆っています。

部屋の角の部分にも見事なタイル装飾。

そして、美しい天井。見とれてしまいました。

しばらく、回廊に沿ってモスクの中庭をぐるっと回ってみました。美しい。

再び広場側のエイバーンの前に出ました。これまでに見たモスクの中で一番美しいモスクかもしれません。１時間程自由時間となったので、反対側の広場の端まで歩いてみました。

先の方は、噴水のある池が終わり、芝生と花壇になっていました。天気も良くて気持ちいい。

広場の反対側に到着しました。ちょっと地味な感じのエイバーンみたいのがありました。

だいぶ汚れている感じで、改修とかされていないみたいですね。この先は、モスクではなくバザールになっていました。

再び、噴水のある池の前に戻ってきました。「世界の半分」と言われるエマーム広場。堪能しました。

一旦広場を後にして、バスで近くのレストランでランチタイムです。午後の観光は、まずハージュ橋に行きました。朝見たスィー・オ・セ橋から２ｋｍ離れた場所にあります。

スィー・オ・セ橋と同じくアーチが２段ならんだ構造です。やはり、川は流れていません。

橋の反対側へ出るため橋の下を潜ると、空洞が橋の向う側まで続いていました。

反対側に出て、橋の１段目のところを向こう側まで歩いてみました。

橋の中央部分には、テラスがあって王様がここで宴を開いていたそうです。

今度は、向う側から橋の上を歩いてみました。なんと、オートバイが後ろから橋を渡っていきました。

バスで移動し、チェヘル・ソトーン庭園に行きました。門を潜って入場です。

水がはっていない池の先に、柱が並んだ建物が見えます。

近くに来ると、高い天井のテラスになっていました。ウズベキスタンで、同じようなモスクがありましたね。

天井は、タイル装飾がしてあるようですが、だいぶ汚れている感じです。

柱を抜けて、奥の入口から中に入って行きました。

入口の上には、鏡のタイル装飾がキラキラ輝いていました。これは、キレイですね。

中に入ると、壁一面に壁画が描かれていました。

戦いの場面や、王の宴の場面が鮮やかに描かれています。しばらく壁画を見て、庭園内にあるチャイハネでチャイを頂きました。

絨毯のお店に立ち寄った後、バスで再びエマーム広場へ戻ってきました。

空が薄暗くなってきて、まもなくライトアップの時間です。

エマームモスクのエイバーンにもライトが点灯されました。

鍾乳石造りがライトで照らされて、昼間とはまた違った趣になりました。

段々暗くなってきて、ライトアップされた回廊のたくさんのアーチが先の方まで続きます。

そして、辺りは暗くなってライトアップされたモスクが暗闇に浮かび上がっていきます。美しい。

回廊の光が広場を包みます。世界で最も美しい広場と言われるエマーム広場のライトアップでした。

詳しい内容は、こちらをご覧下さい。
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