南三陸・登米旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2月にも訪れた南三陸。<br />今回はホテルの被災地語り部ツアーにも参加。

東北復興応援と言う名の食べ歩き

10いいね!

2016/07/03 - 2016/07/04

109位(同エリア193件中)

4

41

ミータ

ミータさん

2月にも訪れた南三陸。
今回はホテルの被災地語り部ツアーにも参加。

旅行の満足度
5.0
ホテル
4.0
グルメ
5.0
同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
個別手配
  • 7月2日の土曜日の仕事が終わってから、新幹線で一ノ関まで行き宿泊。<br />7月3日に一ノ関から気仙沼に移動。<br />気仙沼駅のホームには七夕飾り。

    7月2日の土曜日の仕事が終わってから、新幹線で一ノ関まで行き宿泊。
    7月3日に一ノ関から気仙沼に移動。
    気仙沼駅のホームには七夕飾り。

  • 早速、BRT(バス高速輸送システム)で陸前高田を目指す。<br />・この場合BRTは津波で線路が流された路線を代行運行しているバスのこと。<br /> 気仙沼−大船渡(盛)、気仙沼−柳津(前谷地)の2路線がある。

    早速、BRT(バス高速輸送システム)で陸前高田を目指す。
    ・この場合BRTは津波で線路が流された路線を代行運行しているバスのこと。
     気仙沼−大船渡(盛)、気仙沼−柳津(前谷地)の2路線がある。

  • 津波の被害を受けた気仙中学の校舎。<br />「絆 未来につなげよう夢と希望」の横断幕。

    津波の被害を受けた気仙中学の校舎。
    「絆 未来につなげよう夢と希望」の横断幕。

  • 中央に「奇跡の一本松」、その背後には新たに堤防が造られている。

    中央に「奇跡の一本松」、その背後には新たに堤防が造られている。

  • 「奇跡の一本松」の停留所で降りて、「やぎさわカフェ」にお邪魔する。<br />ここは2月にも来ているが(http://4travel.jp/travelogue/11111342 参照)、<br />その時はお休みだった。<br /><br />「やぎさわカフェ」は、地元の醤油メーカーの「八木澤商店(株)」が経営している。

    「奇跡の一本松」の停留所で降りて、「やぎさわカフェ」にお邪魔する。
    ここは2月にも来ているが(http://4travel.jp/travelogue/11111342 参照)、
    その時はお休みだった。

    「やぎさわカフェ」は、地元の醤油メーカーの「八木澤商店(株)」が経営している。

  • 今回は開いていたので、「豆と押麦の満腹スープ」とみそフランクフルトを注文。<br />(これが朝食ね)

    今回は開いていたので、「豆と押麦の満腹スープ」とみそフランクフルトを注文。
    (これが朝食ね)

  • 時間の関係で「奇跡の一本松」はチラッと眺めるだけ。

    時間の関係で「奇跡の一本松」はチラッと眺めるだけ。

  • 土地の嵩上げ用の土砂を運んだ巨大ベルトコンベアーの橋。<br />役割を終えて、一部を残して解体されている。

    土地の嵩上げ用の土砂を運んだ巨大ベルトコンベアーの橋。
    役割を終えて、一部を残して解体されている。

  • 観光物産店や食堂などが入っている「一本松茶屋」<br />その後ろには嵩上げされた土地が見える。<br />その上に建物が建つのはこれから。<br />高さ10mほどだから、東日本大震災と同じ規模の津波が来れば、<br />あの高台でも被害を受けるはずである。<br /><br />

    観光物産店や食堂などが入っている「一本松茶屋」
    その後ろには嵩上げされた土地が見える。
    その上に建物が建つのはこれから。
    高さ10mほどだから、東日本大震災と同じ規模の津波が来れば、
    あの高台でも被害を受けるはずである。

    一本松茶屋 お土産屋・直売所・特産品

  • 気仙沼の鹿折唐桑「駅」前(津波で駅はなくなり、今はBRTの停留所がある)。<br />ここも津波と大火災の被害を受け、建物はほとんどなくなっていた。<br />嵩上げ工事が終了して、新しく団地が建てられていた。<br /><br />気仙沼市内の仮設商店街にも立ち寄ったのだが、<br />昼御飯には少し早かったし、買い物しようと思っていたお店が閉まっていた。<br />早々に次の目的地に向かうすることにした。

    気仙沼の鹿折唐桑「駅」前(津波で駅はなくなり、今はBRTの停留所がある)。
    ここも津波と大火災の被害を受け、建物はほとんどなくなっていた。
    嵩上げ工事が終了して、新しく団地が建てられていた。

    気仙沼市内の仮設商店街にも立ち寄ったのだが、
    昼御飯には少し早かったし、買い物しようと思っていたお店が閉まっていた。
    早々に次の目的地に向かうすることにした。

  • 大谷海岸でBRTを下車。

    大谷海岸でBRTを下車。

    道の駅 大谷海岸 道の駅

  • ここでは軽く(!)、ミニネギトロ丼を食べる。

    ここでは軽く(!)、ミニネギトロ丼を食べる。

  • 大谷海岸駅は、かつては海岸に一番近い駅だったそうだ。<br />プラットホームは立ち入り禁止。

    大谷海岸駅は、かつては海岸に一番近い駅だったそうだ。
    プラットホームは立ち入り禁止。

  • 線路が見え、かろうじて鉄道が走っていた時の面影が残っている。

    線路が見え、かろうじて鉄道が走っていた時の面影が残っている。

  • 大谷海岸駅のプラットホームには“WELCOME”の文字が残されている。<br />(ホームには入っていないからね)

    大谷海岸駅のプラットホームには“WELCOME”の文字が残されている。
    (ホームには入っていないからね)

  • さらにBRTに乗り、志津川「駅」で下車。<br />すぐ横に南三陸さんさん商店街がある。

    さらにBRTに乗り、志津川「駅」で下車。
    すぐ横に南三陸さんさん商店街がある。

  • 今回の目的は、ここで「うに丼」を食べること。<br />南三陸町では震災の前から町の名物として季節ごとに異なる丼、<br />「キラキラ丼」をあちこちのお店で出していた。<br />前回(http://4travel.jp/travelogue/11110874 参照)は2月に行ったのでイクラ丼だった。<br /><br />そうそう、2月に行った時は各食堂先着10名半額セールだったので、<br />列に並んでいたのだが、その時の姿が「さんさん商店街」のサイトに載っていた。<br />(顔は幟で隠れている)

    今回の目的は、ここで「うに丼」を食べること。
    南三陸町では震災の前から町の名物として季節ごとに異なる丼、
    「キラキラ丼」をあちこちのお店で出していた。
    前回(http://4travel.jp/travelogue/11110874 参照)は2月に行ったのでイクラ丼だった。

    そうそう、2月に行った時は各食堂先着10名半額セールだったので、
    列に並んでいたのだが、その時の姿が「さんさん商店街」のサイトに載っていた。
    (顔は幟で隠れている)

    創菜旬魚はしもと グルメ・レストラン

  • ついでに生ガキも。

    ついでに生ガキも。

  • さらにクレープ屋さんにも寄ってみる。

    さらにクレープ屋さんにも寄ってみる。

  • でも、注文したのはフレンチトースト。<br /><br />フレンチトーストは中まで液が染み込み、私好みのトロトロの仕上がりだった。<br />

    でも、注文したのはフレンチトースト。

    フレンチトーストは中まで液が染み込み、私好みのトロトロの仕上がりだった。

  • チリ沖地震の縁で、震災前にもチリからモアイ像が贈られていた。<br />東日本大震災で初代モアイ像が流された後、イースター島からモアイ像が贈られた。<br />イースター島からモアイ像が贈られたのは、ここが最初だそうだ。

    チリ沖地震の縁で、震災前にもチリからモアイ像が贈られていた。
    東日本大震災で初代モアイ像が流された後、イースター島からモアイ像が贈られた。
    イースター島からモアイ像が贈られたのは、ここが最初だそうだ。

  • タコと招き猫。<br /><br />ここからホテルに移動。<br />今夜の宿は南三陸ホテル観洋。<br />歩いて行けなくもないが(徒歩40分くらい)、ちょっとしんどい。<br />志津川「駅」前から「ホテル観洋」に立ち寄るバスもあるようだが、平日のみの運行だった。<br />志津川「駅」の窓口の女性に「隣の陸前戸倉駅なら送迎車が来てくれる」と教えてもらう。<br />志津川「駅」で送迎車の手配をする。

    タコと招き猫。

    ここからホテルに移動。
    今夜の宿は南三陸ホテル観洋。
    歩いて行けなくもないが(徒歩40分くらい)、ちょっとしんどい。
    志津川「駅」前から「ホテル観洋」に立ち寄るバスもあるようだが、平日のみの運行だった。
    志津川「駅」の窓口の女性に「隣の陸前戸倉駅なら送迎車が来てくれる」と教えてもらう。
    志津川「駅」で送迎車の手配をする。

  • 南三陸ホテル観洋さん。<br />立派な外観である。<br />

    南三陸ホテル観洋さん。
    立派な外観である。

    南三陸 ホテル観洋 宿・ホテル

  • 部屋からは太平洋が見える。

    部屋からは太平洋が見える。

  • お部屋はベッドと和室部分があり、かなり広かった。

    お部屋はベッドと和室部分があり、かなり広かった。

  • ベランダにウミネコが並んでいた。

    ベランダにウミネコが並んでいた。

  • ロビーからも太平洋が一望できる。<br /><br />太平洋を眺められる大浴場もあり、なかなか良かった。

    ロビーからも太平洋が一望できる。

    太平洋を眺められる大浴場もあり、なかなか良かった。

  • この日はあれこれ沢山食べたので、夕食は海鮮ラーメンのみ。

    この日はあれこれ沢山食べたので、夕食は海鮮ラーメンのみ。

  • 翌朝。

    翌朝。

  • 朝食会場。

    朝食会場。

  • バイキングはついつい食べ過ぎてしまう。

    バイキングはついつい食べ過ぎてしまう。

  • デザートは別腹。

    デザートは別腹。

  • 南三陸町は2013年(震災から2年後)より2016年の方が人口が減っている。<br />このホテルでは毎日「語り部ツアー」が開催される。

    南三陸町は2013年(震災から2年後)より2016年の方が人口が減っている。
    このホテルでは毎日「語り部ツアー」が開催される。

  • 語り部ツアーは2台のバスに分かれて出発。<br />それだけ多くの人が被災地の現状に関心を持っているのだろう。<br /><br />

    語り部ツアーは2台のバスに分かれて出発。
    それだけ多くの人が被災地の現状に関心を持っているのだろう。

  • 最初に中学校だったところに案内される。<br />海抜10mくらいありそうだったが、中学校の校庭まで津波が押し寄せたそうだ。<br /><br />2016年現在、校庭だったところには仮設住宅が建てられて、中学校は別の場所に移転。<br />校舎は公民館(だったと思う)にするために改修工事中だった。<br /><br />仮設住宅に住む老人たちの姿が2,3人見えた。

    最初に中学校だったところに案内される。
    海抜10mくらいありそうだったが、中学校の校庭まで津波が押し寄せたそうだ。

    2016年現在、校庭だったところには仮設住宅が建てられて、中学校は別の場所に移転。
    校舎は公民館(だったと思う)にするために改修工事中だった。

    仮設住宅に住む老人たちの姿が2,3人見えた。

  • 小学校と幼稚園(保育園だったかな)は中学校よりも低い場所にあった。<br />震災の時はあの高台の木が茂っている辺りに逃げて助かったそうだ。<br />震災前に避難場所をどこにするか、先生たちが話し合い、下見をしてあの場所が選ばれた。<br />その話し合いの前、幼稚園は小学校の屋上を避難場所にしていたらしい。<br />もし、その話し合いがなければ、子供たちは助からなかったかもしれない。<br />高台の中腹の建物が建っているところも津波が押し寄せ、何人かの犠牲者が出た。<br />先生と子供たちは助かったといっても津波で孤立した状態で一夜を明かす。<br />寒い中、歌を歌ったりしてお互いを励ましあったそうだ。<br />

    小学校と幼稚園(保育園だったかな)は中学校よりも低い場所にあった。
    震災の時はあの高台の木が茂っている辺りに逃げて助かったそうだ。
    震災前に避難場所をどこにするか、先生たちが話し合い、下見をしてあの場所が選ばれた。
    その話し合いの前、幼稚園は小学校の屋上を避難場所にしていたらしい。
    もし、その話し合いがなければ、子供たちは助からなかったかもしれない。
    高台の中腹の建物が建っているところも津波が押し寄せ、何人かの犠牲者が出た。
    先生と子供たちは助かったといっても津波で孤立した状態で一夜を明かす。
    寒い中、歌を歌ったりしてお互いを励ましあったそうだ。

  • 奥に見える建物が中学校だったところ。

    奥に見える建物が中学校だったところ。

  • 多くの犠牲者が出た南三陸町の防災庁舎跡。

    多くの犠牲者が出た南三陸町の防災庁舎跡。

  • 周りの土地の嵩上げはかなり進んでいる。<br />「南三陸さんさん商店街」の来年には高台に移転して、<br />仮設ではなく常設商店街として出発するそうだ。<br />しかし、人口が減り続ける中、これからも苦労が多いだろう。<br />私は仮設商店街がある限りは復興応援のためにお金を落としに行こうと考えていたが、<br />それから先の方が、訪れる必要があるのかもしれない。<br />

    周りの土地の嵩上げはかなり進んでいる。
    「南三陸さんさん商店街」の来年には高台に移転して、
    仮設ではなく常設商店街として出発するそうだ。
    しかし、人口が減り続ける中、これからも苦労が多いだろう。
    私は仮設商店街がある限りは復興応援のためにお金を落としに行こうと考えていたが、
    それから先の方が、訪れる必要があるのかもしれない。

  • ホテルの送迎バスで仙台に向かう。<br /><br />

    ホテルの送迎バスで仙台に向かう。

  • 新幹線の中で鮭・イクラ丼のお弁当を食べて、無事に帰宅した。<br /><br />終わり

    新幹線の中で鮭・イクラ丼のお弁当を食べて、無事に帰宅した。

    終わり

この旅行記のタグ

10いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (4)

開く

閉じる

  • ほいみさん 2016/07/25 22:53:57
    大谷海岸
    あのウミネコは、エサをくれそうな宿泊客に見当をつけてるのかも。

    大谷海岸は鉄道駅と道の駅が一緒になってたんですよね。
    砂に埋もれた鉄路が涙を誘いますね。

    何の縁があったのか、道の駅に2回も車中泊しちゃいました。

    相変わらずの朝ごはんパワー、恐れ入りました。

    ミータ

    ミータさん からの返信 2016/07/26 20:28:28
    RE: 大谷海岸
    確かに、あのウミネコは餌をねだっている様にも見えます。

    JRさんは鉄道の再開は考えていないようです。
    大谷海岸の道の駅はそれなりにお客さんが来ていました。
    いつもBRT(バス高速輸送システム)利用なので、
    あそこで車中泊をしたことがないですね。

    バイキングは食べ過ぎに注意です。

  • くろねこだりゅんさん 2016/07/25 17:56:32
    語り部バス
    応援の旅、お疲れ様です。

    「南三陸ホテル観洋」行きの道路わきにあったので覚えています。
    やはり海が見渡せて素晴らしいですね。
    前は海、後ろは道路を隔てて山になっていたので当時は大変だったと容易に想像できました。
    語り部バスも2台で運行されているほど当時の事を風化させない応援団が沢山いるという事。頑張って欲しいです!

    自家用車ですと行って良いのか悪いのか…という場所が解らないので(工事中で道路もわかりずらいですし)今回の旅行記で見させて頂きました。ありがとうございます。

    キラキラ丼、本当に美味しかったですよね〜(*^_^*)





    ミータ

    ミータさん からの返信 2016/07/25 18:49:47
    RE: 語り部バス
    南三陸ホテル観洋は断崖に建てられているので、
    フロントやロビー(道路に面したところ)は5階にあります。
    だからフロントやロビーは無事でした。
    丁度、15:00のチェックイン時間の直前に地震があったので、
    お客さんたちもロビー周辺にいたそうです。
    ただ、大浴場は2階〜3階で津波が到達しています。

    本当は大谷海岸のホテルはまぎくに泊まろうかと思っていたのですが、
    前々日の夜には予約できなくなっていたので、ホテル観洋になりました。
    (多分、食材の仕入れの関係などで直前の予約は取れないのでしょう)

    キラキラ丼、次は秋旨丼ですね。


ミータさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP