2016/06/02 - 2016/07/21
250位(同エリア728件中)
yokoさん
今年は日本国内にリスクを残して、ぎりぎり選択に迫られつつ「えい!やあ!」と出発をした私です。
国内での超高齢者になった老母の見守り生活は【目に見えないストレス】となっていたのでしょう、いつもの村のいつもの拠点に到着するや否や【泥の様に】丸一日眠った私でした。
泥の様に眠る
とは、
泥(ディ)、中国の想像上の生物で海の中に住んでいて海から出ると途端にダラッとなって動かなくなってしまう状態から、疲れ果てて眠り込んだ状態を言うのだそうです。
私がいつも借りている牛小屋が、建物の所有者から牛小屋(牛の部屋、牧童の寝泊りする1階の部屋、牧草部屋)を借りて牛飼いをしていた牧童が、廃業をした。
で、
今年から、牛が生活していた牛の部屋からは牛はいなくなり、牛小屋は山小屋になった。
目下、所有者の息子が、内部を一人で改造している。
本業の合間に。
餌入れを取っ払い、
糞尿が溜まる場所も掃除を施し、
何に変わるのかな?
牧童の居た部屋は、床を貼り換え、徐々に変わっていくだろう。
私といえば、
住んでいるのが、所有者の息抜き場所でもあった昔の牧童小屋(二階部分)を改造したものだから、
所有者一家の息抜き用の場所だから、
一応、住めますよ!
トイレも、シャワーもない、
が、
電気はあるし、
牛の使うアルプスの水飲み場から、使用する水を運んだ水瓶ならぬ水バケツも有りますし、
薪ストーブも、
オイルヒーターもあります。
今年、所有者の息子が改造を施して汚水を外に直接流す排水パイプを取り付けてくれたので、
去年までの、汚水をバケツに溜め、外に捨てる作業から解放されました。
大きく変わったのは、
ちいさな保冷庫が、冷蔵庫になった事で。
「ありがたや、ありがたや」
所有者の息子が、4日先までの日中の天気、夜の天気が分かる「天気予報計」なるものを設置してくれたので、自分の行動の予定がたつ。
天気によって、
山に行ったり、
村に下って買い出しをしたり。
村の中心部まで、急な山道を足で下って1時間40分。
村で食料を買い、背中のリュックに詰め込み(8?〜10kg)
村営バスで登りの時間を一部短縮し、降車後、急な登りを1時間50分程度かけて山小屋に着いたら、良い運動量となる。
山小屋と村との標高差、500m。
山小屋は、1500メートルに建っているから、ちょっとした運動選手の高地トレーニングの様だ。
68歳の私、
1回山を下ったら、
借りっぱなしの小さなホテルの屋根裏部屋でシャワーを使い、
COOPで買い出しをして、山小屋まで戻ったら、なか2日は身体を、足を、休ませます。
完全休足日には、CDを聞いたり、DVDを見たり、天気によっては洗濯をしたり、ぼ〜〜っと自然観察をしたり、天国よ。
今年、
廃業を牧童がした後の牧草地の借地権が移ったので、働き者の酪農家がせっせと働くので、山小屋(元牛小屋)のまわりから毎年出没していた野生の鹿の姿が消えた。きっと観光客が増大した事も影響しているのだろう。
代わりと言っては何だが、
もとの牛の部屋、目下、所有者の息子の改造中の部屋の床下あたりに「オコジョ」が住み着いている。
入居した日に、ぼ〜っとベンチで山を眺めていたら、足元50?あたりを野ネズミをくわえたオコジョが通り、目と目がバッチリと合ってしまった。
人間が居たのでビックリしたであろうが悠々と消えて行った。
私といえば、
不意打ちだったので、いつもポケットに入れているデジタルのミニカメラを持参しておらず、あとの祭り。
以降、再度の御目文字を期待しつつ暮らしたが、目の前には現れなかった。
ただ、
夜中に動き回る音がしていたので、夜、外にソーセージ片やドックフードを出しておくと朝には消えていたから、食べに来ていたのだろう。
今年、スイスアルプス(ユングフラウ)は、冷夏だった。
偵察がてら歩いたバッハアルプゼーは、まだ雪に覆われていた。
アルプの草も、成長が遅く、
なかなかアルプに放牧できずに、牛小屋の近くの牧草地のテープをずらす事によって餌場の調整を酪農家たちは余儀なくされた。
私といえば、
オイルヒーターはあるものの、
建物が防寒対策を施されているものの、
「寒い」と所有者に言ったら、ロシア製の馬力のある四輪駆動車で燃料(日本の練炭を大きくした煉瓦状の燃料)をひとパック運び上げてくれた。
北海道人で、
高齢でいろいろ経験のある私だが、
「はて、これをどう使用する?」
薪で火をつけたストーブの、薪の上に乗せてみた、成功。
以降、蓄熱性のあるこの燃料が、面白くなってしまった。
冷夏の夏、
アルプの標高が2200メーターを越すあたりには降雪、
例年ならばアルプに上がる牛達もなかなか登れず、
7つのベルグシャフトに入会権を持つ酪農家たちの話し合いが続いたある日、順を追って、牛達は寒い中、早朝に登って行ったアルプに。
「大丈夫かいな・・・」
夜も昼も、雨が降ろうと、寒かろうと、放された牛達は黙々とアルプで過ごす。
私は、心配で心が騒ぐけれど、牛達は昔からこうして生きて来たのだ。
人間の都合で、
山羊や羊が減った。
その代わりに、乳牛と肉牛が増えて来ている。
観光客の客層が変わって来ているのだ。
中華圏の客層が大幅に増大し、客が乳製品の味を覚えたのだ。
イスラム圏の客層が減って、山羊や羊の乳製品の需要が減ったのだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
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ベッターホルンのマイリゲン方向か明るみ始め
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メッテンベルグの後方のシュトックホルンの先が赤く染まり
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アイガーの裏側に連なるフィッシャーヘルナーの峰々が明るく染まり
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山小屋の裏のタンネ(モミの木)の間から、アイガーが赤く染まっているのが垣間見える。
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その日の早朝から、牧舎に明かりがついて、いつもより早く搾乳作業。
搾乳を終えたに牛たちは、それぞれの牧舎から、ベルグシャフトのひとつ、放牧地「グリンデル」にむかって、
牧童に追われながら、作業道路を登って行った。 -
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その日の夕方、
作業道路の通行をストップさせて、今度は若牛達が上って行き -
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若牛がアルプに登って行ったら、
山小屋のまわりからカウベルの音が聞こえなくなり、寂しくなった。
まわりの牛小屋に残ったのは、今年の冬に生まれた幼牛のみ。
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