2015/11/21 - 2015/11/23
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koalaさん
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神迎祭、神在祭、という行事が見たくて、ツアーに申し込みました。
旧暦の十月は神無月と言いますが、これは全国の神々が出雲に集まられるためで、
出雲では神有月(かみありつき)と呼ばれているそうです。
場所は、国譲りが行われたとされる稲佐浜です。
全国から参集する神々を迎えるこの行事は、個人でも参加できますが、
個人で移動するのはなかなか大変そうで、ツアーを利用しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
2日目の朝は、神在祭が行われる出雲大社は混雑必至ということで、早い出発でした。
画像は、神様が出雲に集まっておられる期間だけ通路に出されているご紋だそうで、
普段は、置いていないそうです。(木の台ごと)
二重の亀甲の形の中に、鑑(真中にある●)、勾玉(花びら)、剣(花びらを区切る白い部分)を
表している文様は「剣花菱」と呼ばれているそうです。
以上、ガイドさんの受け売りでした。
ガイドさんも、1つのバスに2名ずつついて、話が聴こえる人数で案内していただいてよかったです。 -
この奥で、神在祭が行われているのでしょう。
-
ガイドさんが「出雲大社は大らかでね、こういうところ、写真に写していいですからね。」
とおっしゃるので、お言葉に甘えて。 -
一周した時に、ガイドさん、「ここで少し待っていましょう」
そうしたら、ほんの少し待っただけで、神職の方々の行列が
最前列で拝見出来ました。
ガイドさんつきのツアーって、こういうところが本当に楽しいです。 -
「こちら(出雲大社)は込み合っているので、北島家から行きましょう」とガイドさん。
北島家って?と予習不足甚だしい私は??でしたが・・・
明治時代に入って、神社にいろいろな制限ができましたが、
一つの神社に一人の宮司しか置いてはいけないと決められたのも明治時代だそうです。
それまでは、そんな規定はなかったんですね。初めて知りました。
その際に、本殿の宮司は千家となり、北島家は本殿より右横に作られた「北島国造館」へ。
そちらを地元の方は、親しみを込めて「北島家」と呼んでいらっしゃるようでした。
摂社として三社がありました。
稲荷社、天穂日命社、荒神社。 -
こちらは「天神社」で、国造りで大国主神(おおくにぬしのかみ)の手伝いをした
少名昆古那神(すくなびこなのかみ)という体の小さな神様がまつってありました。
後ろには小さな滝がある庭園がありました。
この庭園の穏やかな気持ちよさが、ただ事ではない雰囲気で、
空いていますが、とても素晴らしい場所だったと思います。
神社はたいてい清々しい空気を感じる場所ですが、
自分が、ここの空気感が自分にとても心地よいと思う場所で
ゆっくり、元気で参拝できたことの感謝をかみしめるのがいいと思います。
私はツアーなので、そういうことを思う存分とはいきませんが、
ここで深呼吸したひと時は素晴らしい時間でした。
御神殿ではちょうど結婚式が行われていたので、撮影はご遠慮しました。 -
北島館の奥の道を行くと、「命主社」がありました。
いのちのぬしのやしろ、と読みます。
中央下の青い旗は、私たちのツアーの案内人さんの旗で、神社とは関係ありません。
神皇産霊神(かみむすひのかみ)が御祭神です。
大国主神が大穴牟遅神(おおなむじ)だった頃、たくさんの兄神が、だまして殺したことがあったのです。
兄神さんたちは、兎をだまして痛がらせただけじゃなくてかなりひどいことをしたんですよ。
その際に生き返らせた2人の神様を遣わせてくださった神様です。
この存在感抜群の木はムクノキだそうです。 -
北島館から戻ってきた頃には、出雲大社の本殿が少し先ほどより空いていて、
ガイドさんと一緒にお参りをしました。
本殿の画像はありません。
出雲大社は2礼4拍手1礼です。
大きな神社なので、お参りするところがたくさんあります。
画像は神楽殿です。
前夜、ここで、神迎祭の後でも参拝しましたが、
昼間見ると、また違った感じです。 -
ちなみにこれが前夜撮影した神楽殿です。
-
この神楽殿のすぐ近くに、巨大な国旗が立っていますが、
日本一巨大なこの国旗は、畳75畳の面積があるそうです。
その国旗を支える台は47メートル。
これは古代に出雲にあった古代神殿の高さが48メートルであることから、
1メートル格下にさせていただいたもの、との説明がありました。
1日目にその説明を聞いたので、前夜に来た時も、
ついこの国旗を眺めて、古代神殿の巨大さに圧倒されましたが、
この日もまた、この国旗を眺めて、同様の感覚を感じました。
あまりに巨大なため、1本の木の柱では作れないため、
継ぎ足して柱を作ることで、建物としては弱かったようです。 -
次に行ったのは、日御碕(ひのみさき)神社。
ここは、日本の夜を守る神社だそうです。
日沈の宮にはアマテラスオオミカミ、神の宮にはスサノオノミコトが祀られています。
門です。
竜宮城みたいじゃないですか〜? -
門の左右には木製の狛犬が。 -
どちらの狛犬も、少し異様な雰囲気に思えました。
-
お参りしながらふと、この神社の神様も昨夜、出雲大社に行かれたのだから、
今はお参りしてもご不在では?なんて思いましたが、
そんなことをガイドさんに聞いたりしたらすごくヤボってもんです。(笑)
自分たち夫婦がそこそこ元気で、家の中もそこそこ平和だからこそ、
こうやって日御碕神社のお参りに来られたのですから、
神様がご不在だろうが何だろうが、ありがとうございますと、
感謝を捧げようじゃないの、と思って、お参りしてきました。 -
出雲大社が男性的で骨太な感じなのに対し、
ここ日御碕神社は、ご覧のように朱色に塗られ、
あでやかな美しさのある社殿でした。 -
次の目的地、鰐淵寺に行く途中で、稲佐の浜の前を通ったのでつい撮影。
賑わっていました。
この浜を歩いたら気持ちよさそうです。 -
山奥にひっそりと存在する古いお寺、鰐淵寺に行きました。
紅葉の名所ということですが、なるほど、紅葉の木がずっと続いて植わっており、
私たちが行った時には、紅葉が終わったどころか、落葉も終わり、
落ち葉の色もすっかり枯れ果てておりました。
惜しい!あと2週間早かったら!という感じでした。
4〜5月の青葉も綺麗なことでしょう。
紅葉が終わってしまったおかげで、道が大渋滞にならなかったと思いましょうか。(爆)
この鹿の角、売店で売っていましたので、
飾りですか?と聞くと、そうですよ〜、とのこと。
私はこれは買わず(笑)、地元のシイタケの木で育てたというシイタケを
天日干しにしました、という干しシイタケを買ってきました。 -
糸が垂れ下がっているように見えるのは、湧き水です。
-
やや急な石段を登って行きます。
ここは修験者の集まるお寺だったそうです。 -
少しは紅葉も残っていて、日に透かして見るととてもきれい。
お天気も良く、風もなくて、山奥の日陰でも寒くありませんでした。 -
交通の便が悪いので、私たちのようなツアー客か、途中まで自分で運転し、
途中からバスに乗る人ばかり。
紅葉まつり期間中は、シャトルバスが出ているのです。 -
この景色の下の方に、昔、ここで修行した方たちの住んでいた跡があるそうです。
-
根本堂。
この建物がとても美しくて感動しました。
威厳があって優美で、素晴らしかったです。 -
銀杏の落葉はまだ色が残っていてきれいでした。 -
狛犬の手前の灯篭を、亀?が背負っていました。
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