2016/06/02 - 2016/06/14
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schneewittchenさん
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3日目、ガルミッシュパルテンキルヒェン、ミュンヘン
4日目、ウィーン
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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翌、4日は朝少し雲がありましたが、そのうちに晴れてきました。今日はツークシュピッツェに行かれるかしら。これはホテルのベランダから見たところ。
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ホテル周囲の散歩道。
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しかし、今日は夕方4時からミュンヘンの国立歌劇場でワーグナーがあります。ツークシュピッツェ登山電車の時間を訊いたら、間に合いそうもありません。仕方なく、ツークシュピッツェの上まで上るのはあきらめて、途中のアイプゼーへ。これはアイプゼーから見た山です。
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アイプゼーの写真を見て、「湖のまわりを散歩したらいいでしょうね」と思っていました。
し、か、し。
湖の周囲はホテルとレストランの敷地になっており、ホテルかレストランに入らなければ近づけません (--; -
柵越しにちょっと写真を撮っただけ。
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ツークシュピッツェ登山電車。以前に上ったときには頂上は雪で何も見えず、ただ上って帰ってきただけだったので、「今度こそは」と意気込んでいましたが、また振られてしまいました。登山電車とロープウェイを乗り継いでいくと、往復でけっこうお高いですし。。
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お昼頃ガルミッシュパルテンキルヒェンを出て1時30分ごろミュンヘンへ。中央駅から地下鉄で4つくらい離れた、Lehelというところにあるホテルで宿泊しました。ここもとてもおすすめです。
中央駅付近はちょっと治安が不安ですし、観光客の集まるマリエン広場付近のホテルは高いし、周囲はとんでもなく騒々しいです。
ここはわずかに離れているだけなのに、閑静な場所でした。なによりスタッフがとてもフレンドリーで、お部屋のアメニティにも神経が行き届いていました。 -
洗面所には可愛いダックや、小間物を入れたびん。
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夜使うボディクリームや耳栓、アイマスクも可愛らしくラッピング。さらにびっくりしたことには、この緑色の本はゲストへのプレゼントなのです。
この日のプレゼントは遠慮しましたが、帰りにミュンヘンに立ち寄ってもう一度このホテルに泊まったときのプレゼントは、いただいてきました。本はウンベルト・エーコだし。まぁもちろんドイツ語なので、私には読むのに時間がかかりそうです (^^; -
この日の最大の目的、国立歌劇場へ。ワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」です。
席で開演を待っていると、隣にきた上品な女性が「コンニチハ」。彼女はミュンヘンに住んでいる日本人の友人がいるのだそうです。幕間にはいろいろお話できましたし、上演中は親切にもオペラグラスを貸してくれました。
ただ、上演は6時間にわたる長丁場。旅の疲れと時差ぼけがでて、残念なことに、途中は睡魔との戦いになってしまいました。隣の彼女は「疲れているの?」と気遣ってくれますし、ちょっとつらかった。
マイスタージンガー自体は、かなり現代的な演出。舞台はまるで工事現場のようで、その真ん中に格闘技リングのような「歌合戦舞台」が設けられています。ヴァルターは「革ジャンにTシャツ、ジーンズを着てギターを抱えたお兄さん」、エヴァは「白いワンピースでひらひら飛び回る女の子」、ハンス・ザックスは「やや怪しげなおじさん(?)」。
後半、ドタバタ劇の様相を呈してきて、ほとんどピエロみたいな恰好をしたベックメッサーが歌を歌おうとリング(!)に上がると、スポットライトがわざと彼を外す、頭にきてギターを叩き壊す。。。会場は笑いに包まれています。さすがに最終幕はぱっちりと目が覚め、ワーグナーを満喫することができました。隣の彼女とは固く握手して、別れを惜しみました。 -
翌5日。このホテルのあたりは町の中心と思えないほど静かで、朝、小鳥のさえずりだけが聞こえてきます。部屋には小さなベランダがついており、鳥が遊びにきていました。
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ミュンヘンはお天気がよくないし、音楽会が目的だったので即ウィーンへ。ミュンヘン中央駅です。
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ウィーンへ向かううちに晴れてきました。
これはウィーン中央駅。ウィーンは以前は西駅が主な駅だったのですが、最近、中央駅ができて、主な列車はここに発着するようになりました。駅周辺は開業したばかりの新横浜といった雰囲気です。
ここから市内中心部に出る地下鉄に乗れますけれども、もとからあった地下鉄駅を無理につなげたみたいで(東京と大手町のようなもの)、OBBの中央駅から地下鉄の駅までは少し歩きます。 -
中央駅の目の前に立つホテル。このホテルはドイツを中心として展開している、ちょっといいビジネスホテルのようなチェーンホテルです。こういう大規模なホテルは外国からの団体さんが多いかも、と思っていましたが、ここはそうでもありませんでした。
中央駅ができてから開業したので、とても新しくてきれい。設備も整っており、部屋も広く、快適でした。大きな町に泊まるときは、このチェーンホテルもいいな、と思いました。冷房もありますし。ウィーンの夏はけっこう暑いのです。 -
14階だったので見晴も。こちらは新市街なので、特にウィーンらしい風景というわけではありませんが。
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この日は日曜日だったので、お買いものをしたかったけどお店は休み。
3時30分からの音楽会に、ムジークフェラインへ。オーケストラは佐渡さんが音楽監督に就任したトーンキュンストラー、指揮は日フィルでおなじみのインキネンさん、曲目は現代曲、シベリウス、それにホルストの惑星でした。
ムジークフェラインの響きは独特ですね。なんだか建物全体が振動して豊かな響きを作り出しているようで、空気も床も震えているようです。この中で惑星が響くと。。。本当にすごい迫力です。
6時ちょっと前にコンサートは終り、私は夜の部に備えて、カールスプラッツ駅のパン屋さんでちょっと腹ごしらえ。日本にもあるような、パンやお茶を売っていて、横にちょっと椅子があって食べられるようなところです。 -
外に出てみるとカールス広場の片隅にこのようなものが。
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この菩提樹とシューベルトは、何か関係があるのでしょうか?
ムジークフェライン夜の部はウィーン響のマーラー3番です。指揮はフィリップ・ジョルダン。3時30分からの昼の部には少し空席がありましたが、夜の部はさすがに完売。それどころか、後ろのほうに立ち見の人がかなりいました。マーラー3番の立ち見はちょっとつらいと思いますが。。
ムジークフェラインの舞台はサントリーホールより狭いと思うのですが、そこに楽員と合唱がぎっしり並び、上のベランダに白い水兵服のウィーン少年合唱団がずらりと並びました。ムジークフェラインの独特の音響の中で聴くマーラー。ふと「マーラーはこの音響の中で指揮していたから、いろいろな打楽器を試してみようと思いついたのかしら?」と、思いました。少年合唱団の歌声は澄み切って、まるで天から降ってくるようでした。
拍手が鳴りやみませんでした。外に出たとき、夕方から降り始めていた雨がまだ降り続いていましたが、すっかり満たされた気分でホテルに戻りました。
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