2016/05/04 - 2016/05/04
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Minty Pinkさん
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大型連休です。京都に続きまして東京でもルノワール展を見ます。
夫と息子1といっしょ。
続きましては、シャングリ・ラのアフタヌーンティー。
去年の夏に行ったときの感動が忘れられないという夫のリクエストでございます。
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ルノワール展は国立新美術館で開催。
乃木坂駅に9時40分ごろに到着。 -
通路の告知ポスター。
次はダリですか。 -
特にチケット売り場に行列ができるということもなく、「思いの外空いてる?」と思ったのですが…。
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やはり中は「快適に鑑賞できる」というレベルよりは混雑してました。うっかりすると人にぶつかってしまう。
《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》の前は、自然な流れで最前列はじりじり移動しながら見る流れになってました。
ダンス2点の前とか《ピアノを弾く少女たち》の前あたりは人だかり。
それでは何点かご紹介しましょう。図録の写真です。 -
?章 印象派へ向かって
《陽光の中の裸婦(エチュード、トルソ、光の効果)》1876年頃 オルセー美術館蔵
木漏れ日と色で表現した影のせいで、「腐乱死体」と非難されたこともある…。
今見ると自然な色遣いに見えるので、「緑や紫の色斑」と言われると、「ああ、そう見れば見えないこともないね」と逆に思う。
息子1は「腐乱死体」の件については授業で聞いた由。 -
後でお茶しながら、「どれが良かった?」という話をしたときに夫が即座に答えた中の1枚はこれ。
私は「は?シスレーの肖像画?そんなのあったっけ?」という印象だったので、図録を見てみる。
?章 「私は人物画家だ」:肖像画の制作
《ウィリアム・シスレー》1864年 オルセー美術館蔵
シスレーと言ってもアルフレッドさんではなかった。お父さんですね。 -
ルノワールの出世作《シャルパンティエ夫人と子どもたち》のシャルパンティエ夫人を描いたもの。
《ジョルジュ・シャルパンティエ夫人》1876−1877年頃 オルセー美術館蔵 -
参考までに、こちらが《シャルパンティエ夫人と子どもたち》。メトロポリタン美術館蔵です。
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?章「風景画家の手技(メチエ)」
夫が好きだと言った作品その2がこれ。
モネの《アルジャントゥイユのひなげし》に似ている。《ラ・グルヌイエール》というモネと並んで描いたほとんどそっくりさんの絵もあるくらいなので、これもそんな感じなのかしら?と思って調べると、ルノワールのこちらの方が1年ほど後に描かれているよう。
《草原の坂道》1875年 オルセー美術館蔵
ルノワールは「その中を散歩したくなる絵が好き」と言ったそうです。 -
この絵は一つだけ他の風景画とは違う独立した壁に掛けられていましたよ。
《シャトゥーの鉄道橋 あるいは バラ色のマロニエ》1881年 オルセー美術館蔵
シャトゥーですから、《舟遊びの昼食》が描かれた島ですね。
「鉄道橋?」と思ってよく見たら、マロニエの向こうに。
マロニエの花の色がとても美しい。
マロニエはちょうど今頃(5月)が季節なのですね。この絵を見た後、職場にこの木があることに気づいた。同じバラ色のマロニエが。横を通るたびにこの絵を思い出します。 -
なぜか惹かれるこちらは
《バナナ畑》1881年 オルセー美術館蔵
アルジェの風景。 -
有名どころ続々登場。
?章 “現代生活”を描く
《ぶらんこ》1876年 オルセー美術館蔵
モンマルトルのアトリエの裏庭。流行のドレスを着たジャンヌ。第3回印象派展で話題の作品。 -
出ました。本展覧会のハイライト。
《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》1876年 オルセー美術館蔵
実はモネ展の時のように、「まず目玉作品の展示場に直行」という手を使ったのですが、すでに絵の前は人だかり。近くで見たい人はジリジリと横歩き。その後ろに2列目以降でもいいからじっくり見たい人、ということになっていました。
見た瞬間「あれ?こんなに大きい絵だった?!」と思いました。オルセーで見ているのですが、いつのまにか大きさの印象が変わってしまったようです。このあたりは壁の色もオルセー風。 -
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの向かいにはダンス2作。
《田舎のダンス》1883年 オルセー美術館蔵
男性モデルはルノワールの友人ポール・ロート。女性は後のルノワールの妻アリーヌ・シャリゴ。 -
《都会のダンス》1883年 オルセー美術館蔵
このダンス2作はオルセーに行ったときにも揃っていました。片方ないと思っていたので嬉しかったな。
シュザンヌ・ヴァラドンの白いドレスのデザインがすてき。
隣にいた息子1に「どっちが好き?」と聞いてみる。
都会の方がお好みだそうです。ふーん。 -
?章には、ルノワール以外の作品もたくさん展示されています。
スタニスラス・レピーヌ《モンマルトル、サン=ヴァンサン通り》1875−1880年頃? オルセー美術館蔵
ルノワールのアトリエの近くらしい。この白っぽい画面が好き。 -
ゴッホ3点中の2点をご紹介。
フィンセント・ファン・ゴッホ《モンマルトルの酒場》1886年 オルセー美術館蔵
オランダ時代風なこの暗い色調が…。 -
こんなに明るい色遣いに!
フィンセント・ファン・ゴッホ《アニエールのレストラン・ド・ラ・シレーヌ》1887年 オルセー美術館蔵
「中途半端に印象派風」という批判もどこかで読んだような。あれこれ模索している途中だったのでしょう。 -
一点だけ出ていたモリゾ作品。いいねえ。
ベルト・モリゾ《舞踏会の装いをした若い女性》1879年 オルセー美術館蔵
ドレスが素敵。そしてイマイチ乗り気でない表情も好き。 -
?章 「絵の労働者」:ルノワールのデッサン
《水のほとりの3人の浴女》1882ー1885年頃 オルセー美術館蔵
1880年代になって、印象派の手法に行き詰まりを感じ、古典的な形態把握に関心を向けるルノワール。
こちらは酸っぱい時代の代表作のための習作。 -
完成品はこちら。
《大水浴》1884ー1887年 フィラデルフィア美術館蔵
つるつる仕上げで生々しい。賛否両論はあったようです。 -
?章 子どもたち
《母性あるいは乳飲み子(ルノワール夫人と息子ピエール)》1885年 オルセー美術館蔵
ルノワールはアリーヌのことを息子たちに「丘を吹く風のように生き生きとして、まろやかな仕草の女性だった」と語ったとか。
あっちゃこっちゃと浮き名を流したルノワールが、やっと家庭の幸せに浸っていたころの作品。 -
これ、見たかった。
《ジュリー・マネあるいは猫を抱く子ども》1887年 オルセー美術館蔵
早くに両親を亡くしたジュリーは「印象派のおじさんたち」に守られて育ちました。
それにしても顔が丸いなあ…、とそっちの印象が強烈なのですが… -
ふと気づくと、この猫いい!!
ショップにこの猫のぬいぐるみ売ってた!
買わなかったけど。猫好きの息子1だが「1,200円とか暴利でしょ。」と申しておりました…。 -
京都で見たパステル画にも似ています。
《ガブリエルとジャン》1895年 オランジュリー美術館蔵
間抜けな私は、「が、ガブリエルとジャンがチーズピザをびよーんと伸ばしている?!」などと思って近づいて行きました。
あれ…。ガブリエルが持ってるのなんかあきらかに馬のおもちゃじゃん…。んもう、ルノワールさんたら、印象派の手法が過ぎますことよ。 -
?章 「花の絵のように美しい」
《グラジオラス》1885年頃 オルセー美術館蔵
印象派を乗り越え、古典的な形態把握を目指していた頃で、長男ピエールを取り上げた医師に贈られた作品。
夫と息子1が2人とも気に入ったと言う。 -
息子1は「ガラスの花瓶の中の茎は屈折してる」と言う。
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?章 《ピアノを弾く少女たち》の周辺
美術の教科書の表紙にもなっているくらいで、ルノワールの作品の中では最も有名なものの一つかもね。
《ピアノを弾く少女たち》1892年 オルセー美術館蔵
6バージョンあるとのこと。最も完成度の高いこれが国家お買い上げになりました。描き込みすぎという説もありますが…。 -
こちらはメトロポリタン美術館蔵の。
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こちらはオランジュリー美術館蔵の。
んー、確かに表情とかブロンドの髪色はオルセーのが一番いいかな。 -
?章 裸婦、「芸術に不可欠な形式のひとつ」
帰ってきてから図録を見た息子2が「裸が多くね?」と言う。
あなた、裸婦なしでルノワールは語れないでしょ。
「えー」と思う裸婦もけっこうありますが、これは綺麗ですね〜。ん?でも腰のあたりがちょっと変じゃ?
《大きな裸婦あるいはクッションにもたれる裸婦》1907年 オルセー美術館蔵 -
《浴女たち》1918年−1919年 オルセー美術館蔵
最晩年は痛風がひどくなり、手に筆をくくりつけて描いたという。
亡くなる寸前まで描かれ、絶筆とされる1枚。
「そのお腹はどうでしょう」とは思うけれど、なにしろこんなに大きな絵を不自由な手で描き上げたというのが驚き。
2時間ほど鑑賞し、次はシャングリ・ラのアフタヌーンティー。 -
乃木坂から大手町へ移動。けっこう歩いてB7の出口を出る。
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あ、Shangri-La って書いてある。
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今回はこちらから。
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入り口のアレンジ。
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エレベータで28階へ。
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今回も窓際の席。今日は快晴。
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1杯め。ローズ・フレンチ・バニラを選びました。一口目は「う。薔薇味が強烈すぎた…」と後悔しましたが、すぐに慣れてクセを感じずおいしく飲めたので不思議。
夫はずーっと「また飲みたい!」と言っていたイタリアン・アーモンド・ティー。
息子1はマンゴー&ストロベリー・ティーでスタート。 -
運ばれてきました。フローラルアフタヌーンティー。
え! まさかの2段トレー。
でも、気にしません。最初に来たときは「三段トレー」で出てくるところを条件に探したけどね。 -
下段はサンドウィッチ・セレクション。
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こちらもサンドウィッチ・セレクションの一環。
これからいただきましょう。
オークウッドのビーフ・ブリスケット 玉葱 西洋わさび -
向こう側は根セロリと林檎のラムラードソース スプラウトサラダ。
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手前が クラブサラダ レモン バジルマヨネーズ サワークリームチーズ
向こう側が ロシアサーモンクリーム レッドラディッシュとディル -
メニューカードにないスペシャルもの。
オレンジシロップのアイスティ。 -
スコーンはあとから焼きたてが運ばれてくるとのことですが、その前にスコーンにつけて食べるこちらが運ばれてきましたよ。
左から苺ジャム、苺のクリーム、クロテッドクリーム、蜂蜜。
苺のクリームがおいしかった! -
一つ取っちゃったけど、このような器で運ばれてきました。
なるほど、あとから来るのでスコーンは温かいまま食べられるのね。 -
手前がプレーン。向こう側の左がジャスミン。右の小さいのがメープル。これは2個ずつ。
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上段のスイーツは4種類。
手前のピンクのがローズマカロン。
左のがオレンジフラワーウォーターとチョコレートケーキ。 -
こちらの2種類がおいしかった!
手前はラズベリームース。向こう側はピスタチオシュークリーム。春のアフタヌーンティーなので、テントウムシがのっていますよ。
「そういえばナナホシテントウ虫なんてずっとみたことないなあ」と話しながら。 -
カフェラテ! アフタヌーン「ティー」だけど、これも欠かせないのよ。
ごちそうさまでした。しっかり2時間ゆっくりさせていただきました。 -
今日の席からは手前の建物に隠れて、スカイツリーは先端しか見えず。
前回は天気が悪すぎて、ここにスカイツリーが見えるということさえわからず。 -
ロビーのお花。
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東京のどっち方面かもわからないのですが、ロビーの窓からの眺め。
シャングリ・ラのアフタヌーンティー、季節を変えてまた来たいものです。
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