初ロシア、あんなこと・こんなこと、準備編　１．

2016/05/01 - 2016/05/07

5月のゴールデンウィークの旅
今年は夫と二人で出かけられそうと思い
最初は北欧へ行こうと計画を立て始めた。

計画中、フィンランドからサンクトペテルブルグへも
行けそうと考え始めたころから
目的地はロシアへとシフトしていった。

その頃、個人旅行でロシアへ行かれている
方々の旅行記が気になっていて
気候も丁度良さそうな五月には
おあつらえ向きの目的地にも思われ
なんだかロシアから呼ばれているような気がしてきた。

ロシアへ！
個人旅ってどうなのかしら？
大方の皆さんは旅をエンジョイされて帰国されている。
でも、気軽にではなく、準備万端は必要そう。

今回の旅、まず準備編としてアップすることに。
結構あれこれ予約する際には苦労したので、
計画段階の方に
もしご参考になれば幸いです。

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

1月16日
JALのサイトからモスクワ便を予約。
出発はゴールデンウィークを利用するため 5月1日、
帰国は7日に決めた。

続いてホテルの予約を
Booking.comから。
これはおなじみのやり方で。

モスクワ到着日の5月1日にまず一泊、
翌日、サプサンを利用して
サンクト・ペテルブルグへ移動する予定だったため
レニングラード駅近くの
ヒルトン・モスクワ・レニングラードスカヤに決めた。
スターリン建築の一つらしい。

サンクト・ぺテルブルグから戻った
5月5日
一泊するのは
ナショナルホテル
クレムリンビューの部屋を予約。

5月2日、3日　サンクト・ぺテルブルグで
2泊するのは、モスクワ駅近くの
クラウン・プラザ・サンクトペテルブルグ・リゴフスキー
に決めた。
これもモスクワへ帰る際の駅近くを選んだ。
４日の夜はレッド・アロー号に乗車して
寝台を予約する予定だったため、
チェックアウト後、スーツケースを預かってもらったうえで
夜にはピックアップして駅へ向かうことを考えたうえでのこと。

モスクワ、サンクト・ペテルブルグ間を移動するのは
行きにはサプサンを,帰りにはレッドアローの寝台を
利用することにした。

どこのサイトから予約するのか？
幾つかの候補の中から2つに絞ってみたが、
ここはロシアの旅の先輩に体験談を伺うのが得策！と思い
yunさんへメッセージを送ったところ、
すぐにうれしいお返事をいただいた。

https://www.russianrailways.com/

ここで予約をされたとのこと。
なんと2つに絞った候補の1つだったので即決。

まず帰りの寝台の予約をした。
一応リクエスト受付ということらしいが確定するのは乗車日の60日前
ということで、まだかなりの先行予約となる。
おどろいたのはメールにての問い合わせがあったこと。
カードからの引き落としは、その時点でしてもよいか？
それとも確定してからか？というもの。
60日前の発売日に確定してからの引き落としをお願いした。

そして3月6日、乗車日のセールが始まったが、
まだ予約を希望しているか？とのメール。
その後、予約が確定したとのメールがあった。
この一連のやりとりは、ロシアに対する今までのイメージを替えることになった。
クラスは　VIP A (large cabin for 2 persons) というタイプ。
発売時の価格は　30687　RUB (二人で）となっていたが
購入時は　21782 RUB となっていた。（早期購入なので安いらしい。）

ホテル一泊分とさらには、寝ている間にモスクワに到着するので
忙しい旅行者にとってはありがたいように思えた。

サプサンはかなりの数の便があるようだし、その後の3月14日に同じサイト
から予約をすませた。
これで宿泊と移動の手段が決まった。

ロシアの旅にはビザを取得しなくてなならない。

フライト、ホテルの予約はすでに個人で済ませているので
いわゆる「空バウチャー」の発行を何処かでしてもらうこととなる。

先輩方もやり方は2パターンほど。
空バウチャーを取得後は直接ロシア大使館へ出向き、自力で申請。
mistralたちは、ロシア大使館へ2度ほど足を運ぶのは時間的にも
厳しそうなので、申請までをおまかせできる
ロシアビザセンターさんへお願いした。（4月2日）
2人だとグループ割引が適用されるということで、1人7000円だった。
申請時に書き込む旅程はかなり簡単なもの。
申し込みご、手数料の振込、写真・パスポートを送り、手続きをしていただく。
その間、入金の確認、パスポートの受け取りなどをきっちりメールにて
知らせて下さった。
2週間ご、ビザ付きとなったパスポートが受領され、その後郵送されてきた。
受け取ったのは4月21日だった。
（写真がビザ。個人情報は隠したつもりだが、ロシア語は読めないので
うまく隠しきれているのか？が心配。）

ここまでが基本の手配。
先輩方のブログによると、
有名美術館では当日のティケット購入はかなりの
待ち時間を覚悟しなくてはならないので
事前にオンラインで購入されている。

これからが各種手配となる。
まず、サンクト・ペテルブルグの劇場でバレエを見たいと思っていた。
できたらマリインスキー劇場、
またはミハイロフスキー劇場で。

あちこちのサイトを見ていると
5月4日にミハイロフスキー劇場で「白鳥の湖」の
公演があることがわかった。
当日は深夜23:55発のレッドアローに乗車して
モスクワへ発つ日。
それでもその日しかチャンスはなさそうだった。
他の劇場でも白鳥の湖の公演はあったのだが
なにせこの劇場のバレエ団は
旧レニングラードバレエ団として日本でもおなじみ。
時間的に余裕はなさそうだったが仕方なかった。

実際その場で見てみたら、
どんなにか
素晴らしいことかとわくわく！

（上記2枚の写真は開演中は撮影できない為
サイト内の写真を使用しました。）

3月17日
ミハイロフスキー劇場のウェブサイトから予約。
2枚で4000 RUBだった。

書いてしまうと簡単そうだが website　内を大分ウロウロした。
まず公演スケジュールを全く見ることができなかった！
その後、ティケット申し込み前に，まずlog inをしなくてはだめらしい
ということが分かった。
そうすると公演情報やticket購入の手続きができそうだった。
そうやってやっと手にしたe-ticket.
後の席ではあったが、また万が一途中退席のことも考え端の席をとった。
一人2000 RUB だった。
同じような席が、業者を通すと17000円ぐらいだったように思う。

その後4月11日になって
マリインスキー劇場のコンサートホールで
ピアノコンサートがあるのを見つけた。

まずlog in !と今度は慣れてきて、
メールアドレスを登録。
まぎらわしいことに、メールが送られてきて
そのサイトから入っていったら
それが業者のサイトだった。
予約したときはまだ気がつかなかった。
コンサートのティケットが一人、US$102.
???
なんだか変かもしれない？とやっとわかった。
正規サイトで登録しているのに、何故業者から
メールがすぐ送られてくるのやら！！

結果的にはこの予約はキャンセルした。

その後、正規サイトから無事予約に成功。
5月2日のピアノコンサートのティケットが
一人1000 RUB だった。
写真は劇場内部の様子。
座席がステージをぐるりと取り囲んでいる。

エルミタージュ美術館は
二日間入場ができるe-ticketを購入した。

直前になって4月29日から
当日のティケットへの引換の窓口が
変更になったとのお知らせメールが
入った。

せっかく赤の広場前のホテルの予約も
できているし
クレムリンの入場ティケットは
on lineで予約ができるはずと
簡単に考えていた。

クレムリン入場ティケットは　

http://www.kreml.ru/en-Us/museums-moscow-kremlin/

のサイトから購入ができる。
メインページからだとまず
下段にあるTickets Online をクリックする。

多分ほとんどの旅行者は
武器庫を入場予約をする為に
このサイトを訪れると思われるが

Armoury Chamberが赤字で記載されていて
すぐ2週間先の日付や時間帯が選べるように
なっている。
ここで希望の日時を選ぶ。

ここで左上にある　Ticket の下にある
Rulesを良く読んでおけば理解できた
のだったが...
そのまま次のページへ進んでしまった。

ここで枚数を入力し
e-mail アドレスを入力する。

そうするとmailが届き
その中にverification codeが記載されていて
そのcodeを次の画面で入力すると
先に進めるようになっている。

まさか、メールが送られてきているなんて思いもしなかった。

この手順がわからずに
次のページに行ってから右往左往することになった。

同様に武器庫以外の建築物の入場ティケットの購入が
出来ずにさんざん彷徨ってしまった。
前の写真のArmoury Chamberの下に何行か文字が
書かれているが、ここをクリックすると購入ができる。
不思議なことにそれがわからなかった。

あとになってみると、あ〜そういうことなの！
と納得できるのに、手順がわざわざ複雑になっていたり
何気なく書かれているところが、思いがけずリンク
されていたり、日本での日常のネット予約とは
雰囲気が違っていて
このあたりになると、あれこれの予約にも疲れ果ててきた。

エカテリーナ宮殿へは
ツアーを利用するつもりだった。
サンクト・ペテルブルグのゴスチーヌィ・ドヴォール脇
にあるブースで申し込みをするとの情報。
段々、かなりタイトな予定になっていきそうだったので
ビザも取れた時点で、4月24日、HISに申し込みをしてみた。
朝9時にホテルからピックアップしてくれて
5時間で戻ってくるというツアー。
割高だったが申し込みをした。
返事がきたのが27日。e-ticketが送られてきた。
これで準備万端が整ったようだ。

旅立ちまでの準備に手間取った旅は今回が初めて！

現地ではどのようなことが待ち受けているのかと
期待半分、怖さ半分　で出発の朝を迎えた。

この旅行記へのコメント （4）

• わんぱく大将さん 2016/06/26 07:33:14

  ロシアに対するイメージ

  mistralさん
  
  流石にきっちりとされてる方だけあって、予約が。。。と思って拝見していたら、ほんと予約だけでも疲れてしまいますよね。
  レッドアロ―との予約のやりとりから、ロシアに対するイメージが替わったとされてますが、私もロシア人と住む前はなんか、怖いイメージがありましたが、国としてはなんですが、個人個人としては非常におもてなし精神の人が多く、ロシアから自分の息子に会いにバルセロナに来られたご両親に、お会いしたこともなかったのにお土産をいただき。　２回目の時は知人にロシアの風景を描いてもらい、額に入れてプレゼントしてくださったことも。家庭料理のお料理もシンプルですが、おいしかったことを覚えています。
  
  それにしても膨大な予約。。。私は途中でダウンかも。　　　大将

  mistralさん からの返信 2016/06/26 12:48:07

  RE: ロシアに対するイメージ

  大将さん
  
  早速のご訪問、投票をありがとうございます。
  
  お身体の不調、いかがでしょうか？
  こちらから、イスタンブールを一緒に旅した折の友人のこと
  少し書かせていただきます。
  旅を遡る一年前から、世界1周のティケットを使っての旅を計画していた友人、
  旅の半分を終わり一旦帰国、暫く休息をとって残りの旅を再開しました。
  どうやらその間に症状が出てきたようです。
  始めは大将さんと同じ様な感じだったと思います。
  ただ、その間にお医者さんへ行って、何らかの診断が出て、旅を取りやめるのも
  残念に思ったのか？友人は整体に行き、整えようとしました。
  そして残り半分の旅に出発。
  イスタンブールのホテルで会った時は、かなり大変そうでした。
  手全体が不自由で、ペットボトルのキャップは開けられず、スーツケースは転がせるけど、段差があると持ち上げられない！などなど。
  その後別れた後、パリで暫く滞在し帰国。
  翌日病院を受診しリュウマチとの診断を受けました。
  その後約一年が経ちました。
  お薬が効き、今では次の旅の計画をしています。
  懲りることのない友人です。
  
  それで老婆心ながら大将さんが書かれていました症状が気になった次第です。
  友人曰く、前半の旅は南米中心で、警戒もマックスレベル。ストレスもかなりで
  その為免疫力が落ちたのかも、とのこと。
  
  もし大将さんがすでに受診されていましたら私の心配は杞憂におわりますが。
  まだでしたら、いちど念のため、どこか受診されたら良いのにと
  余計なお節介ですがお許し下さい。
  更年期障害、私もありませんでしたが、でしたら時間はかかっても付き合っていかないとなりませんね。
  遠方から心配をしております。
  
  
  > 流石にきっちりとされてる方だけあって、予約が。。。と思って拝見していたら、ほんと予約だけでも疲れてしまいますよね。
  > レッドアロ―との予約のやりとりから、ロシアに対するイメージが替わったとされてますが、私もロシア人と住む前はなんか、怖いイメージがありましたが、国としてはなんですが、個人個人としては非常におもてなし精神の人が多く、ロシアから自分の息子に会いにバルセロナに来られたご両親に、お会いしたこともなかったのにお土産をいただき。　２回目の時は知人にロシアの風景を描いてもらい、額に入れてプレゼントしてくださったことも。家庭料理のお料理もシンプルですが、おいしかったことを覚えています。
  
  ロシア人の彼のご両親とのエピソード、心温まるものがありますね。
  
  今回の旅を通して感じましたのは、国に対して抱いていたイメージと個人個人とは
  かなりの隔たりがあるということでした。やはり直接触れ合ってみなければ、現地に足をはこんでみなければわかりえない事が山ほどあるんですね〜
  
  mistral

• yunさん 2016/05/08 18:02:50

  準備から始まる旅

  mistralさん　おかりなさい
  
  青空が背景の「血の上の救世主教会」、天候に恵まれましたね♪
  
  レッド･アロー号の寝台車　願いを遂げられましたね。
  russianrailways、寝台列車予約はさらに丁寧な対応なのですね。
  料金も良心的で何よりでした。
  
  ナショナルホテルのクレムリンビュー!!　
  私も泊まりましたが、中庭ビューで我慢でした。
  接客が丁寧・純朴でとても気にいりました。
  mistralさんの感想はいかがでしたか？
  
  ミハイロフスキー劇場で白鳥の湖、日程ピタリで何よりでしたね。
  こればかりは、劇場の日程任せですものね。
  
  いろいろなチケット予約
  欧州よりはるか戸惑い、疲れますね(私もクリムリン手こずりました）
  でもその分、苦労は報われるロシア、ひと味違う旅だったのでは。
  
  本編楽しみに、楽しみにしております。
  季節を変え「再び」を目論んでおりますゆえ。
  
  yun

  mistralさん からの返信 2016/05/08 23:53:13

  RE: 準備から始まる旅

  yunさん
  
  早速のメッセージ、ありがとうございました。
  連休はいかがお過ごしでしたか？
  
  > 青空が背景の「血の上の救世主教会」、天候に恵まれましたね♪
  
  はい！
  お天気には恵まれました。
  雨の多いというサンクトが快晴続きでした。
  
  > レッド･アロー号の寝台車　願いを遂げられましたね。
  > russianrailways、寝台列車予約はさらに丁寧な対応なのですね。
  > 料金も良心的で何よりでした。
  
  そうですよね〜
  割高な感じはそれほどなくて。
  それでも一つ一つの予定をこなすのには、それなりの苦労も。
  yunさんはお一人で乗り越えられて、素晴らしいです！
  
  > ナショナルホテルのクレムリンビュー!!　
  > 私も泊まりましたが、中庭ビューで我慢でした。
  > 接客が丁寧・純朴でとても気にいりました。
  > mistralさんの感想はいかがでしたか？
  
  そうでしたか！
  やはり、想いは一致しますね〜
  スタッフの方々、どこの部署の方も
  丁寧な応対で、高級ホテルによくある慇懃無礼さからは
  程遠く、好感度が高かったです。
  もう一度、滞在したいです。
  
  > ミハイロフスキー劇場で白鳥の湖、日程ピタリで何よりでしたね。
  > こればかりは、劇場の日程任せですものね。
  >
  > いろいろなチケット予約
  > 欧州よりはるか戸惑い、疲れますね(私もクリムリン手こずりました）
  > でもその分、苦労は報われるロシア、ひと味違う旅だったのでは。
  
  苦労した甲斐がありましたが
  時間不足！これはいつもの事ですね。
  
  > 本編楽しみに、楽しみにしております。
  > 季節を変え「再び」を目論んでおりますゆえ。
  
  再訪！したいですね。
  
  mistral