春爛漫　壮観　絶景　吉野の桜

2016/04/05 - 2016/04/05

旅の最終日。
帰りの飛行機に乗り遅れるわけにはいかないので迷った。
が、やはり日本一の桜の景勝地といわれる吉野の桜は一度は見ておきたい。
日帰りで吉野山の千本桜を見に行くことにした。
朝4時台の電車に乗り近鉄吉野線の終着駅である吉野駅へ向かった。

エリア 吉野(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス スカイマーク 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

電車を乗り継いで大阪阿倍野橋駅へ。

駅に張り紙があった。
近鉄急行で吉野へ行くのにスルッとKANSAI 3day/2dayチケットを使う人は多いようだ。
壺阪山駅までしかカバーしていないので壺阪山駅から吉野駅まで清算しなければいけない。

それにしても英語　中国語　ハングル表記もあるとは。
外国人もこのチケットを使っているのね。

大阪阿部野橋06:30　近鉄南大阪・吉野線急行 ・吉野行　08:08吉野(奈良)

吉野駅トウチャコ

神戸空港発の帰りの飛行機に乗り遅れるわけにはいかない。
そこで考えた作戦は、
奈良交通の吉野山臨時バスを利用し吉野中千本公園まで行く。
そこから歩いて吉野駅まで戻る。
というもの。
臨時バス始発の近鉄吉野駅８：４０発に乗る。
車内は混雑し立っている人も多い。

平成２８年度春の吉野山臨時バス時刻表
http://www.town.yoshino.nara.jp/kanko-event/narakoutsurinji.pdf

臨時バスは如意輪寺を経由し吉野中千本公園へ向かう。
如意輪寺で降りたひとは数名だった。
９時１０分ころに吉野中千本公園に着いた。
写真の警備員さんがいるあたりにバスが着く。

上千本に行くバスに乗り継げると車内アナウンスがあった。
朝一番のバスだったからか、階段を上りバス乗場へ向かう人が多い。

中千本の景色に圧倒されつつ下千本へ向かい坂道を下ってゆく。
吉野桜の多くはシロヤマザクラ。

途中に景色のよい食事処があった。
「うちは一番景色のよい店ですよ、いかがですか」
と声をかけられた。

一つ目の驚き。
意外だったのは買い食いができることだ。
早速、できたての草餅を食べ歩き。
桜餅は帰りの電車でいただいた。

世界遺産・金峯山寺蔵王堂と桜

金峯山寺蔵王堂は、木造建築では奈良の東大寺大仏殿につぐ大きさといわれている。
現在の建物は室町時代の建築で国宝。

吉野山を代表するスポットである吉水神社境内から見る桜景色。
「一目千本」と呼ばれる絶景である。
ここからは中千本、上千本の桜を同時に見渡す事ができる。
壮観なり。
豊臣秀吉じゃなくても壮大な花見をしたくなるというものだ。

吉野山の山中で苦行を重ねた山岳信仰の祖となった役小角（役行者）が本尊を桜の木で刻み祀った。
寺院の建材にも桜　護摩木も桜　吉野では桜は神木で伐採も枯葉を焚くこともしなかったそうだ。
桜の枝を折る者は指を折るといわれたほど大切にされた桜が目の前に広がる。
桜の数は三万本といわれる。

来てよかった！

二つ目の驚き。
お店が思ったより多いこと。
晩御飯兼ダンナのお土産に醍与さんで柿の葉寿司（サバとサケ）を購入。
大変おいしゅうございました。
写真は撮らなかったが、西内酒造さんのお店（臨時かも？）で清酒　談（かたらい）も購入した。
こちらもおいしいお酒だった。　

蔵王堂の四本桜

金峯山寺のパンフレットによると、
南朝の大塔宮護良親王が北条勢に攻められ吉野落城を覚悟した最後の酒宴をされた場所なのだそうだ。

金峯山寺蔵王堂で国宝仁王門大修理勧進があり見学する。
日本最大　蔵王堂秘仏本尊　特別ご開帳で平成28年4月1日（金）〜5月8日（日）８時３０分〜１６時３０分（受付は１６時まで）。
平成24年から10年間一定期間特別開帳。
特別拝観料は千円でエコバッグとお札つき。
エコバッグは拝観の際、靴を入れるのに使う。
軽いし靴を入れるのに重宝しそうだ。
船旅のときに持っていきたい。
お札もありがたい。

南朝妙法殿と桜

一通りの見学を終え七曲りを下り吉野駅へ向かう。

山本庵

七曲りに向かう途中に葛専門店があり、葛を購入する。

吉野ケーブル乗場

現存する日本最古のロープウェイに乗ってみたかったが今回はパス。

次回は乗ってみたい。

七曲りから今度は下千本の景色を楽しみながら坂道を下ってゆく。
往路に利用した臨時バスのアナウンスでは、
下千本　中千本　上千本　奥千本は、
したのせんぼん　なかのせんぼん　かみのせんぼん　おくのせんぼん
といっていた。
「の」がつくのが正式なのだろうか。

下千本

下千本

ロープウェイの車両にも桜があった！

随所で遠望楽しむ

新緑も清々しい

吉野駅まで戻ってきた。
写真を撮ったり、立ち止まったり、買い食いしたり、買い物したり。
3時間ぐらいかかったようだ。

吉野線観光特急・青の交響曲が９月にデビューですって。

３両１編成　座席は2列＋1列
幅広のデラックスシート　一部はテーブルを備えたサロン席（３〜４人用）ツイン席（２人用）になっている
ホテルのラウンジをイメージした２号車のラウンジ車両にはバーカウンターがあり専属アテンダントが地元の特産品やスイーツ、ワイン、地酒などを販売する

これは楽しみな車両だ。

復路は疲れたので特急を利用した。
スルッとKANSAI 3dayyチケット利用なので
壺阪山〜吉野　清算金　４３０円
特急券 ５１０円
を別途支払い。

特急車両で缶ビールをぷは〜とごくごくしながら帰った。
花見のあとのビールも最高だ。

そして、神戸空港からスカイマークに乗り帰宅する。

今回はリピートありの温泉に出会えた。
京都の天翔の湯と宝塚の宝乃湯だ。

京都　神戸　奈良　いろいろな桜も楽しめた。
その中でも圧巻は、やはり吉野の桜だった。
次は上千本、奥千本の景色も見てみたい。

おしまい

この旅行記へのコメント （4）

• 旅猫さん 2016/04/29 08:39:07

  吉野の桜

  kodeyanさん、こんにちは〜
  
  吉野の桜を観に行かれたのですね！
  あそこの桜は、やはり天下一だと思いますね。
  訪れてから、もう２年も経ってしまいました。
  でも、未だに忘れることはできません。
  
  あの最古のロープウェイからの景色もなかなかですよ。
  ぜひ、次回は乗ってみてください。
  吉野山中で泊まれば、朝の静かな景色も観られますので。
  
  旅猫

  kodeyanさん からの返信 2016/04/30 10:04:18

  RE: 吉野の桜

  旅猫さん　こんにちは
  
  旅猫さんの旅行記も拝見しました。
  やはり宿泊すると、いいですね。
  宿の部屋から桜を望むなんて最高じゃないですか。
  
  > あの最古のロープウェイからの景色もなかなかですよ。
  > ぜひ、次回は乗ってみてください。
  
  そうですね、次回は乗ってみないといけませんね。
  
  > 吉野山中で泊まれば、朝の静かな景色も観られますので。
  
  宿泊したら日の出から日の入りまで
  日がな一日想いのままにぶらりぶらりできますもんね。
  素敵な景色に出会えそうですよね。
  
  （Ｖ）｡｡（Ｖ） ｋｏｄｅｙａｎ
  
  

• カスピ海さん 2016/04/24 19:19:35

  いまが盛りの吉野の桜

  kodeyanさん
  
  こんばんは
  吉野の桜、最近は見に行けないのですが、こちらで拝見して、
  かぐわしい香りに包まれたようです。ありがとうございます。
  
  > 吉水神社境内から見る桜景色。
  > 「一目千本」と呼ばれる絶景である。
  
  秀吉が見たと案内板があるところでしょうか。
  秀吉は醍醐の桜だとかなかなか鋭いポイントついていますよね。^^
  
  私も、吉水神社から見る桜がものすごく好きで、
  視界に収まらなくて、こう、カメラで何回かに分けて撮るように、視野を、分けて見る感じが、
  ２、３年分、花見したな〜　と目から花見注入のように思います。
  
  さすがに、吉野ですね。早朝なのが、またいい。
  そして、蔵王権現、御開帳ごらんになられたのですね。迫力ですよね。
  私は、山形の蔵王に行った時、蔵王、って呼び捨てにしてていいのだろうか、と何度も自問しました^^

  kodeyanさん からの返信 2016/04/25 07:18:17

  RE: いまが盛りの吉野の桜

  カスピ海さん　こんにちは
  
  四月頭の催花雨のお蔭なのか、
  すごい、すごいとは聞いていましたが一生忘れられない景色を
  見ることができました。
  改めて、日本ってなんて美しい国なんだろうと思いましたよ。
  
  > 私も、吉水神社から見る桜がものすごく好きで、
  > 視界に収まらなくて、こう、カメラで何回かに分けて撮るように、視野を、分けて見る感じが、
  > ２、３年分、花見したな〜　と目から花見注入のように思います。
  
  ほんと、ほんと。
  あの景色は唯一無二かもしれませんね。
  超広角レンズでも収まりきれないほどでした。
  
  > そして、蔵王権現、御開帳ごらんになられたのですね。迫力ですよね。
  
  たしかに、すごい迫力でした。
  相撲の升席のような感じで目の前で対面できる一画が数か所あったのですが
  ひとりで占領しちゃ悪いと思い遠慮してしまいました。
  エコバッグもお札もいただけてありがたいことです。
  
  メッセージありがとうございました！
  
  （V）｡｡（V） kodeyan