2016/04/10 - 2016/04/11
114位(同エリア504件中)
カスピ海さん
仙台から電車の待ち時間を利用して、多賀城へ行きました。蝦夷総督府跡、ここに赴任する武官を征夷大将軍と呼ぶ。
<旅程>
【1日目】4/10(日)
関西空港T2 7:20 →仙台空港8:40 (ピーチ)
仙台空港駅 9:13→ 仙台駅9:38・9:46 →国府多賀城駅9:59 史蹟見学 10:48 → 仙台11:05・11:18 →山寺駅 12:15 昼食と山寺立石寺拝観登山 14:57 →山形 15:17(JR)、15:20 →蔵王温泉バスターミナル 15:57(山形交通バス) 上湯温泉入浴と散歩 18:40→山形駅19:25(山形交通バス) 夕食と花笠音頭鑑賞 20:43→福島 21:53(JRつばさ) 福島 泊
【2日目】4/11(月)
福島 8:35→宇都宮 9:17 (JR東北新幹線) 9:32→日光 10:21(JR) 日光東照宮など観光 14:19→宇都宮 15:01(JR) 餃子のおやつ 駅前15:40→成田空港第3ターミナル 18:10 (高速バス)
成田T3 20:20(25分遅れ)→KIX T1 21:50(22:10着) (ジェットスター)
<主な旅費>
航空券 Peach・Jetstar Japan 11000円
宿泊 リッチモンドホテル福島駅前(4travel経由じゃらんで) 6000円
現地交通
JR 830円/1140円/240円/3190円/6260円/760円、
バス 蔵王-山形 1000円×2、日光駅-観光地 490円、宇都宮-成田空港 4000円
拝観料 立石寺 300円、日光東照宮+宝物館セット券 2100円、二荒山神社庭園 200円、大猷院廟 550円
蔵王温泉上湯 200円 飲食 約8000円
いにしへの歌枕は、こんなにいいところだったとは。東北の人がこんなにいい人だったとは。知るも知らぬも白河の関。
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩 Peach ジェットスター
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
PR
-
朝、ピーチで仙台空港へ着いて、エアポート線と電車を乗り継いで、国府多賀城へ来ました。
駅から左方向へ歩いて、史蹟公園へ。駅前に案内所があり、行き方の地図をくれた。
レンタサイクルがあるという記事も見たのですが、わからず、走っていくことにしました。アップダウンがほぼ半分をしめる道順なので、自転車でない方が正解と思います。(この旅、走らないと乗り継げない箇所が2カ所あり。。) -
看板が要所要所に出現。駅から徒歩10分で多賀城碑という奈良時代の石碑、さらに徒歩5分(登り)で多賀城政庁跡です。
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駅からすぐのマウントも遺跡のよう
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官舎跡なんだって。奈良時代の
「四面に廂が付く格の高い建物」は公邸かな -
春の日のうららかなかんじ
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丘の野の小径を登ると
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石碑があるけど、これじゃなくて、
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丘を少し下ったお堂のなかに入っている、こちら
多賀城碑 (壷碑) 名所・史跡
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覆い屋は近世に建てたそうですが、なかのは、奈良時代の石碑です
西 と書いてありますが、南にあるんだって。
東西南北4つ石碑があったのかと思いましたが、1つだけだということで、埋まっていたので状態がよいそうです。
内容は、京や蝦夷・常陸・下野・靺鞨 各国からのおおよその距離、造営した人と年、改修した人と年が書かれてある。天平宝字六年十二月一日 (762年)
東のはてまで領土にしちゃって多賀城建てたよ、とりあえずGo East 東征コンプリートを誇らしく叫びたい碑に見えました。西への延長線上には平城京があり、太宰府があり、西安がある。律令国家統一化政策完了
字体は緊張感のある字だけれど、中国の慣例に習っているようだけど、やっぱり日本人が一生懸命彫ったかんじが伝わってきて、うるうるきました。ここまで我が防衛ラインが到達した碑
これの拓本が買いたい。 -
サイドにまわってみてびっくり。
石碑のかたちが、、、餃子を直立させたような、立った三日月のような、こんなだったのです!
(芭蕉はそんなこと言ってなかったぞ。)
贔屓とか亀に乗せるのは隋唐でしょ、でも、いにしへの我が国は、こうですから、と多賀官僚に言われた気がした。あえて、この形。なんだかおもしろいです。 -
南門があったそうですよ。
多賀城的朱雀門
もちろん西門、東門もあるけれど、北門はない。
なぜならば、ここより北方は蝦夷地。攻めて来る場合もあるかもしれない。オープンにするわけにはいかない。
それで、多賀城に赴任するトップは、代々ずっと武官。そういえば台湾の総督府も、最初の頃の総督は、全員軍人と言っていました。こちら、役職名を征夷大将軍という。天皇の任命。もとの意味から東を守護する武士のトップの意味合いに変わっていくのですね。 -
直進して、城内へ
途中、道路で分断されますが、問題ないです。だって、本家の平城京跡なんて、電車が走っているんですよ。
マウントになっていて上り坂になっていて -
石段も登ると
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多賀城政庁跡
多賀城政庁跡 名所・史跡
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わかりやすいように赤っぽい地面にしてくれているのかな。優美な印象。いいアイデア! 石が柱あと
奥の畝は、おそらく和風城壁土塀の基礎部分 -
建物前には石の庭があります
パティオ兼オープンテラス オフィス
防衛のかたわら、万葉集や和歌集と歌枕タイアップを企画したり、後世の芭蕉をよびこんで例の紀行文にかかせるためのトラップをいっぱい仕掛けた。東北(旧国名 出羽+陸奥)の首都 -
奥に一段上がった場所が正殿の建物。多賀城的征夷大将軍執務室
ボランティアの解説の人たちがいらっしゃって、説明をしてくれます。手描きの絵があったり、古代史を愛している様子は、奈良の飛鳥などと同じ。私は奈良時代へ旅していると思って、わくわくしながら、南の庭を向いて、腰掛けて聞きました。綺麗なパンフレットもくださって、ありがとうございます。 -
奈良っぽい
無理に復元しないところが、いいと思います。 -
後ろにも建物がひとつあったようです。
高台で少し見渡せるのと、風がいい感じに吹く。いい気が満ちているところに思えました。もともとそういう場所を選んだのかな
南側には条里制の市街地が広がっていたそうです。長安の法則に沿ったまちづくり。だいたい大雁塔の位置、東南に寺もあったそうです。(多賀城廃寺跡) -
桜が満開で、お花見ピクニックに来ている家族連れなど、ほんとうにいい場所に思いました。
-
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私もすこしお花見
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西安のよいところを取り入れて造った平城京の、いいところを持って来た多賀城だから、よいところに決まってますよね。
来てよかったです。 -
猛ダッシュで駅に戻ると、そんな焦らなくても電車まだ来てないですよ、と駅員さんのリアクション。^^;汗
ホームから見えるところに古民家が。絵に描いたようなおうちで、たのしそうです。行ってみたかったな。
自販機でお茶を買って、仙台へ戻ります。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ムロろ~んさん 2016/04/15 13:59:53
- いざ東北へ(^o^)丿
- カスピ海さん
こんにちは、ムロろ〜んです。
東北へ行かれた旅行記を拝見しました。
走りつつこけずに(←一応、それが心配(;^ω^))何とか旅できて何よりでした。
多賀城は今は山?みたいな状態になっているのですけれど、昔はきちんと都市として栄えていたのではないかと思えますよね。
基礎の部分からそのように漂わせる雰囲気があります。
この旅の計画もきちんとされていて読み手に取って分かりやすくて助かりました。
(特に旅程と費用がきちんと記載されている面)
でも2日かけて4日駆け回った旅もまたスケールでかいとも思ってしまいましたよ。
ムロろ〜ん(-人-)
- カスピ海さん からの返信 2016/04/15 22:54:36
- RE: いざ東北へ(^o^)丿
- ムロろ〜んさん
こんばんは。旅行記見てくださって、コメントも頂戴しまして、ありがとうございます!
> 走りつつこけずに(←一応、それが心配(;^ω^))何とか旅できて何よりでした。
って、そういう展開を望んでましたね^^ イケナイお人だ
> この旅の計画もきちんとされていて読み手に取って分かりやすくて助かりました。
> (特に旅程と費用がきちんと記載されている面)
ありがとうございます。
今回、むっちゃレシートを保管しました。^^
これは、走らないといけない箇所があって、旅程として成立しているか疑わしいのですが、やってやれなくはないということで。
あと山形と日光に続きます。日光に行ったので、これでようやく「結構」と言える^^
ほんとうに旅っていいなあ、とこころから思います。
それより、ムロろ〜んさんの弾丸旅も恒例で、ベトナムの次はどこへ?
楽しみです。
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