2016/04/10 - 2016/04/10
275位(同エリア747件中)
ころたさん
千葉県まで春のドライブ。印西市にある吉高の大桜を見てから、水郷佐原でノスタルジーに浸る。いずれも見ごたえ十分で楽しめた。
吉高の大桜は樹齢300年、幹の太さ7mという一本桜。畑の中にどっしりと咲く山桜だ。
そこから車で30分ほど走って、香取市佐原に着く。江戸後期から栄えた街並みがそのまま保存されている。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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実は前日までの計画は、山梨県北杜市の山高神代桜であった。でもね、毎度毎度寝坊して出発が遅れる我が家用に、次点候補を用意しておいた。それが吉高の大桜。
吉高の大桜 花見
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4月第2日曜日。なぜだか高速はすいていて、町田横浜から東関道佐倉ICまで約1時間半。車は近隣の印旛中央公園の駐車場に無料で停められる。心配していた駐車場渋滞も10分程度で無事入れた。
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ただし、そこから大桜までの遠いこと! 歩いて約20分を要す。
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途中、京成線のスカイライナーをまたぐ陸橋を渡る。
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地元では桜まつりと称して、露店のテントを開いていた。おなじみの焼きそばとかお餅とか、民芸品なんか。
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そうか、ここはもう利根川の最下流部なんだね。海はすぐそこだ。
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素朴な石碑を右手に農道を進む。
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これから桜に向かう人、見終わって帰ってくる人の波が絶えない。
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畑の周りにも桜が咲いている。ソメイヨシノはもう散り始めていた。
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20分ほど歩くと、畑の向こうにこんもりとした桜の巨木が現れた。これが吉高の大桜だ。
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遠くからでもその威容が感じ取れる。思わずシャッターを切る。
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大桜は畑の外れ、森の端に位置している。手前の菜の花とのコラボもいい。
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満開をちょっとだけ過ぎただろうか。ヤマザクラの見ごろは2,3日しかないらしい。
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それでも見事な咲きっぷりだ。
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吉高の大桜は市の天然記念物となっているヤマザクラで、樹齢300年。幹の太さ7m、枝張25mの堂々とした大木だ。
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イチオシ
小高い台地の上にウッドチップを敷き詰めるなど、大事にケアされている。
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所有家の氏神様として祀られているとのこと。
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隣に咲くハナモモも美しい。
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イチオシ
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近隣の農家では採れたて野菜を即売。大根1本100円也。
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農家のおばさん、こんなもんを作っていたよ。
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散った桜の花びらが水たまりの跡に残した花びらリング。
大桜も見たし、大根も買ったから、戻ってお弁当にしよう。 -
お弁当は駐車場のある印旛中央公園で。ここの桜ももう終盤戦。
お弁当を食べたら、次の目的地、佐原に向かう。 -
佐原までは車で30分ほど。菜の花に縁どられた利根川べりを走る。
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佐原に到着!
まずは八坂神社へ。ここには秋の大祭りで曳きまわされる山車会館がある。水郷佐原山車会館 美術館・博物館
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あったあった。でも入場料400円なんで、やめた。
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神社の境内で一人ギターを弾く若者。いいねぇ、人も風景も40年くらいスリップしている。
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この神社、境内に琴平神社やら大山阿夫利神社やら豊川稲荷やらの分祠があって、さながら神社の見本市。御利益がめちゃめちゃあるのやら、まるでないのやら・・・
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さあ町を散策しよう。佐原の古い町並みは小野川沿いと香取街道沿いに連なっている。小野川沿いの街並みは500mほど、香取街道を含めて歩き回っても2?くらいの散歩道だ。
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どの建物も江戸末期から明治にかけての家だ。もちろん新しい家も建っているが、街並みの雰囲気を壊さないようなデザインになっている。それって大変なことだよね。
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小野川には観光船が行き来する。
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イチオシ
おばちゃん船頭さんはとっても似合うのだが、残念ながら華麗な竿さばきではなく、エンジンさばきを見せてくれる。
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スワンボートはいらないな。
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スパゲッティ屋も古民家の中。
ワーズワース 佐原店 グルメ・レストラン
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この旅館は現役営業中です。
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一度泊まってみるのもいいかもしれない。
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こちらは和紙などを扱う、並木仲之助商店。佐原の街は町全体が博物館のようになっていて、店の人たちも店内を見ることを歓迎してくれる。
並木仲之助商店 専門店
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和紙製の小物やお香がシックに並ぶ店内。お店のおじさんも親切だった。
並木仲之助商店 専門店
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ここは忠敬橋のたもとにあるお土産や、中村屋商店。
中村屋商店 名所・史跡
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隣接する蔵も店になっている。
中村屋商店 名所・史跡
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ここらで一休み。香取街道沿いの「いなえ」という甘味処へ。
いなえ お土産屋・直売所・特産品
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クリームあんみつ 760円かぁ。ちょっと高いが、まぁいいか。
いなえ お土産屋・直売所・特産品
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ここも蔵がショップになっている。
いなえ お土産屋・直売所・特産品
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クリームあんみつは普通だな。と言う事は、760円はちとお高い。観光地価格だな。
いなえ お土産屋・直売所・特産品
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香取街道をもう少し歩くと、造り酒屋の馬場本店がある。
馬場本店酒造 専門店
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日本酒はもちろん、観光客にはみりんが評判とのこと。買わなかったけど。
馬場本店酒造 専門店
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香取街道をそれて小野川に戻っていこう。観光地を逸れても古い家並みが目立つ。
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観光船はここから出ているんだぁ。
伊能忠敬旧宅 名所・史跡
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橋を越えると伊能忠敬の旧宅がある。入場無料。
伊能忠敬旧宅 名所・史跡
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伊能家は佐原の造り酒屋であり、忠敬の代には現在の貨幣価値で1億以上の売り上げがあったという。
伊能忠敬旧宅 名所・史跡
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忠敬は五十を過ぎて隠居してから、測量の勉強をはじめたと言う。
これは今でいう六分儀。伊能忠敬旧宅 名所・史跡
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伊能忠敬旧宅 名所・史跡
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忠敬宅(早口言葉みたいだな)の前に樋橋が掛かっていて、1時間ごとに水が落ちる。この橋は江戸時代に川の両側に広がる田畑に水を通すための水路橋だった。
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水が落ちている間は船、通れないよね。
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おばちゃん船頭さん、歓談中。
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忠敬宅の向かい側に伊能忠敬記念館がある。
伊能忠敬記念館 美術館・博物館
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入場料500円。
伊能忠敬記念館 美術館・博物館
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伊能忠敬は55歳から15年以上、日本を測量して回った。その地図の正確さは、今の衛星写真にぴったりと重なるほど。
伊能忠敬記念館 美術館・博物館
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館内には測量に使った道具や文書等、多くの国宝が展示されている。残念ながら撮影禁止だが、佐原に行ったら一度は立ち寄りたい。
伊能忠敬記念館 美術館・博物館
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そろそろ帰りに向かおう。
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観光船ももう店じまい。
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香取街道を歩いて駐車場に向かうと、旧三菱銀行佐原支店が。大正初期の建物で、今は市のギャラリーになっている。
佐原三菱館 (佐原街並み交流館) 名所・史跡
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裏道に入ると地元の山車の保管庫が開いていた。近づいて話を聞くと、4月24日に全ての山車が町中を練り歩くイベントがあると言う。香取市の10周年イベントで、すべての山車が曳きまわされることは稀らしい。
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駐車場の直前で気が付いたのだが、佐原の町名(番地?)はイロハで表すようだ。ここの住所は「佐原イ」。
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帰り道は混むだろうけど、急ぐ旅でもない。ゆっくり帰りましょ。
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