2016/03/31 - 2016/03/31
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funasanさん
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パトンビーチのホテルに4泊した後、早くも帰国の日を迎える。幸い妻の胃腸風は急速に治ってきており、帰国便のビジネスクラスでの飲食は楽しめそうである。
この日はプーケットにロングステイしている友人夫妻にホテルまで車でピックアップしてもらい、シャロン湾でのランチ、友人の滞在先のホテル訪問、そして最後はプーケット空港までの送迎等、至れり尽くせりのサポートをして頂いた。今回は体調イマイチの妻同伴だったので感謝、感謝である。
写真:タイ航空の『ロイヤル・オーキッド・スパ・ラウンジ』
◎私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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3月31日(木)午後5時、プーケット空港のチェックインカウンターでチェックインを済ませ、タイ航空のビジネスラウンジ(写真)に急ぐ。
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驚いたことに、室内(写真)は空席なしの満員状態だ。最初は夫婦別々の席に座る。しばらくして席が空いたので、2名席を確保する。
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このラウンジはあまり広くはなく込み合っているのであるが、2ヶ所に誰も座っていない場所があった。表示を見てみると「ファーストクラス専用席」(写真)とある。
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ファーストクラス専用席に黙って座る勇気は私にはない。さて、午後のティータイムだ。何があるか物色する。
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まずは定番のサンドイッチ(3種類)。妻は少しずつではあるが食べれるようになってきている。
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暖かい点心類(写真)もある。人間誰しも最悪状態から脱して良くなってくる時、喜びに溢れる。彼女はニコニコ顔で料理を見て回っている。
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タイはフルーツ(写真)が豊富だ。甘くておいしい。
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それらを取り揃えて私の「アフタヌーン・ティー」メニュー(写真)を作る。サンドイッチ、チャーハン、春巻き、フルーツ、そして、最後は甘いマフィンと紅茶、優雅なラウンジ飲食がはじまる。妻は少量ずつであるが「美味しい、美味しい」を連発しながら食べていく。同じ料理を食べても私とは感動が違うようだ。
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人間、時には「地獄に落ちる」ことも必要だ。地獄に落ちた時、普通に生活(飲食)できる素晴らしさに気がつく。それ故、断食道場は心身のリフレッシュに意味がある、と思うのであるが、私はやらない。「No thank you」だ。
写真:パソコンコーナー -
午後7時発、バンコク行きTG218便に搭乗する。機種はエアバス330でビジネスクラスの座席配置(写真)は横2-2-2の6席である。
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プーケットに来た時と同じ機種で足元(写真)が広くリクライニングも深い。タイ国内線としては十分合格である。さらにスタッフから今年中に新機種にグレードアップするとのこと、Goodである。
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離陸前のウェルカムドリンク2種類、写真右がオレンジジュース。左側のジュースが非常においしかったので笑顔のいい男性スタッフに質問してみた。
私「これは非常においしい。何という名前のジュースですか?」
彼は知らなかったようであるが、仲間のCAに聞いて「tamarind」とメモして私に渡してくれた。 -
そのタマリンドジュースが非常に美味しかったので彼にお代わりをもらい、さらにビジネスクラスの機材やサービスを褒めておいた。
プーケットからバンコクまでわずかなフライトであるが機内食(写真)が出てくる。タイ料理でスパイシィーなので少しだけにする。 -
午後8時半過ぎにバンコクに到着。驚いたことに、機内から出る時、先の男性スタッフが我々に1リットル入のペットボトルを「お土産だ」と言って渡してくれた。タマリンドジュースだと言う。
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ありがたく頂戴したが、スーツケースは既に機内預けでバンコクではトランジットだけである。日本への帰国便の搭乗で液体物持ち込みの説明に面倒なのでトイレに流してしまった。(ゴメン!気持ちだけ頂く)
タイ航空が誇る「ロイヤル・オーキッド・スパ・ラウンジ」(写真)に急ぐ。 -
我々の搭乗ゲートを確認した後、コンコースD1近くにあるスパ・ラウンジ(写真)を探す。受付でタイ航空のビジネスクラスの搭乗券を見せると何も問題なく中に案内された。
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室内は静寂で高貴な雰囲気(写真)が漂う。まさに高級スパハウスである。このスパ・ラウンジはタイ航空のファースト・ビジネス客のみが入れる専用ラウンジで他の星組(スターアライアンス)のファースト・ビジネス客はダメである。
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ここで30分のマッサージを受けるのである。勿論、無料だ。若い女性スタッフが聞いてくる。「首&肩のマッサージ」がいいですか?それとも「フットマーサージ」?
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我々2人とも「フットマッサージ」にする。まずは暖かいタオルで足・指を丁寧に拭いてくれてマッサージがはじまる。室内は適度にエアコンがきき、癒やし系の音楽が静かに流れる。
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30分なんてあっという間だ。夫婦共、大満足をしてマッサージを終える。終了した時、再びお姉さんが聞いてくる。
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彼女…「お茶は何がよろしいですか?」
私…「どんなお茶がありますか?」
彼女…「ハーブティー、ジンジャーティー、その他」
私…「それではジンジャーティーをお願いします」。 -
かくしてマッサージ終了後、別のラウンジに移り、ティータイムとなる。ラウンジにはお菓子類(写真)が揃えてあり適当に頂戴する。
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そして我々の極上のティータイム(写真)を過ごす。ここがバンコク「スワンナプール」空港の中とは思えない。この静けさと優雅さ、そして満足度は100点満点である。参考までにファーストクラスの客は1時間の全身(オイル)マッサージが受けられ、風呂まで入れる。
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スパ・ラウンジで1時間くらい過ごしてから通路の反対側にある「ロイヤル・シルク・ラウンジ」(写真)に入る。
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ここはタイ航空の主力ビジネスラウンジ(写真)で非常に広い。ところが無茶苦茶込み合っており2名で座る席がない。こんなことはじめてだ。
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このラウンジ(写真)はタイ航空だけではなく星組みのファースト・ビジネス客、さらにエコノミーでも星組みのゴールドメンバーは入室できる。よってフライトが集中する時間帯は非常に込み合う。
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しばらくすると席が空いてきたので夫婦仲良く2名席に移動する。ビジネスラウンジ(写真)は出発する飛行機の時間帯に合わせて乗客が入退室するので移動が激しい。逆に、しばらく待てば席が空く。
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広いラウンジの一角に「バーカウンター」(写真)がある。ここでアルコール類のオーダーができる。勿論、すべて無料だ。しかし、バーカウンターの場所が離れており見つけにくい。アルコール好きな人は要注意だ。
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一方、ラウンジの中央、誰もが食材を取りに来る場所にスープコーナー(写真)がある。スタッフが立っており、目の前で暖かいスープ(写真)を出してくれる。(お酒は目のつかない場所に隠してある?)
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暖かい料理も各種あり、それらを取り揃えて本日の私の「夕食メニュー」(写真)を作る。元気になってきた妻はちゃっかりバーカウンターからワインを調達してきている。病気回復、乾杯!
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今夜のフライトは深夜0時と遅く、機内では搭乗後すぐに寝る予定なのである。よって、ラウンジで本格的な夕食にする。サンドイッチを頂き、最後は甘いデザートとカプチィーノ(写真)で締める。
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そして搭乗時間までラウンジ(写真)で優雅に過ごす。このビジネスラウンジの味を覚えたら、もうエコノミーにはもどれない。
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さて、深夜0:05発、日本(中部国際空港)行きTG644便に搭乗する。往路と同じ機種のボーイング777である。シェル型座席でフラットシートになる。
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取り敢えず、ウェルカムドリンク(写真)だけ頂いて寝ようと思っていると、水平飛行に入ってすぐ何やら食事が(全員に)出てきた。
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勿論、「No thank you」と言って寝てしまえばそれでいいわけであるが…。もらえる物はもらっておこう!という庶民感覚で(予期せぬ)深夜食となる。
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笹の葉に包まれた食事メニューは何と「鰻(ウナギ)」だった。しょう油で味付けした餅米に鰻がのっている。最近、鰻なんか高くて食べたことがない。夫婦とも「ワーイ、ワーイ、鰻だ〜」と感動して食べる。うまい!
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コーヒーをもらいチョコレートとナッツのプチケーキを味わう。これも実にうまい。もう満腹状態だ。時刻は既に深夜1時をまわっている。後は寝るだけ。
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座席を出来るだけフラットにして「お休み体制」(写真)にする。年をとってくると深夜のロングフライトは体にこたえる。よって、ビジネスクラスの価値は深夜便に際立つ。
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3時間くらい熟睡したらもう朝食である。バンコクからの帰路は偏西風にのり1時間くらい短縮され5時間弱しかない。もっと乗っていたい〜。
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朝食のメインは3種類からの選択で、私は「鯛の唐揚げ茸餡掛け、ご飯、野菜の炊合せ」(写真)をもらった。
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妻は「海老真丈のおろしポン酢餡かけ、ご飯、野菜の炊合せ」(写真)を選択。お互いに分け合って両方とも味わう。Good。この他、通常の「アメリカン・ブレックファースト」もある。
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4月1日(金)日本時間の午前8時30、(時差2時間あり)予定よりやや遅れて中部国際空港に到着。優雅なビジネスクラス(写真)のフライトが終了した。プーケットへの旅の余韻を感じながら家路につく。(the end)
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