2016/03/27 - 2016/03/31
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funasanさん
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プーケット滞在のホテルはパトンビーチ中心に建つ高層ホテル『ロイヤル・パラダイス・ホテル&スパ』(写真)である。今回は妻同伴なので部屋からの眺めにこだわり、パラダイス・ウィング高層階(19〜20階)指定のデラックスルームにした。宿泊代金はキャンセル・返金不可で1泊1室12885円(税・サ込:エクスペディア予約)。2名の朝食付きなので、1人当たり6500円程度と比較的お安い。高層階にこだわらなければもっと安い「スーペリア・ルーム」もある。
◎私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり)
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パトンビーチ中心部を南北に走る幹線道路「ラット・ユー・ティット・ロード」から少し奥まった所に、悠然と建っているのが『ロイヤル・パラダイス・ホテル』(写真)である。パトンビーチ随一の超高層ホテルなので見失うことはない。
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ロビー(写真)は2階吹き抜けで開放感がある。値段の割には高級感が漂う。実は、私は2度目の滞在である。以前よりバージョンアップした感じがする。
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フロント(写真)には日本人スタッフが常駐しているので何かと便利である。チェックインの時、ロビーラウンジで使える無料のウェルカムドリンク券とホテル内施設の日本語による説明書をもらった。
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さて、期待を込めて部屋に入ると、アジアンテイスト漂う上品な客室(写真)が待っていた。Good,Good,Goodだ。客室面積は30?あり、夫婦2人で使うのに十分である。
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そして、問題の部屋からの眺めは…
我々の部屋は高層階指定(20階)のデラックスルームなので、バルコニー(写真)に出てみると驚きの絶景が広がる。「ワオー」である。 -
バルコニーからは眼下にパトンビーチの街並み、左遠方(東側)に青いアンダマン海が一望のもとである。いまいち海が遠いのが残念であるが、一応、オーシャンビューである。
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バルコニーから正面に小高い山とパトンビーチの街並み、眼下にはホテルの低層階のロイヤル・ウイング棟とガーデンプールが見える。
(注:建物が海に面して直角に建っているので全室がタウン側になっている。オーシャンフロントの客室はない) -
バルコニーから右側(西側)にも街並みが続いている。さすがプーケットで一番栄えているビーチだけあって、大きな町を形成している。
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バルコニーに立つと生暖かい風が吹いてくる。春になったばかりの寒い日本から脱出して常夏の島に来たことを実感する。
写真:ホテルのガーデンプール -
超高層ホテルのバルコニーから街並みを眺めていると、王様か貴族になった気分になる。体調不良の妻にとってこの眺めは最高のプレゼントである。
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部屋の中にもどろう。大きな木の扉を開くとバスルーム(写真)になっている。ここも結構広くて居心地がいい。
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バスルームの中であるが、格子戸を思わせる壁(写真)が和風の雰囲気を醸し出している。
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バスタブ(写真)も広くてよい。ただし、湯船にお湯を張る場合、水圧が低くてなかなかお湯がたまらない。また、水が少し濁っていて透明感に欠ける。
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しかし、ここはタイのプーケット、日本とは違う。少しくらいの不備は我慢しよう。バス・アメニティー(写真)も普通に備わっており、しかも、私の好きなバスローブもある。お湯も十分熱い。よって合格!
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バルコニーから夜のパトンビーチの市街(写真)を眺める。あいにく妻の胃腸風は意外としつっこく、すぐには治らない。
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パトンビーチ2日目、目覚めの朝!プーケットの西の山から朝日が上り空を薄赤く染めている。本来なら妻とシュノーケル・ツアーに行く予定であったが、それどころではない。
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午前7時、朝食レストラン「ココナッツ・コーヒー・ショップ」(写真)に行く。レストランが広いせいか、時間が早いせいか、お客は少なく、ゆったりした雰囲気で朝食ビュッフェが楽しめる。
参考:朝食の営業時間は6:00〜10:00 -
最初の朝は洋風メニュー(写真)で揃えてみた。普通の品揃えであるが私は気分がいいので美味しく感じる。和風メニューとして「おかゆとみそ汁」があったので、妻が恐る恐るトライしてみる。
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翌日の朝は中華風のメニュー(写真)にしてみた。肉と魚を入れた中華風スープ(醤油味)がうまい。焼きそば、チャーハン、野菜炒めもGood. 相変わらず妻は食べれない。
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最後は甘いデニッシュ、マフィン(写真)とコーヒーで締める。妻には申し訳ないが一人で全部平らげる。やはり、美味しく食事ができるということは素晴らしい。健康に感謝、感謝だ。
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朝食後はしばらく部屋で休憩し、午前9時頃から1人でガーデンプール(写真)に行く。妻は部屋のベッドでひたすら休養(読書・睡眠)である。
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客室数の多さに比べるとガーデンプールの規模が小さく、プールサイドのチェアー(写真)も少ない。よって、早いもの勝ちである。ここらが高級ホテルとの違いであろう。
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朝の光を浴びながらプール(写真)で泳ぐのは実に気持ちがいい。3月はまだプーケットの乾期で毎日晴天が続く。寒い冬の日本を脱出して(乾期のベストシーズンに)プーケットに避寒に来るのは非常に合理的である。
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毎朝、9時頃からプールで泳いでいたら、赤いパンツをはいた「おじいさん」といつも一緒になった。欧米系の顔立ちをした彼と2人でプールを占有することになった。
写真:子供用プール -
毎朝一緒になるので、プールの中で私から話しかけた。
私…「いつも一緒になりますね。何日くらいこのホテルに滞在しているのですか?」
彼…「8ヵ月だよ、8ヵ月。11月から6月まで。毎朝泳いでいるんだ。ワハハ〜」と言って泳いでいった。
写真:朝の静寂 -
70代近い老人に見えるがいつまでも水の中で泳いだり歩いたりして体を動かしている。元気な証拠だ。8日間ではなく、8週間でもなく、何と8ヶ月だ。信じられない。私はたった4泊のみ。違い過ぎる。
写真:プール横にあるジャグジー(残念ながら暖かくない) -
興味が湧いてきた私は次に彼に接近した時、さらに質問してみた。
私…「長期滞在の特別レートはあるんですか?」
彼…「勿論、しかし、秘密だ。」
そして、翌日出会った時、彼はこっそり教えてくれた。
彼…「私はこのホテルのオーナー家族の友達だ」
なるほど、そういうことか。
写真:プール前にあるロイヤル・ウイング棟1階のアラビア・インド料理レストラン『カサブランカ』 -
プールで泳いだ後は、お気に入りのチェアーに寝転がって休憩、その後は読書したり、仮眠したりと気ままに過ごす。これがとても心地よい。
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見上げれば、青空にパラダイスウイング(写真)が見える。観光旅行をせず、ホテルでのんびり過ごすリゾート生活もなかなかよい。横に妻がいないのが残念である。
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昼頃に部屋(写真)にもどってきて、妻の様子を見る。熱が下がり体調は良くなってきてるみたいだ。ただ、お腹がゆるいので何も食べれないと言う。
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客室には湯沸しポット、無料のボトルの水(2本/1日)、コーヒー・紅茶が用意されている。日本から持参したドリップコーヒーを煎れて軽いランチタイムにする。ホテル近くにコンビニ(セブンイレブン)があり、食料の調達には苦労しない。
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我々の部屋の反対側の客室バルコニーからの眺め(写真)。白亜の高層ビル「パトン・タワーコンドミニアム」が見える。私はかってここに1週間滞在したことがある。その時の旅行記は以下に詳しい。
http://www.e-funahashi.jp/abroad/thailand2/index.htm -
昼過ぎに1人でパトンビーチ(写真)に散歩に出かけてみた。3月下旬のプーケットは酷暑で暑い!ビーチを歩いていると汗がひたたり落ちてくる。
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強烈な直射日光が照りつけ、パラソル付きビーチチェアー(写真)など役に立たないほど暑い。よって、お客は少ない。私は早々にビーチから退散してホテルに帰ってきた。
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ホテルに一歩足を踏み入れればエアコンのきいた涼しい空気が出迎えてくれる。これは天国だ。ホテル24階には「スカイ・バー」(写真)があり、ここからアンダマン海に沈む夕日を堪能できる。ただし、残念ながら窓ガラスがかなり汚れている。
営業時間:昼11:00〜14:00 夜18:00〜23:00 -
スカイバーはオーシャンフロントになっているので、窓が綺麗ならこの眺め(写真)が楽しめる。
営業時間:昼11:00〜14:00 夜18:00〜23:00 -
スカイ・バーからさらに階段を上がっていくとホテル最上階(25階)になり、ここに中華レストラン『ザ・ロイヤル・キッチン』(写真)がある。
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パトンビーチに建つ最高の展望レストラン(写真)であるが、残念ながらここも窓が汚れている。妻が元気ならここでランチかディナーをとるのであるが…。
営業時間 昼11:00〜14:00 夜18:00〜23:00 -
特にすることがないので、午後3時頃からホテルのジム(写真)に行きトレーニングをする。ストレッチ、ジョギング、筋トレ、そして自転車。1時間半くらいでトレーニングを終了する。
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毎日同じ時間帯にジム(写真)に行くと、ある若いカップルに出会った。欧米系の顔立ちをしたハンサム青年と美女である。2人共しっかり鍛えられた美しいボディーをしている。
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毎日ジムで出会うので私から話しかけた。彼らはスペイン人だった。英語も普通にしゃべる。「2週間の休暇でタイに来ている」「中南米旅行が多いが今回ははじめてのアジア旅行」と言っている。
写真:ホテルのガーデン、睡蓮の花が咲いている。 -
数年前のギリシャ危機の時、スペインも多大な影響を受けたようなので、少し込み入ったことを聞いてみた。
私…今のスペインの庶民の生活はどうですか?
彼…皆んな、満足して生活してますよ。
私…生活は苦しくないですか?政治に不満はないですか?
写真:ホテルの仏様 -
彼…教育費は大学まで無料だし、医療費もタダなので生活に不満はないね。ただし、政治家の腐敗はひどい。
私…教育費・医療費が無料だったら税金は高いのでは?
彼…普通の人の所得税は20%、医療税?は20%
まるで、高福祉・高負担の北欧の国みたいだ。
写真:ロビーラウンジ -
旅先で偶然出会った見知らぬ外国人との会話が面白い。庶民感覚で「本当はどうなの?」とずばり聞ける。日本人の外国に対する固定観念が崩れていく。
写真:ロビーラウンジのケーキセット(150バーツ、約500円) -
スカイ・バーで夕日(写真)を見ていたら、妻がビーチに行きたいと言いだした。どうやらかなり回復してきたようだ。
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今日はもうサンセット(写真)には間に合わないので
「明日の夕方(元気なら)ビーチに行って、サンセットを見よう」
と約束する。 -
そして、ホテル滞在3日目の夕方、妻とパトンビーチ(写真)に行く。太陽は西に傾き、強烈な日差しはもうない。
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まだ、暑さが残り歩いていると汗ばんでくる。しかし、病弱な体にとって、この暖かい(少し暑い)気温はとてもいい。
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彼女はプーケットにきてはじめての外出で、とても嬉しそうだ。裸足になってビーチを歩いていく。しかも、どんどん歩いていく。
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真っ赤な夕日がアンダマン海を照らし、少しづつサンセットが近づく。
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妻は確実に元気を回復してきており、足取りもしっかりしている。ビーチを1時間くらい散歩して、近くにある巨大なショッピング・モール「ジャンセイロン」(写真)をまわってホテルに帰った。
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2時間くらいビーチと市街を散歩して私は結構疲れてしまった。しかし、病弱なはずの妻は散歩後も元気そうだ。疲れないのか?
写真:「ジャンセイロン」での美人コンテスト? -
それにしても不思議だ。彼女は日本出発以来、6日間くらいほとんど何も食べていない。固形物はなしで水のみ。それでも空腹感はあまり感じず、しかも元気そう。これは一体どういうことか?腹が減って飢え死にしないのか?
写真:日本料理レストラン「富士」 -
人間の体には60兆個もの細胞があるという。この細胞中のミトコンドリア内で脂肪を原材料に酸素を使って効率よくエネルギーを生産するのが「ケトン体回路」である。よって、ケトン体回路が発動すれば人間は食べなくても相当の期間生きれる。しかも元気に!
写真:刺身弁当(約450バーツ:税・サ込) -
人間の体は食物(特に炭水化物)を取らないでいると、糖質(炭水化物)を原料とする「解糖系エネルギー」から、脂肪を原料とする「ケトン体エネルギー」に変わるという。脂肪は飢えた時に使われる貴重な燃料である。
写真:夜のバングラ通り -
妻の体は6日間の絶食により解糖系からケトン体系に完全に変換されたのではないだろうか?結果的に断食(ファスティング)を実践し、解毒(デトックス)になった可能性もある。体の隅々にある不要なタンパク質や脂肪が燃焼され体の内部から綺麗になった?可能性がある。ともあれ、夫婦共に元気な体で日本に帰れそうである。
注:私は糖尿病でも肥満でもないが、健康のために1年前より「(プチ)糖質制限食」を実践中。
写真:夜のロイヤル・パラダイス・ホテル
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