遺跡に聖地、果てはインド洋へと。スリランカまったり一人旅③（ダンブッラの石窟寺院編）

2016/03/09 - 2016/03/10

スリランカ旅行3日目後半、アヌラーダプラからバスでダンブッラへ。
1時間半程の道のりはエアコンバスで快適移動。
ホテルへチェックイン後は早速ダンブッラの石窟寺院へ。
入場料がタダになっていたのにはビックリ！
スリランカの遺跡や施設の入場料はどこもバカ高だったんで。
石窟寺院は期待以上でスリランカのこの文化三角地帯ではマスト的な存在。
色んな辛い事に遭遇しただけに、いっぱいお祈りして来ました。

旅行記が後先になりましたが、
こちらはスペイン･モロッコ旅の2ヶ月前に行ったスリランカ旅の続き。
2編だけアップして放置していました。前の2編はこれ↓

①出発からコロンボ編 http://4travel.jp/travelogue/11109374

②古都アヌラーダプラで遺跡巡り http://4travel.jp/travelogue/11113282


3/07(月)関空→上海→コロンボ（コロンボ泊）
3/08(火)コロンボ→アヌラーダプラへ列車で移動（アヌラーダプラ泊）
3/09(水)アヌラーダプラ遺跡見学→ダンブッラ（ダンブッラ泊）
3/10(木)シギリヤ登頂→ダンブッラ→キャンディ（キャンディ泊）
3/11(金)ピンナワラの象の孤児園へ日帰り（キャンディ泊）
3/12(土)キャンディ→コロンボ→ゴールへと列車で移動（ゴール泊）
3/13(日)ゴール→インド洋のビーチ、ウナワトゥナへ日帰り（ゴール泊）
3/14(月)ゴール→コロンボからおんぼろバスで空港へ→
3/15(日)→上海→関空

エリア ダンブラ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

アヌラーダプラからの冷房の効いたバスは約1時間半後、
ダンブッラのメインストリートのバス停留所へお昼の2時半頃着く。

バスを降りるとここでもトゥクトゥク･ドライバーに囲まれる。
泊まるホテル名を告げると、ボッタクリ料金。数キロなのに400Rs(320円ほど）
段々スリランカのトゥクトゥク料金の相場が分かり始め、高いのが分かるように。

確かホテルから｢バス停に着く前に連絡したら無料送迎｣
ってメールが来てたなって思い出し、
トゥクトゥク･ドライバーにホテルの電話番号を伝えると、
交渉せずに何と無料でホテルへ。

ホテル側がトゥクトゥクと交渉してくれたようだ。

泊まったのはこのゲストハウス。Sevonrich Holiday Resort。
街中からは外れているが静かでアットホームな感じが良かった。

オーナーはメチャクチャ親切でずっと友達みたいに話していた。

東南アジアでは蚊に刺されっぱなしの私が、
この旅一度も蚊に刺されなかった。
この時期、ジカ熱とかって病気も蔓延しているようで、一安心。
蚊対策に日本から持ってきていた蚊取り線香は一切使わず現地に置いてきた。
日本の虫除けスプレーが強烈だったのかな？

ホテルはシャワー/朝食付きで1泊3200円ほど。

おさらい。この度のルートはこんな感じ。スリランカ初心者コースです。
コロンボからは時計周り+ゴール(ガル)です。

毎日の日課洗濯後は、早速ブラブラ。石窟寺院へ直行！
写真はゲストハウスからメインストリートまでの歩道。

スリランカでは何度も目にする光景。大木と祠。

スリランカの犬はどこでもこんな感じ。暑さでしまりがない。ほえてる犬なんて一匹も見ず。

ホテルから歩いて10分ほど、ダンブッラの石窟寺院へ到着。
寺の名前は黄金寺院。仏塔も金ぴか。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

仏塔を支えているのは、やっぱり象さん。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

黄金寺院の正面へ、ちょっとテーマパーク風ではあるが。
ここで最新ガイド本によれば1500Rsの入場料とあるので、
チケット売場を探すが見当たらないので、インフォで聞くと何と入場無料！
今まで値上がりはしょっちゅうの入場料。
いきなり無料って嬉しいわ〜。でもって写真フラッシュ炊き放題。
その内、撮影禁止になっちゃうんだろうか？

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

黄金色の大仏さんは座椅子に座っておられました。背筋、ピーン！

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

ここでもお猿さん達の出迎えがあります。
段々表情が愛らしく思えるようになってくる。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

お供えのお花、購入！100Rs(80円ほど)ってちょっと高く思ったけど、
お供えなのでここで値切る気持ちにはなれず。
入場料が無料になっていたので、太っ腹に。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

ず〜と坂道が続きます。
シギリヤの予行練習と思えばいいのですが、暑さで体がまいっています。
炎天下15分ほどず〜と上ると…。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

やっと石窟寺院の入口に到着！この手前で靴を預けて裸足で入場。
皆さんの旅行記で足の裏が熱い熱いとおっしゃってたのが、ここで初めて分かる。
本日のアヌラーダプラでは午前中の見学だったので、
私にとったら全然平気や〜っとたかをくくっていると、
午後からの見学は地面が沸騰状態で直ぐに石窟内へ避難する羽目に。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

1991年にユネスコの世界遺産に登録された石窟寺院。
岩山の頂に壁画や仏像が美しい5つの石窟が並んでいる。
こちらは第1窟デーラ･ラージャ･ヴィハーラ、意味は｢神々の王の寺｣

内部はかなり暗い。
フラッシュ無しでは壁画などは写らない。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

足の裏だけは何故か真っ赤。
スリランカでは仏像の足の裏を赤く染めるのが特徴だとか。

スリランカで毎日裸足で参拝したので、私の足の裏が暫くはカチカチに。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

フラッシュ炊いたら、石窟内の壁画も綺麗に写し出される。
石窟内ではフラッシュ炊いたり炊かなかったりと試行錯誤の連続。

スリランカでは最も保存状態がよい石窟寺院なんだって。
黄金寺院の周辺には、確認されているだけで80以上の洞窟があるとか。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

実際にはほとんど真っ暗に近かったんですが、
フラッシュの写真ではこんな鮮やかな世界が広がっていたんだと、カメラの液晶で確認する。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

こちらは第二窟。ダンブッラ最大の石窟で、奥に行くほど低くなる。
名前はマハー･ラージャ･ヴィハーラ(偉大な王の寺）

ダンブッラの黄金寺院の歴史は紀元前3世紀にまで遡るんだとか。
紀元前ですよ、紀元前！

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

壁画に天井画が素晴らしい。
仏像の前には献花台が設けられ、先ほど購入したお花を奉げます。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

第二窟の洞内には56体もの仏像が安置されているとか。
中国人の坊さんと信者さんがお経をあげていました。
坊さんに見覚えあり。もしかしたら、同じ中国東方航空でやって来た団体なのかも？

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

天井から湧き水が。ダンブッラとは｢水の湧き出る岩｣って意味なんだって。
この水は聖水で絶えずしずくが落ちているにもかかわらず、
減りもせず増えもしないとか。不思議〜。
この水を飲んだら病気が治るって信じられているんだとか。
このお水を持って帰って家族に飲ませてあげたかった。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

第二窟の石窟内の全体像。団体さんが過ぎるのを待つと、ひっそり静かに。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

第二窟内の見所は壁や天井いっぱいに描かれた壁画。
お釈迦様とその生涯に関連した絵画なんだとか。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

前が混雑してそうなので一旦石窟から回廊に出て、
外のお池に目を向けると睡蓮の花に癒される。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

第3窟だったか？18世紀後半の王が造られた新しい目の石窟。
第一窟から奥へ行くほど段々新しくなっているようです。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

約9mの寝仏もいます。上がフラッシュなし、下がフラッシュで。
肉眼ではほとんど上の写真に近かったような。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

期待以上のものが迫ってくる感じです。
修行のためにこんな洞窟にお寺を建てたのか？今や観光客で賑わっているなんて、
昔の人は想像もしなかったかと。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

最後の方の石窟だったけな？

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

この写真を最後に石窟寺院を後にします。いっぱいお祈りしました。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

こんな岩山の洞窟の中に石窟寺院はありました。
ここでやっと靴が履ける。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

景色が最高で、明日行くシギリヤ･ロックも遠くに見ることが出来ます。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

岩山を降りる途中、マンゴー買い食い。
最初100Rsと言われ、高いと思い断ると50Rs(40円ほど)でいいとか。
いきなり半額に下がるんかい？

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

漫画チックな黄金寺院を後にします。
ただ宿のオーナー曰く、1週間前にこの寺院の前でレイプ事件があったとか。
この時も入口付近で警官がパトロール中でした。
治安はいたって良さそうに見えますが、気を引き締めやんと。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

ホテルに戻るとホテルのオーナーから
ダンブッラのサンセット･ポイントへ行くかとお誘いがあり、
同宿のフランス人カップルと一緒に車で連れて行ってもらう事に。

目印の岩まで到着。
午前中はアヌラーダプラ、ダンブッラへ移動後石窟寺院とこの岩、
結構ハードな一日でした。
それにしてもこの岩、どこから落ちてきたのか？

あいにく雲が多く綺麗なサンセットを見る事は出来ませんでしたが、
景色は最高でした。

ドライゾーンのこのエリアですが、水資源は豊富そうです。

フランス人のカップルはストラスブールからの新婚さん。
スリランカの後はモルディブへ行くとか。
色んな国を旅行していると、他の旅行者の出身地を聞いて
｢行った！行った！｣と会話を始めるきっかけになり、この旅で多用する事に。
この後モスクワ出身のモデルのような美女やチェコはプラハ出身のカップルまで、
いろんな人と話をする事ができた。

ホテルは町の中心街から離れているため、前もって夕食を作ってもらうように、
お願いしていた。メニューはやっぱりライス＆カリー。
一番手前はバナナの花のカリー、緑はバナナのカリー、
にんじんやオクラのカリーはサラダ感覚。
ジャックフルーツとポテトのコロッケみたいなのも出てきて、
肉系はチキンカリーで白ご飯てんこ盛り。
全部は食べきれず。でもマイルドに味付けされていて、どれも美味しかった！
これだけで600Rs(480円ほど）

翌朝6時半起床。ホテルの敷地内にはツリーハウスが。オーナーの手作りだって。

7時に朝食を頂きます。シンプルですが。

昨日宿で頼んでトゥクトゥク手配。
ダンブッラ→シギリヤ(2時間待ってもらって)→ダンブッラのチャーター、
1500Rs(1200円ほど)。
バスでも行けるようなんですが、宿からバス･ターミナルが遠く、
結局トゥクトゥクを往復乗る事を考えたら、チャーターの方が楽チンって事で。
いざシギリヤへ。

シギリヤ編へと続く。

この旅行記へのコメント （2）

• るなさん 2016/07/31 09:51:16

  やっぱり難易度高い！！

  kayoちん、まいど〜
  スペイン＆モロッコが終わったと思ったら、着実に旅行記書き上げてるねぇ〜えらい！（笑）
  私なんてもう既に忘れかけてるわ、イタリア^^;書き留めておかんとホントあかんね。
  
  へぇ〜トゥクトゥクが無料になるよう交渉してくれるなんていいホテルだな。こういうのは有難いよね。
  
  ダンブッラの天井画、すんごいねぇ@@;
  仏像画がびっしり！！
  でも、真っ暗な中にいきなりデカイ仏像が見えたらぎょっとするかも(;'∀')
  
  kayoちんはいつも地元の方と上手に触れ合いながら安宿を満喫してるよね♪素晴らしい。
  私なんて貧乏なくせについしゃれっ気あるところ！なんて選びたくなっちゃうので、お値段も高くなっちまう。ポルトガル、リスボンは年末になるからどうしてもお値段が高いんだが、それ以前に設定が高めなんかな？って感じ。あまりピンっとくるホテルもない。（あっても高い）そんな中、ポルトでめちゃめちゃ気に入ったホテルが見つかって、一気にテンションが上がっちゃったよ（笑）ドロウ川沿いのアパルトマンに予約していたんだけど、思わずキャンセル！！だってお値段もお手頃でインテリアが最高なんやもん(^^♪あはは。
  
  あっ、ごめん。スリランカからズレてしまった( 一一)
  裸足になるのがめっちゃ苦手な私、なかなかハードル高しなスリランカだよ。カレーも暑さも克服せなあかんし、こりゃ色々腹をくくらんと行けないな（爆）
  
  るな

  kayoさん からの返信 2016/07/31 23:14:31

  RE: やっぱり難易度高い！！

  > kayoちん、まいど〜
  > スペイン＆モロッコが終わったと思ったら、着実に旅行記書き上げてるねぇ〜えらい！（笑）
  > 私なんてもう既に忘れかけてるわ、イタリア^^;書き留めておかんとホントあかんね。
  
  るなちん、毎度！
  スリランカ編は一人で周ったから意外とこれが覚えてるねん。
  ちゃんとメモしてたり。一人の時間が一杯あったからかも？
  相棒との一緒の旅は相棒にお任せしている所が多いんで、
  控えてなかったら直ぐに記憶から抹消。
  いつも詳細に記録しておこうと思うねんけど、これが中々最後まで続かん。
  飛行機乗り遅れた事だけは鮮明に覚えてるけどね。
  
  
  > へぇ〜トゥクトゥクが無料になるよう交渉してくれるなんていいホテルだな。こういうのは有難いよね。
  
  バスターミナルに着く前に連絡ってメールにはあったんやけど、
  バスに乗ってる時って何時着くかも分からんで、
  気が付いたら着いてたなんて事、あるやろ？
  家族経営の親切な宿で全6室ほどやったけど、満室やったよ。
  翌日もバスターミナルまで自家用車で送ってくれる親切度。もちろんタダで。
  
  
  > ダンブッラの天井画、すんごいねぇ@@;
  > 仏像画がびっしり！！
  > でも、真っ暗な中にいきなりデカイ仏像が見えたらぎょっとするかも(;'∀')
  
  旅行者が多いんで大丈夫！
  欧州のフレスコ画のスリランカ･バージョンってな感じ。
  よくもあんな暗い所で仏画を描いたもんだと感心したわ。
  
  
  > kayoちんはいつも地元の方と上手に触れ合いながら安宿を満喫してるよね♪素晴らしい。
  > 私なんて貧乏なくせについしゃれっ気あるところ！なんて選びたくなっちゃうので、お値段も高くなっちまう。ポルトガル、リスボンは年末になるからどうしてもお値段が高いんだが、それ以前に設定が高めなんかな？って感じ。あまりピンっとくるホテルもない。（あっても高い）そんな中、ポルトでめちゃめちゃ気に入ったホテルが見つかって、一気にテンションが上がっちゃったよ（笑）ドロウ川沿いのアパルトマンに予約していたんだけど、思わずキャンセル！！だってお値段もお手頃でインテリアが最高なんやもん(^^♪あはは。
  
  私の場合、一人の時は安宿の方が落ち着くんよね〜。予算も少ないし。
  他の宿泊者との交流やオーナーさんの親切心が直接伝わってくるんで。
  ホテル選びの基準って人それぞれ。自分が良いっと思った所で正解やで。
  私なんかはよく失敗もあるけど。こんなはずではなかったのに〜ってな。
  特に高いホテル。安いんだったら安いからしょうがないか！って
  直ぐに諦められるけどね。
  元々ホテルに重点を置かない人やけど、
  安宿の部類でもレビューがハイスコアを選んでるつもり。
  ポルトでそんな素敵なホテルを見つけたんだ！これは楽しみやね。
  ポルトガルってホテル代も比較的安かったような気がしたけど、
  年末年始はそれなりに上がるんだ！
  
  
  > あっ、ごめん。スリランカからズレてしまった( 一一)
  > 裸足になるのがめっちゃ苦手な私、なかなかハードル高しなスリランカだよ。カレーも暑さも克服せなあかんし、こりゃ色々腹をくくらんと行けないな（爆）
  >
  > るな
  
  裸足が駄目な人はソックスOKだよ。捨てても良いソックス履きの人も見かけたし。
  私は度エムかと思うぐらい自分に苦行を与えるのが好きなんで、
  (今までのナマッチョロイ自分の人生に渇を入れるためにも）
  ここは裸足でって、あえてソックス履かずに挑戦したけど、やっぱり熱過ぎ。
  私の後半の旅行記、ほとんどカレーは出てこず。カフェご飯ばっかり。
  カレー好きの私ですら3日続けば飽きてくるもんね〜。
  後半はサンドイッチやパスタ、完全カレー拒否状態やったよ。
  スリランカは暑いのはどうしようにもないけど、
  ホテルや食事に関してはお金を出せさえすれば、欧米並みの居心地さだよ〜。
  
  kayo