見渡す限りの梅花に魅せられ、東日本一の梅の郷・ぐんま三大梅林を訪う【前編】 ～蒼天の下に12万本の梅が咲き誇る「榛名梅林」へ～

2016/03/20 - 2016/03/20

梅花を求めて群馬県への旅｡｡｡

ここ数年、春を告げる恒例行事として観梅の旅へ出かけているのですが、今年はまだ満足のいく光景に出会えずじまい。
もう３月も下旬ですが、どこかいいスポットがないかと物色してみると、「ぐんま三大梅林」と称される大規模な梅林があって、なんとかギリギリ咲いている様子。
そこで今回は、その「ぐんま三大梅林」のうち「榛名梅林」と「箕郷梅林」の２つの梅林を訪れてみることに。

最初に訪れた「榛名梅林」には、なんと12万本もの梅が栽培されていて、蒼天の下、咲き誇る白梅と榛名の山々とのコラボによる雄大な景色を一望するとともに、圧倒的な規模の梅林の中をゆっくりと散策することができ、もう心ゆくまで梅花を楽しむことができました♪

こんな大規模な梅林が３つもあるなんて………群馬恐るべし｡｡｡

【 旅の行程 】
・東京駅 ～ 高崎駅 ～ 榛名梅林 ～ 箕郷梅林（蟹沢会場）

【見渡す限りの梅花に魅せられ、東日本一の梅の郷・ぐんま三大梅林を訪う】
・旅行記後編 ～雲海のごとく梅花が埋め尽くす「箕郷梅林」＆難攻不落の名城・箕輪城跡へ～
　http://4travel.jp/travelogue/11118581


【 観梅の旅 】
・勇壮な山伏が集い、燃え盛る焔が天に昇る・・・早春の高尾山散策へ♪ ～高尾梅郷梅まつり、高尾山薬王院参詣＆高尾山火渡り祭～
　http://4travel.jp/travelogue/11113290
・早春の熱海温泉そぞろ歩き【後編】～早咲きの梅と桜のコラボレーション♪　2015 熱海梅園梅まつり ＆ 糸川桜まつり～
　http://4travel.jp/travelogue/11098646
・（思いがけず）早春の相模路をぶらりゆく旅【１】～4,000本の梅花が春を告げる…「2014 湯河原梅林・梅の宴」へ～
　http://4travel.jp/travelogue/10867509
・古都京都の四季をゆく・早春編【４】～菅原道真公も愛した、梅の馥郁たる香りに包まれる北野天満宮へ～
　http://4travel.jp/travelogue/10770831
・偕楽園と弘道館の梅に酔う～2012「水戸の梅まつり」と水戸城下街散歩～
　http://4travel.jp/travelogue/10655518

エリア 榛名・吾妻(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 交通手段: レンタカー 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

〔 東京駅 〕

日曜日の朝、旅の出発はいつのも「東京駅」から。

先週の日曜日に「高尾山」を訪れて「高尾梅郷梅まつり」を観てきましたが、ちょっと消化不良気味だったので、急遽今週も観梅の旅へ♪
どこかいいスポットがないかな〜と開花情報を物色してみると、群馬県に「群馬三大梅林」と称される大規模な梅林があって、なんとかギリギリ咲いている様子。

ということで、さっそく上越新幹線に乗り群馬県の高崎駅へと向かいます。


・勇壮な山伏が集い、燃え盛る焔が天に昇る・・・早春の高尾山散策へ♪ 〜高尾梅郷梅まつり、高尾山薬王院参詣＆高尾山火渡り祭〜
　http://4travel.jp/travelogue/11113290

〔 高崎駅 〕

１時間たらずで、群馬県の玄関口「高崎駅」に到着。

今回はじめて知ったんですが、群馬県は古くから梅の産地（生産量は和歌山県に次ぐ全国２位）になっていて、なかでも西上州には「ぐんま三大梅林」と言われる安中市の「秋間梅林」、高崎市の「榛名梅林」・「箕郷（みさと）梅林」の３つの梅林があります。

ここからレンタカーでその「ぐんま三大梅林」を巡っていきますけども、最初に言っておくと、３つのうちちょっと離れている「秋間梅林」には行かない予定です｡｡｡

高崎駅 駅

〔 榛名梅林 〕

最初にやってきたのが、“烏川”の南岸に位置する「榛名梅林」です。
事前にチェックしたところ、「榛名文化会館エコール」という施設の駐車場が臨時駐車場になっていたので、ここに車を止めました。
アクセス的には、「高崎駅」から車で30分くらいの場所になります。

梅林の中心を目指して歩いてゆく途中、道の両側にすでに梅林が☆
これはかなり期待できそうデス。

（榛名梅林の風景①）

斜面に沿って続く上りの道をものの10分弱も進んでゆくと、榛名梅林の見晴台兼無料駐車場に到着。
まだ９時半過ぎと時間が早かったためか駐車場がけっこう空いてますね………ここに止めた方がよかったな｡｡｡

ちなみに１軒だけですが出店なんかもありました。

肝心の見晴台からの景色はというと、ご覧のとおりた〜〜〜くさんの白梅が咲き誇る梅林を見下ろせ、遠くには榛名の山々もセットで眺められるというスペシャルなもの♪
この春ならではのコラボは壮観ですね〜。

（榛名梅林の風景②）

少し向きを東側にした絵。
ちょっと梅とかぶって分かりづらいですが、左手の円形の屋根が特徴的な建物が、車を止めた施設です。

（榛名梅林の風景③）

梅林を上から見下ろすとこんな感じ。
ここの梅はほとんどが白梅のようですね。

反対側は、こちらも斜面に沿って梅林が続いています。

（榛名梅林の風景④）

のぼりの文字が逆で恐縮です（笑）

ここ「榛名梅林」を中心に榛名地域全体でおよそ12万本もの梅があり、その栽培面積は約400ヘクタールにもなるそうです。

見晴台といっても特段何か観光用の（ヘンテコな）施設があるわけではなく、自然のままに梅林と榛名の山々の雄大な景色が一望できるのがいいですね。

ではここからさらに奥の梅林へと進んでゆきます☆

この青空だと白梅もいっそう映えますね〜。
まさに絶好の観梅日和に。

（榛名梅林の風景⑤）

（榛名梅林の風景⑥）

お、ここからも榛名の山々が望めるな〜。

貴重な紅梅とのコラボで１枚パチリ♪

（榛名梅林の風景⑦）

う〜〜〜、よくよく見てみると、花が散ってしまっている木もちらほらあるかな〜と。
開花状況としては、もう１週前の方が満開に近かったかもしれませんね。
まあこれだけ咲いていてくれていれば、十分に楽しむことはできますが。

（榛名梅林の風景⑧）

それにしても、梅の木って思いもつかないような不思議な枝ぶりをしてますね｡｡｡

緑の芝を背景に１枚パチリ。

（榛名梅林の風景⑨）

（榛名梅林の風景⑩）

取りあえず道なりに進みＴ字路までやってきました。
大規模な梅林だけあって、まだまだいくつもの散策コースが続いているようですが、このあたりで引き返しましょうか。

ちなみに案内表示はあるものの見た限り地図は無く、たまたまレンタカー店にあったパンフレットが無ければ、正直梅林の規模感のイメージがつかなかったです。
観光スポットと言うより梅の生産地ですので、最低限下調べしておいた方が無難な気がしました。

（榛名梅林の風景⑪）

（榛名梅林の風景⑫）

（榛名梅林の風景⑬）

いや〜〜〜、それにしても広い広い！
たぶん梅林全体を廻るのは徒歩だと無理でしょうねぇ。
（当たり前ですが）もう梅の木ばっかりなので、ガッツリと梅花を堪能できまする（笑）

ところどころに無人の梅干しの売店も｡｡｡
個人的には小梅の方が好みなんですよねぇ。

（榛名梅林の風景⑭）

このあたりで「榛名梅林」の散策も終わりにして、駐車場へと戻りますか。
「ぐんま三大梅林」の中でも１番規模が大きく、特に見晴台からの梅と榛名の山々との景色は圧巻でした♪
あえて言えば、白梅がほぼ太宗を占めていて、梅の種類のバラエティには欠けるかな〜という印象でしょうか。

近くでは「榛名の梅まつり」が開催されていて、各種イベントもやっているようでしたが、さらに観梅の旅を続けるべく次のスポットへと向かいましょう。

〔 箕郷梅林（蟹沢会場） 〕

引き続いてやってきたのが、「ぐんま三大梅林」２つ目の「箕郷（みさと）梅林」です。
同じ高崎市内で「榛名梅林」からもそんなに離れておらず、車で走ること約20分くらいで到着。

この「箕郷梅林」は会場が２か所あり、まず「蟹沢会場」の方の駐車場に車を止めようとすると、地元のおっちゃんが寄ってきて料金（普通車300円）取られました｡｡｡
ま、別にいいんですけど「榛名梅林」は無料だったんでね………その代わりにここでやっている「みさと梅まつり」のチラシと蟹沢地区の散策用の地図をいただきました。

箕郷梅林 花見

梅林の入口近くに、こんなトラディショナルな地図がありました〜。
こういう手作り感、個人的には大好きです（笑）

ここ「箕郷梅林」は、関東平野を一望する丘陵に、梅林全体で約300ヘクタール・約10万本もの梅が栽培されているそうで、毎年この３月に「みさと梅まつり」が開催されています。

ではでは、さっそく散策路に沿って梅林の中を歩いてゆきましょう♪

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景①）

先週の「高尾山」はどんよりの曇り空でしたけど、やっぱり蒼い空だと白い梅花が映えますね〜。
こういう絵が見たかったんですよ☆

って別に高尾山が悪いわけではないですけど（苦笑）

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景②）

梅が咲き乱れすぎて何がなんだか分からん｡｡｡

やっぱり一輪の花にクローズアップした方が綺麗ですかねぇ。

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景③）

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景④）

梅林のすぐ隣に梅の加工工場がありました。
こういうところにも、単に観光用ではない東日本第一位の梅の生産地なんだということが実感できます。

ピンク色をした枝垂れ梅も！
白梅が中心だと、ついついこういう花に目がいっちゃいます。

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑤）

さらに紅い色の花も発見♪

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑥）

モチロン、白梅も（数え切れないほど）ありまする｡｡｡

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑦）

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑧）

ちょっと下の目線から１枚パチリ。
“春の息吹”って感じでしょうか。

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑨）

梅の枝って直線的かと思ったら、あるところで急にキュッと曲がってるから不思議ですよね〜。

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑩）

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑪）

ぐるっと散策路をひと回りし、梅林の真ん中あたりにある“梅公園”へ。
このあたりには複数の出店も並んでいました。

あそこに小さな展望台があるのでちと登ってみますか。

逆光気味で少し見づらいですが、梅林の向こうに（たぶん）高崎市街まで望めます！

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑫）

反対側は梅林の向こうに（たぶん）榛名の山々が！

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑬）

梅木の幹に観音様が子供を抱いた姿で現れたという言い伝えから、“子育ての白梅”として尊ばれているご神木。

（箕郷梅林（蟹沢会場）の風景⑭）

このあたりで、ここ「箕郷梅林」の蟹沢会場の散策を終わりに｡｡｡

１つ前の「榛名梅林」と比べると、会場そのものが比較的コンパクトにまとまっていて、ゆっくりひと回りしても40分くらいでしょうか。
また、事前に地図ももらえたし散策路も分かりやすく、出店の数もそこそこあり、受け入れ体制がしっかりしてるかと（榛名梅林は放置プレー気味でしたし…）。
肝心の梅も白梅が中心ですがそこそこ紅梅なんかもあり、見る分にはバラエティがあっていいんじゃないかと思います。

さて、この「ぐんま三大梅林」巡りですが、ここからさらに「箕郷梅林」のもう１つの会場に向かうのですが、切りがよさそうなので前編はここまでにしておきましょうか。