釜山にピークトラム登場！？ / 草粱イバグギルの168階段にはモノレールが！

2016/03/17 - 2016/03/24

【2016春-2】 ３月１８日（金）

釜山はもともと平地が少なく山の多い地域。そこへ
朝鮮戦争時に多くの避難民が全国から押し寄せ、やむをえず山の斜面で暮らすこととなった人たちは少なくないが、高齢化が進んで老人人口が増え、階段の昇り降りを余儀なくされているお年寄りらのために少しでも負担を軽減させようと、階段を昇降するモノレールができた。

観光用ではないので、
地域住民の方々のご迷惑とならないように視察してまいりました。

エリア 釜山(韓国)

今朝から本降りの雨となってしまったが、

沙上で朝めしを食べたあと、２年前に訪れた草粱イバグギルのメイン通りにやって来た。

メイン通りは、その後あまり変わっていない様子。

突き当たりに１６８階段

１６８階段手前の階段横には、イバグギルの大きな案内図ができていた。

（手前の階段を上って）

こちらは２０１５年３月着工とのことで、
もう完成しているのかと思っていたが、まだ工事中だった。

先のはしごのように見える階段が１６８階段

工事は遅れているもよう。

地上３メートルくらい上を走るモノレール

（階段をいくらか上って）

レールの下をくぐって、久しぶりに金敏夫展望台へ行ってみよう。

（金敏夫展望台）

雨の釜山も悪くないﾖ、、　＾＾

売店はまだ午前９時頃なのに営業していた。

展望台側から上って行った先には、前回工事中だったゲストハウス。

しっかりと営業中

その近くに、建設中のモノレール乗り場

狭〜い所を走るモノレールで、工事も困難を極めているといった印象。　？
開通は数ヵ月〜半年後？

避難民の方々が多く暮らす地区で、苦労をしてきた彼らの生活が少しでもよくなればと、

乗り場反対側の建物は、コミュニティ広場のような空間になっていた。

ここからの眺望もよさそう。

その向かいには、

やはり工事中であったが、前回たまたま居合わせた、
チェ・ユンシク建築家のおっしゃる通り、マッコリのお店として営業していた。
先ほどのゲストハウスもチェ氏が手掛けた物件。　あるいはオーナーかも？

朝鮮戦争に因んで、ユギオ（６２５）マッコリと名づけられている。
（営業時間 ：１５時〜２１時）

さてお次は、すでに開通している瀛州洞（ヨンジュドン）のモノレールを見にいくが、
山腹道路（望洋路）を歩いて向かう。

イバク工作室の屋上　（草粱イバグギルの施設）

山腹道路と瀛州路との分岐点には、２０１３年に訪れた歴史のジオラマ

歴史のジオラマの施設　兼　展望台

瀛州路脇には、こんなスリルのある歩道ができていた。

下は絶壁

コモドホテルの裏側あたりに、瀛州洞のモノレール乗り場あり。

モノレール乗り場につながる瀛州路と、先にはおもしろそうな空間が、

カフェの屋上だった。

（瀛州路をを少し歩いて、振り返ったところ）

アートを見たりしながら、乗り場へ向かう。

で、到着

釜山デジタル高のバス停隣に、モノレール乗り場

おさるさんが逆さになって迎えてくれていた。　＾＾

これだ！

２０１４年６月開通　　誰でも利用可能で無料　　
利用時間は７：００〜２０：００　悪天候の場合は休止とのこと

外扉には、韓国モノレールのロゴマーク

瀛州路と山腹道路とを結ぶ約７０メートルの区間で、
ほぼ地面と同じ高さを走るモノレール。

ケーブルを使用した鋼索式ではないので、ピークトラムとは言えないが、
勝手に、釜山のピークトラムということにさせて頂きます。　ｶﾑｻﾊﾑﾆﾀﾞ　＾＾

少し遅れて、階段を歩いてあとを追う。

速度は徒歩とほとんど変わらず。

で、わずか１分ほどで山腹道路側の乗り場に到着

（振り返って）

１６８階段や他の階段と比べると、比較的勾配の緩めな階段で、どうしてここに？
という疑問が湧くが、、　階段幅が広く設置しやすいとか、、？

ごく一部の人しか恩恵を受けることができないが、
今後、３号機、４号機と増えていくのだろうか？

この周辺を少々散歩

やはり階段が多く、アートも多い！　

この階段を上った先には、

大きなトラ

などなど

ここから先は、２０１２年に訪れた大庁洞の色彩マウル
（各家の壁などがいろいろな色でペイントされたカラフルな街）

その後あまり変わっていないもよう。

その境にある駐車場の屋上

展望台となっている。

釜山タワー方面

色彩マウルと駐車場の間の階段を降りて、モノレール乗り場に戻る。

駐車場の建物

釜山デジタル高校の塀も、とうとう塗られてしまった。　＾＾

乗り場に戻ると、誰もいなかったので乗車体験

（下り）

前方が見えないのが残念！

とはいえ、乗車体験をさせて頂きありがとうございました。

下に降り、おさるさんに見送られながら、

１８６番バスで沙上へ戻る。　（モノレール乗り場対面から）