2016/02/22 - 2016/02/27
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okahonさん
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2016年1月から成田空港~ポーランドの首都ワルシャワへの直行便が運航開始されることになりました。
それを機にポーランドの新旧首都であるワルシャワとクラクフを巡るツアーの募集があったので即申し込み。
初日は成田から直行便でワルシャワ、そして乗継便でクラクフへ。
2日目午前はアウシュヴィッツへ、午後は徒歩でクラクフ市内巡り。
3日目はクラクフからワルシャワへバスで移動し、夕方自由行動。
4日目午前はショパンの生家へ、午後は徒歩でワルシャワ市内巡り。
5日目午前は自由行動、午後空港へ。
6日目の朝、成田空港へ帰着です。
4泊6日、クラクフとワルシャワでそれぞれ2連泊、いいとこどりのシンプルな旅行です。
まずは旅の前半、1~3日目の様子をどうぞ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- LOTポーランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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成田空港11時05分発ワルシャワ行 ポーランド航空LO80便は定刻通りの出発予定です。
第1ターミナルのポーランド航空のカウンターは、トルコ航空のカウンターの脇にありました。(受付の数は少なくカウンターは狭いので見逃しそうです。) -
いつもの「頭隠して尻隠さず」ですが、「POLISH AIRLINES」の文字は見えます。
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エコノミークラスは1列が3-3-3席で、本日は満席です。
ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスには空席があるらしく、機内で「アップグレード希望の方は乗務員にお申し出ください」とアナウンスがありました。
あとで乗務員に聞いてみたら、プレミアムエコノミークラスへのアップグレードの料金は1,500ズロチまたは500USドルとのことでした。
(ズロチだと約45,000円、USドルだと約60,000円とは差がありすぎるような気がしますが・・・) -
モニターは日本語の字幕も選べます。(吹き替えはありません。)
映画はたくさんありましたがアメリカ、ポーランド、中国の映画が多く、邦画は4本だけでした。(中国映画が多いのは以前から中国との便があったからだと思います。)
でも日本語の字幕がある映画もあり、007を1本見ました。 -
離陸して2時間しないうちに1回目の食事です。
こちらは魚料理です。 -
こちらが肉料理です。
どちらも味についてはノーコメントです。
(私、味音痴ですから) -
約11時間半でワルシャワ ChoPin(ショパン)空港に到着です。
ポーランド入国時の注意として、①1日につき100ズロチ以上を目安にした滞在費と②海外旅行保険の加入が必要と旅行会社から言われていましたが、入国審査ではパスポートの点検だけで全く何も聞かれませんでした。
それよりも入国審査官により審査のスピードが異なるので、早く入国したい方はユーロ圏在住者専用窓口に近い列に並ぶのが良いかと思います。
なぜかというと、ユーロ圏の方は人数が少なく審査も早く終了するので、All Pasport(一般の方)の列に並んでいる人をおいでおいでと呼んでくれるからです。 -
クラクフへの乗り継ぎに時間があるので空港内をブラブラします。
両替店を探したら2店ありましたが、両替率が成田空港(1ズロチが34.01円)より悪く、1ズロチが36.10円でしたので、クレジットカードでキャッシングして現地通貨を調達しました。
ちなみにキャッシングでは1ズロチが28.90円でした。
なおATMはロビーに数多くあります。(ATMでは通じず、Cashing Machineでした。) -
空港内には子供の遊び場が何カ所かありました。
待ち時間は子供には苦痛なので良いですね。 -
二階建てバスの遊び場もあり、子供たちが遊んでいました。
成田空港や羽田空港にはこういう設備があったでしょうか?
北海道の千歳空港では見かけた記憶がありますが。 -
ブランド品やお土産などのお店が並んでいますが、軒並みお値段がお高めです。
ただ、このお店に量り売りのチョコレートがあったので、少量買って小銭を調達しました。 -
このお店の前を通ったら、お客がお箸を使っているに気がつきました。
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なんと回転寿司のお店でした。
ただし、ご覧のように巻物の盛り合わせが船に乗って回っています。 -
時間になり、ワルシャワからクラクフ行きの飛行機に乗り込みます。
空港ビルからバスで機体の側まで行き、順番にタラップを上ります。 -
機内の座席は2-2で定員は100人位でしょうか。ほぼ満席です。
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1時間弱の飛行でクラクフ空港に到着しました。
なかなか立派な空港です。
ここからバスで市内のホテルに向かいます。
ホテルは「ノボテル セントラム クラクフ」です。(ホテルの紹介は後程) -
2日目の朝です。
天気は曇り空で、今にも雨が降って来そうです。 -
クラクフからバスで約1時間半のオシフィエンチムにある、1979年世界遺産に登録された「アウシュヴィッツ博物館」に到着しました。
入場時に空港と同じ荷物検査があります。
持ち込めるのは30×20×10cm以内(A4版程度)のバッグのみで、それより大きいバッグやリュックは預けなければならないのでご注意を。
ガイドブック等にこのことは書いてなかったのですが、添乗員から事前に聞いていたので出発前に調達して持参し、貴重品などを携帯しました。 -
ガイドに案内されて来たのは収容所の入り口のゲートです。
「働けば自由になる」というスローガンが掲げられていますが、もちろんそんなことはありませんでした。
左の方の「B」の文字が上下逆さまになっていますが、これを造らされた収容者がせめてもの抵抗の証としてこのように造ったという説があるそうです。 -
建物の間を通って見学場所へ向かいます。
心と体が冷え冷えとしてきます。 -
建物の内部に入ります。
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最初に収容所の歴史などの説明を聞きます。
私たちのグループのガイドは中谷剛さんという、アウシュヴィッツで唯一の日本人ガイドです。(「地球の歩き方」にも紹介されています。) -
当時の写真が掲示されています。
写真の撮影は自由ですが、フラッシュは禁止です。ご注意ください。 -
数多くの写真が掲示されています。
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ガイドの中谷さんが指さしているところがアウシュヴィッツの収容所で、その左上の広大な場所がビルケナウの収容所です。(このあと行きます。)
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これらの写真は収容者が隠し撮りしたものだそうです。
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ガス室とそこに至る建物の模型です。
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・・・写真だけでなく、いろんな施設や遺品が残されているのですが、あまりにも生々しく、ここでの掲載は控えさせていただきます。
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狭い部屋の中はぎっしりと3段ベッドが並んでいました。
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ところどころに鉄格子が設けられています。
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建物の間には鉄条網や高圧電気が流された電線が張り巡らされていました。
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各所に監視所が設けられています。
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最初に入ったゲートから退出します。
このあと、バスでビルケナウに向かいます。 -
アウシュヴィッツから約2km離れたビルケナウの収容所跡にやって来ました。
アウシュヴィッツと共に世界遺産に登録されています。
バス専用駐車場から歩いて向かいます。 -
監視台の下に線路が引き込まれています。
ヨーロッパの各地からの列車がここへ到着していたのです。 -
そしてここが終点です。
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収容所の建物が何棟も並んでいます。
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建物中に入ってみます。
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寒冷地なのに板壁1枚です。
ベッドも何もありません。 -
ここはWC棟です。
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雨の中、入口の棟に戻ります。
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上階の監視台に上り、線路の終点を望みます。
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当時の写真です。
貨物車で運ばれてきたのです。 -
貨物車から降ろされ、整列され・・・
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いろんな思いを胸に収容所跡を離れました。
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気分一新。
クラクフに戻る前に昼食です。
このスープは台北で食べた麺線に似ていて、中華スープに細くて短い麺が入っています。 -
メインはコトレット(ポーランド風カツレツ)です。
イタリアのミラノ風カツレツと同じで、薄い豚肉に細かいパン粉をつけて揚げています。
調味料は塩と胡椒しか出ていないので、日本から持参した中濃ソースをドバっとかけて食しました。美味しかったです。
つけ合わせは2種類のコールスローです。 -
デザートはケーキに見えますがアイスクリームでした。
甘さ控えめで美味でした。 -
午後は世界遺産のクラクフ市内を徒歩で観光します。
雨が降って寒いのですが・・・
クラクフは11世紀中頃から1596年まで約550年間ポーランド王国の首都でした。
第2次世界大戦の戦災を免れ歴史的な街並みが残っており、1978年に世界遺産に登録されました。
ワルシャワが東京とすればクラクフは京都にたとえられます。 -
まず最初は歴代のポーランド王の居城であったヴァヴェル城です。
旧市街の南端にあります。 -
ヴァヴェル城は見晴らしの良い高台に建っています。
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城ですので防御のための鉄柵もあります。
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城内には王宮と大聖堂があります。
王宮には華麗なる王族の生活を偲ばせる展示がなされていました。 -
ヴァヴェル城を後にして、市街を中央広場に向かって歩きます。
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いろいろなお店をのぞきながらの散策です。
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あちらこちらに教会が建っています。
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中央広場にやって来ました。
広場の中央に建つ織物会館です。
その昔、織物の取引所だったそうです。 -
中央広場は4万?あり、中世から残っている広場としてはヨーロッパで1番広いそうです。
その前には聖マリア教会が建っています。
広場の反対側には1820年に取り壊された旧市庁舎の塔も建っています。
広場の周りには商店やレストラン、カフェなどが並んでいます。 -
イチオシ
織物会館から聖マリア教会を望みます。
右の塔の上で1時間ごとに鐘ではなく、ラッパが吹き鳴らされます。 -
織物会館の内部1Fはお土産店が並んでいます。
夕食の時間まで自由行動になったので、ここでお土産を探したり、街の通りを歩いてカルフール系のコンビニをのぞいたりしました。 -
中央広場に面したレストランで、魚料理がメインの夕食をいただいたのですが、写真を撮り損ね、デザートの写真しかありません。
なかなかしゃれたケーキでした。 -
夕食後ホテルに戻ってから、親切にも添乗員が案内してくれたので、近所のスーパーをのぞいてみました。(写真はありません。)
日本の消費税にあたる付加価値税が、主食のパンは8%ですが、その他は23%と高いのでビックリ。
でも税込でも物価は安いです。
しかも内税なので値札通りで判り易いです。 -
ホテルはノボテルホテルチェーンの一つなので問題なし。
と思ったところ・・・ -
この写真。何か気のついたことはありませんか?
タオル掛けがバスタブの上にあります。変ですね〜。
シャワーカーテンを引くと円筒のようになって、タオル掛けのところまでは行きません。
実はこのバスタブ、上げ底なんです。
入ってみると、バスタブの底が床より高く、お湯が20cm位しか溜まりません。
形はバスタブですが、実際はシャワーブースということですね。 -
なにはともあれ、3日目の朝です。
今日は快晴です。
ワルシャワに向かってバス旅です。 -
ワルシャワに向かう途中、チェンストホーヴァに立ち寄りました。
ヤスナ・グラ僧院にある「黒いマドンナ(聖母)」を見るためです。 -
ヤスナ・グラ僧院は1382年に建てられました。
1655年スウェーデン軍がポーランドを侵略しワルシャワ、そしてクラクフまでも占領されましたが、チェンストホーヴァのヤスナ・グラ僧院は最後まで屈しなかったそうです。
それは「黒いマドンナ(聖母)」がもたらした奇跡と言われています。
今も年間何百万人もの信者が訪れるそうです。 -
僧院に入る前に「黒いマドンナ(聖母)」について説明を聞きます。
僧院の中では大勢の信者がミサを行っている周囲を巡り、祭壇の裏側も回って見学します。
「黒いマドンナ(聖母)」は撮影禁止ではありませんでしたが、大勢の信者がミサを行っている神聖な雰囲気の中での見学でしたので遠慮しました。 -
同じ僧院の中にもう一つ祭壇がありましたので、こちらを撮影させていただきました。
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僧院内には博物館もあり、「黒いマドンナ(聖母)」関係や、ポーランド出身の前々ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の関係が展示されていました。
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昼食にレストランに立ち寄りました。
今日の昼食はピエロギ(ポーランド風餃子)です。 -
まずはスープ。
色はオレンジですが、ビート(砂糖大根)のスープです。
甘くて美味しいので全部いただきました。 -
こちらがピエロギ(ポーランド風餃子)です。
水餃子と思ってください。
ここで持参した醤油の出番です。
美味しくいただきました。 -
デザートはチーズケーキ。
美味しかったです。 -
夕方16時過ぎワルシャワのホテル、ノボテル・ワルシャワ・セントラムに到着です。
市内中央の大きな交差点に面した高層ビルで目立ちます。
夕食までの自由行動時間に、また添乗員に案内されて道路向かい側のスーパーへ。
ホテルへの帰り方も道順を丁寧に案内してくれました。
今回の添乗員は皆のニーズを良く心得ていてくれています。 -
今日の夕食はホテル内のレストランでいただきます。
スープはポーランド風スープのジューレック(酸味のあるスープ)です。
これは・・・ちょっとね・・・ -
メインはチキンと温野菜です。
つけ合わせのポテトが美味しいです。 -
デザートはフルーツ盛り合わせでした。
フルーツも美味しかったです。 -
夕食がホテル内のレストランだったので部屋に帰るのも楽です。
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5Fの部屋から大通りの様子です。
正面の塔のある高層ビルは文化科学宮殿です。
それでは翌日に備え、休ませていただきます。
その2(4〜6日目)へ続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sanaboさん 2016/03/15 13:41:32
- はじめまして
- okahonさん、はじめまして
先日、ポーランドの旅行記(後半)を拝読させていただきましたが
私の旅行記へもご訪問下さいまして、ありがとうございました。
ヨーロッパが大好きなのですが、ポーランドは未踏の地で
近い将来行けたらと思っております。
プロフのお写真のお人形、ほのぼのとしていて素敵ですね。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします^^
sanabo
- okahonさん からの返信 2016/03/19 18:10:37
- RE: はじめまして
- sanaboさん こんにちは
コメントありがとうございます。
ポーランドはクラクフとワルシャワの2都市しか行っていませんが、街並みが素敵で食事も美味しくてとても良かったですよ。
お勧めです。
写真の人形を誉めていただき、ありがとうございます。
誉めていただいて、「製作者」はとても喜んでいます。
(調子に乗って、写真を違う人形に交代しようかと言いだしていますが・・・)
また訪問させていただきますね。
これからもよろしくお願いします。
okahon
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