マール・ギルギス教会　続き

2016/02/06 - 2016/02/06

カイロよりこんにちは！

本日のカイロは晴れ、最低気温は13度、最高気温は･･･あれ？22度です。
昨日まで最高気温30度前後の日が続いたので、驚きました。
昨日の午後は砂嵐、というかダスト嵐だったのですが、その後気温が下がったようです。

それでは、前回に続いてマール・ギルギス教会をご紹介。

エリア カイロ(エジプト)

前回ご紹介した礼拝堂に行く階段の左脇に小さな入口があります。

中はこんな感じ・・・混雑中。

さらに秘密基地のような小さな入口があります。

中はとても狭いので、先に入ってる人たちが出てきてから進みます。

一番奥にあるのは、教会の名前になっている、マール・ギルギス（聖ジョージ）のイコンです。

西暦280年頃に現在のトルコ（父親はローマ、母親はパレスチナにルーツを持つ）で生まれたマール・ギルギスは、当時のローマ帝国皇帝・ディオクレティアヌスによるキリスト教徒への大弾圧により拷問の末、殉教しました。

7年も続いた拷問中に2回息絶え、復活したと伝えられていて、その間に、ディオクレティアヌスの妻をはじめ、多くの人をキリスト教に導き、現在でも宗派を超えて世界中のキリスト教徒から聖人として崇められているそうです。

写真のイコンは、ちょっと見づらいですが、彼がドラゴンを退治したという伝説に基づいています。このドラゴンはディオクレティアヌス皇帝を表しているとも言われています。

前回ご紹介した礼拝堂へ行く階段を上ったところにも、マール・ギルギスがドラゴンと戦っている大きなレリーフがあります。

マール・ギルギス教会を出て、再び敷地の門の前へ。

門の真ん前には修道院がありますが、見学はできません。

教会と反対側、つまり門を入って左側に進みます。

建物があり、説明のようなものもありますが、古代ギリシャ文字あるいはコプト文字（ルーツが同じで区別がつきません・・・）なので、何の建物がわかりません。

おそらく修道院か、それに付随する建物だと思います。

続きはまた次回！