2016/02/19 - 2016/02/25
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nao520さん
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バルセロナで用事の際に幸いにも土日を挟んだため、かの有名なサグラダファミリアを訪れました。有名な場所なので旅行記にするまでもないと思っていたのですが余りの素晴らしさ、内容の濃さに圧倒され、備忘録も兼ねて書く残すことにしました。
見所の多いバルセロナなので、1日の地元のガイドを依頼しました。サグラダファミリアで説明聞きながらゆっくり見学していたら3時間半かかりましたが、とても満足。また腹も減ったのでローカルのバールに連れていってもらい軽くピンチョスを食べ、天気が良かったのでその日は屋内はもういいやということで、気持ちの良さそうなモンジュイックの丘に行くことにしました。時差もあり疲れてしまいその日はちょうど18時で終了。
ガイドに随分教えられたので、主な部分を抜粋して会話の形にしてみました。実際にはもっと多く、全ての建築物がそれぞれ意味を持たされていて、ここまでの理解は私だけでしたら無理だったでしょう。
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宿泊先のアパートメントホテルのテラス。空と建物の色がとてもよい感じです。
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サグラダファミリアには歩いて10分の好立地です。そのまま吸い込まれるように寄って行ってしまいそうになるのですが、ガイドさんが「先ずは離れたところから全体を見てみましょう」ということで生誕の門の前にある道路をはさんだ小さな公園に行きます。
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ガ「向かって右側の横の部分と礼拝堂が一番最初に作られました。当初、この寺院は別の建築家によって設計されたのですが、資金を巡る問題でその建築家は辞めてしまい、代わりに請け負ったのがガウディだったんです」「そのためここだけゴシック様式です」
n「古いのに白っぽく見えますけど?」
ガ「数年前に洗いました。教会内部も数年前に洗って随分きれいになったんですよ」 -
ガ「この塔ですがまだ建設中で12本になります。12使徒を表します。その真ん中にイエスの塔が作られ出来上がると175メートルになります。その横にはマリアの塔も建設されます」
n 「これだけでも、すごいのにイエスの塔ができたらどうなるんだろう。。」
ガ「今日は土曜日で労働者は休みですが、平日はあそこに人がいて働いています」
n「なるほど」「ところで何か字が書いてありますね」
ガ「福音書からの文字です」 -
n「これもよく見ると壁になんか書いてありますね?」
ガ「聖なるかな 聖なるかな ..です」 -
n「あのペリカンの下に書いてある、JHSって何ですか?」
ガ「イエスキリストのことで、教会には普通書いてあります」
n「そうですか。。」と無知をさらけ出してます。 -
有名なフルーツありますね。窓枠には字が書いてあります。これぐらいは読めます。
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ガ「ぶどう、バナナ、... で、ガウディは屋上を果物をたくさん飾れという指示を出していました」
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ガ「これが完成予定図です」
こういう小物持参してるとはさすがガイド。。
ガ「左にまだ栄光のファザードという正門が作られます。2026年のガウディ没後100年を目指しています」
n「今までで既に100年以上経っててあと10年でできるんですかね?」
ガ「先ずは建築技術の進歩があり、今は昔と違い観光客が多く資金面での問題がなくなりました」 -
ガ「ここがいいポイントです」「世界遺産に登録されているのはこの正面に見えるガウディ自らによる生誕のファザードの部分と地下聖堂です」
n「へー全部じゃないんだ」
ガ「左側にある住宅は違法建築です。ガウディの設計では栄光のファザードの延長部分と公園部分がある為取り壊されます。今の住民は困っています」 -
ガ「それでは近づいて一つ一つ見ていきましょう」
ここまでで、もう小一時間経っている。。
ガ「生誕にまつわる物語を書いているので生誕のファザードといいます。先ずはヨゼフとマリアの婚姻です」 -
天使が祝福しています
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天使ガブリエルによる受胎告知
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イエスの誕生、飼い葉桶
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東方三博士の訪問
n「何を持っているのですか?」
ガ「黄金と没薬と香油です」
たぶん、キリスト教世界では常識なんだろうな.... -
羊飼いたち
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洗礼を受けるイエス
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ヘデロによる二歳児以下の虐殺命令。子供を持ち上げる兵士とすがる母親。足元にも子供は彫られている。
ガ「兵士の足が白いでしょう。2年前の昼間に突然壊れて落ちたんです。私はちょうどその時ここに居て、大きな音がしたので何かと思ったんです。幸いにもけが人はなくて、でも世界遺産の一部が壊れたので大騒ぎになりました。」
n「そりゃそうだろうな...」 -
エジプトに脱出する一家
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これは、関係ないですがカメレオン。
ガ「変化を表すと言われていますが、ガウディの遊びです。こういうのがガウディは好きでいろんな所にあります」 -
5歳になるイエス
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12歳になったイエス。律法学者と議論した年。
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聖母の戴冠はファザード真ん中にあります。
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n「素晴らしい!」
ガ「この彫刻の顔は実際の人達のものと言われています。ガウディの友達だったり」
n「それは光栄だろうな」 -
ガ「門柱見てください。亀いるでしょう」
n「ほんとだ。中国にも似たようなのありますよ。」
ガ「よく見てください。右と左違うでしょう。右が陸ガメです。左が海ガメです」 -
ガ「海ガメがいる方は海に近いからです」
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ガ「見にくいところにあるんですが、何に見えますか」
n「カメじゃないよね?」
ガ「ヘビがリンゴをくわえてるんです。アダムとイブのお話をモチーフにしてます」
n「おー」 -
ガ「正面の左の門の扉ですが、日本人の外尾さんの作です。数ヶ月前にできました」
n「これは、また素晴らしいですね。精緻で。虫がそれぞれスゴイよ」 -
しばし、この扉に魅入ってしまいました。
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やっと中に入りました。
n「これはまた凄いですね〜」
ガ「ガウディは森をイメージして作りました。自然には同じものは一つもないと言うのがガウディがここを作った時のコンセプトでした。ですから柱も全て違います。垂直に立っていなかったり飾りも全て違います」
n「なるほど、だから見ていても飽きないのかな」 -
「ここは、数年前まで教会ではなかったんです」
「それはどういう事ですか?」
「教会には認められる儀式が必要で、そのミサが2010年に行われたんです。それまでは、屋根もできていなかったんです」
「へ〜、でも教会では毎週ミサしなくてはいけないでしょう。」
「はい、地下に小さい部屋があってそこで通常は毎日2回行っています。あとで、そこは見る事ができます。観光地になってしまったのでこのホールでのミサはなかなかできなくなりました」 -
採光が素晴らしい
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マリア様、
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n「ステンドグラスが凄いんですけど、あそこに誰かいますね? 」
ガ「誰だと思いますか?」
n「キリストは正面にいるので、誰だろう。ペテロ? 」と適当な事を言ってます -
ガ「バルセロナの守護聖人のサンジョルディです」
n 「名前は聞いたことあるような。。」
ガ「カタルーニャでは守護聖人を祀るサンジョルディの日というのがあって、男性はバラを女性に女性は男性に本を送るんです。私が日本にいた時に、地元の本屋でサンジョルディの日をやっていてビックリした事があります。」
n「そう言えば、気にしてなかったけど本の日ね。そうだったんですか。カタルーニャの行事だったんですね、もとは」
その後、サンジョルディの伝説の話を聞きました。これはカサバドリョ
も関連してきます。 -
ステンドグラスは太陽の移動によって光の加減が変わっていきます。
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ガ「ステンドグラスもよく見てください、一つ一つに名前が書いてあります。」
n「ほんとだ。」 -
ガ「ここはきれいですよ」
写真撮りまくる私 -
ガ「地面の影も見てください。こんな感じできれいでしょう」
上ばっかり見てたんで全然わからなかった。さすがガイドだな。
しかし、上ばかり見ていて首が痛い。 -
ガ「さて、一旦外に出ます」
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ガ「受難のファザードです。1986年からカタルーニャ人のスビラックスによって担当されました。キュービズムの影響がある現代彫刻です。スペイン内戦によりガウディの細かい設計図などが失われてしまい、スビラックスが苦労してこの彫刻を考え出しました。
n「ガウディ自身の生誕のファザードと違いすぎてるんですけどいいんですか?」
ガ「ええ、確かに最初はなかなか受け入れられなかったのですが、今では生誕の門と対照的なこのコンセプトが理解されています。」 -
ガ「ユダとキリストの接吻です。隣にあるのは魔法陣です。ドイツの学者が発見しました。どこを足しても33の数字になります。33はキリストの死んだ歳、復活した歳です」
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大司祭の家に連れて行かれた弟子のペテロ。悲しげな様子はこの直線主体の彫刻のほうがあっているのかもしれない。
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ガ「キリストの顔を拭った布を持つベロニカの横には、兵士がいますが、これはカサミラの屋上の造形物をモチーフにしたものです」
「その隣の人物はガウディです。スビラックスがガウディに敬意を示したものです」
n「あの布をもってる人顔がないですね」
ガ「キリストの顔を強調するため彫りませんでした」 -
n「これはフルーツじゃなくて花かな」
ガ「司祭が祭祀の時に被るものです」
n「花じゃないんだ...」 -
昇天したキリスト
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受難のファザードの後は地下の博物館へ。
ガ「ガウディ独自の構造設計方法です。当時ガウディの複雑なコンセプトを紙で伝えるのは無理でした。そこでこのようなものを作ったんです。重力による造形で、つまりこれは自然によるものと言えます」
n「3Dだな」 -
ガ「ここでミサをします」
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完成予定模型
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地下の博物館からあがって東側の礼拝堂に行きます。
ガ「ここはロザリオの間といって外尾さんが復元しました」 -
魚のバケモノがお金を持って少女そそのかします
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ガ「でも、マリア様はそれを見ています。」
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最後にもう一度内部を横切ります。
別のステンドグラスの部分は色の違うグラデーション -
まさに森のようです。
ガ「あの柱の白い丸い部分はこれから色がつけられます。この部分は比較的出来てから年月がたってないんです」 -
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ガ「ここに、隠れ魔方陣があるんですよ」
n「ほんとだ...」さすがガイド -
最後にガウディの仕事場を見て終了です。エレベーターは来年にとっておきました。
ここまででフルコース3時間半です。ガイドのおかげで勉強不足の部分全部補ってくれました。 -
モンジュイックの丘より、カタルーニャの旗と。
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地中海
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受難のファザード側がみえます
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イチオシ
23時までライトアップしています。宿が近かったので夜来てみました。
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イチオシ
側面から見上げたようす
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イチオシ
早朝です。朝は東からの光が来るため池に反射しやすいです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sanaboさん 2016/03/09 16:10:04
- はじめまして
- nao520さん、はじめまして
流石、プロのガイドさんは詳しいですね! 感心しました。
でももっと驚いたのは、その解説をnao520さんが詳細に覚えてらして
記載されていたことです。
(私だったら、半分くらい忘れてしまいそうです。笑)
おととしスペインへ行きましたが、バルセロナへは行けませんでしたので
近い将来行けたらと思っています。
nao520さんのバルセロナ編は私の永久保存版にしたいくらいです^^
またお邪魔させていただきますね。
sanabo
- nao520さん からの返信 2016/03/09 22:55:52
- RE: はじめまして
- sanabo さん、
バルセロナの旅行記に投票及びコメントまで頂きありがとうございます。
これでも随分忘れてるんです。。笑。
それだけガイドの情報量が濃かったですね。 私は一人旅は好きですが場所によっては地元ガイド頼むことがあります。時間の節約と知識でしょうか。 同じものを見ても歴史的背景とか由来とかを知っていると見方も変わって。どうも、プロのガイドの方がいいと感じるようになってきました。なんか、impressionがちがうんですよね。
勿論、若い時はガイド雇うことなんて勿体なくて考えもしなかったんですが、年とってくるとそれなりに対価があればいいかと考えるようになってきまして。。
バルセロナの他の場所もまたアップします。
お互い、旅を楽しみましょう!
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