2016/01/09 - 2016/01/17
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みるきぃさん
結婚30周年記念に2度目のイタリア個人旅行をすることにしました。
いつ行こう、どの街に行こう・・・と思案していた所、主人の大学時代の友達で、イタリア通のTさんを思い浮かべました。彼はイタリア語が堪能で、現在は紳士服の仕立屋さんです。年に2回イタリアに出張するので、彼の出張に合わせて行く事にしました。
出発前に、今回の旅の目的を探そうと思っていた所 Tさんから、『彫刻家の「ベルニーニ」と画家の「カルバッジョ」が素晴らしいよ。』と聞いたので、芸術の旅にするべく、下調べをして行きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1月9日(土)
Tさんより1日早く出発。
14:10成田発アリタリア・イタリア航空AZ785便でローマまで約13時間のフライトでした。
8時間の時差があるため、同日19:00にローマ着。その後電車に乗り換えて約30分でテルミニ駅に到着しました。ホテルは駅から徒歩3分のウナホテル。専属の優秀な隆添乗員さんのお蔭で、スムーズにホテルに到着しました。時差ボケと長時間フライトの足のむくみを解消するために、荷物を置いて近くの共和国広場まで散歩しました。
ライトアップされた街並みが美しかったです。
思った程寒くなく、明日からの滞在に期待を込めて、遠足前日のワクワク気分で12時半に就寝。テルミニ駅からほど近いイータリー by みるきぃさんイータリー (共和国広場店) ショッピングセンター
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1月10日(日)
時差ボケもなく6時半起床。7時からホテルで朝食を取り、時間がもったいないので、8時前にチャッチャと出発。旅行前の天気予報は「ローマは雨」でしたが、晴れ女の威力?
お蔭さまで降ってな〜い! しかも、お蔭様で寒くな〜い!!
まずはホテルから徒歩5分の所にある サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会へ向かいました。ここは、ディオクレティアヌス帝の広大な浴場の跡に造られ、晩年を迎えたミケランジェロが設計したそうです。 -
外観は、ゴツイ感じがしましたが、中は全く違い、優美な造りでした。日曜の朝だったので、ミサが行われており厳かな雰囲気でした。
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日本にも街中に結構お寺や神社があるように、ローマにもあちこちに教会があります。地図にも載っていないような小さい教会を覗いた後、クイリナーレの丘の下の長いトンネルを抜けて、サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会へ向かいました。
教会の名前が皆同じ様で、しかも長い・・・
この教会は、ベルニーニの「十字架を持つ天使」、「トゲの冠を持つ天使」の2つの天使像で知られています。初めてお会いするベルニーニ作品に心躍りました。 -
しばらく歩いて、ローマの休日でおなじみのスペイン広場へ。手前にあるのは「バルカッチヤの噴水」(小舟の噴水)と言い、1629年にベルニーニのお父さんが作った噴水です。5年前は階段に気を取られて、良く見なかった!
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スペイン階段は修理中で、残念ながら座ることは出来ませんでした。
ローマの休日気分を味わいたかったのに・・・ -
スペイン階段の上から見下ろしたところ。
遠くにはバチカン市国のサンピエトロ寺院。 -
広場近くのコルドッティ通りにある1760年創業のカフェグレコは世界的著名人、芸術家が集まる有名なカフェなので、取りあえず中を覗いて、トレビの泉へ向かいました。
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バロック様式の壮麗な この泉もベルニーニが途中まで手掛けたそうです。5年前のツアーの時はベルニーニ様を全く存じ上げず、失礼致しました。
トレビの泉の全貌はこんな感じ。 -
曇りだったのに、快晴になって来ました!
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角にある小さな教会を覗いた後、クイリナーレの丘に建つ大統領官邸のクイリナーレ宮殿へ向かいました。
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かつては法王、国王の住まいだったそうです。その近くにあるサンタンドレア・アル・クイリナーレ教会にはベルニーニの「聖アンドレアと天使」の彫刻がありました。
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12時10分前に到着し、作品を見終わった所、お昼休憩で3時まで閉館になりました。教会に昼休みがあるとは知らず、超ラッキーでした。足を延ばしたのに、入れなかったら残念すぎ・・・
その後、ヴェネツィア広場へ向かいました。 -
初代国王エマヌエーレ2世の騎馬像
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人懐っこいカモメちゃん。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂から街並みを一望した後、サンタ・マリア・イン・アラチェーリ教会を見学。歩き過ぎて疲れてきたので、近くでピザとパスタを食べました。メニューがイタリア語なので、どれを注文してよいのかわからず、仕方なく、お店の前に書いてあったセットメニューを頼んだけれど、あとから来た人が食べているパスタの方がおいしそうだった〜。隆さんはワインでガソリン補給。
一息ついて元気が出てきたので、また出発。 -
ローマの7つの丘の中で最も神聖な場所とされたカンピドリオの丘に建つカンピドリオ広場は16世紀にミケランジェロがデザインしたもので、敷石の幾何学模様が素敵で斬新です。
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この階段もミケランジェロの設計。
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カピトリーニ美術館にはブロンズ像が有名です。
⇔「トゲを抜く少年」 -
⇔「カピトリーニの牝狼」
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私達の意地の美術館巡りは、まだまだ続き、次はドーリアパンフィーリ美術館へ行きました。ここにはTさんお薦めの画家カラヴァッジョの作品があると言う事だったので見学しましたが、本当の所、もうダメ・・・でも、行かないTさんに怒られるかも・・・と言う気持ちになっていました(笑)
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⇔女占い師
人間の姿を写実的に描き、光と影の明暗を分ける表現が特徴だそうです。でも、歩き過ぎて腰も痛くなり、もう、他の画家の絵が目に入らない、カラヴァッジョの作品を探す!!と言う目的に変わっていました。
他の画家との違いがわからなくても、作品を見たぞ!と言う満足感で自分たちを納得させました・・・その辺りが凡人の悲しい所です。 -
美術館は2つに分かれていて、もう一つのコンセルヴァトリー美術館にも行きました。有名な作品を調べて行ったので、ここまで来たのに、見ない訳には行かないぞ!と言う変な意地が出てきて、突き進みました!
⇔「コンスタンティヌス 大帝の(巨大)頭部と手」 -
やっと見つけた有名作品「瀕死のガリア人」に辿り着いた時には、私達が瀕死の日本人でした・・・
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ラファエロ展も併設されていたので足を延ばし、美術館のテラスから古代ローマの中心地フォロ・ロマーノを眺めました。
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かつての巨大な神殿や凱旋門が眼下に見渡せて、壮大な風景でした。帝国の衰退とともに荒廃し、多くの建物は建材として切り出されたそうです。紀元前の建物が目の前にあるなんて、歴史ロマンを感じます。
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外に出ると夕闇に包まれていて、それでも、まだ夕方だったので、もったいない精神でパンテオンに行きました。
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パンテオンの内部
パンテオンは1890年前に再建された物がほぼ完全な形で残っていて、世界最大の 鉄筋を一切使わないコンクリート建築です。高さ43.2m、中にも入る事が出来て、地震もあるのに、よくぞ壊れずに現役かと感動しました。
今の様にクレーン車ないし、ブルドーザーないし、古代ローマを見る度に建設の苦労に思いを巡らせます。きっと奴隷が造らされたんだろうなあ・・・ -
最後に、ベルニーニが設計した噴水を見るべくナヴォーナ広場に行きました。これも、見なかったら怒られるかも?心理と、(ウソ ウソ、宏明さんには怒られる訳ないんだけどね!)ここまで来たのに、これを見ないで帰ると、もう二度と来られないかも知れない、それでいいのか、私達!と、心の中で自問自答して、貧乏人根性で「やっぱり、見ておかなくちゃ!」の気持ちになって頑張りました。
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タクシーに乗れば楽なのですが、乗るほどの距離ではないのです。次の目的地まで徒歩10分位なので、これは歩く距離だなあ・・・と思って次々進むので、結局ずーっと歩くことになってしまいました。
こうなったら意地と言うよりは、やけくそ状態です(笑)
世界の四大河(ナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタ)の寓意像を配置した「四大河の泉」は迫力がありました。ライトアップされていて、夕暮れの中に噴水が浮かび上がり、幻想的でした。 -
広場に3つある内の2つがベルニーニの作品だと言うので、もう1つの「ムーア人」の噴水もどうにか気力を絞り出して見てからタクシーでホテルに戻り、今日到着のTさんと一緒に食事をするまでの約15分間寝ました。これだけでも充電出来た〜!
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1月11日(月)
サプリのお蔭か、若さのお蔭か、疲れもなく7時に朝食を取り、元気に8時半にホテルを出発。
今日はTさんがフリーなので、市内を 案内して頂きました。まずは、昨日行った近くのサンタマリア・デリ・アンジェリ教会に再び入りました。説明してくださる人がいるって、嬉しい!
入口のドア
⇔こんな所に十字架 -
歩き始めたら噴水がありました。普通に飲める水だそうです。
街のあちこちに、こんな芸術的な噴水がいくつもあります。古代の作品をそのまま生かすって、すごいね。究極のエコでもあると思います! -
続いては、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会へ。
実は、昨日道を間違えて、見るはずだったのに、スルーしてしまいました。
この教会にも有名なベルニーニの作品がありました。 -
聖テレーザの法悦」は神の愛に心を射抜かれたテレーザの姿ですが、布の質感が繊細で、彫刻とは思えません。
粘土でも大変なのに、大きな石を彫って造ったとは・・・いくら芸術オンチの私達でも感激です。
感動の心を残したまま、続いて、バルベリーニ広場へ向かいました。 -
街中には オレンジの実が沢山!
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ベルニーニ作品の、ほら貝を吹いている「トリトーネの噴水」と見逃しそうな小さな「蜂の噴水」を見ました。
芸術的な噴水が、街並みにマッチしていてどこを写真に撮っても、絵になるなあ。 -
蜂の噴水」は道路の端っこにあり、工事中のフェンスに囲まれていたので、やっと探し出しました。出会えて良かった。
噴水の作成を依頼した、公園の名前にもなっているバルベリーニ家の紋章が蜂だったことから、蜂がモチーフの噴水だそうです。 -
コロンナ広場では、マルクス・アウレウス記念柱を見上げました。
螺旋状のリリーフにはマルコマンニ戦争(?)の物語が描かれているそうです。細かいですが、戦いの描写が見えました。 -
次は、Tさんお薦めのサンティニャツィォ教会に入りました。
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ドームの天井がだまし絵になっている事で有名だそうです。この部分が実は板に描いてあるだまし絵。ここも、箱に1ユーロ入れると点灯されて、良く見えるようになっていました。遠くから見ると、まるで本物のドームのようですが、真下から見るとだまし絵だと言う事がよくわかりました。
真ん中の丸の位置が変でした。
これは、1ユーロの価値があったなあ。
教会の外観にお金を掛け過ぎたので、天井までお金を掛けられなかったと言う説もあるそうです。 -
次に、昨日も行ったパンテオンですが、実は天窓が空いていて、空が見えると言うので、それはぜひ見たいと言う気持ちになって、もう一度訪れました。
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この日も良く晴れて、内部から青空が見えました。
雨が降ると、勿論中に吹き込んで来ますが、流れる様に少し傾斜が付いていました。
昨日は夜だったので、全然気付きませんでした。良かった〜! -
中にはラファエロのお墓もあり、代表作の「大公の聖母」の絵を彫刻にしてありました。このお墓も、私達が思っていた所と違いました。Tさんに案内して頂いたお蔭で、旅行を深く掘り下げられて、感謝です。
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一息付くために、Venchi(ベンキ)(覚えやすいね) と言うジェラートのお店でピスタチオのドルチェを食べました。昨日の散策の途中で入った、カフェでもピスタチオドルチェを頂きましたが、そこの味と全く違い、小さいピスタチオの粒々が入っていて、すご〜く美味しかった!本物の味が食べられて幸せ!
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2人で1つが私達にはちょうどいい。
本当はチョコレートのお店です -
その後、お口直しに「タッツァドーロ」と言うカフェに寄りました。
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コーヒーかき氷+生クリームを頂きました。
めっちゃ、美味しい! -
小さいカップにほんの少し注ぎ、お砂糖入れて飲むエスプレッソ、本場イタリアの味は香り高くてまろやかでした!
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気分を新たに、次はサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会にカラヴァッジョの3部作を見に行きました。
左「聖マタイの殉教」 右「聖マタイの召命」
真ん中「聖マタイと天使」
美術館や博物館は入場料が掛かりますが、教会はどこでも無料で入れます。そんな教会に、偉大な画家の絵や、彫刻が飾られているとは、イタリアはスケールが大きいなあ。ここでも良く見るには1ユーロを入れる箱がありました。
無料で入っているのに、ケチって誰か1ユーロ、入れてくれないかなあ!と期待して待ちました。待った甲斐があって入れてくれたよ!点灯されると、良く見えます。
この1ユーロルールを知らない人は、暗くて良く見えなくて残念だなあ・・・と思うのでしょうね。 -
その後、あちこち探し回り、ローマっ子に人気の亀の噴水をやっと見つけ出しました。Tさん曰く、噴水を作って後から亀を付けた!が、こだわりだそうです。
芸術が好きな方はこだわりの視点が違います。 -
もしもし亀よ、亀さんよ
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食後は、昨日上から眺めただけのフォロ・ロマーノを見学しました。近くで見ると、その大きさに驚かされました。大きな柱に触れ、タイムスリップした気分で、古代ローマを肌で感じました。
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人がこの大きさ!!
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セヴェルスの凱旋門や神殿を見学
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遺跡と街が共存しています。
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お昼にはブルスケッタ
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今の冬の時期、しかもローマでしか食べられない野菜プンタレッレ
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アンティチョーク揚げ
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カルボナーラそしてワインを頂きました。
丁度、この日1月11日にデヴィッド・ ボウイが亡くなったそうで、お店には追悼の意を込めて彼の曲が流れていました。 -
タクシーでホテルに戻り、高速列車italoで約1時間半のフィレンツェに向かいました。
実はTさんはフィレンツェで年に2回催されるPitti(ピッティ) Uomo(ウオモ)と言う紳士服の世界最大級のファッション展示会に参加・買い付けをするための出張でした。
フィレンツェ編 へ続く!!
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