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2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。<br /><br />モリーゼ州、カンポバッソ県。ペトレッラ・ティフェルニーナからは南に約8km。何度かアップダウンを繰り返しながら、田舎道を走る。峠を越え、下り道に入った先にその教会が見えて来た。<br />サンタ・マリア・デッラ・ストラーダ。道端(街道)の聖母マリア教会と名付けらている。地籍はマトリーチェ(Matrice)になるが、マトリーチェの町はまだ4km程先になる。<br />

アブルッツォ州とモリーゼ州の旅 マトリーチェのサンタ・マリア・デッラ・ストラーダ教会(La chiesa di Santa Maria della Strada a Matrice)

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2015/10/31 - 2015/11/08

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クリス

クリスさん

2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。

モリーゼ州、カンポバッソ県。ペトレッラ・ティフェルニーナからは南に約8km。何度かアップダウンを繰り返しながら、田舎道を走る。峠を越え、下り道に入った先にその教会が見えて来た。
サンタ・マリア・デッラ・ストラーダ。道端(街道)の聖母マリア教会と名付けらている。地籍はマトリーチェ(Matrice)になるが、マトリーチェの町はまだ4km程先になる。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
航空会社
ANA
旅行の手配内容
個別手配
  • プーリアから海を渡ってエルサレムに向かう巡礼やローマに向かう巡礼者のために建てられたという。<br /><br />このような田舎道の中に存在する教会は、名前のごとく巡礼者に憩いを与える存在だったのだろう。<br />車を止めて写真を撮ろうとすると、脇から犬が2匹吠えながら飛び出して来た。よく見ると左手後方にオリーブ畑があり、その奥に農家があって、オリーブの収穫の真っ最中だった。<br />犬は、尻尾をふっているので怖くはない。飼い主が呼ぶとまた戻っていった。

    プーリアから海を渡ってエルサレムに向かう巡礼やローマに向かう巡礼者のために建てられたという。

    このような田舎道の中に存在する教会は、名前のごとく巡礼者に憩いを与える存在だったのだろう。
    車を止めて写真を撮ろうとすると、脇から犬が2匹吠えながら飛び出して来た。よく見ると左手後方にオリーブ畑があり、その奥に農家があって、オリーブの収穫の真っ最中だった。
    犬は、尻尾をふっているので怖くはない。飼い主が呼ぶとまた戻っていった。

  • 教会の北側に広い駐車場が用意されている。観光客がそれだけ多いという証拠なのだろう。

    教会の北側に広い駐車場が用意されている。観光客がそれだけ多いという証拠なのだろう。

  • カンポバッソ県は、訳すと低平原(低い草原)という意味になるが、大いなる田舎という言葉がふさわしいかもしれない。車を走らせていると、畑などの耕作地が目につくが、ここでもそんな印象の風景を見る事が出来る。

    カンポバッソ県は、訳すと低平原(低い草原)という意味になるが、大いなる田舎という言葉がふさわしいかもしれない。車を走らせていると、畑などの耕作地が目につくが、ここでもそんな印象の風景を見る事が出来る。

  • この教会は、1148年に献堂の12世紀ロマネスクの教会である。

    この教会は、1148年に献堂の12世紀ロマネスクの教会である。

  • あたりの紅葉が綺麗だ。

    あたりの紅葉が綺麗だ。

  • この教会は、イタリアの歴史的建造物に指定されている。またモリーゼ州を代表するロマネスク建築になっている。

    この教会は、イタリアの歴史的建造物に指定されている。またモリーゼ州を代表するロマネスク建築になっている。

  • 左側目はロンバルディア帯が目につくだけのシンプルな構造。鐘楼は、教会から独立して建てられている。

    左側目はロンバルディア帯が目につくだけのシンプルな構造。鐘楼は、教会から独立して建てられている。

  • 木陰で強い日差しを抑えながら撮ったが、鐘楼の影とのコントラストがきつかった。

    木陰で強い日差しを抑えながら撮ったが、鐘楼の影とのコントラストがきつかった。

  • 落ち葉を踏みながら教会に近づいていく。

    落ち葉を踏みながら教会に近づいていく。

  • 3つ扉口のうち2つはブラインドアーチとなっている。<br /><br />

    3つ扉口のうち2つはブラインドアーチとなっている。

  • 左のルネットにはホルンを吹く人と動物が描かれている。

    左のルネットにはホルンを吹く人と動物が描かれている。

  • 右のルネット。<br />こちらはクロービス(メロヴィング朝の君主)の息子の一人だというフィオラヴァンテ(Fioravante)の物語の一節で、サラセン人を倒す場面との事だ。

    右のルネット。
    こちらはクロービス(メロヴィング朝の君主)の息子の一人だというフィオラヴァンテ(Fioravante)の物語の一節で、サラセン人を倒す場面との事だ。

  • 正面のルネット、上部には鷲と首を出しているのは2頭の牛だという。<br />小さなバラ窓があるが、丸穴が全部で12。<br />使徒の数といわれ、バラ窓全体でキリストを表しているという。<br />その下の切り妻の部分に騎馬像。聖母マリアではないかと言われているが、そうすると馬ではなく驢馬の可能性がある。<br /><br />

    正面のルネット、上部には鷲と首を出しているのは2頭の牛だという。
    小さなバラ窓があるが、丸穴が全部で12。
    使徒の数といわれ、バラ窓全体でキリストを表しているという。
    その下の切り妻の部分に騎馬像。聖母マリアではないかと言われているが、そうすると馬ではなく驢馬の可能性がある。

  • その下、アーチの上縁を利用して彫り込まれたドラゴンに飲まれたヨナと、吐き出されたヨナ。<br />キリストの復活を暗示するストーリーだが、この地方では、どうやら魚ではなくドラゴンに飲まれたと考えらていたと推察される。

    その下、アーチの上縁を利用して彫り込まれたドラゴンに飲まれたヨナと、吐き出されたヨナ。
    キリストの復活を暗示するストーリーだが、この地方では、どうやら魚ではなくドラゴンに飲まれたと考えらていたと推察される。

  • 壁面にあった人物像。誰かは不明である。

    壁面にあった人物像。誰かは不明である。

  • ここの彫刻は、細部に至るまで興味深い物がある。

    ここの彫刻は、細部に至るまで興味深い物がある。

  • この教会は20世紀に復元改修されている。木製の屋根等は新しいが、石材等はオリジナルに復元されているので、往事の姿が残されている。

    この教会は20世紀に復元改修されている。木製の屋根等は新しいが、石材等はオリジナルに復元されているので、往事の姿が残されている。

  • 内部の柱頭彫刻は、正面の彫刻群とは違って植物文様等で至ってシンプルな印象を受ける。

    内部の柱頭彫刻は、正面の彫刻群とは違って植物文様等で至ってシンプルな印象を受ける。

  • 主祭壇の聖母子像。年代は不明だが、こちらもこの教会の中では比較的新しい。奥にフレスコ画の色彩が薄く残っているが、構図はわからない。

    主祭壇の聖母子像。年代は不明だが、こちらもこの教会の中では比較的新しい。奥にフレスコ画の色彩が薄く残っているが、構図はわからない。

  • 祭壇から入り口を振り返る。間隔の狭い四列柱の小さな教会である事が解る。

    祭壇から入り口を振り返る。間隔の狭い四列柱の小さな教会である事が解る。

  • 左側面にある棺。ベルナルド・ダッキーノ(Bernardo d’Aquino)とあるが、この人物を知らない。<br />おそらくトマス・アクイナスで知られる家系、アキノ家(Aquino)の誰かだろう。<br />1345年とあったので、没年代から推定するとこの棺は14世紀の物という事になる。

    左側面にある棺。ベルナルド・ダッキーノ(Bernardo d’Aquino)とあるが、この人物を知らない。
    おそらくトマス・アクイナスで知られる家系、アキノ家(Aquino)の誰かだろう。
    1345年とあったので、没年代から推定するとこの棺は14世紀の物という事になる。

  • 上部の彫刻。

    上部の彫刻。

  • この聖ミカエル像には、わずかだが彩色が残っている。

    この聖ミカエル像には、わずかだが彩色が残っている。

  • これは、誰かは特定できなかった。

    これは、誰かは特定できなかった。

  • 側面の扉口から外に出る。

    側面の扉口から外に出る。

  • 右の扉口にある彫刻。<br />アレクサンダーの飛行(Volo di Alessandro)と言われる。<br />伝説では、アレクサンダー大王はグリフォンに乗って空を飛ぶ事が出来たという。<br />

    右の扉口にある彫刻。
    アレクサンダーの飛行(Volo di Alessandro)と言われる。
    伝説では、アレクサンダー大王はグリフォンに乗って空を飛ぶ事が出来たという。

  • シンプルな後陣。<br />

    シンプルな後陣。

  • 教会を出て、次の目的地に向かう途中で撮影。

    教会を出て、次の目的地に向かう途中で撮影。

  • ここは「道端の聖母マリア教会」という名のとても似合う素敵な教会であった。

    ここは「道端の聖母マリア教会」という名のとても似合う素敵な教会であった。

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