2016/02/14 - 2016/02/14
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まみさん
デジカメ・デビュー後、東京ドームで行われる世界らん展のことを知ってから毎年欠かさず通い続けて、ついに10回目となった今年2016年の世界らん展。
最近は花より動物園撮影にはまっている私にとって、久しぶりで貴重な花撮影散策。
今回はどんな風にアプローチしようかな、と考えたとき、手持ちのレンズでいろいろ遊んでみたいという思いにかられました。
というわけで、本日のお供のレンズは、広角ズームレンズ(Tamron 18-270mm)、マクロレンズ(Tamron 50mm単焦点)、超広角レンズ(Cannon 10-22mm)、そしてシンデレラレンズ(Cannonフルサイズ対応 F1.8/APS-C換算約80mm単焦点)の4本です。
以前、そのとき持っていた3本のレンズすべてを持ち歩いたとき、機材の重さにへばってしまったものですが、最近の私は、動物園撮影ではレンズ交換をしなくてすむよう、本体2台を持ち歩いています。
それに、今回、一番重い望遠レンズは持参せず、シンデレラレンズは小さくて軽いし、カメラ以外の荷物は極力減らしました。
おかげで機材の重さにへばることになく、途中、休憩をとったものの、最後まで十分元気で回れました。
とはいえ、閉場時間がせまった段階で、またまた駆け足で回らざるをえず、それでも全部回りきれませんでした。
東京ドームが広すぎる、というより、私の進み方が遅すぎて。
でも、ディスプレイ部門は最初に回ったので、写真がうまく撮れなくてあきらめたものがあっても、回り切ることができました。
ディスプレイ部門は超広角レンズとシンデレラレンズの2つのレンズで捉えようと決めていましたが、ディスプレイごとにレンズ交換するのはかなり手間だったので、はじめに超広角レンズ、そして次にシンデレラレンズ、と2回回りました。
超広角レンズでは、肉眼ではありえないほど広角に撮れるのが超楽しいけれど、歪みすぎたり、見学者が入りやすかったりで、予測の範疇でしたが、フレーミングは制限され、不自由を感じました。
ふだん使いの広角ズームレンズだと、ディスプレイの一部を切り取ることになりますが、自分が注目した部分を中心に、ズームすれば歪みなく、ずっとすなおに撮れるので、やっぱり使いやすいレンズで撮れば良かったかな、と思ったりもしました。
でも、今年で10回目ですもの、そういう写真はすでにたくさん撮ってきました。
なので敢えて不自由したっていいじゃない、不自由こそが発想転換のチャンス! と開き直りました。
シンデレラレンズは単焦点でズームできないところに不自由を感じますが、ディスプレイ部門は近くにも遠くにもランがぎっしりなのです。
被写体にも、フレーミングしたい部分にも困りません。
F値の小さい明るい千頭なので、、うしろぼけや前ぼけが容易に得やすく、そういう意味ではこちらも肉眼では見られない写真が撮りやすいです。
やっぱり明るいレンズって楽しい!
いろいろ撮りたくって、きりがないくらいでした。
というわけで、撮りづらいと苦労しつつも、2本のレンズで楽しく回れたディスプレイ部門でしたが……。
自分の手で上手に花やディスプレイをフレーミングして、きれいに雰囲気のある写真を撮ろうとするより、レンズによる撮れ方の違いを楽しむ方が、おのずとメインになりました。
つまり、ただただ機材に頼ったことになり、そこに私らしさやこれまでの花撮影経験を込める余地があったろうか、と思うと、ちょっと複雑な気分(苦笑)。
<私にとって10年目となった2016年度・世界らん展の旅行記のシリーズ構成>
□(1)きらきら極彩色なオーキッドロードと迫力のディスプレイ部門を超広角レンズと明るい単焦点のシンデレラレンズで
■(2)続きのディスプレイ部門も超広角でびよ~ん&シンデレラレンズでランの錦の中のランを捉える@
□(3)大使夫人のテーブルディスプレイやフラワーデザインを広角ズームレンズで絵になるように&動物や虫に見えるランが集まったオーキッドズー&個別部門の鉢植えのランはマクロレンズで
世界らん展公式サイト
http://www.jgpweb.com/
2016年度開催期間:2月13日(土)~2月19日(金)の7日間
※開催期間が去年2015年より2日短くなりました。
※2007年から通い続けたこれまでの世界らん展の旅行記は、こちらのIndex旅行記にリンク一覧を作成しました。
「博物館・展示会・フェスティバル・テーマパーク紀行(国内)~花の展示会を含む~ 目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744682
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「春の調べ」
蘭友会
ディスプレイ部門愛好家クラス
奨励賞
生命の樹のようにそびえるランの大木を中心に、まずは超広角レンズで撮りました。
ちなみに、ディスプレイ部門の後編のこの旅行記では、1つのディスプレイに対して、シンデレラレンズで撮るのに夢中になり、何枚も撮ってしまった作品を集めました。 -
琴の調べにのって、ランの大合唱
-
ここだけに訪れた春を謳歌するランたち
今度はシンデレラレンズで。 -
喜びの歌を歌うパフィオペディラム
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背景の白いランのぼけが花嫁のベールのように
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琴の弦の上にちょこんと乗ったいたずらっこバンダ
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イエロー・ブラウンのパフィオのお嬢さんたち
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岩場のランたちもアルトやテノールで合唱に混ざる
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琴の中からちっちゃいランが@
この可愛い子はマスデバリアでしたっけ。 -
房咲きの子たちは天井に向かってフルートの音色を響かせるごとく
この子たちはエピデンドラムかしら。 -
丸っこくって、弾むように咲いたラン
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まるでブーケか花輪のように
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コチョウランやデンドロビュームが小さな滝となって
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花芯が赤紫でスズランみたいに咲いた小さなランが気になって
シンデレラレンズでフレーミングし始めると、いやはや、きりがありませんでした。 -
国際園芸&久栄ナーセリー
ディスプレイ部門オーブンクラス
奨励賞
大樹のもとにランが集まりくる……。
超広角レンズでどっしりと。 -
タテに撮っても迫力バツグン!
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大樹に着生したランが枝からぴろんと垂れて
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寄らば大樹の陰かな〜
超広角レンズでいろいろ撮って満足したので、次からはシンデレラレンズで。 -
大樹の幹に抱かれた白いリカステ
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大家族のデンドロビューム
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ピンクのリカステはあくびしている横顔みたい@
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どぎついセンスが活かしてるぅ!
バンダでしたっけ? -
レモン色に茶色のアクセントがとってもおしゃれなランたち
コチョウランもその仲間のファレノプシスかな。 -
可愛い子たちが、ぎっしりわらわらで、癒やされる@
デンドロビュームの花数の多さはしびれます。 -
向山蘭園
ディスプレイ部門愛好家クラス
奨励賞
見事なまでのシンビジウムづくしの世界を、超広角レンズでとらえて。
タイトルは、看板にあるとおり「高邁なる審美の彼方 美の進化をシンビと共に 可能性を追求」いいのかしら。 -
ヨコから見ると流れるようなシンビジウムの動きがわかる
このディスプレイはシンデレラレンズでは撮りませんでした。
でも後から思うと、前後の花をぼけさせてターゲットにしたシンビジウムを浮かび上がらせる写真がゲットしやすかったかもしれないですし、頭の中で思い浮かべるようにはそう簡単にいかなかったかも。
いずれにせよチャレンジしなかったので分からず。 -
「KIRAEKI煌」
ディスプレイとしてとてもは気に入ったのですが、超広角レンズではどうにもフレーミングできず、いったんあきらめた作品です。
人が居ない夕方にはなんとか超広角レンズで撮れましたが、出展者とディスプレイ部門のクラスと受賞の有無を確認しそびれてしまいました。 -
コチョウランってこんなにまん丸になる!?
超広角レンズで回っていたときに撮れなくて残念でしたが、ふだん使いの広角ズームレンズでディスプレイ部門以外を回っていたときに、少しズームして撮りました。 -
脇を固めるカトレアやコチョウランたちも見事!
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今度はシンデレラレンズで、オンシジュームで着飾ったコチョウランたちを
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湧き出ずる泉のように咲くレモン色のコチョウラン
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乙女チックな配色にも、うっとり
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「天使のほほえみ」
天使はちょっぴりおばちゃん風?
身近でほっこりする天使ともいえます@
外国の人の出展だったと思います。
説明看板が見当たらず、記録写真を撮り損ねました。 -
天使に魔法をかけられたのか、カトレアの魅力が一層増し
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微笑む天使が住む森
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白いコチョウラン、キミたちこそ天使のよう@
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「Jewel of Asia アジアの潤心」
所沢洋蘭会
ディスプレイ部門愛好家クラス
優良賞
まるで新婚さんのベッドをみんなで取り巻いているか、教会や寺社でない人前結婚式場面のよう@ -
天蓋付きベッドは祝福の花に囲まれて
ここまでは超広角レンズで。
次からはシンデレラレンズで。 -
星の王子さまじゃなかったかしら
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きっと、この会場だからこそ出会えたランたち
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カラフルなランを背景にして嬉しそうなパフィオペディラム
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春に目覚めたオンシジューム
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ひっしり降臨していた黄色い天使
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ランの中をひらひら、赤くてオレンジ色のマスデバリア
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くす玉、くす玉@
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ガラス玉の鉢植えの小さなランは高嶺の花
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可憐なセロジネたちが恥じらいながらも顔を見せ
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栄養たっぷりたくわえた根っこの存在感がすごすぎーっ!
こうなるのはバンダ属だったかしら。 -
ホワイトレディたちの集会
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珍しい黒いランはオンシジュームの黄色い枠の中でチョコレート色@
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黒い髪が逆立った、紫の縦縞のスカートの子も気に入っちゃった@
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シンクロして、レッツ・ダンシング!
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「不思議な花園 Enchanted Space」
京葉洋ラン同好会
ディスプレイ部門愛好家クラス
優秀賞
こちらは鏡の壁を利用した、ステキな砂園でした。
その鏡に、本人は映らないのですが、周辺の人がどうしても映ってしまうため、超広角レンズではうまくフレーミングできなかったので、撮りませんでした。
でも、次のシンデレラレンズではたくさん撮ったこともあり、そのあとに18-270mmの広角ズームレンズでディスプレイ部門以外を回っていたときに撮りました。 -
明かりに照らされて妖艶に光るパフィオペディラム
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怪談話で一夜を語り明かしましょうか
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集団デートの待ち合わせ中のお嬢さんたち
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壁の花、なんて、言わせない@
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布に包まれた鉢が、贈り物の箱に見えて、わくわく、わくわく
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レディ・カトレアは大きいなぁ
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華やかなカトレアの,見れば見るほど不思議な造形
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いろんな色や形や咲き方のランが集まって
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流れるように咲くコーヒー色のシンビジウム
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「オーキッドパレード2 Crchid Parade II」
須和田農園
ディスプレイ部門オープンクラス
奨励賞
これは超広角レンズでディスプレイ全体は撮りにくかったので、撮っていません。
シンデレラレンズで撮った写真のみ。
これはカゴのランをパレードグループに見立てている作品でした。
まずは黄色系のパフィオペディラム・グループから。 -
中ぶりの三色カトレアの華やかさは背景に負けない
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白く可憐なレリア・マロニーがゆらゆらと群がって
札がなかったら、名前も属も分からなかったと思います。
セロジネと思ってしまったかも。 -
エンジ色が混ざって三色となったパフィオペディラム
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パフィオペディラムにもいろんな模様の子がいる@
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小鳥が舞うように咲くこの子たちもカトレアなんて奥が深すぎる@
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レモン色のパフィオペディラムたちは明るくさざめく
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「夢の楽園 Orchid Paradaise」
全日本蘭協会
ディスプレイ部門愛好家クラス
最優秀賞
天井まで届きそうな夢のラン・カーペット
どこに焦点を当てた写真にしたら良いか迷いますが、超広角レンズで広くたくさん取り込みました。 -
みんな池をさめざしたがる
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足の踏み場もない、踏み込ませないとするランの天国
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種族を代表したラン大会のよう。
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池がアクセントになったディスプレイ全体をもう1度
ここまで超広角レンズで。 -
水面に写る自分の姿を眺めるリカステたち
ここからはシンデレラレンズで。 -
身を乗り出しても岩から落ちない
赤紫のあの子たちもカトレアの仲間でしょうか。 -
オレンジのカーネリアンやアゲート色のランをメインに
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シンビジウムのお姫さまを中心に
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オンシジュームの花車が軽やかに華やかに
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事な房咲きが、ショールをまとった腕を前後に動かしたようにも見えて
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シックな色合いがステキなバンダちゃんたちを玉のようなつぼみと一緒に
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いろんな形の黄色いランたち
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小ぶりな花たちも大活躍中
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パフィオ群生エリアの渋くてかっこいいパフィオたち
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ソプラノとアルトの二重奏
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オンシジュームの花を背負ったパフィオペデイラム
ディスプレイ部門は以上です。
このあと休憩を取り、一番使いやすい広角ズームレンズでさまざまな部門へ、そして最後にマクロレンズで個別部門を回りましたが、その写真は次の旅行記「ついに10回目を迎える2016年度の世界らん展は4本のレンズで臨む(3)大使夫人のテーブルディスプレイやフラワーデザインを広角ズームレンズで絵になるように&動物や虫に見えるランが集まったオーキッドズー&個別部門の鉢植えのランはマクロレンズで」にまとめました。 -
世界らん展ではおみやげの買い物も楽しい@
ただ、今回は実質カメラバッグしか持ち歩いていなかったので、途中で買い物はできず、帰り際に公式グッズ売り場でささっと買い物をしました。
もっとも、閉場後しばらくは、東京ドームの出口のところにも公式グッズ売り場があるので、買いそびれても買い足すことはできます。
まずはお気に入りの紫芋のモンブラン、900円にねらいをつけました。 -
今回マシュマロを買ってみたけど、買ったのはチョコ入りの方、500円
-
こういうスイートポテトケーキにも目がない私、本日のおみやげ一式900円
-
本日のおみやげ一式
世界らん展らしい包装紙もステキです。
あいにく、しっかり糊付けされているので、はがそうとするとびりびりになってしまうのですが(苦笑)。 -
おみやげの放送を開けたところ
スイートポテトケーキは個包装なので、助かりました。まあ、商品見本からそう当てをつけていました。
モンブランは開封後、夏は1日で、冬は3日以内に食べてください、とありましたが、母と2人で2日で食べ終わりました。
「ついに10回目を迎える2016年度の世界らん展は4本のレンズで臨む(3)大使夫人のテーブルディスプレイやフラワーデザインを広角ズームレンズで絵になるように&動物や虫に見えるランが集まったオーキッドズー&個別部門の鉢植えのランはマクロレンズで」へとつづく。
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