ついに10回目を迎える2016年度の世界らん展は4本のレンズで臨む(3)大使夫人のテーブルディスプレイやフラワーデザインを広角ズームレンズで絵になるように&動物や虫に見えるランが集まったオーキッドズー&個別部門の鉢植えのランはマクロレンズで
2016/02/14 - 2016/02/14
321位(同エリア596件中)
まみさん
今年2016年度の世界らん展では、去年ごっそり逃した部門である大使夫人のテーブルディスプレイやフラワーデザイン部門はおさえたいと思っていました。
絵ハガキみたいに撮れればいいと思ったので、レンズはふだん使いの広角ズームレンズ(Tamron 18-270mm)で@
大使夫人のテーブルディスプレイの中には、お国柄のテーブルウェアを活かしたものがあり、それをフレーミングしていたら……楽しいです。やっぱり私はこういうテーブルウェアを撮るのが好きだなぁと思いました。
と同時に、今年、同じ東京ドームで開催されたテーブルウェア・フェスティバルに行かなかったことが、悔やまれてきました。
来年はぜひ、行きたいーっ!
ふだん使いの広角ズームレンズは、今回持参した4本のレンズの中で一番使い勝手がよく、ラクで、一番慣れているせいもあってピント合わせもフレーミングも苦労しません。
なので、フラワーデザイン部門は写真を撮りながらでもさくさく進めたのですが、全部撮りたい! それも各作品、フレーミングを変えて2枚以上撮りたい! ステキ過ぎてきりがない!
撮る方に忙しくて、自分の目で落ち着いて鑑賞する余裕が持てなかったのは、反省点。
それに結局、時間が足らなくて、ブーケやミニチュアディスプレイ部門、絵画・工芸のアート部門はほとんど駆け足になってしまいました。
休憩タイムに無料の公式ガイドブックを読んでいたら、蘭のおもしろコーナー、特にサルやハチやチョウに見えるオーキッドズーはぜひ見たいと思いました。
いつも大行列ができて入れない囲いの中の特別企画ではなかったのは幸いでした。
それでも、小さな花の展示のまわりに、常にたくさんの人が群がるだろうと思ったので、メインステージで着物ショーをやっている時間帯を狙いました。少しでも人が空くのを期待して。
その着物ショーは、とても面白そうでした。
着物もステキだけど、モデルさんも可愛かったという声がちらほら聞こえました。
残念でしたが、すべてを満喫するのには、半日では時間が足りませんでした。
最後にマクロレンズで、個別部門の鉢植えランをじっくり撮るんだ、と思っていたら,閉場時間まで全部回れる余裕がなくなってしまいましたーっ!
マクロレンズは、ほんとにピント合わせに時間がかかる上、ぜひぜひ撮りたくなってしまう花が次から次へと現れるんですもの。
そうでなくてもランは種類が多いですから、こんな花もあったんだ、撮っておきたい、こういう花もあったんだった、撮っておきたい! という連続なのです。
全部門回るのは無理なら、お気に入りのパフィオちゃんはおさえねば、と思ったのですが、なかなか見つからなくてあせりました。
探している途中でも、あっ、これもぜひ撮っておきたい、という誘惑を退けるのに苦労しました。
ほんとにランは種類が多くて面白いです。奥が深すぎです。
と、10回目の世界らん展でもつくづく思いました。
そして今年もごっそり、見逃した部門が心残りとなりました。
日を改めて見に行きたいくらいです。
1回券だけでなく、お得な2回券なんていうのも販売すればいいのに。
<私にとって10年目となった2016年度・世界らん展の旅行記のシリーズ構成>
□(1)きらきら極彩色なオーキッドロードと迫力のディスプレイ部門を超広角レンズと明るい単焦点のシンデレラレンズで
□(2)続きのディスプレイ部門も超広角でびよ〜ん&シンデレラレンズでランの錦の中のランを捉える@
■(3)大使夫人のテーブルディスプレイやフラワーデザインを広角ズームレンズで絵になるように&動物や虫に見えるランが集まったオーキッドズー&個別部門の鉢植えのランはマクロレンズで
世界らん展公式サイト
http://www.jgpweb.com/
2016年度開催期間:2月13日(土)〜2月19日(金)の7日間
※開催期間が去年2015年より2日短くなりました。
※2007年から通い続けたこれまでの世界らん展の旅行記は、こちらのIndex旅行記にリンク一覧を作成しました。
「博物館・展示会・フェスティバル・テーマパーク紀行(国内)〜花の展示会を含む〜 目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744682
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
蘭のおもしろコーナーの様子を、スマフォのクリエイティブエフェクトのカラースケッチ・モードで
本日日曜日はメインステージで着物ショーをやっていて(2回開催)、面白そうだったのですが、15時半からの2回目の着物ショーまでにディスプレイ部門を回り、休憩も取るようにし、2回目の最中にここを回るようにしました。 -
蘭のおもしろコーナーの解説
地球上にある花が柵すべての植物のうち、ランはその10分の1くらい占めるとのこと!
しかも、いまでもどんどん新しい種が、生み出されているわけではなく、発見されているとのことです。
ランは地球上に現れた植物では一番後で、今でも新しい仲間を生み出している若い植物群とのことです。
でも、観賞用に乱獲されすぎて、絶滅の危機になっているランもあるそうです。 -
奇妙な形の花を咲かせるプテロティリス属のランのうちの1つ
プテロティリス属のランが4つほど展示されていて、その中で1番気に入った白い花です。
何度も失敗しましたが、がんばってマクロレンズで撮影しました。
プテロティリス属のランの愛称を募集していました。
思い付かなかったのと、この頃にはすでに閉場まで時間の余裕がなくなってきたので、応募しませんでした。 -
緑で地味だけど可愛いプテロティリス
野生では目立たないですが、よくよく見ると、ちゃんとランらしい花の形をしていました。
これもマクロレンズで撮りました。
プテロティリス属のランは、日本国内での流通量は少なく、ランの専門店でも扱っているところはごく限られているほど、希少で特殊なランとのことです。
生息はオーストラリアやオセアニアの林で、約100種が自生。
名前の由来は、ギリシア語のプテロン(翼)とスティロス(柱)からなり「翼のある花柱」という意味だそうです。 -
オフリス〜ハチに見えるので、別名ビー・オーキッド
言われてみるとハチに見えます。
ピンクの部分がチャーミングです。あそこが本物の花びらに当たる部分でしょう。
これもマクロレンズで撮りました。 -
サイコプシス〜蝶々に見えるので、別名バタフライ・オーキッド
ちゃんと触角もあるね、と他の来園者の感想。
2羽が並んで飛んでいるところが撮れましたが、マクロレンズではとても撮れず、時間もかかるし、待っている人もいるので、一番撮りやすい広角ズームレンズに交換した後、再度挑戦しました。 -
メガクリニューム・パースレオラキス〜コブラみたいな形なので、別名コブラ・オーキッド
上の方が特にコブラのエリマキみたいです。
ここまで真っ黒で細長い花というのも奇妙でとても珍しいです。 -
ブラッシア〜蜘蛛みたいな花が咲くので、別名スパイダー・オーキッド
細長いガクの色と模様と形がとても独特です。
蜘蛛が集団で移動しているよう。
でも、よくよく見ると、可愛い花です。
ここまでの虫に見えるランは、以前の世界らん展でも披露されました。
大行列ができる囲いの中の特別展でしたが、あのときは平日に出かけたので、なんとか入れたんだと思います。 -
おもしろランのハイライトのドラキュラ〜サルの顔に見え見るのでモンキー・オーキッド・その1
オーキッド・ズーの中で一番見たかった、おサルさんランです。
うーん、このアングルだと、あんまりおサルさんには見えないでしょうか。
ガラスの筒越しで撮りづらかったです。 -
おもしろランのハイライトのドラキュラ〜サルの顔に見え見るのでモンキー・オーキッド・その2
おサルさんに見えるかな。発想を柔軟にせねばなりません。
すると、白いリップの部分が、レッサーパンダやコアラの男の子たちが大股開きのときに見せる、男の子の大事なところに見えてきてしまいました(苦笑)。
無料の公式ガイドブックには、これらがちゃんとおサルさんに見えています。
実物を見たときも、なるほど、と思いました。 -
おもしろランのハイライトのドラキュラ〜サルの顔に見え見るのでモンキー・オーキッド・その3
これはおサルさんに見えますね、あとから写真だけを見ても。
というか、おサルさんの顔がランの小鉢の中に描かれている、ってかんじです。
今回、囲いの中の特別展はやっぱり大行列ができていてスルーしましたが、このオーキッド・ズーがそんな囲いの中の特別展でなくてほんとうに良かったです。
もっとも、見逃した特別展がどのくらい魅力的だったのか、見損ねたので分からず。 -
こちらのランは香りを楽しむコーナーのランの1つ
香りは写真に撮れないので、他のランは香りをかぐだけにしましたが、これは香りもさることながら、この姿の奇妙さにも惹かれて写真に撮っておきたくなりました。 -
さきほどの花の品種名と、どんな香りがするかを説明した札と一緒に
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ここからは大使夫人のテーブルディスプレイ
ここにあるとおり、大使夫人のテーブルディスプレイのコンセプトは、
・新しい,身近なものとしてのランの楽しみ方の提案
・生活の中、特に室内のテーブルの上で楽しむ
・作品を通じて生活のうるおい、やすらぎを考え、花のある生活を楽しむ
そして作品構成の注意は、
・蘭を主体とする
・蘭の根付き株と切り株の両方
(根付き株は、展示後も継続手的に栽培が可能な状態のもの)
・テーブルの上でデザイン
・テーブルクロスも作品として使用
今まで特に何も考えずに、へえーっ、お国柄が出ているディスプレイだろうな、と見ていただけですが、今までもこういうコンセプト・構成があったでしょう。
今までちゃんと確認していませんでした。
大使夫人のディスプレイからフラワーデザイン部門にかけては、ふだん使いの18-270mmの広角ズームレンズを使いました。 -
アンゴラ共和国の大使夫人のディスプレイ
黄色系でまとめた暖かく温かそうなディスプレイです。 -
テーブルクロスの垂れ下がった部分がとても凝っていて
この刺繍のデザインが気に入りました。
前景にランがあるのも、いいコラボです。 -
やっぱり1番目を引くのはこの民族人形
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テーブルの上の黒い細長い彫刻とオンシジュームのコラボも絶妙!
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アゼルバイジャン共和国の大使夫人のディスプレイ
アゼルバイジャンは首都バクーだけ、1日だけ観光したことがありますが、やはりアラブと遊牧民の歴史のイメージの強い国でした。 -
民族衣装の人形とパフィオペディラムがよく似合っている!
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絨毯の柄は可愛らしく、金物の花瓶にもランは似合う@
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ドイツ連邦共和国の大使夫人のディスプレイ
このディスプレイはテーブルの上のみ撮影し、全体を撮らずとも満足しました。
華やかな中にもドイツらしい抑制と理性ある美しさを感じました。
テーブルセットもとてもステキです。 -
インドネシア共和国の大使夫人のディスプレイ
エキゾチックなのに白系でまとめているのが、意外でもあり、そうでもないのかな、と新鮮な魅力がありました。 -
白いコチョウランは白鳥のイメージ@
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ヨルダン・ハシェミット王国の大使夫人のディスプレイ
青系で砂漠の夜のイメージを連想しました。
ヨルダンといえば死海も有名ですが、ヨルダンは行ったことがないですが、イスラエル側から死海に入ったことはあります。
死海は、沿岸や海岸の底に凝縮した海水の塩のせいで、どちらかというと白のイメージでした。 -
陶器の美しさと白いコチョウランのコラボに注目
私はこういうテーブルウェアを撮るのはやっぱり好きだなぁとつくづく思いました。
今年2016年は、同じこの東京ドームを会場に行われるテーブルウェア・フェスティバルに行かなかったのことを、いまさらですが残念に思いました。
来年はぜひ行きたいと思います。 -
金器の輝きと白いコチョウランのコラボにも注目
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ディスプレイの範囲が床にも広がって
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ニカラグア共和国の大使夫人のディスプレイ
お国披露の壁の写真もテーブル・ディスプレイに負けていないです。
眺めているうちに、相乗効果を感じました。 -
民族衣装の人形がランの舞を披露する
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ニカラグアの鳥かな
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こういうフォークアートというかお土産は私好み@
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ここからはフラワーデザイン部門
カテゴリーはディスプレイデザイン
レンズはふだん使いの18-270mmの広角ズームレンズで。
「つむぎ」
吉本敬
玄関などに飾りたいアレンジメントです! -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「旬花蘭舞〜喜び舞い上がる蘭たち〜」
飯野正永
デザイン全体ではなくまわりを少し切り取るようにして撮った写真ですが、涼しげなカーテンの中から神秘的な現われ出ずるかんじがステキです。 -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「Tower of Flower」
品川女子学院4名
らんのタワーにわくわく@ -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
奨励賞
「Flower Dream」
吉岡京子
実はヨコに切り取って撮った一部。
複雑な造形の自然の花とランとシンプルな形の人工物とのコラボですっきりした印象があり、とても気に入りました。 -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「結」
大竹宏則
和の底が小さな空間に凝縮されたようです。 -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「蘭のファンタジー」
仲村和子
まるでランの世界が雪に閉じ込められたよう@ -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
優良賞
「ときの旋律」
加島公世
なんて乙女チック!
こういう涼しげなアレンジは私の好みにどんぴしゃり@ -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「芽吹く」
タイトルから、小さなランが夢一杯の子どもたちにも見えてきました。 -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「春色の風にのって。」
松本より子
これらがみな、着生蘭とは限りませんが、切り取られた枝が母のようにランたちを受け入れているようでした。 -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「風の音」
戸田恵子
どうしてこんなステキなデザインと、こんなタイトルが思い付くんでしょうか。 -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「如月蘭舞」
小西 拓
オーロラ姫を守るランの花の森のよう@ -
フラワーデザイン部門
ディスプレイデザイン
「重なり」
奥村仁美
自由奔放なランの展開を、規則正しい平行線が律しているところがいいかんじです。 -
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「流れるように」
田中君江
ぎゅっとできないけど、ぎゅっとしたくなるような、保護欲を誘うデザイン!? -
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「わきあがる」
茂木まさえ
こうやって写真にすると生け花のよう@ -
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「bless─祝福─」
安富由紀
タイトルから、新しい生命の誕生の春をイメージしました。 -
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
トロフィー賞
「調和」
佐谷優奈
ハープとその音色がランで表現されたよう。 -
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「風雅」
宮崎有希
和のデザインがすごくいいです。 -
ここだけの切り取ってもステキ@
-
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「鏡花水月」
上薗裕見子
私がイメージしたのは花かご。
でも、タイトルからすると、もっと深いイメージが込められていそうです。 -
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「シルク・シャボン」
中澤寿江
はかなくもやさしいイメージのシャボン玉。 -
ゆらゆらゆらと気持ち良さそう
-
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「Cherish」
西 小百合
まずは、滴が風邪に揺れたような、くにゃりと可愛い全体の姿。 -
こうやってファインダーで切り取って再構成したくなるアレンジメント@
-
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
トロフィー賞
「周遊」
大石浩子
こちらの方がシャボン玉のイメージかも。 -
やっぱり覗くでしょうもシャボンの中で楽しそうにしているランの様子を
-
シャボン玉にしがみついて遊ぶ子ら
-
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「SHABON」
Kwon In Young
可愛らしくも面白いアレンジ。
タイトルのSHABONは、合っているような合っていないような、不思議なかんじ。 -
好きに切り取ってフレーミングしてみると
いくらでもパターンが考えられそうです。 -
輪の中のランのコーディネートもステキ@
-
フラワーデザイン部門
インテリアアレンジメント
「森の妖精」
山下里美
二足歩行の獣あたりを連想できました。 -
愉快な妖精さんの顔に見えてきた@
-
フラワーデザイン部門
ブーケ
「Beautifyl Memory with a Dress」
群馬県立藤岡北高等学校フローラルライフコースの2名
イスに飾られたブーケのよう。 -
フラワーデザイン部門
ブーケ
奨励賞
「白無垢の花嫁に」
高橋こずえ
真っ赤を下地に白いコチョウラン。
確かに花嫁御寮のイメージかも。 -
コチョウランのお化粧に注目
ブーケの写真もみんな写真に撮っておきたいくらいステキなもの揃いでしたが、残り時間がなくなってきたので、写真は撮らずに見るだけにしました。 -
2016年度の日本大賞
パフィオペディラム・エメラルド・フューチャー‘ギャラクシー’
東京オーキッド・ナーセリー 高橋靖昌
今回、入賞ブースの個別のランを見学する時間がとれませんでした。
だけどせめて、日本大賞だけはおさえておくことにしました。 -
日本大賞のパフィオが、まだ少女なのに位についた女王さまがテラスに立つ
-
日本大賞決定のお知らせと審査員による決定の理由
これまでしばらく花数が多くてゴージャスなランが日本大賞を射止めていました。
それに比べると、高々と捧げられたこのパフィオはとてもシンプルで頼りなく見えましたが、この品種のパフィオのランとしてはすばらしい咲きぶりだからのようです。
近くで見たかったです。
次からは個別部門を50mmのマクロレンズでチャレンジしました。 -
エビネ‘風の調’
ちっちゃい花こそマクロレンズで撮り甲斐がある!
ちっちゃいながら華やかなエビネの花の中心の波に注目。 -
東洋蘭のベニシュスラン‘華’
東洋蘭は鉢植えと葉の方も鑑賞対象です。
地味だけど、日本人好みのものが多いです。
今回、個別部門の東洋蘭はほとんど見て回れなくて残念でした。
もっとも、これは緑で縁取りされて、葉っぱにしては華やかです。 -
Fdk. After Dark ‘SVO Black Pearl’
フレッドクラーケアラ属の交配種、アフター・ダーク
‘SVO ブラック・パール’
今回のらん展でとりわけ惹かれた黒いランです。
ものすごい存在感のある根っこともども気に入りました。
ただ、鉢からニョキニョキ生えている根っこの方は、マクロレンズだとここまでボケてしまい、両方両立させるように撮ることはできませんでした。 -
Bulb. purpureorhachis ‘Aina Okika’
バルブ・プュルプレオーキス‘アイナ・オキカ’
オーキッド・ズーで紹介されていた別名コブラ・オーキッドの仲間のようです。
こういうのも、マクロレンズで近づいて撮り甲斐があります。
混雑しがちなオーキッド・ズーではやれなかったことにチャレンジ! -
1つ1つがランの花なの!?
-
ヨコから眺めたら、小さな虫が茎を登っているよう@
-
Stelis immerse ‘kuriki’
ステリス・イメルセ‘栗城’
またまた黒いランを見つけました。
野生のランの風情です。
ステリス属という、ステンレスとかステロイドという言葉を連想してしまった、素人の私にとってランらしからぬ属名もあったことを思い出しました。
ステリス属のランは小さな花をたくさんつけるタイプが多いようです。 -
うつむいて咲いた1つ1つの花たち
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Cl. Rebecca Northern ‘Mikkabi’
クロウェシア・レベッカ・ノーザン‘ミッカビ’
桜みたいな花も可愛らしいけれど、ぶくぶくした根っこも目が離せません! -
リップのひらひらの繊細さに惹かれて
あのひらひらは、サギソウを思い出します。
週末の撮影散策は動物園通いの方が多くなりましたが、夏の昭和記念公園のサギソウまつりは、今年もぜひ行きたいです。
※去年2015年に昭和記念公園で撮ったサギソウ旅行記(2015年8月9日)
「ゆったり楽しんだ真夏の昭和記念公園2015(後編)今年も夏の空を翔け、地上を舞い、優雅に舟遊びする白い妖精サギソウ&乙女チックピンクのカノコユリや花木園のトケイソウなど」にまとめました。
http://4travel.jp/travelogue/11040647 -
Cl. Joe Betts ‘Tin Man’
クロウェシア・ジョー・ベッツ‘ティン・マン’
こちらは薄緑色の花で、根っこぶくぶく。 -
リップのひらひらと緑色の筋がステキな個々の花
花色自体、地色は白で、緑色の筋模様のせいで薄緑色の花に見えたようです。 -
ぽっかり開いた誘惑の袋の中はいかに……
リップの緑の筋模様がとてもステキです。
ランは虫媒花であって食虫植物ではないので、中に虫が落ちても、そのままとらえて逃がさない、ということはないはずです。 -
Bulb. lindleyanam “Seijikun’
バルブ・リンドレヤヌム‘セイジクン’
高山散策中にでも出会いそうな繊細なランにまたまた注目。 -
マクロレンズならでは捉えられた産毛もチャーミング@
-
Lyc. Shugakuin ‘Harukaze’
リカステ・シュガクイン‘春風’
リカステは、長い前髪で目元が見えないワンちゃんの顔を連想させます。
肉厚なガクが垂直に3方向に伸びている独特な姿は心をわしづかみします。
それにこの配色のステキなこと! -
Lyc.(Chita Dream x skinneri)‘ケイ’
リカステ交配種
マクロレンズならここまで近づいて撮りましょう。 -
Lyc.(Spring Star x brevispatha)‘Spring Poem(春の詩)’
リカステ交配種
そばかすがチャーミングな少女たちのよう@ -
Lyc. Rakuhoku ‘Nana’
リカステ・ラクホク‘ナナ’
リップの中が、1番模様が華やか。 -
Lyc. virginalis (skinneri) ‘Fanfare’
リカステ原種‘ファンファーレ’
宝島の地図がリップに描かれたリカステ。 -
Cym. Dorothy Stockstill ‘Forgotten Fruits”
シンビジウム・ドロシー・ストックスティル‘忘れられたフルーツ’
のれんのようなカーテンのようなシンビジウムの花房の見事さに惹かれて。
しかも、ブラウンの花というのは、なかなかお目にかからないので、新鮮です。
チョコレート色ともいえるかな。 -
Den. aggregatum ‘Shinobu’
デンドロヴィウム・アグレガトゥム‘シノブ’
ギリシャ神話でダナエに降り注いだ黄金の雨のよう。 -
C. Bright Winter‘Big Star’
カトレア・ブライト・ウィンター‘ビッグ・スター’
白と紫のお気に入りの配色の1つのカトレアの、まずは花全体を。 -
ドレスの裾か袖のレースのよう@
-
c. intermedia orlata ‘Tain’
カトレア・インテルメイディア・オリアタ‘タイン’
全体がうっすらピンク色のカトレアは珍しいということでも惹かれました。
もっとも、カトレアもミニカトレアを含めたら、その種類は何千とあるので、出回っていてよく見かけるランに、こういうランを私があまり目にしないだけのことです。 -
Cal vestita ‘white Lady KINUE’
カランセ・ベスティタ‘ホワイト・レディ・キヌエ’
小さなレディたちが鉢の中にたくさん!
エビネもその中に含まれるカランセ属は、小さくて繊細な花が多いようです。
もっとも札を見る前は、ミニカトレアかと思ってしまいました。 -
C. lundii FMA coerulea Hitomi
カトレア・ルンディイ・FMA・コエルレア・ヒトミ
カトレアの原種なので、花のサイズは小ぶりなようです。
ちょっぴり紫色が入った小ぶりな花がぎっしりで、文句なしに惹かれます。
まるで一斉に飛び立つ水鳥のよう。 -
Lpt(Lyperanthus) Hi Color ‘Gon’
リペランサス・ハイカラー‘ゴン’
これもミニカトレアかしらと思って惹かれました。
私の中でいつのまにか、小さいながらも花姿はカトレアに似て、リップのひらひらのおかげでゴージャスなチビッ子貴婦人はみーんなミニカトレア、ということになっていました。
リペランサス属はあまり聞いたことがないのですが、4品種しかないかなり珍しい種類で、オーストラリア固有のランだそうです。
ここらで、私のお気に入りのパフィオペディラムを回らないと、マクロレンズで撮れなくなってしまうことに気付き、慌てて探し回りました。
個別審査部門の鉢植えで、パフィオペディラム・ブースはなかなか見つけられず、あせりました(苦笑)。 -
Paph. World Recoreds x Mem. Sabrina Mark ‘Dot Magic”
パフィオペディラム‘ドット・マジック’
パフィオの中では、とても標準的な色形だと思います。少なくとも私にとって。
せっかくマクロレンズで撮影しているので、特徴的な背ガク片の斑点に注目。 -
背ガク片の斑点の盛り上がりに、うきゃーっ!
-
Paph Miyabikasiwagi x Memoria Sabrina Mark ‘Doi’
パフィオペディラム・ミヤビカシワギとメモリア・サブリナ・マークの交配種‘ドン’
やはりピントが合う範囲が狭いマクロレンズで焦点を当てるとしたら、背ガク片とリップの上にある仮雄ずいです。
シャベルみたいな仮雄ずいの上や周辺の毛までクリアに撮れました@ -
Paph. Enzan Super Orch ‘Red Beauty’
パフィオペディラム・エンザン・スーパー・オーク‘レッド・ビューティー’
紫色のパフィオはことさらロウのようにつやっつや@ -
Lady Luck chznge up
パフィオペディラム・レディ・ラック・チェンジアップ
背ガク片や側花弁の斑点模様の美しさにうっとり。
マクロレンズだと、リップの方はぼけてしまうのは仕方がありません。 -
Paph. (EH x fairriearumn) ‘R & J’
パフィオペディラム‘R&J’
ピント合わせしやすい仮雄ずいにピントを合わせたら、側花弁をのひらひらの縁取りと産毛もクリアに@ -
Paphiopedilum Bruno ‘Model’
パィオペディラム・ブルーノ‘モデル’
白い背ガク片が鮮やかな緑のパフィオ。
仮雄ずいの描くラインの面白さにも注目しました。
以上で2016年度世界らん展の旅行記はおわりです。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- eahawkさん 2016/02/23 20:41:28
- 毎回驚かされます!
- まみさん、こんにちは!
らん展の投稿毎年、楽しみにしております。
しかし、らんとは本当に奥深いものですね・・・
とても、らんとは思えない形のものも沢山あるんですね!!
今回もとても勉強になりました!!
eahawk
- まみさん からの返信 2016/02/27 21:46:34
- RE: 毎回驚かされます!
- eahawkさん、こんにちは。タンザニアからコメントありがとうございます。返信が遅れてすみません。
> らん展の投稿毎年、楽しみにしております。
そうなんですね、ありがとうございます。
> しかし、らんとは本当に奥深いものですね・・・
> とても、らんとは思えない形のものも沢山あるんですね!!
ほんとにランは奥が深いです。
私も毎度勉強になっています。まあ、毎年忘れている部分もあるんですけど。苦笑。
タンザニアにもやっぱり野生ランがあるみたいですよ〜。
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