2015/12/02 - 2015/12/02
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ポポポさん
紅葉の時期に萩市を訪ねてみました。
昨年は11月に例年より1週間早く寒気がやって来たので早く紅葉が見れるだろうと期待していましたが、その後日中の気温が上がったために紅葉になる前に落葉するなど紅葉は例年に比べて今一つだったようです。その中で市中の紅葉は例年通りとの情報で世界遺産になった萩市を訪れてみました。
日帰りの撮影旅行です。
萩市の紅葉スポットはあまりありません。今回は毛利氏の菩提寺である大照院と東光寺に行ってきました。
ともに菩提寺ではありますが京都の寺のように紅葉の名所、名園がある訳ではありません。単に私の好みなんです。
ここの墓所の雰囲気が好きなので今回訪れました。
萩市は世界遺産登録と大河ドラマ「花燃ゆ」効果で団体ツアー客が増加しているそうです。平日の状況はどうでしょうか。
また、うまい具合に紅葉しているでしょうか?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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萩は世界遺産登録後、大河ドラマ「花燃ゆ」の影響からツアー旅行客が増加しているとの情報があり人出の具合が心配でしたが、大照院はマイナーな観光地なのでこちらから訪問することにしました。
中国自動車道の美祢東インターから萩道路に入り、直進します。萩道路の出口の交差点を右折し萩以内に入ります。
道の駅萩往還を過ぎて城下町に入る手前に左折表示で萩城下町・萩博物館・大照院の案内表示板が出ていますのでそこを左折します。
JR山陰本線沿いの道を進むと左方向山裾に大照院が見えてきます。踏切を渡り真っ直ぐ車を走らせるとお寺の手前に無料駐車場がありますでそこに駐車して内部に入ります。
拝観料は大人200円です。
この建物は入り口手前に建っている鐘楼門です。
木々が紅葉していますね。天気が今一ですが回復するようですから中に入りましょう。
幸いこの時期でも観光客の人は少なかったです。 -
書院の屋根越しに紅葉が覗いています。
でも暗い。光がほしいですね。 -
光を受けると綺麗ですね。
大照院は臨済宗南禅寺派のお寺で初代藩主毛利秀就公の菩提寺です。寺の隣にある毛利家墓所には偶数代の藩主と夫人、その一族の墓があり、墓前には藩士が寄進した約600基の石灯籠があります。 -
本堂前の紅葉です。
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こちらは書院です。
大照院では毎年8月13日に万灯会の迎え火が行われます。600基の石灯籠に蝋燭の灯が入り、幽玄の世界が広がります。私は一度見てみたいのですが、なにせお盆の入り、家でも迎え火で先祖をお迎えする日ですので子孫としては家を離れる訳にはいきません。(私、長男なんです。)
子供達にもご先祖様をみんなでお迎えする日だと教えてきた手前、家を空けるわけにはいきません。
毎年行ってみたいなと思いながらも我慢している状況です。 -
書院の前の紅葉は散り始めていました。
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書院の前の庭には光が差し込んでいました。こんなにはっきり見えるのは珍しいかもしれません。
大照院庭園 寺・神社・教会
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もっと明るければ美しいのでしょうけど。暗いので赤いはずのモミジがくすんだ色をしていました。
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書院と庭と池です。
大照院は一度焼失し再建された寺ですが保存状況が悪く、傷みがひどいので現在修理工事中です。大照院庭園 寺・神社・教会
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池に差し込む紅葉の風景。
大照院庭園 寺・神社・教会
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さらにはっきりと光が差し込んでいました。
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寺の左手に隣接している毛利家墓所です。紅葉しているのに天気が悪く残念です。
天気は回復する予想ですがまだ完全に回復しません。
藩主、夫人の墓所です。横並びに偶数代の藩主夫妻の墓石が並んでいます。
墓石の前の灯篭は家臣が寄進した物です。
墓前に鳥居が建っているのは神仏習合の名残りなんでしょうか? -
藩主夫妻の墓石です。墓は五輪塔です。
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横から見るとこんな感じです。
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少し離れて斜めから。
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フラッシュを焚かないとかなり暗いですね。
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五輪塔が整然と並ぶ姿は壮観です。
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墓所の全景、左側から見た様子です。
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こちらはさらに右の様子です。
いずれも藩主夫妻の墓石の前には鳥居が建っています。 -
墓石の前の灯篭群。
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藩主の墓石群。
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もう少し明るいと紅葉が綺麗だと思います。とても静かな空間です。
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ここは別の墓所への道です。この道の奥に墓所があります。
また、道の左下にも広い墓所があります。これらは藩主の一族の墓所です。子供の墓とか側室の墓なんでしょうね。 -
これは上から下を見て撮った写真です。
このあたりでここは終えて東光寺に行こうと思います。 -
東光寺総門(山門)です。
東光寺は黄檗宗のお寺で三代藩主毛利吉就によって建立されました。総門の奥に見えるのが三門です。
天気が回復して日がさしてきました。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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東光寺の庭園です。大きなイチョウの木がありますが、イチョウの葉が落葉していました。
カエデの赤とのコントラストはどうでしょうか。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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カエデにピントを合わせると、葉の虫食いがはっきりしすぎてしまいました。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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イチョウの落ち葉に光が当たると綺麗ですね。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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庭の松と紅葉。
逆光の紅葉が綺麗です。 -
同じ被写体ですが少し遠景にもどしてみました。
紅葉の場合は、基本逆光で撮っています。 -
さらに庭を取り入れてあれこれ撮ってみました。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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イチオシ
これは先程少し被写体に入れ込んだモミジです。
今日は紅葉を撮りにきましたので、この程度に光が差し込むと撮る方はうれしいですね。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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松の木と石灯篭と紅葉。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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庭から入り口の方に目を向けると三門が目に入りました。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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紅葉をバックにした石灯籠。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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イチオシ
逆光に映える紅葉。紅葉の写真はこういう撮り方が一番好きです。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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こんな感じも好きなんです。こういう写真、けっこう多いです。
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同じ様な写真ですがバックの建物が違います。
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本堂(大雄宝殿といいます。)です。周囲は松の庭木で囲まれていて紅葉とはまた違った趣があります。
そして、毛利家の墓所はこの裏手です。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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これは本堂から見た庭の風景です。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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墓所です。ここは禁門の変の幕府への謝罪のため俗論党(長州藩の保守グループ・・花燃ゆでは椋梨藤太とその一派で描かれていました。)によって自刃させられた3家老、野山獄で処刑された4参謀、7烈士の合計十一烈士の墓所です。藩公墓所の前に祀られています。
写真に見えている細長い墓がそうです。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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そして小さな門をくぐると毛利歴代藩主の墓所です。
大照院が偶数代の藩主でしたから、こちらは奇数代の藩主夫妻とその一族の墓所です。
こちらも家臣が寄進した石灯籠がありまして、その数は500基。こちらは8月15日に送り火の万灯会が行われます。
こちらの墓は大照院の墓とは形が異なります。大照院は五輪塔でした。こちらは普通の大きな墓です。生前に墓は建てますので墓の文字に塗られた赤色が今でも判別できます。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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寄進された灯篭が整然と並んでいます。
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日差しがモミジにあたって輝いていました。いやー、晴れてよかった。
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光が当たらない場所はこのように暗い。
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ここは灯篭に光が当たっています。
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灯篭に紅葉を入れてみました。
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整然と並んでいる灯篭群。
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ここも墓所なのに藩主の墓の前には鳥居があるんです。
鳥居の向こうは別世界? -
少し角度を変えるだけで写真の感じが変わりました。
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墓前には大きな碑がたっています。藩主の行った業績などが刻まれています。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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石灯籠の上に覆い被さる紅葉。
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こちらの鳥居の向こうにも紅葉が。
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こちらの灯篭にも紅葉が覆い被さっています。
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紅葉のトンネルの向こうには藩主夫妻の墓石がありました。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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石灯籠をアップで。
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整列した石灯篭と紅葉。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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日の当たる場所が変わってきました。
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こちらは藩主一族の墓所です。墓が藩主夫妻のものよりかなり小さいです。
墓はそれぞれ個別に石の塀で囲まれているため藩主の子供か側室の墓と推測します。 -
一族の墓所から眺めた灯篭群です。
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藩主夫妻の墓石と藩主の事跡を記した石碑。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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参道にかかる紅葉。
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この方向からだと墓石の前の石碑の位置がよく分かります。
東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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紅葉の墓所。
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紅葉の写真をかなり撮ったので帰る事にしましょう。
東光寺まで来ましたので近くにある松陰先生の墓所に寄って帰ることにしましょう。東光寺(山口県萩市) 寺・神社・教会
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吉田松陰先生と家族、門下生の墓所です。
吉田松陰誕生地 名所・史跡
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墓所(旧松本村の団子岩)の隣には松陰先生と最初の弟子金子重輔の銅像が建っています。
下田港で黒船密航を決意する場面でしょうか。吉田松陰誕生地 名所・史跡
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こちらが松陰先生及び家族の墓所です。
吉田松陰誕生地 名所・史跡
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松陰先生の墓所の隣にある松陰先生生誕地にある大イチョウです。
今が紅葉真っ盛り。吉田松陰誕生地 名所・史跡
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青空に黄色のイチョウは映えますね。
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松陰先生生誕地。松下村塾の隣の家に移る前に家族が生活していた場所です。
松陰先生はこちらでお生まれになりました。ここには当時の家の間取りを表した敷石や松陰先生産湯の井戸が残っています。吉田松陰誕生地 名所・史跡
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ここからは正面右側に指月山と日本海が見えます。
指月山の頂上には山城(萩城要害)があり、左裾に萩城跡があります。山上の城はうっすら見えます。
さて、今日の紅葉観光はこのあたりで終わり、帰途につくことにします。
幸いにもさほど観光客は多くありませんでした。冬場のオフシーズンが幸いしたようです。
それではこれで日帰り旅行記を終了します。指月山 自然・景勝地
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