第41回海外放浪/東南アジアリベンジ旅・その5.〔ミャンマー〕自転車でバカン遺跡巡り

2016/01/28 - 2016/01/29

第29部-135冊目　5/11

皆様、ミンガラバー。
オーヤシクタンでございます。

デジカメをなくし、スマホが盗まれ、ブログ用画像が消えてしまった昨年の無念旅行から早一年‥
「来年リベンジしてやる！」
そう思いながらこの1年を過ごして来ましたが、ついにその時がやって来ました。
昨年とほぼ同内容で、ミャンマー～タイ～ラオスを巡ります。

第4話は、バガン遺跡をサイクリングして夕日に感動しました。

表紙写真‥世界三大仏教遺跡‥バガンの風景。

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旅行期日‥2015年1月26日(火)～2月3日(水) 8泊9日

1月28日(木) 第3日目　晴れ。
①空港タクシー
ニャウンウー空港13:50→シュエナディゲストハウス.14:03
↓
※レンタサイクル
　シュエナディGH.14:27
　　↓
　シュエズィーゴォン・パヤー.14:45～15:00
　　↓
　NagarPyan.15:04～15:14
　　↓
　ティーローミィンロー寺院.15:25
　　↓
　タラバー門.15:34
　　↓
　ブー・パヤー.15:40～15:45
　　↓
　ゴドーバリィン寺院.15:49
　　↓
　シュエグージー寺院.15:54
　　↓
　タビュニュ寺院.15:59
　　↓
　アーナンダ寺院.16:05～16:15
　　↓
　シュエサンドー・パヤー.16:22～18:35
　　↓
　シュエナディGH.19:05～20:20
　　↓
　THARA WUN.20:23～21:16
　　↓
　シュエナディGH.21:20

宿泊:ニャウンウー(バガン)‥シュエナディゲストハウス:Shwe Na Di Guest House
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
1月29日(金) 第4日目　晴れ。
※レンタサイクル
　シュエナディGH.5:27
　　↓
　Bulethi.5:47～7:10
　　↓
　シュエナディGH.7:30
↓
※徒歩
シュエナディGH.8:55‥ニャウンウー市場.9:05
↓
②乗合トラック
ニャウンウー市場.9:10→空港入口交差点.9:30
↓
※徒歩
空港入口交差点.9:30‥ニャウンウー空港.9:45
↓
③エアガンボーザ.K7-263便.ヤンゴン行
ニャウンウー.10:55→ヤンゴン.12:15

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空港タクシー‥5000ﾁｬｯﾄ(500円)
レンタサイクル‥3000ﾁｬｯﾄ(300円)
NagarPyan‥1000ﾁｬｯﾄ(100円)
THARA WUN‥7800ﾁｬｯﾄ(780円)
シュエナディGH‥300ﾁｬｯﾄ(30円)
乗合トラック‥1000ﾁｬｯﾄ(100円)
※1ﾁｬｯﾄ=10円で計算。

バガン入域料‥20ﾄﾞﾙ(2400円)
エアガンボーザ‥116ﾄﾞﾙ(13920円)
※1ﾄﾞﾙ=120円で計算。

シュエナディゲストハウス‥2549円

エリア バガン(ミャンマー)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 自転車 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

13:40(ミャンマー時間)
飛行機の遅延で2時間20分遅れでニャウンウー(バガン)空港に着きました。

田舎の小さな空港です。

ニャウンウー空港 (パガン空港) (NYU) 空港

荷物は人力で運ばれて来ます。

空港内でバガン入域料を払います。

昨年は20ドル又は20ユーロ払い表示だったのですが、今は25000ﾁｬｯﾄでの表示になっていました。
自国の通貨の信用力が上がってきたんですね。
ちなみにドル払いでもOKでした。
私は20ﾄﾞﾙ(2400円)を払いました。

バガン入域料‥20ﾄﾞﾙ(2400円)

13:50
空港から市街地にあたるニャウンウー村まで歩いて50分です。
昨年は歩いたのですが、到着が遅れてしまったので奮発してタクシーを利用しました。

①空港タクシー
ニャウンウー空港13:50→シュエナディゲストハウス.14:03

空港タクシー(空港→ニャウンウー村)‥5000ﾁｬｯﾄ(500円)

14:03
タクシーで宿まで行ってもらいました。
歩くと1時間かかる所、10分で来ちゃいました。

今夜の宿‥シュエナディゲストハウスです。

シュエナディゲストハウス
(Shwe Na Di Guest House)
スぺーリアルーム‥2549円。
※アゴダで予約しました。

トイレ･シャワー付きのスぺーリアルームです。

シュエナディゲストハウスにはトイレ･シャワー共同の安い部屋もありますが、今回は奮発しました。
スぺーリアルームはフロントとは別棟にあり、本館よりきれいです。

テレビに冷蔵庫があって快適に過ごせます。
もちろんエアコンもあります。

各国のプラグが使えるコンセントです。
これは便利ですね。

客室にはトイレと温水シャワーがあります。
やっぱり温水シャワーは快適ですね。

14:34
遺跡巡りの最も安い方法は自転車です。
宿前のレンタサイクル屋さんで自転車を借りました。
日本からの中古自転車で、変速ギアがついていていました。

レンタサイクル(2日間)‥3000ﾁｬｯﾄ(300円)

14:45
まずはここから‥

シュエズィーゴォン･パヤーに続く参道です。
なんと、屋根でしっかりと覆われているんです。

参道にはお土産屋が並んでいます。

参道脇の道を自転車で走っていたら「ここが駐輪場ですよ」と土産屋に捕まってしまい、「サービス」と言ってシャツにバッジをつけられました。
ミャンマーの寺院は靴を脱がないといけないので「靴も預かりますね」‥と、なかなか商売上手です。

帰って来たら、欧米人が買い物をさせられていたので、その隙に逃げちゃいました。

14:50
シュエズィーゴォン･パヤーです。

シュエは金、ズィーゴォはバーリ語の勝利･栄光･祝福の土地と言う意味だそうです。
黄金色の仏塔が立派で眩しいですね。

シュエジゴン パゴダ 寺院・教会

犬はお昼寝中‥
ミャンマーもタイやラオス同様、犬が多い国です。

寝仏です。
なんだかガラクタの中に安置されているみたい。

15:04
シュエズィーゴォン･パヤーの向かいメインロード沿いにあるNagarPyanと言う食堂です。
昨年、ここに寄ったら小学生くらいの子供が客の注文をとってキビキビと働いていました。
今回はいませんね。
遊びに行っちゃったのかな？。

ちょっとお茶していきましょう。

ミャンマーコーヒーを注文しました。
超激甘です。

ミャンマーの喫茶店は何も言わなくても勝手に食べ物をテーブルの上に置いていきますが、食べたぶんだけ会計するシステムなのでいらなかったらそのまま置いておけば大丈夫です。
揚げドーナツをひとつ食べてみました。
芋系のほんのり甘い餡が入っていてなかなか美味しかったです。

ミャンマーコーヒー
揚げドーナツ

NagarPyan‥1000ﾁｬｯﾄ(100円)

15:15
さぁ、遺跡巡りに向かいましょう。
ルンルン♪気分でペダルを漕ぎます。

15:25
ティーローミィンロー寺院(傘の王寺院)です。

ニャウンウーとオールドバガンの中間あたりに位置しています。
ナラパティスィードゥー王が5人の王子から後継者を選ぶ際、傘が倒れた方向に座っていたナンダウンミャーが王位後継者に選ばれたことを記念して、801年前の1215年に建てられた寺院です。
このエピソードから王になったナンダウンミャーは別名ティーローミィンロー(傘の王)と呼ばれたそうです。

ティーローミィンロー寺院 寺院・教会

バガンには大きいものから小さなものまで3300以上の仏塔があると言われています。

「お前にひとつ仏塔をやる」と言われたらこれくらいの奴がコンパクトでいいですね。
オーヤシクタン･パヤーと名付けたくなりました。

15:34
タラバー門です。
9世紀の城壁はバガンのメインゲートでもあります。

タラバー門 史跡・遺跡

15:43
ブー･パヤーです。

7～8世紀頃、ピュー族によって建てられ、仏塔は1975年に地震で粉々になってエーヤワディー川に流されてしまったので、この仏塔は完全に修復されたものです。

ブーパヤー 寺院・教会

ブー･パヤーの前にはエーヤワディ川(イラワジ川)が流れています。
大きい川ですね。

さすがアジアの大陸を流れる川‥ 偉大です。
ここから眺める夕日も美しいそうです。

15:49
ゴドーパリィン寺院です。

ナラパティスィート王が1174年に建て始めたのですが途中で亡くなった為、息子のナンダウンミャー王(傘の王)が1211年に完成させました。
高さ55mの塔はバガンで2番目の高さを誇ります。

ゴドーパリィン寺院 寺院・教会

バガンの遺跡巡りは馬車が人気。
但し自転車より遅いです。

未舗装の砂道をゆきます。
ハンドルが取られて走りにくいです。

15:54
シュエグーヂー寺院です。

シュエグーヂーとは、偉大なる黄金の洞窟という意味です。
今から885年前の1131年、アラウンスィードゥー王によって建てられました。

昨年、上部テラスにあがりましたが、ネズミの糞がコロコロしていてムニュっと踏み潰すのが嫌なので今回はスルーします。

シュエグーヂー寺院 寺院・教会

15:59
タビィニュ寺院です。

シュエグーヂー寺院の隣りに建っています。
高さ65mの塔はバガン一の高さを誇ります。
シュエグーヂー寺院が建てられた13年後‥同じアラウンスィードゥー王によって1144年に建てられました。

タビニュ寺院 寺院・教会

バガンを取り囲んでいた城壁が今も残っています。

16:05
アーナンダ寺院です。

「アーナンダ寺院に行かずしてバガンに行ったと言うべからず」と言われるほどバガン最大の見所だそうですが、昨年はスルーしてしまい今回初めて入ります。

今から926年前の1090年、チャンスィッター王によって建てられました。

この寺院では物乞いやハガキを売る子供がしつこくついてきます。
かわいそうだけど頭を下げて出て来ました。

自分がいる環境は恵まれていると実感しました。

アーナンダ寺院 寺院・教会

アーナンダ寺院の本堂には高さ9.5mの仏像が東西南北に4体あり圧巻です。
こちらは南に位置する迦葉仏です。
優しいお顔をしていますね。

私もアジアの人間なのでミャンマー人と同じように祈りを捧げていたら、欧米人に写真をバシャバシャ撮られました。

16:22
シュエサンドー･パヤーです。

バガン黄金期初期にあたる1054年に建立されました。
5層のテラスがある見事な仏塔です。

ここではバガン入域チケットの検札があります。
漆器のような物を1000円.1000円と言って、しつこくつきまとって来る土産屋に捕まりました。(買いませんでしたが‥)
ここは観光客が多いので、砂絵売りもたくさんいます。

シュエサンドー パゴダ 寺院・教会

テラスに登る階段はもの凄く急です。
注意して登りましょう。

シュエサンドー･パヤーからの眺めです。

これですよ、コレ。
これを見にバガンまでやって来ました。
昨年ダメにした写真を撮り直すぞ。
カシャカシャカシャカシャ‥
風景が広くて写真を撮るのが難しいですね。

林立する仏塔の幻想的な眺め‥
写真はイマイチですが肉眼で見る眺めは素晴らしいです。

アップしてみましょう。
大小さまざまな仏塔が点在しています。

歴史ある仏教建築群と人間の営みが、バガンでは何の違和感もなく調和しています。

16:47
シュエサンドー･パヤーは夕日鑑賞の絶好のポイントとして有名です。
今日の日の入りは17:45頃です。
あと1時間ほどありますが、待つ事にしましょう。

17:23
だいぶ日が落ちてきましたね。

17:27
夕日鑑賞に来た人達で賑わってきましたが、昨年より少ないです。

広大な平原に沈む夕日。
仏塔や寺院のシルエットが幻想的な景観を造りだしています。
来てよかった。

17:45
ちょっとアップしてみましょう。
地平線の雲に日が隠れていきます。

17:47
おしまい。
パチパチと拍手がわきました。

日が沈んでしばらくしてからふわっとオレンジに染まる瞬間がとても綺麗なんです。
ちょっと粘ってみましょう。

18:31
今日はなかなか空がふわっとオレンジに染まりませんね。
ピィ―と笛がなり、クローズと言われました。
おとなしく退散するとしましょう。

あっと言う間に暗くなってしまいました。
暗闇に浮かぶシュエサンドー･パヤーです。
これも又幻想的ですね。

18:46
夜の道をキコキコ走ります。
外灯が少なくレンタサイクルにはライトがついていないのでヘッドライトは必需です。

19:08
一旦宿に戻り、シャワーを浴びてから‥

20:23
自転車で3分ほどの所にあるGRAND EMPIREホテルのTHARA WUNと言うレストランに行きました。
今夜は少し贅沢してホテルのレストランで夕食にしましょう。
ちなみに昨年もここで夕食にしました。

夕食です。

お得なミャンマーセットにしました。

ワッターヒン(ミャンマー豚カレー)
ブロッコリーの炒め物
オニオンの油漬け
生野菜盛り合わせ
スープ
フルーツ(スイカ)
ライス

ミャンマー料理は油っこいですね。
ライスがなんとお椀に入っています。

ミャンマーセット‥3000ﾁｬｯﾄ(300円)
追加ライス‥800ﾁｬｯﾄ(80円)

料理の味はまぁまぁだけど、ビールが旨い！

ミャンマービール(左)にマンダレービール(右)‥大瓶２本空け、ホロ酔い気分で宿に帰りました。

ミャンマービール‥2500ﾁｬｯﾄ(250円)
マンダレービール‥1500ﾁｬｯﾄ(150円)

5:27
おはようございます。
ニャウンウーの朝は寒いです。

自転車に乗って朝日鑑賞に行きましょう。

6:06
宿から約20分‥
Bulethiと言う寺院にやって来ました。
まだ、真っ暗ですが、先客が20人ほど来ていました。

ところでどっちの方角から日が昇ってくるんだろう？。

少しずつ明るくなってきましたね。

寺院では裸足でなくてはいけません。
足裏が冷たくて寒いです。

まだかなぁ、まだかなぁ～。

あっ！

6:53
ズームしてみると‥
ぼんやりと朝日が昇ってきました。

幻想的な朝日ですね。
朝日に浮かびあがる仏塔とのコントラストに感動です。

富裕層を乗せた熱気球がフワフワと飛んできました。

朝日鑑賞の熱気球は、なんと320ﾄﾞﾙ！
円安となった今、日本円で38400円もします。
オーヤシクタンには高嶺の花です。

7:10
Bulethiです。
朝日と夕日鑑賞の穴場だそうです。

ブレディ パゴダ 寺院・教会

7:15
宿に戻りましょう。
昨夜よりペダルが重いです。

これが過酷と試練の幕開けになるとは‥

7:29
なんだかすごく疲れました。
自転車を返却します。

8:16
朝食ですが‥

どうしたんだろ？
食欲がなくなり食事が喉を通りません。
体調を崩したみたいです。
あぁ、体がだるい。

8:55
ゆっくり休みたいのですが時間がありません。
水を買って、フラフラですがチェックアウトします。
写真はシュエナディゲストハウス本館です。
お世話になりました。

ミネラルウォーター‥300ﾁｬｯﾄ(30円)

9:03
宿から10分ほど歩いた所にニャウンウーの市場があります。
市場を見学する気力が全くないので、今回はスルーします。

ニャウンウーのマーケット 市場

9:05
地元民の足‥乗合トラックです。
市場の前で待機しています。
「空港　入口　交差点」とミャンマー語でメモした紙を見せて行き先を確認すると「行く」との事なので乗りこみます。
野菜の入った大きいズタ袋などの荷物や人間で荷台はすし詰め状態！
それでもまだ大きい荷物を持った人が乗って来ます。
みんな少しでもスペースを空けて譲り合っています。
私も体を胎児のように丸くしました。

きついです。

②乗合トラック
ニャウンウー市場.9:10→空港入口交差点.9:30

このメモを見せて、空港入口交差点に行くか確認しました。

9:31
出発してからも人を乗せ続け、終いには屋根上にも乗客を乗せています。
もう、自分が荷物になった気分です。
市場から苦痛に耐える事20分。
空港入口交差点で降ろしてもらいます。
運賃は地元民‥500ﾁｬｯﾄ・外国人である私は1000ﾁｬｯﾄ(100円)でした。

ニャウンウー乗合トラック‥1000ﾁｬｯﾄ(100円)

9:46
ハァハァハァ‥
息切れがします。
15分ほど歩いて、なんとか空港に着きました。

ニャウンウー空港 (パガン空港) (NYU) 空港

チェックインしました。
搭乗券が手書きです。

待合室で座っているのも億劫です。
おまけに腸内洗浄が止まりません。

11:00
エアガンボーザ263便です。
10:55発で遅れているけど、もうそんな事はどうでもよくなっています。

帰りは自由席でした。
トイレに近い一番後ろの席を陣取ります。

エアガンボーザ(ニャウンウー→ヤンゴン)‥116ﾄﾞﾙ(13920円)

バガンよ、さようなら。

はぁぁ‥だるいよー。
具合悪いです。

11:34
機内食です。

チーズクロワッサン
スポンジケーキ
チョコレート
紅茶
ミネラルウォーター

食べられない‥
いつもならアッと言う間に食べちゃうのに、食欲がなくて喉を通りません。
こりゃヤバイですよ。
もう、寝るしかありません。

12:24
ヤンゴンに到着です。
もう、立っているのもやっとって感じで、ふらふらしています。
ここで1泊したい所ですが、この旅はそんなに甘いものではありません。
飛行機を乗り継いでバンコクに向かわなくてはならないのです。
この先、どうなるのか？

つづきます！。

ヤンゴン国際空港 (RGN) 空港