アブルッツォ州とモリーゼ州の旅　サン・ジョヴァンニ・アド・インスラム教会(Chiesa di San Giovanni ad insulam)

2015/10/31 - 2015/11/08

2015年の秋、アブルッツォ州を中心にレンタカーで周遊した。
旅行第三日目、11月2日になる。

サン・ジョヴァンニ・アド・インスラム教会(Chiesa di San Giovanni ad insulam)は、グラン・サッソ・エ・モンティ・デッラ・ラガ国立公園の北側の玄関口イゾラ・デル・グランサッソ・ディタリア（Isola del Gran Sasso d'Italia）の町の郊外にある。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

サント・ステーファノ・ディ・セッサーニオの宿をチェックアウトの後、アクイラ経由で北を目指す。

高速からの風景。前方の山の頂がカンポ・インペラトーレ。
下は、グランサッソトンネルの入り口になる。

グランサッソトンネルを抜け、イゾラ・デル・グランサッソ・ディタリア（Isola del Gran Sasso d'Italia）のインターで高速を降り、グーグルマップの案内で畑道を走ると、こんな絶景にであった。

中央に見えるのは、コルナ・グランデの北壁である。

行政区は、テーラモ県。イゾラ・デル・グランサッソ・ディタリアは人口4800人弱だが、グラン・サッソ北側の観光玄関ともいうべき町で、聖ガブリエルのサンタリオがある巡礼地としても知られている。

町中を通りと思ったが、指示どおりだと裏道を走る方が、短距離となるようだ。おかげでこのような景色に出会ったのなら、それで良しとするか。

裏道からss491号線に出ると、サン・ジョヴァンニという名前のＢ＆Ｂ件カフェに着く。

このＢ＆Ｂに隣接してある教会が、このサン・ジョヴァンニ・アド・インスラム教会である。

店先からみたコルナ・グランデ。

サン・ジョヴァンニ・アド・インスラム教会。別名をサン・ジョヴァンニ・アル・マヴォーナという。インスラムは島の意味、マヴォーナは近くを流れる川の名前だ。元々は修道院の付属教会。11世紀から13世紀にかけての建築である。

階段を登った先に、単シリンダーの後陣がある。軒送りに、ロンバルデイア帯の装飾が入っている。

側廊の軒送り。

正面に回っての光景。

正面ファッチャート。鐘楼は後の時代の物だ。

2009年の地震後、この教会の内部は閉鎖されていて見学する事は出来ない。

扉口のランゴバルト風彫刻が面白い。

扉口の傍にいた猫。