2016/01/30 - 2016/01/30
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mochimochi_kingdomさん
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ミャンマー以来13ヶ月ぶりの海外です。国内も良いのですが海外の空気を吸わないと体調が・・・。海外旅行のリハビリを兼ねて、心地よさげな台南・恒春・高雄に行ってきました。
歴史のある街やその遺産が沢山残っている街を「○○の京都」と形容することが多いですが、ガイドブックなどに「台南は台湾の京都」と書いてあることが多いですね。確かに、台南市内は見どころが盛沢山でした。天候も前日とは変わり散策日和でした。ホテルで無料の自転車があったのですが、車よりもバイクの量(とその運転)に"ちょっと危ないかな"とビビってしまい、歩きで台南中心部を散策しました。
■日程
①2016/01/27(水)
成田→桃園 泊:桃園空港
②2016/01/28(木)
桃園→高雄→台南 泊:台南
国立台湾歴史博物館
③2016/01/29(金)
烏山頭水庫風景区・八田與一紀念園区 泊:台南
安平散策
④2016/01/30(土)
台南中心部散策 泊:台南
⑤2016/01/31(日)
台南→枋寮→恒春 泊:恒春
台湾最南端・恒春散策
⑥2016/02/01(月)
恒春→高雄 泊:高雄
高雄散策
⑦2016/02/02(火)
高雄→成田
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。2016年1月30日(土)雨
天気予報では曇りだったんですが、雨が降っています。朝ご飯は外で食べる作戦でしたが、ホテルで食べる事にしました。 -
おかず達。右側に豆乳とお粥、コーヒーサーバーがあります。種類は少ないですが、優しい味で美味しかったです。
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少し天候が回復してきました。傘が無くても大丈夫なレベルです。街歩き開始です。
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路地裏を抜けて、、、
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《台湾首廟天壇》
中国道教の最高神"玉皇大帝"が祀られています。 -
一般には"天公廟"と言われているそうですが、現在の正式名称は《台湾首廟天壇》と言います。
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台湾では唯一官民合同で造られた廟です。こじんまりとしていますが豪華絢爛です。
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《北極殿》
ビルの間に窮屈そうに廟がありました。
中国道教では北極星のシンボルとされ、悪鬼妖怪を退治する神である"玄天上帝"を祀っています。 -
『威霊赫奕』と書かれた扁額は台湾に唯一残る明代の扁額です。
"玄天上帝"は北方を支配するため、内部の柱は北を表す黒を基調としています。そのため、他の廟と比べて地味ですが重厚な雰囲気です。 -
《気象博物館》
かつての気象観測所で1898年に完成。内部は博物館になっています。 -
《太平境教会》
1902年完成。中にあるオルガンは現存する台湾最古のオルガンとのことです(非公開)。 -
《台南市消防局(旧台南合同庁舎)》
1938年完成。外装だけではなく内部も工事をしていました。現役で使用されていると聞いていましたが、今後の予定は分かりませんでした。 -
《国家台湾文学館(旧台南州庁)》
1916年完成。台南州庁→戦後は空軍司令部→台南市政府→2003年国家台湾文学館として開館。正面口は工事中でした。 -
《旧台南市警察局(旧台南警察署)》
1930年完成。ここ数年はこの様な状態の様ですね。今後の予定は確認できませんでした。 -
《原嘉南農田水利会(旧原嘉南大圳組合事務所)》
1940年完成。建設時はかつての様に資材を豊富に使えなかったため、装飾の少ないシンプルな外観になっています。 -
《旧台南山林事務所》
1925年完成。現在は孔廟文化園区の観光案内所です。背後にある2本の南洋杉は1951年に植えられ"夫婦樹"と呼ばれています。 -
《土地銀行台南分行(旧日本勧業銀行台南支店)》
1937年完成。堂々とした銀行らしい建物です。 -
同じく旧日本勧業銀行台北支店と感じが似ていますね。
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《林百貨》
1932年完成。永く廃墟のまま放置されていたようですが観光スポットとして復活。かつて台湾最大の百貨店でした。、斜向かいに《土地銀行台南分行(旧日本勧業銀行台南支店)》があり、かつてはこの辺が繁華街の中心だったのでしょうか? -
《台南鄭氏家廟》
鄭経(鄭成功の長男)により1663年に鄭成功を祀るために建立。 -
鄭成功とその母・田川マツの像。
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建立当時は他に建物もあり大きな廟を構成していましたが、日本統治時代に都市計画により取り壊しと移転で小さな廟になりました。
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《忠義国小礼堂(旧台南武徳殿)》
1910年完成。演武場として建設された建物。なんとなく和風。なんとなく中国風な和中折衷な感じがします。現在は小学校の講堂として利用されているようですが、なんだか贅沢な講堂ですね。 -
《台南孔子廟》
台湾最古の孔子廟。鄭氏時代に陳永華(鄭成功の参謀)の提案によって建築され、最高学府となりました。台湾の儒教を開拓したことから"全台首学"と呼ばれています。 -
《大成殿/台南孔子廟》
こちらに孔子が祀られています。
内部には大きな扁額が複数あります。これは清の康熙帝(4代目)により、歴代の皇帝は即位後、必ず北京国子監(中国における隋代以降、近代以前の最高学府)での講義の後、大成殿へ扁額を納めるように指示したことが始まりです。国民党政府も台湾へ移動(←案内文に"移動"と記載されています)後、歴代総統はこれに習い、就任後に扁額を大成殿に納めています。ただし、清朝最後の皇帝"宣統帝"の扁額は、既に日本統治が始まっていたためありません。 -
乾隆帝の扁額。
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李登輝さんの扁額。
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馬英九さんの扁額。
5月以降、蔡英文さんの扁額が納められるのでしょうか? -
大成門(大成殿の入り口)近くにたくさんの黄色い紙がかかっています。願い事を書いてかけておくと願いが叶う(かもしれない)とのことです。願い事を書いてかけておきました。
願いが叶ったら報告とお礼にまた来ます。 -
オブジェも勉強中。
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《明倫堂/台南孔子廟》
実際に学生が勉学に励んだ場所です。英語表記も"Edification Hall"とあります。 -
正面の書は、儒教にある倫理を重視し、学業に励んで徳を習得することの大切さを記しています。
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《府中街》
《台南孔子廟》の見学を終えて《府中街》を散策します。 -
カラメル焼きを売ってました。小学生の時、理科の実験で作りました。
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10:30過ぎですが、まだ開いているお店は少ないです。緑が多くてお洒落度アップです。
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おやつタイム。
綜合豆花(全部乗せ?)。優しい甘さでまったりしました。 -
ポップな路地裏アートを発見。
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開山路を進んでいくと鄭成功の立派な石像がお出迎えです。
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《延平郡王祠》
鄭成功を祀る祠です。
1662年の創建当時は"開山王廟"と呼ばれていましたが、日本統治時代には鄭成功の忠君愛国の精神と日本人の血を引く鄭成功を揚げつつ、華夷思想を強調するために"開山神社"として改築。第二次世界大戦後、国民党政府によりコンクリート造りの廟に建て替えられました。そのため、史跡ではありますが古跡には認定されていません。 -
日本統治時代に増築された鳥居を模して造られた門(?)です。真ん中の丸い石は"太陽"を表しているそうです。
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《三川門/延平郡王祠》
『前無古人』は鄭成功に対する後世の人々の尊敬の念を表しています。 -
《正殿/延平郡王祠》
鄭成功が祀られています。
目鼻立ちくっきりのイケメン風の像です。1961年に彫刻家楊英風さんにより造られたとのことなので結構最近に造られた像ですね。以前は何があったのでしょう? -
《後殿/延平郡王祠》
後殿には鄭成功一族が祀られています。こちらは、鄭成功の母"田川マツ"が祀られています。 -
《神社歩道/延平郡王祠》
日本統治時代に"開山神社"となった時に日本式の社殿も建てられたそうです。現在はその場所に"鄭成功文物館"が建てられていますが、その基礎に当時の社殿の一部が残されています。 -
鄭成功文物館にその当時の写真が掲示されていました。石段の部分が確認できます。
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《禄記包子》
本日のお昼Part1はこちら。
1886年(光緒12年)創業の肉まん屋さんです。開山路から路地裏を入った奥にあります。工場みたいで職人さんがせっせと肉まん等を造っています。正直、入りにくかったです。 -
本当は肉包(肉まん)を食べたかったのですが、「いま造っている最中なのヨ!←というジェスチャー」ということで、水晶餃を頂きます。
皮がモチモチしていておいしいです。餡はちょっと甘さが強いですが、入っているクルミ(かな?)やタケノコの食感がいいです。6個=90元。ちょっと多かった。。。
さぁ!次行きましょう! -
《再發号》
お昼Part2はこちら。
こちらも1872年(同治10年)創業と《禄記包子》よりも古いお店です。日本人慣れしているのでしょうね。ニーハオって言ったら日本語メニューが出てきました。 -
特級海鮮八寶肉粽と魚のつみれ汁。意外とあっさりとした味でした。
土曜日の13:30頃ですが、塾帰り(行き?)の子供達がサクッと食べて出かけていきました。
もうお腹いっぱいです(当たり前)。 -
《全美戯院》
本業の映画館の入りはどうなんでしょう?写真を撮る人はいっぱい居ますが。。。
ダニエル・グレイクがチョット苦しい。 -
《祀典武廟》
17世紀後半の鄭成功の時代に王府として使われていました。その後関羽を祭り、関帝廟では最古の建物の一つで、"大関帝廟"と言われ台湾全土の関帝廟の総本山です。 -
入口は小さいですが、奥行きがあります。ここで有名なのは"月老祠"でしょうか?。女の子同士が多かったです。
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この『萬世人極』と書かれた扁額が有名らしいですが、意味は何でしょう?「常に多くの人の見本となる様な人であれ」かな?
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《大天后宮》
明代の1683年に建立。"天后"と命名された台湾で最も古い媽祖廟。装飾が見事です。それだけに張りぼての飾りが邪魔。 -
赤と金の装飾が煌びやかです。
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ここは某旅行会社のパンフレットに参拝の方法が載っていたので、真面目にお参りしました。願い事は1つ・・・と書いてありましたが、3つお願いしました。よろしくお願いします。
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昼の部、終了。ホテルに帰還。おやつは(安心の)タピオカミルクティー。
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昼寝をして、夜の部スタート。
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《赤カン樓》
明代1653年にオランダ人によって建てられた城砦。当初はプロヴィンティア城と呼ばれました。安平のゼーランディア城はオランダ総監の統治の中枢。プロヴィンティア城は行政と商業の中心でした。 -
《鄭成功議和の像/赤カン樓》
鄭成功に投降するオランダ人とそれを受ける鄭成功の像ですが、設置当初(1980年)はオランダ人は跪いていたそうです。後日、オランダ人の像は立像に修正されました。 -
《プロヴィンティア城正門/赤カン樓》
1944年に発見された城郭時代の正門です(中央下です)。 -
奥はレンガの壁で塞がれています。もしかしてこれがかつての階段?と思われる部分が辛うじて見ることができる程度でした。
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《プロヴィンティア城遺跡/赤カン樓》
1944年に日本人により赤カン樓を修復している時に発掘されました。レンガで組まれた壁(?)の厚みから、かつてのプロヴィンティア城が強固な城砦であったことが想像できます。 -
《海神廟/赤カン樓》
1階には鄭成功の肖像。2階にはかつて貿易でこの地域に出入りした様々な様式の船の模型が展示されています。 -
ウサギ=月。芭蕉の葉=五行思想で木。合わせて長寿と子孫繁栄を象徴しています。壺の形なのは何か意味があるんでしょうか?商業かな?
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2階の回廊から街を臨む。
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《文晶閣/赤カン樓》
1886年に当時(清朝)の台湾知事"沈受謙"により、教育の振興のために建てられました。 -
《魁星爺/赤カン樓》
2階には"魁星爺"が祀られています。"魁星爺"は文学を司り、科挙の時代における試験の神であったそうです。それが、現在では試験合格を祈願する信仰の対象になっているそうです。なので、コピーした受験票が合格祈願に絵馬の様に貼り付けてあります。顔写真も本名もバレバレなのですが、気にしないのでしょうか? -
見学を終えて出ようとすると真っ暗になって不思議なショーが始まりました。音楽はともかく、色使いのセンスが「ここは中国大陸か!」と思いました。
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《神農街》
清時代に商業地区として栄えた地域で、その時代の建物が多く残されているそうです。 -
小さな廟がありました。
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週末なのに思いのほか人が少ないです。
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お洒落なコーヒー屋さん
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"Merry Christmas"
本当に春節までこのままなんですね。 -
何かの詩でしょうか?なんかお洒落です。
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たぶん日本統治時代の建物。レトロな建物が現役で使われています。
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《全台開基薬王廟》
1685年建立。薬王大帝(神農大帝)を主祀とする廟です。神農街の終点です。 -
《永樂燒肉飯》
本日の夕ご飯はこちらで。 -
綜合飯=70元(だったかな?)
今でもあるんでしょうか?焼き牛丼の肉(豚肉だけど)をもっと厚くして、味付けをサッパリとさせた感じでした。添えられたライムを絞るとチョットタイ風。スープはお味噌汁なんですが、やっぱり少し甘い。
ここでもニーハオって言ったら「日本人?」って言われちゃいました。 -
本日のデザート。
《赤カン樓》の並びにいくつかのお店が集まったフードコートチックな所があったのですが、このお店は《神農街》へ行くと時、行列していたので帰りに寄ろうと決めていました。21:00過ぎですが、持ち帰りの人が途切れることなく来ています。 -
八寶冰=45元
8種類の具をトッピングしたかき氷という解釈でいいのかな? -
たぶん8種類。優しい甘味で美味でした。
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昨日の反動で今日はよく歩きました。
最後に首+肩+足裏マッサージ。痛くなかったら、大丈夫って言ってね。ということで「大丈夫」の中国語のレッスンを受けました。中国語の声調は難しいですね。何回もダメ出しを食らいました。
明日は台南を離れ、台湾島最南端と恒春を目指します。おやすみなさい。
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旅行記グループ
【2016年台湾】台南・恒春・高雄
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